営業力を上げる方法を知りたいのなら、勉強するべき知識とは?

営業がなぜ難しいか。
シンプルな話で、営業には作業手順書がないのです。
他の、事務やモノづくりの現場とはちがい、
手探りでその流れを作っていかなければなりません。

だから、営業のマネージャーは、部下を指導できません。
結局、頑張って訪問しろ、もっとたくさん電話をしろ、
気合いだ、根性だ、と具体的な指示ができないのです。

もちろん、どんなお客さんをピックアップして、どんな話をしよう、
という指導くらいはできるかもしれませんが、それをしても常に
デキる営業マンはできるし、デキない営業マンは出来ないのです。

営業力を上げる方法が知りたい!

営業本で営業成績が上がらない理由

世の中には、たくさんの営業本が発売されています。
残念ながらこれらの本で、飛躍的に営業成績が上がったという話は、
めったに聞くことがありません。
それは、「その著者だからできたこと」という側面が多いのではないでしょうか。
考えてもみてください。
営業は、「何を言うか」より、「誰が言うか」が大事です。

例えば、東大の医学部教授に「この薬は95%の方に投与したところ、
ダイエット効果があることが立証されました。」
と言われれば、きっと買ってみたくなるでしょう。
同じことをどこの馬の骨かわからない人が言っていても、
逆に怪しく聞こえるだけです。

お客さんに対して影響力をもつには?

逆に言えば、「何を言うか」より「誰が言うか」が大事であれば、
その「誰が?」の部分を高めればいいわけです。
そうはいっても、扱う商品の権威にあなたがなることは至難の業でしょう。
しかし、そんなことは必要ありません。
お客さんにとっての影響力を高める。
それだけで十分なのです。

あなたも一度は仲の良いお客様に言われたことがあるのではないでしょうか?
「あなたがそこまで言うなら、前向きに考えてみるよ。」
この状態が、お客様に影響力を持っている状態といえます。
この言葉は、あなただから話を聞くし、あなただから信用する、と言っているのです。

たまたま出来上がったお客様との良い関係、
これをより多くのお客様と結ぶことができれば、
仕事はやりやすく、成果も上がりやすいと思いませんか?

そういった、人と人との関係を科学的に解き明かしたのが、
NLPと呼ばれる心理学です。

営業力をあげるのに必要な知識は、人との信頼関係の築き方

NLPでは、人との信頼関係の築き方を徹底的に学びます。

あなたが普段何気なくしていることが、信頼関係を損なうことになっている可能性だってありますし、
逆に、普段の営業にNLPの知識を応用すれば、信頼関係を苦労なく築くことができるのです。

営業は、人と人との信頼関係の上に成り立っています。

例えその商品が良さそうに見えたとしても、嫌な人からはあまり買いたいとは思いませんよね?
逆に、信頼があり好感をもてる人から紹介された商品は、魅力的にも見えます。

セールスでは、売り文句の技術も大切ですが、その前にまずは相手との関係を築き、
受け入れてもらえる状態をつくることが最も大切な基本になるのです。

自分は人間関係が苦手で人見知りだと思っている営業職の方にこそ、NLPの知識が役に立ってくれるでしょう。

コミュニケーションが会社を変える
明るく活発なチームに不可欠なもの

「上司の役に立ちたい!」
ある20歳代の女子社員の言葉です。
そんなこと、にわかに信じられないかもしれません。
しかし、現実にそれは起こっています。

 

二人の上司の違い

ある大企業の入社5年未満の女子社員を集めた席で、
こんな問いかけをしました。

2人の上司がいます。
2人の上司は、ともに仕事に対して前向きで、厳しいという共通点をもっています。
しかし、違う部分もありました。

一人の上司は、仕事は自分との戦いだ、と考えていました。
彼は営業の第一線で、1分、1秒を惜しみ働き、常にトップクラスの成績を収めてきました。
この上司は、必要最小限の説明で、自分が望む資料を部下が仕上げてくることを望んでいます。
強烈ともいえるほどのリーダーシップを発揮し、社内は張り詰めた空気が漂います。
ミスも許されない状況の中で、上司も、部下も、ただ黙々と仕事をしています。

