NLPで自分探し

高速道路などで、事故で止まっている車を見かけたとしましょう。
ついつい視線はそちらに吸い寄せられる。
すると気が付くと、ハンドルもそちらに向けて少しずつ自分の車が事故車両の方向に向かっていた。
ハッと我に返って、ハンドルを修正する。

そんな経験ありませんか?
そういった事から、二次災害が起こることは結構多いそうです。
別に心霊現象でも何でもなく、人の脳に備わった機能によるものです。

 

人は注目したところに、身体が動くような仕組みがあるようです。
以前書いたことがありますが、右手に力を入れようとすると右手に意識を集中しますよね。

 

さて、意識を集中させると、身体はそこに向かっていく。
この体の動きは、無意識(潜在意識)が自動的に体を動かしていると言われています。
よく、「目標を明確にしよう」という事が言われますが、目標を設定し、そこにコミットすると体はその目標に向かって、無意識に動きます。

 

古くから、「イメージしたことが現実となる」とか、「ポジティブ思考」と言われるものは、意識をポジティブな状況に集中させることで、行動を底に向かわせよう、という考え方がベースになります。

しかし、この無意識というのが厄介で、無意識の中で私たちは成功を拒絶している事もあります。

 

たとえば、営業の人であれば、売上を上げてトップになりたい、と考えたとします。
トップとなり表彰された自分をイメージするとか、年収が上がるとか、そんな事を頭に描いたとしましょう。
それで、トップになれるか?というと、それはごく一握りなわけです。

 

ではなぜ、思い描いた状態になれないのでしょうか。

 

そこには、無意識に成功を拒絶する自分がいます。
たとえば、売上を上げるためにはたくさんの人に会い、たくさんの人から拒絶されるという恐怖があるかもしれません。トップになったらなったで、他者から追われる立場の恐怖を察知しているかもしれません。

実は、無意識の中で、そういった恐怖への対処を行うから、イメージ通りに成功しない可能性があるわけです。

 

この、無意識に感じている恐怖というのは、なかなか認識しにくい部分があります。自分では見ないようにしている部分だったりしますので、なかなか気づけないのです。
しかし、実際には、その成功を遠ざけるような行動をとっていたりするので、厄介なのです。

 

こういった、無意識に成功を拒否する心というのをあぶりだすには、自身との対話が必要になってきます。自分が無意識に隠そうとしている感情や記憶を呼び起こし、それを乗り越えるにはからの中に閉じ込められた本当の自分との出会いが必要となります。

近年、心理学であったり、スピリチュアルといった分野で、こういった「本当の自分」を知る、という事が注目されています。それは、恐らく今の時代を反映しているのではないかと思います。
今の世の中、仕事はどんなものでも食べるだけなら何とかやっていけます。一昔前のように飢え死にすることなどは、心身が健康でさえあればまずありえない時代です。すると、働くことに”意味”が必要となってきます。

 

そう、かつては、仕事はどんなに理不尽であっても、苦しいものであっても、それを続けるのには理由はいらなかったのです。それをやらなければ飢え死にするからです。しかし、今の時代は、自分にとってお金を稼ぎ、生活を守ることは大事ですが、そこに加えて何のために1日の大半をつぎ込んで働くかが重要な時代になってきています。

単に「食べるために」やる仕事が、「何か別の動機のために」やる時代になってきている結果だと思います。それを知るために、多くの人が自分探しを始めます。

 

働くことの意義。
これに何を求めるのか。
普通の生活の中ではなかなか知りえないことを、NLPではワークを通してご自身に語り掛けて頂くプログラムがあります。
多くの人たちが、生き方のヒントを得るためにNLPを学ばれます。

これだけ短期間で、NLPが世の中に広まったのは、きっとそういった時代の要請があったからではないかと思っています。皆さんも、「何のために生きているのかわからない」という事がを考える事があるなら、ぜひNLPの門をたたいてみてください。
何かヒントを得られると思います。

 

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