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「共感」のありえないパワー

あなたが会社の経営者で、
社員が「やめたい」と言ってきた時、
どう対処するでしょうか?

理由を聞けば、
「給料が安い」
とか
「仕事の内容が納得できない」
とかいう理由をあげます。

 

これ、言葉通りの意味でしょうか?
もちろんそういう事はあります。
しかし、実際のところは、
「自分が大事に扱われていない」
ことをお金という理由にすり替えている可能性があります。

 

心理セラピーなどで基本となる行動、
どんなものかご存知ですか?
それは、相手の話をきき、共感する、という事です。

 

この「共感」という感覚、人間関係においてはとても重要です。

ああ、そんな事があったんだ。
大変だったね。
そんな一言で、不満になるはずだった話が、
一気に氷解することだってあります。

 

人間関係において、人が人に相談したり、主張したりするとき、
必ずしも解決策を求めているわけではありません。
時には、自分の話をきいてくれるだけでも、
とても心が軽くなる経験、皆さんもあるのではないですか?

結果として、人は、自分の話をきいてくれる人に惹かれます。

 

逆に、共感を引き出すと、あなたのフォロワーになってくれるかもしれません。

たとえば、足のニオイを抑える消臭スプレーを売ろうとしたとします。

単純に、
「○○成分配合の強力な効き目!」
といわれても、ふーんって感じじゃないですか?

それが、
「居酒屋で、1日中はいたブーツを脱ぐときの恐怖!
足のニオイを丸1日抑える方法があるんです」

「彼の前で靴を脱ぐとき、一瞬頭をよぎる不安
解消したいなら」
といった、ありそうなシチュエーションをだされると、
「そうそう、困ってるんです。で、その方法は?」
と、次を知りたくなったりしませんか?

 

そうそう。
この人、良くわかってる!
まさにそんな気持ち。
こういえる状態って、人間関係においてとっても重要なのです。

自分の気持ちを言語化し、代弁してくれる。
そうすると、その相手は
「自分の事を理解してくれる人」
としてその人を信用し始めます。

 

共感というのは、人間関係において、
非常に大事なものなのです。

 

さて、これを作り出すには、やはり正しいコミュニケーションが必要です。
本来は、学校で習っても良いんじゃないか、と思うほど社会において重要なちしきであり、スキルなのに、まだまだ学ぶ場所は限定的です。

 

今回は、静岡で、NLPの体験会を行います。
NLP(神経言語プログラミング)というのは、
天才的な心理カウンセラーの行動を体系化したもの。
人の話をきき、人を知り、人の行動と心理を解きほぐす行動心理学の一つです。

このNLPが得に重要視しているものの一つが、
コミュニケーションスキルです。
他人との対話、自分との対話。
このわずかな姿勢が、人生を大きく変えていく可能性を持っています。