この記事でわかること
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こんにちは、満トレからビジネス心理学を教わっているうっちゃんです。
先日、満トレが企業向けに「自己認識」についてオンラインセミナーを行い、アンケートでこんな質問をいただきました。
質問
今回はビジネス心理学の観点から「信念」について、満トレから教わったことを紹介します。
人の行動にはニューロロジカルが大きく関わっています。
ニューロロジカルの上位に信念があり、人の行動を支配しています。
まずは人の行動に大きく関わっているニューロロジカルについて説明します。
ニューロロジカルとは、人間の意識を5段階にレベル分けした理論です。
自分の意識と外部との関わり方、つまり行動はニューロロジカルで決まります。
ニューロロジカルは上図で表され、各要素は以下の意味があります。
(参考:ニューロロジカルをもっと知りたい方へ)
ニューロロジカルでは上位のレベルが下位のレベルに大きな影響を与えます。
下位のレベルが上位のレベルに影響を与えることはありますが、大きな影響を与えるわけではありません。
つまり、自分がどのような信念や価値観を持っているかで能力や行動、環境が決まります。
では、仕事で部下を育てることを考えた場合、ニューロロジカルをどのように活かすべきでしょうか?
あなたは仕事でミスをした部下にどのような言葉をかけるでしょう?
「お前はなんてバカなんだ!」
「なんでそんなバカなことをしたんだ!」
このような言葉をかけたことがあれば、要注意です。
「お前=バカ」と自己認識を決めつけるような言葉かけをすると、相手の心を深く傷つけることになります。
また、「なぜ」も要注意です。
原因や理由を問い詰めるような質問は、相手の心の深い部分に直結する言葉であり、詰問されていると相手は感じるでしょう。
部下を育てる効果的な質問とは、行動や能力に問いかけることです。
「どうすればよかったんだい?」(能力への問いかけ)
「何が悪かったんだい?」(行動への問いかけ)
つまり「失敗」と「相手」を切り離して冷静にミスを考えられる状態に持っていくのです。
心理的なダメージがないときに、私たちは初めて適切に失敗と向き合い、学ぶことができるのです。
さらにもう一歩踏み込んで、自分で考えて働きかけができる部下を育てるにはどうしたらよいでしょう?
ニューロロジカルでは上位のレベルが下位のレベルに大きな影響を与えることを説明しました。
自分で「行動」できる、「能力」の高い部下を育てるには、さらに上位の要素に働きかけることが必要です。
それが「信念・価値観」です。
肯定的な信念・価値観は人に動機(やる気)を与えます。
「私が信じているもの、価値があると感じているもの」に関わっているという気持ちが強くなるほど、自己肯定感が高まり、高い能力を発揮できるようになります。
部下が自分の仕事に誇りを持ち、価値があると思ったときに高い能力が発揮され、自分から働きかけができるようになります。
私はこの状態になることを「自働化」と呼んでいます。
今回のオンラインセミナーでは自働化について触れました。
質問では「人の評価ばかりを気にして行動できない部下は信念がないからか?」と聞かれています。
人の評価ばかりを気にする人には、本当に信念がないのでしょうか?
実は、人の評価ばかり気にする人でも信念は持っています。
ニューロロジカルを使いながら質問に回答してきます。
人の評価ばかり気にする人は、常に周りの人の目(環境)を気にしています。
これはニューロロジカルにおける環境を重視していることに当たります。
環境を重視するあまり、周りの人からは信念を持っていないように見えます。
実は、信念を持っていない人間はいません。
みんなそれぞれ信じるもの、価値観を持っています。
しかし、周りの人からすると環境重視型の人は信念が全く分かりません。
なぜなら、信念が無意識に隠れてしまい、行動や能力として見ることができないためです。
例えば自分を出すことが恥ずかしいと感じていること、人に迷惑を掛けたらいけないと思っていることが挙げられます。
そのような心理状態が信念を抑圧し、周りの人からは信念がないように隠れてしまっています。
質問
回答
ニューロロジカルで説明したとおり、自働化には信念の働きが不可欠です。
心理的な抑圧から部下の信念を解放し、自働化させるにはどうすべきか?
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