この上司は、人は自分で成長すべきだ、という考えを持っています。
部下が犯したミスは自分で責任を取るべきだ、と、ミスによって生じる顧客への謝罪や、
関係各所への連絡はすべてミスをした社員にやらせていました。

もう一人の上司は、仕事はいきがいであるべきだ、と考えていました。
彼自身、忙しく働いておりやはり成績はトップクラスです。
しかし、決定的に違うのは、このチームには会話があり、笑いがあります。
仕事の内容が張り詰めたものになり、期日が迫れば迫るほど、社内は賑やかになってきます。
厳しい局面を楽しむかのように・・・。
この上司がいつも心がけているのは、チームスタッフの成長。

部下が犯したミスも、「ミスした本人が一番苦しんでいる」という考え方で、
一切攻めることはせず、再発防止策をチーム全体で考えます。

 

リーダーシップの誤り

さて、この二人の上司の下で仕事をしているとき、
女子社員はプライベートの予定があるにもかかわらず、
「今日、この仕事を仕上げてくれないか?」
と残業を指示されました。
上司がかなり困っている様子は、見た感じで判断できます。
そんな状況下で彼女たちは、上司に対してどんな思いを持つでしょうか。

答えは、予想通りで、
前者の上司の場合、
「本当は断りたいけど、そういうわけにもいかないので、しぶしぶ残業すると思います。」

そして、ここからが驚きの結果です。

後者の上司の場合、
「そんな時こそ、上司の方のお役に立てるチャンスじゃないですか!
手を挙げてでもやりたい、と思います。」
という言葉にみなうなずいていました。

リーダーの仕事は、機関車のごとく、人をグイグイ引っ張っていかなければならない、
というイメージが強いのではないかと思います。
しかし、人を動かすのは、強い言葉でも、強い態度でもありません。
そこに必要なのは、いったい何なのでしょうか。

 

強制か?自発か?

二人の上司への反応の違いは明確です。
前者は、「強制」されているのに、
後者は、「自発的」なのです。

強制された行為は、当然質が落ちがちです。
しかも、強制されればされるほど、逃げたくなるのが人の特性です。
しかし、自発的な行為は、自ら学び、質もどんどん上がります。

では、なぜ後者の上司ならば、人は自発的になれるのでしょうか?
言葉にすれば簡単です。
部下を信頼し、部下の成長にフォーカスしているからです。

 

信頼関係が会社をよくする

部下を信頼する。
言葉でいうのは簡単です。
しかし、現実のシーンではなかなか難しい。
ただ、その効果は絶大です。

人が、誰かから認められ、信頼されることは、
人生の質を左右するほど重要なことです。
ほとんどの人は小さなころから、
「あれをやってはダメ」「もっとがんばりなさい」
と自分を否定する言葉を浴びながら成長します。

実は、褒められるどころか、自分を認めてもらえる機会さえもほとんどないのです。
そういった人が、誰かに認められた時、その喜びと自分を認めてくれた人への強い思いは想像に難くありません。
あなたがその人になる。
これこそが、リーダーシップといえるでしょう。

「なんだ。褒めればいいのか。」
そう思った方もいらっしゃるかもしれません。
それは間違いではありませんが、褒め方にも作法があります。
「がんばっている」という努力を褒めるのか、
「よくできた」という結果を褒めるのかという違いでさえ、
結果には大きな開きが生じます。

それは、誰でもできるものですが、ほとんどの人はやっていないことです。
このことを学ぶことで、あなたの存在感は増し、部下との信頼関係ができ、
会社やチームの業績を上げることさえ可能です。

その心理学体系をNLP(神経言語プログラミング)といいます。
NLPのトレーニングで人を知り、人生を自在に操る一歩を踏み出しませんか?

NLP(神経言語プログラミング)とは?

