幸せをどこで感じるか?

「幸せ」ってどんな状態でしょうか?
おいしいものを食べてるとき?
それとも寝ているとき?
何か趣味に没頭しているとき?

どれも幸せを感じられるときですね。
けど、これって、その時だけ。
この時感じる幸せは、長続きしないんですね。

 

さて、よく言われる言葉があります。
「何も起こらない日常が幸せ」と。
たしかに、突発的なことが起こらない時間。
これは心の安息を感じる人ときかもしれません。

しかし、それが延々と続くとどうでしょう。
タイクツじゃありませんか?

 

南の島でゆっくりするのもいいでしょう。
それが、1日目はいいかもしれないけど、1カ月続くとしたら。
その間、ビーチで寝そべり、食べて、寝るだけ。
いいかげん、しんどくなりませんか?

 

日頃の私たちは、そういう時間を持つことがなかなかできない。
だからそういったことにあこがれを持ちます。
けど、毎日の仕事が嫌な人でも、1か月も仕事から離れると何かやりたくなる。
何もしないで満たされるほど人間は、省エネにはできていないように思います。

 

さて、地方出身者の方は、変化に対して消極的な傾向が強い。
それは恐らく、街自体、コミュニティ自体に変化が少ないから。
変化がないことになれてしまってるんですね。
じゃあ、心底幸せなのか?というとどうなんでしょう。
地方の方が、いろいろ地元の愚痴を離されるのをよく耳にします。
ということは、何かしら足りないものがあるのかもしれません。

 

毎日毎日同じことの繰り返し。
これは一見、「平和」に見えるのですが、それで満たされているのでしょうか?
恐らくそのうち、「自分は何のために生きているのだろう?」なんて言う疑問が出てくるのではないでしょうか。
何も考えず、何も変わったことをせず、ただ何もない日常を楽しむ。
これって、やっぱり物足りない、と感じるのは私だけでしょうか?

私たちは、日、一日と、死に向かって生きています。
だれしも、いずれ死ぬわけですが、それは生まれた瞬間からカウントダウンが始まります。
その死の間際のときまで、何をして過ごすのも自由です。
しかし多くの人は「ただ死なないために生きている」ということが多いのではないでしょうか。
一方で、自分の「生」を何のために活かすかを考える人もいます。
それを使命(命を使う)と言います。

使命を知った人は、命を削るかの如く何かに対して一生懸命。
ハードなことも多いですが、きっとギュッと中身の詰まった人生であることは間違いないでしょう。

生涯を、安定して癒しの中で生きるか。
生涯を、何かのために燃やして生きるか。
その選択は自分以外はできません。

 

もしあなたが、今の生活に、何かしらの物足りなさを感じているとすれば、自分の使命を知るタイミングなのかもしれません。
だとすれば、NLPは、あなたの使命を探るお手伝いができると思います。

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86歳の老人は何を感じていたのだろうか?

ある86歳の一人暮らしの老人がいます。
彼は、自宅の一室で一日を過ごします。
食卓の上にテレビを置き、そこから手の届くところに冷蔵庫を置く。
椅子に座ったまま、ほとんどの用事を済ませることができます。

たまたま、私が訪問するとこんなことを言っていました。
「わしゃぁ、何のために生きてるんやろな」

 

その方は、現役時代は、ちょっとした化学工場を経営していました。
社員も40名ほど抱え、そこそこの事業です。
とはいえ、時代の波についていくことができず、70歳のときに会社を締めました。
決して貧しくはないけど、特別裕福でもない。
そんな状態で、奥様を亡くし75歳から独り暮らし。

わりと頑固な人だったので、子どもとの関係はあまりよくありません。
一人になった時、彼はそのことを後悔していました。
「とはいえ、ワシにもプライドがあるからな」
と自分から仲直りを言い出せません。

 

まあ、それはそれとして、彼が繰り返し言う言葉は
「何のために生きているのか」
ということ。
それなりに仕事にまい進してきた。
一時期はそれなりに羽振りもよかった。
けど、人生が終盤に差し掛かってはじめて、自分が生きている意味を考え始めました。

「いったい何のために生きてきたんやろ」

そんなことをつぶやきながらも、
「もう早くお迎えが来てほしい」
そういつぶやきます。

 

そして、先日。
彼は87年の人生の幕を閉じたと連絡を受けました。

彼は、人生に満足を感じて最後のときを迎えられたのでしょうか?

 

 

ある人は言います。
「死なないために生きている」
どうも投げやりに聞こえますが、実際はそういう人、多いのではないでしょうか。

今安定した仕事についている。
これは、「飢えない=死なない」ためにやっている事。
それなりに平和な家庭を気付いている。
それがすべてならいいのですが、家族はいずれそれぞれの道を歩みます。
今が幸せならいい、というのは間違いではないと思います。
しかし、その幸せは永遠に続くものでしょうか?

 

一方、使命を見つけた人は強い。
使命とは、命を使うと書きます。
自分の生涯をかけて、何かをやり遂げることです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、誰しもが、今の世の中に何かしらの影響を与えることができます。
100年後、1000年後の自分のあり方を考えていくことで、それが明確になることもあります。

 

単に日々を平和に過ごすことを選ぶのも一つの道です。
しかし、それを積極的に選んでいるのか、一度自分に問いかけてみる必要はあるような気がします。
ちなみに、死を前にした人が後悔したことの中で、割と多いのが「やったこと」に対する後悔ではなく、「やらなかったこと」に対する後悔だといいます。
あなたは、やり残したことはありませんか?
そもそも、本当に何をやりたいかに気づいていますか?
もし、モヤモヤとして見えないのなら、NLPでそれを見つけるお手伝いができます。

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