今日は、ネガティブな感情や思考について少し考えてみたいと思います。
今朝、ラジオを聞いていると、こんなことを言っていました。
アメリカ人は寝る前に、明日のいいことを考えながら寝る。
日本人は寝る前に、今日会ったネガティブな感情を振り返る。
嘘か本当かはわかりませんが、なんとなくありそうな話です。
世の中の成功法則の中では、物事、ポジティブに捉えるべし、という事がよく言われます。
しかし、私の友人でも、ポジティブなんだけど、どこか不自然な人はいます。
これぞポジティブシンキングオタクなのかもしれません。
本当は、心の中に浮かんでくるネガティブな感情があるわけです。
けど、そこに無理やり、ポジティブな意味づけで上塗りして、ネガティブな感情を隠そうとします。
これ、たとえて言うなら、虫歯を削らず、かぶせ物をして見た目だけきれいにしている状態に近いわけです。
最近の成功法則の傾向として、無理やりポジティブに持っていくのではなく、ネガティブな感情も無視しないことが大事と言われています。
というのも、心の奥底から湧き上がる感情というのは、その人本来のパーソナリティです。
人は、たくさんの仮面をかぶって生きています。
赤ん坊のころは、社会と折り合いつけるなんていう事は考えません。
しかし、大きくなるにつれ、人とうまくやっていく方法や、社会に適合する方法を学びます。その結果、本来の自分の個性を小さな箱に押し込めてしまっています。
いずれ、自分でさえも、本来の自分がわからないくらい小さく閉じ込められている状態になります。その状態では、どんなに成功しても満たされることはありません。
なぜなら、自分を自分が認めていないからです。
常に渇望感を抱えて、イライラする。
だから、ネガティブな感情を抑え込む行為は、自分自身を抑え込む行為と言わざるを得ません。そうするとますます自分がわからなくなってしまいます。
さて、そこで提案したいのが、ネガティブな感情を否定しない事です。
そういった事を感じるのもまた自分。
まずはそれを認め、その感情を味わった上で、
そのネガティブな感情がどこからやってくるのかを探り、仮面に隠れた自分を見つけ出すことができるとその後の人生は随分と楽になります。
そういった自分との対話には、ちょっとしたコツがいります。
そのコツを学ぶには、NLPが一つの手段として有効です。
なぜならば、NLPはセラピーがルーツだからです。
28歳の時保険代理店業で起業し、保険会社の年間表彰に5年連続で選ばれる会社に育てる。
そのすぐ後、スタッフの半分が一気に会社を辞める事態になり「自分を変えなければ」と発起しNLPや心理学を本気で学ぶ。
『過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる』ことを知り、全国の経営者やビジネスパーソンにもそれを伝えるため、セミナー活動や研修活動をしている。
【保持資格】
全米NLP トレーナー・LABプロファイル®トレーナー
交流分析士・心理カウンセラー・行動心理士