新たな挑戦には必ず足を引っ張るやつが現れる

何か新しいことを始めると、
同じコミュニティの仲間はたいていこう言います。
「怪しいこと始めたな」と。

もちろん悪気があるわけではないと思います。
たんに、同じコミュニティの人たちには、
理解不能なことが原因です。

たとえば、人は暗闇を恐れます。
それはなぜかというと、暗闇では何も見えないから。
そこに何があるかわからない。
そうすると本能的に、そこに危険があると想定します。
だから暗闇が怖いのです。

 

ある仲間の中から、何か新しいことを始めたとき、
周囲の人からすればその人が何をやろうとしているのかわからない。
その人の見ている世界が見えないわけです。
それを言葉にすると、「怪しい」ということになります。

 

事実、まんトレもNLPのトレーナーとしてデビューした際、
かつての同業者たちはやはり「怪しい」という人がいました。

当時、まんトレは保険代理店を経営していました。
その仲間の中では、「保険屋たるもの、保険以外の商売をするなんてまかりならぬ」
というのが暗黙の了解でした。

そんなコミュニティの中から飛び出すと、やはり引き留めようとする人は出てきます。
決して悪意があるわけではないのです。
彼らは、
「そんな暗闇の中に言っちゃ危ないよ。だから僕らと同じ世界に居なよ」
というつもりで引き留めてくれるのです。

 

しかし、一方で、安定の中に進化はありません。
進化を目指すと、必ず不安定がそこにはあります。
その不安定は、安定の世界からすれば何も見えない暗闇。
その中でもがき、その暗闇を照らした人だけが進化を体験します。

 

初めて、スティーブ・ジョブズがiPhoneを売り出すとき、
きっとスティーブ・ジョブズは安定を望んだわけではないでしょう。
不安定な世界に飛び込んだ結果、今の便利な世界があります。
それは古今東西変わりなく、松下幸之助さんや、本田宗一郎さんといった、
日本の産業界を代表する人たちもまた、
当時の「暗闇」の中に飛び込みました。

そこまでビッグな人でなくとも、皆さんの身近にいる同業者のヒーローもまた、
誰もやっていない「暗闇」の世界を開拓している人たちではないでしょうか。

もっともっと小さいレベルで考えても同じことが言えます。
実は、子どものころ経験した「進学」というのは、
そういった「暗闇」を体験するよくできた仕組みです。

慣れ親しんだ小学校を卒業すれば、中学に進学する。
中学を卒業すれば、入試を経験し、高校に進学する。
こうやって、全く知らない世界にほぼ自動的に誘われます。

それが大人になると、みんなで一緒に進学する機会はなくなります。
だから私たち自身で、
しかも自分一人で、
新しい世界の扉を自分で開く機会を作らなければ進化は得られない。
大人は、自由を得たとと同時に、自分の進む道を選ぶ責任を負っているのです。

 

さて、これからの人生。
あなたは何を選択するのでしょうか。
ただ安定を求めて、人と歩調を合わせるのか。
それとも、不安定な世界に飛び込み、進化を経験するのか。

 

一つ申し上げますと、人は後者を選ぶようにできています。
そうしないから、現状へのイライラが消えないのです。
何かを変えたいと思ったとき、あなたにとっての暗闇へ向かって進んでみる、
ということを試すと、そこには新しい世界が広がっているかもしれません。

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