営業先での商談で話を切り上げるタイミングで悩んだことはありませんか?
目的とした話は終わっているのになんとなく話を切り上げにくい….
多くの営業マンがこういった状況を経験していると思います。
自分から話を切り上げることで今後の仕事にも良い効果をもたらす可能性もあるので、話を切り上げるテクニックは習得しておきたいですね。
こちらの記事では、自分から話を切り上げることで得られるメリットと話の切り上げ方テクニックについて紹介していきます。
自分から話を切り上げることで得られるメリットは5つあります。
このメリットを聞けば、自分から話を切り上げる重要性に気付けるはずです。
会話の時間が長くなればなるほど、失敗してしまう可能性が高まります。
会話での失敗というのは、一言でいうと失言です。
これを言ったら失言だという具体的なことは無いですし、話している相手によって失言になるか失言にならないのかが変わってきます。
なぜなら、人によって大事にしている価値観が違うからです。
気の知れた相手だったら、これを言ったら失言になるという事がだいたい分かるので長くコミュニケーションをとっていても失敗の確率は少ないですが、初めて会った人や数回しか会ったことがない人だったら、失敗する可能性のほうが高いです。
そして、まだ数回しか会っていない関係性だと1度の失言によるダメージは大きいです。
感覚的には、1度の失言を払拭するには、相手を満足させるクリティカルな発言を10回ぐらい必要だと思います。
それほど、失言は恐ろしいのです。
話を早く切り上げることによって、失言の出現率を抑えることができるのです。
話を早く切り上げることによって、相手が
「この人ともっと話したい」
と思うようになります。
ある程度、フラストレーションが残るぐらいで話を切り上げることによって、もっと有益な話を聞けるという期待感を持ってくれるようになります。
有益な情報を聞き出せる相手=この人の市場価値は高い
という認識を植え付ける事ができるのです。
そして、「もっと話を聞きたかったのに」という悔しさともいえる感情は記憶に残りやすいとも言われています。
なので、話を早く切り上げることによって、自分の印象を相手に強烈に残すことができます。
話を早く切り上げることによって、次のアポにつなげやすくなります。
もし、すべての話を完結した状態で商談が終わったらどうでしょう。
満足してしまい、次に会う約束をする口実が見つかりません。
ある程度中途半端な状態で話を切り上げることによって、次に繋げ、より深く生産的な話に持ち込むことができます。
話を早く切り上げるということは、自分の情報をある程度、隠すことにもなります。
人間は知識欲の塊でもありますから、謎めいた人物に対しては興味を示します。
興味を持ってもらうためには、自分の情報を小出しにする必要があります。
例えば、
「昔、アイドルと付き合っていたんだよね」
という話をしたら、誰と付き合っていたのか気になりますよね。
誰と付き合っていたかまでは、ここでは話さないで、次会う時に話すと言ったら関心が向きます。
もちろん、他人の恋愛事情に対して興味を示さない人には効果はありませんが(笑)
小出しにする情報も、相手が興味を持ちそうな話題を選ぶのがコツです。
話を早めに切り上げると主導権を握れるようになります。
話の主導権を握れるようになると、今後のスケジューリングや話の進行もコントロールしやすくなります。
自分の都合に合わせて、物事を進められるようになるのです。
ビジネスの場では、主導権を握れるようになるとかなり有利に働きます。
以上の事から、自分のペースで話を切り上げることで得られるメリットは多いのです。
このメリットを最大限活かすために、話の切り上げ方を身に付けておきましょう!
続いて、実質的な話の切り上げ方のテクニックについて紹介していきます。
話を切り上げるといっても、話の腰を追って
「では、この話はここまでにしましょう!」
とスパッと切ってしまうと印象が悪くなってしまいます。
自分勝手な印象を植えつけてしまう恐れがあるからです。
そうではなくて、相手を気遣う様子を見せるといいですね。
例えば、
「かなり長い時間話しましたね!お時間大丈夫だったでしょうか?」
「次のスケジュールがあるんですよね。長く引き留めてすみませんでした。」
こういったセリフを挟んで、話を締めくくると悪い感じはしません。
相手に自分を気遣ってくれるなんて優しい人だと思わせることができる良い方法です。
商談ではメモをとりながら会話が進んでいきますよね。
会話中は、手帳やメモ帳を開いている状態だと思います。
話を切り上げたい時は、自然な動作で手帳を閉じるといいでしょう。
手帳を閉じる=話が終わる
と連想させることができます。
あまりにも鈍感な人が相手だと気づかないで話を進めてしまうかもしれませんが、だいたいの人は手帳を閉じれば終わりの合図だと察してくれるので円満に話を終わらせることができます。
「今日の話はここまで」と、話の終了を伝えるのではなくて、
「次はいつ話しましょうか?」と、次回のことにフォーカスを当てると良いでしょう。
次もまた会いたいという意思を伝えることで、相手の気分を害することはまずありません。
次回の予定の話を切り出すことによって、なんとなく終わりの雰囲気を作り出すことができます。
アニメやドラマも話が終わったら次回予告をしますよね。
つまり、
「次回の内容=終わりの合図」
と連想してくれるのです。
コミュニケーションや商談のテクニックは営業職や販売職の方にとっては必要不可欠です。
いろんなコミュニケーション術が世に広まっていますが、実際の現場で使おうとしてもなかなか上手くいかないものです。
これは、一人ひとりにあったやり方があるからです。
たくさんの情報から自分に合ったやり方を探し出すのも一つの手ですが、時間をかけずに最短でコミュニケーション術を習得したいのであれば、NLPセミナーに参加するのをオススメします。
NLPとは、心理学を実践的に学ぶことができる学問です。
ぽるとのNLPセミナーでは営業で使えるコミュニケーション術を学べて、ワークを通じて得た心理学の知識を体に染み込ませることができます。
「営業成績を伸ばしたい!」「コミュニケーションを上手くとりたい!」という方は一度セミナーページをご覧ください。