スキップしながら、悲しむのは難しい。
ニッコリ笑顔で、怒り続けることは難しい。

意外なほどに、人の心は振る舞いと連動しているものです。

では、逆にこれを活用してみればどうでしょうか?
悲しいとき、心を弾ませるには、スキップすればいい。
腹立たしいとき、心を緩めるには笑顔になればいい。

NLPの本質はこんなところにあります。

人にやる気がみなぎっているとき、体はどう反応しているか?
勇気が出て、果敢にチャレンジしているとき、どんな振る舞いをしているか?
満ち足りた気持ちの時、どんな姿勢をしているか?

こういったポジティブな心の在り方を持っているとき、
体は?言葉は?どんな状態かを研究し、
その状態を作り出すことで、心をコントロールする。
これがNLPの持つ力の一部分です。

NLPの歴史

時代が求めていた技術

1970年代にアメリカ・カリフォルニア大学のリチャード・パンドラーとジョン・グリンダーが、
当時、セラピーの世界で天才との誉れ高い3人のセラピストの研究を始めました。

例えば、戦争体験といった強烈なトラウマにとらわれた人を、
このセラピストたちは3人三様の方法で、そのトラウマから解放させていました。

当時のセラピーの基本は、患者が持つ悩みや不安、苦しみや恨みを延々と傾聴するものでした。
その時間たるや、数十時間。
とにかく、心の中にたまったものを吐き出させる、というのが当時の基本的なセラピストの技術でした。
しかし、この天才と呼ばれたセラピストは、驚くほど短時間で患者をいやすことができており、
早ければほんの数時間で、曇った顔でやってきた人のトラウマを晴れさせたという実績もあったようです。

その研究の対象となった3名は、以下の通り。

  • 催眠療法家の『ミルトン・エリクソン』
  • ゲシュタルト・セラピーの『フリッツ・パールズ』
  • 家族療法家の『バージニア・サティア』です。
  •  

彼らはそれぞれ違ったアプローチで、人のトラウマを取り除いていたそうです。

当時のアメリカは、戦地で人を殺したり、仲間が殺されたり、
そして自分自身も生と死のはざまにさらされていたベトナム帰りの兵のトラウマへの対応を迫られており、
できるだけ短時間でこの強烈なトラウマを解消する技術が強く求められていたのです。

リチャード・パンドラーとジョン・グリンダーが3人の天才を観察していた中で気づいたのは、
やっていることは全く違うのに、非常に似通ったパターンがある事に気づきました。
このパターンをうまく活用することで、この3人の天才でなくとも、近い成果が出せるのではないか。
そうやって生まれた手法が、NLPの源流となっていきます。

脳の取扱説明書

リチャード・パンドラーとジョン・グリンダーは、コンピューターのプログラミングが好きだったそうです。
コンピューターは、決まった信号(プログラムやデータ)を与えれば、こちらが意図した動きを始めます。
とすると、人の脳もまた、ある程度は何らかの信号を入力することで、意図した結果を引き出すことができるのではないだろうか?と考えたのでしょう。

その後、コミュニケーションの達人、営業の達人などを研究しました。
心の傷をいやすだけではなく、自分をコントロールする技術の体系化に取り組みました。
結果、言葉や五感から取り込む情報が、かなり高い精度で人を動かしていることを解明しました。
こういったことから、人を理解し、人と繋がる中での様々な技術を作り上げました。

NLPはよく、「脳の取扱説明書」と表現されます。
その理由としては、どんな刺激を与えれば、人がどう動くかというレシピといっていいものが解明された、というニュアンスなのかもしれません。

自分の行動をコントロール

人の心が理解できると、それは自分にも当てはまります。
意外に思われるかもしれませんが、人は驚くほど環境や、人の言葉、その場の雰囲気で思考や行動が左右されます。
こういった外的な刺激に右往左往することで、満たされないまま人生を送る人が多い中で、そういった刺激に対する反応を取っ払ってしまう方法も検討されます。

例えば、メンタルコーチのアンソニー・ロビンズは、NLPをベースとした手法で、低迷していたテニス選手のアンドレ・アガシを世界ランク1位に導いたり、ビル・クリントン元大統領、 世界的投資家のジョージ・ソロス、俳優のアンソニー・ホプキンス等の成果の影で彼らの行動を支えていたといいます。

