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リスクマネジメントに心理学は外せない

さて、まんトレこと、満田明弘はもともと保険の仕事をしていました。
そんな経緯もあってか、保険業界のクライアントさんが結構多いのです。

保険といえば、「リスク・マネジメント」。
日本語で言うと、危機管理ですね。

 

簡単に言うと、災害を起こさないようにする方法であったり、
災害が起こったとしても最小限にとどめる方法だったり、
災害によって被る被害を減らしたり回避する方法論です。

実は、このリスク・マネジメントというジャンル、
心理学とは切っても切れない部分があります。

 

危機管理と、心理学って、なんか違和感感じてませんか?(笑)

 

ちょっと具体的な例で考えてみましょう。
ちょうど今は台風シーズン。
台風の通り道では、いろんな被害が出ます。
その中でも、人的被害というのは最も避けたいところです。

そんな意図もあって、避難勧告なんていうものが発令されたりします。
で、皆さん、避難勧告の情報が出たといって、すぐに避難を始めますか?

日ごろから大変な被害を受けている地域ならいざ知らず、
普段はあまり台風の被害を受けない地域では、雨や風の様子を見ながら、
この辺りはまだ大丈夫だろう
なんて、決め込んだりすることが多くないですか?

 

人は、こういう時、
自分だけは大丈夫
という変な思い込みに支配されます。

これを正常性バイアスといい、実験などでもその存在が認められています。
あるケースでは、地上に不時着して天井が燃え始めた飛行機の機内で、
誰一人避難を始めた様子もなく全員死亡した、なんていう事故もあるようです。

 

リスクマネジメントという、一見心理学にかかわりのなさそうなことでも、実は心理学と深いかかわりがあります。
なぜならば、そこに人がかかわるからです。

 

人と関わるところには、意識するとしないにかかわらず、必ず人の心理が動きます。
その動きを知ることで、あなたのビジネスは加速する可能性を大いにはらんでいます。

NLPという心理学が、多くのビジネスパースンに認められているのは、それを実践的な形で体系化したからにほかなりません。
ビジネスで成功したいのなら、一度は学んでおきたい必須科目がNLP。
そんなふうに私は考えています。