専門分野A×専門分野Bが生み出すもの

まんトレの周囲にはまじめな人が多いです。
まじめゆえ、一つの道をどんどん掘り下げていきます。
もう一般人には見えないところまで、深く深く(笑)
もちろん、プロとしては大事なことです。

ただ、その深さは顧客には理解しがたい部分もあります。
いくらそれをアピってもお客さんには伝わりにくい。
まあこの人に任せておけば安心かも、なんていう信頼関係を結ぶにはいいかもしれませんが。

 

ただ、同じ分野を掘り下げている人はあなただけではありません。
その業界業界において、どんどん深く深く追及していく。
すると、いつの間にか、お客さんがついてこれない世界にいってしまう。
周りを見回せば、そこまで深い世界に来てるのはライバルだけだった。
そういうこと、当たり前にありますね。

ライバルの中で競争してどんどん業界がよくなっていくことはいいことです。
そして、競争を勝ち抜いて、その業界のリーダーとなるのも一つの道です。
けどそれはけっこう大変な道ですね。
なにしろ、たくさんの人の中の一番でなければならないのですから。
まんトレが知る世界で言うなら、保険業界では200万人の人が切磋琢磨してます。
その200万人のトップに立つ。
これは相当大変そうです。

 

そこで、考えてみたいのが、新たな業種・業界を創り出すことです。
たとえば、保険業界では1番にはなれなくても、保険×心理学で新たな業界を作る。
こんなアイデアが出るかもしれない・・・という一例を示してみましょう。

保険は、万一の危険を経済的に補填するものです。
一方で、顧客は「怖いなー」と思っていることが現実にならないほうがハッピーなわけです。
それはつまり、顧客である企業が危険にさらされることを未然に防ぐ提案ができれば、
顧客にとっては保険をたくさん売られるよりハッピーでしょう。

たとえば、先日こんな話を聞きました。
最近の若い社員は口の利き方を知らない。
それが原因で顧客とのトラブルが生まれがちだ、と。
小さないさかいをトラブルに発展させないためには、相手の言葉を聞く技術が効きます。
それを教えられたら、まさにリスクをトータルに管理する、というところに一歩近づきます。

ほかでも、人の行動の傾向を読むことで、事故を未然に防ぐということも可能かもしれません。
また、人のパフォーマンスを上げる方法を指導してあげれば、その会社の未来を明るいものにできるかもしれない。

 

これまでは「保険を売り、事故が起こった時に対処する」というのが保険代理店の仕事でした。
しかし、「事故を未然に防ぎ、企業の元気を取り戻す」という仕事にすることだって可能です。
その結果、どうしても起こってしまう災害に備えるために保険が必要ですね、と。

 

私たちは複数の専門分野を掛け合わせることで、新たなビジネスジャンルを作ることを求められているような気がします。
そういったときに、あなたが持っている今の能力と、心理学という能力を身に着けることで新たなビジネスを生み出すことだって可能です。
そんな思いがある人にとっては、行動をベースとした心理学、NLPはきっとお役に立てると確信しています。

 

2つ目の専門分野

今の40歳代の人たちって、けっこう中途半端な世代。
私たちの親である、70歳代の人は人生、わかりやすかったんですね。
20歳そこそこで仕事を始める。
そこから現在まで50年。

その間に、テレビというものが普及し、
三種の神器と言われた白物家電が普及し、
どんどん便利な時代に突入してきた。
パソコンで仕事の現場は変わったり、
携帯電話を持つようになったり、
それなりに変化は起こっているけど、
一つの産業が消え去るほどのインパクトはまだまだ少ない。

確かに、印刷屋さんは苦しいし、
テレビ局なんかも一時と比べ苦しい。
とはいえ、まだまだ生き残っている。
彼らは、過去の遺産で何とか食べていってるんですね。
わかりやすい例が、年金制度。
国民年金の人はともかくとして、
厚生年金の人はそこそこもらってる。
介護保険だってまだまだ機能している。

十分ではないにせよ、それなりに存在感があるわけです。

 

さて、40歳代のこれから30年を考えてみましょう。
私たちの親世代が作ってきた産業は、徐々に衰退を始めています。
そんな中、AIが仕事を奪う、なんていう話もあります。
年金や社会保障制度もどう見たって持つわけがない。
というより、私たちは、親世代をいかすためにせっせと社会保険料を支払っているようなものです。

それもやめられないのは、親が経済的に破綻すれば子である私たちに負担がかかります。
結局、どう転んでも、私たちの世代は過去のツケを払わざるを得ない。

 

ただし、それは、親世代が作った社会や経済ルールを踏襲した場合、という前提です。
今、実は世の中では、そのルールを変えようと頑張っている人たちがいる。
けど私たちは、そういった新しい動きを拒絶する。
なぜなら、今までと違うことにはリスクが伴うと感じるから。

人間というのは合理的にはできていないようです。
このままでいけば、どうしてもうまくいきそうにないことにしがみついてでも、
新しいことをはじめ、新しい生活に身を置くことをリスクと考える。
これでは、親世代のシナリオが破綻しそうな状態に合わせて、私たちも破綻してしまいます。

 

だから今、変化が必要なのです。

たとえば、私たちは40歳代まで社会で活躍したとすれば、
その時点で持っている経験やスキルを手放そうとしません。
一から何かを学び始める人はあまり見かけません。
しかし、果たしてそれは社会でどの程度の価値を持つのでしょうか?
もちろんこれまでの経験は無駄とは言いません。
貴重な経験であることは間違いないのですが、それを今の場所で使っているだけでは、
恐らく圧倒的な価値を生むことは難しい。
その経験を別のフィールドで活かすことを考えると、たちまち大きな価値を生み出すことがあります。

 

たとえば、こんな話があります。
損害保険の実務を持った人がいる。
一方で、ある広告代理店は、損害保険に詳しい「ライター」を探している。
生命保険に詳しい人はたくさんいても、損害保険に詳しいライターはほとんどいないのです。
するとその人は、非常に重要な価値を持った人と言えるでしょう。
なにしろ、ほかにかける人がいないのですから。

 

これからは、2つ以上の専門知識や経験を掛け合わせ、
40歳、50歳代で新たな社会人としてのステージを創り出す時代という人もいます。
私もそのことには賛成で、一つの専門分野ではこれからは難しいと思います。
なぜなら、そんな人は履いて捨てるほどいるからです。
あなたならではの専門分野の組み合わせを世に問う時代なのではないでしょうか。

そんな一歩を踏み出す時、心理学というのはこれからますます注目される分野です。
マネジメント、マーケティング、商品開発、AIのプログラミングなど。
人が顧客である以上、人の心理を理解することは間違いなく重要な分野です。
あなたも、二つ目の専門分野を作ってみませんか?

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