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NLPの効果

人の悩みは対人関係から生まれる

「嫌われる勇気」という本が大ヒットして、一躍注目を集める心理学者アルフレッド・アドラーはこういっていたそうです。
人の悩みは、対人関係から生まれる、と。
確かに、会社で、学校で、近所づきあいで、面倒な人間関係はあります。

マネージャークラスの人であれば、部下が思い通りに動いてくれない。
部下からすれば、マネージャーは自分の能力を引き出してくれない。
こういった、”お互いさま”は結構あるものです。

こういった事が起こる原因はいったいどこにあるのでしょう?
「話せばわかる」という言葉もありますが、実はこういった人たちは十分なコミュニケーションが取れていないことが多いのです。

「いや、ちゃんと会話してるよ」

そうおっしゃるかもしれません。しかし、単に会話しているだけでは、本当のコミュニケーションとは言えません。
あなたは、部下の、子供の、配偶者の話を聞いているとき、どんな姿勢で聞いていますか?
きちんと体を相手の正面を向け、相手の目を見、相槌を打ち、共感しながら聞くことができていますか?

私どものセミナーで、「聴く」練習をよくします。
しかし、残念ながらきちんとできている人は、ほとんどいません。
このような聞き方をしていると、相手は無意識に「自分の話をきちんと聞いてくれていない」ということを察知します。
そうすると、「この人には何を言っても無駄」となり、信頼関係を築くことは不可能です。
そして、立場が逆になったとき、彼らはあなたの話を「耳」では聞いているかもしれません。
耳で聞いても、心には響かないのです。

あなたが変われば周りも変わる

NLPは、人を操り人形のように動かす技術ではありません。
もちろん、意図的にそういった事をやろうと思えばできないわけではありませんが、それでは根本的な問題の解決にはなりません。
実は最も簡単な、人を変える方法は、あなたが変わるということなのです。

簡単な例をあげましょう。小さな子供が転んで泣き叫んでいるとしましょう。
そこに、「泣き止め!」と怒鳴ったとすれば、子供はどう反応するでしょう?
恐らく、もっと泣き出しますよね。
実は、大人の世界で、多くの人は同じことをやっています。
ミスをした部下に「いったい何やってるんだ!」としかりつけてみたり、舌打ちしてみたり。

これは、なきさげぶ子供に、「泣き止め!」とどなりつけるようなものです。
人は、周囲の状況に反応します。
つまり、今あなたの周囲に起こっていることは、あなたが起こしているといっても過言ではありません。
あなたの行動に反応して、今の現実が作られているのです。

そういったことから、NLPの効果は広範にわたります。
例えば・・・

  • 他者とのより深いコミュニケーションができる
  • 他社との信頼関係を短期間で構築できる

といった対人関係に関するスキルだけではなく、

  • 自身の感情や思考、行動をコントロールできる
  • 信念を書き換えることができる(自分を変える)
  • ビジョンの構築(自分の人生における目的の発見)

といった自身の心のバージョンアップも可能です。

 
 
 

NLPのワーク

実践で使える心理学

NLPは現場で使えることに、価値を置いています。
従いまして、難しい心理学用語を一生懸命覚える必要はありません。
むしろ、体を動かしながら、体感しながら、そのスキルを身に着けていただくことに主眼を置いています。
そういったセミナーの作り方にも、実はNLPの知見が盛り込まれています。

例えば、NLPでよく出てくる言葉にVAKモデルといわれるものがあります。
これは、人の五感のうち特に学習において使われやすい感覚として

Visual(視覚)
Auditory(聴覚)
Kinestic(身体感覚)

という三つの感覚を取り上げています。

人は、それぞれに、この3つの感覚のうちいずれか優位な感覚があるといいます。
簡単に言うと、目で見て覚えるのが得意な人、
耳で聞いて覚えるのが得意な人、
体で感じながら覚えるのが得意な人、といった具合です。

皆さんも覚えがありませんか?
耳で聞いただけではなかなか理解できず、本で読むとすぐ理解できるとか、
文章を読んでも頭に入らないけど、人から聞くとすぐ理解できるとか、
じっと座ったままでは、聞いても、読んでも理解できないのに、
体を動かしながら学んだことはすっと理解できるとか。

そういった個性があることを知っているから、
どの感覚が優位な方でも、すんなり理解できるように、
NLPのセミナーでは、この三つの感覚をフル動員できるよう、工夫されています。

余談ですが、あなたが営業やセミナーをされる立場の方の場合、この知見はすぐにでもつかえますね?
言葉で語り、資料で示し、体を使って体感できる(例えば試食や試乗など)ようにすれば、
相手の理解は一気に高まります。

すぐに使えるNLPのスキル

一般的に、NLPの最も基本的なスキルとして、一瞬にして相手の信頼を獲得する手法があります。
そのテクニックとして、比較的実践しやすく、効果も実感しやすいものとして、
以下の三つものものが代表的です。

  • バックトラッキング(LINK)
  • ミラーリング
  • ペーシング

この技術は、相手との信頼関係を築くことができるため、営業や交渉事、チームのコミュニケーション向上のみならず、
あなたの組織内での影響力をも高める事も可能です。

オリビア・フォックス・カバン著『カリスマは誰でもなれる』によると、カリスマ的人物には、「プレゼンス」「誠意」「パワー」の三つの素質をある程度示すことができればいい、といいます。
「プレゼンス」とは、「存在感」と訳されますが、その存在感を示すものは本書では、「相手に対する集中力」としています。
つまり、相手の言葉にどれだけ集中しているか?という事こそが、あなたの存在感を示します。

なぜ、相手に集中すると存在感が増すのでしょうか。
少し考えてみると明確になります。
自分の話を聞いてくれない相手を、誰が尊重するでしょうか。
あなたと真剣に向き合ってくれるからこそ、人はあなたを尊重するのです。

もっとも基本的なこのスキル、シンプルではありますが目の前の人との関係のみならず、あなたの人生をも変えるほどのパワフルな影響力を持っています。

他者とのコミュニケーションにとどまらないNLPワークの数々

先程の3つのスキルは、あくまでも目の前にいる人とのコミュニケーションスキルです。
冒頭、悩みのほとんどは対人関係から生まれる、と申し上げました。
しかし、実は対人関係といっても、目の前に現実に存在する人だけの問題ではありません。

少しわかりやすくするために事例をあげましょう。
たまった有給休暇を使って、海外でゆっくり過ごしたい。
そんな思いが、あなたの頭をよぎったとします。

しかし、頭の中には次の瞬間、こんな思いが次々と浮かんでくるでしょう。
「そんな長期の休暇をとるなんていうと、課長、怒るだろうなぁ」
「しかも、周囲のチームメンバーにも迷惑をかける。」
「そもそも、そんなの現実的じゃないよな。」
「お金だって、そんなことで使い切ったら後が大変だろうし。」
結果、その思いは、単なる妄想で終わってしまう。

似たような経験、だれしもあるのではないでしょうか。

実はこういった思考も、対人関係の問題と言っても納得感がないかもしれません。
しかし、こう言い換えてみてはどうでしょう。
課長の目を(自分勝手に)想像して気遣い、
チームのことも(自分勝手に)想像して遠慮し、
誰が言ったかわからない「現実的」という物差しに与し、
将来に備えろというやはり誰が言ったかわからないおせっかいに目が曇る。

長期の休暇の申し出をした時、課長が怒るかどうかはやってみなくてはわかりません。
チームメンバーが迷惑と思うかどうかも怪しい。
むしろ、誰かが長期休暇をとった前例をつくることで、メンバーが休みを取りやすくなることを喜ぶかもしれません。
現実的ではないというけど、それは誰かが作った常識感でしかありません。
(実際に、長期休暇をとって海外に行っている人はいくらでもいます。)
お金の問題にしても、後に取っておくより、今ここで経験すべき重要な体験かもしれません。

これはポジティブシンキングといった話ではありません。
休暇をとって海外旅行をすることをあきらめたのは、あなた自身ならばまだいいのですが、
その判断基準は、誰かに影響されている基準を、無意識に使っている、ということです。

つまり、あなたは、誰かがあなたにインプットした価値判断で動いている、ということなのです。
大人はこうあるべき、人としてこうあるべき、自分の立場はこうあるべき・・・
この「べき」とういう思いは危険です。あなたの意志ではない可能性が高いのです。

さて、このケース、無理をして海外に行きなさい、と言っているわけでもありません。
ただ、誰かがあなたにインプットした視点ではなく、自分の本心を知ったうえで、
最終的にいかないという決断をしたなら、それは価値のある決断だといえます。
しかし、その本心を多くの方は気づいていないのです。
その本心を知ることこそが、自分で人生のハンドルを握る、ということになります。

NLPは、そういった自己探求のワークもバリエーションとして持っています。
一皮むけた自分に会う事ができる機会ともいえるでしょう。

  • チェーンプロセス
  • ビジュアル・スウィッシュ
  • アイ・アクセシング・エクササイズ
  • フォビア(恐怖症治療)
  • ニューロ・ロジカル・レベルの統一
  • モデリング
  • ビジョンタイムライン
  • アンカリング
  • サブモダリティー・チェンジ
  • ポジション・チェンジ
  • サークル・オブ・エクセレンス
  • 8フレームアウトカム

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NLPをどう学ぶか?

自学自習も可能ではあるけれど

膨大なスキルや知見が網羅されたNLPですが、これを自分で学習することも可能です。
世の中には、多くのNLP関連の書籍が販売されています。
その多くは、基礎的な技術がほとんどではありますが、やってみれば十分変化を感じることができるでしょう。

しかし、注意したいのは、NLPではノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)を非常に重視しています。
なぜなら、メラビアンの法則では、コミュニケーションの93%は言葉以外で行われているという実験結果があります。
具体的には、

  • 顔の表情 55%
  • 声の質、大きさ、テンポ 38%
  • 話す言葉の内容 7%

と言われています。

何が言いたいかというと、文字情報だけではすべてが伝わるものではない、ということです。

あるセミナー参加者の方は、
「たくさんの本を読んだけど、読めば読むほど疑問がわくんです。
それがたった1回のセミナーで、すべてが理解できました。
こんな事なら、初めからセミナーを受講していれば無駄な回り道をしなくて済んだのに。」
とおっしゃっていました。

もちろん、それまでの学びがあったからこそ、深い理解を得られたのだと思いますが、
最短距離を進みたい方は、まずセミナーを体験してみる、という選択肢が良いこともあるようです。

わかった時点で終わりではない

NLPに限った話ではありませんが、最も重要なことは、学んだことを実践してみる、ということが大事です。
営業ノウハウであれ、対人スキルであれ、「知っている」だけでは何の意味もありません。
無意識でも常に体が正しい動きをするまでは、繰り返し実践していく必要があります。

よく言われる例えですが、自転車の乗り方を教えてもすぐに自転車に乗れるわけではありません。
何度も何度も、教えられたとおり試してみて、体が覚えたあるタイミングで、突然できるようになります。
NLPのスキルも、多くは学んですぐに使えるものではありますが、自然に日常の中で使っていくには、
やはり何度も練習が必要です。

そこは、どんなスキルにおいても全く同じでしょう。
しかし、セミナー参加後には必ず変化を体感できるレベルにはなりますので、ご安心ください。

 

どんなトレーナーから学ぶか?

これも重要な話ですが、NLPは言ってみれば理論ではなく技術です。
格闘技や運転技術を実践したことのない人から学ぶ人はおそらくいないでしょう。
NLPもまた、その経験値がかなり重要となる人生をよりよくする技術です。
つまり、あなたが選ぶトレーナーの経験や人生観は、非常に重要となります。
また、相性もあると思います。

そういった思いから、私は、このような形で自己開示を行っています。
私自身、決してすべてがうまくいっている人生とは言いません。
しかし、そんな失敗談を含めてこのホームページやブログでつづっております。
よろしければ、ご覧いただき、私の人となりを見て頂ければと思います。

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