相手を知りたければ自分をさらけ出す

人のプライベートに、なぜか人は引き寄せられる。
例えば、セレブってどんな暮らしをしてるんだろう?
あの芸能人は、どんな生活をしてるんだろう?
こんな小説を書く作家って、どんな人だろう?

わかりやすいのが、気になる異性の話ですね。
あの人は、日頃どんな家に暮らしていて、どんな服を着て、どんな食事をしてるだろう?
なんだか気になってしまいますよね。

そして知れば知るほど、関心は高まる。

 

もっとわかりやすい話をすると、何も知らないAさんと、それなりに知っているBさん。
同じものを買うならどちらから買いますか?
普通なら、得体のしれない人より、知っている人から買いたいと思うでしょう。

SNSなどでもよくありますね。
会ったことのない人とは友達になりませんっていう主張。
それって結局、知っているか知らないか。

 

この人知ってる、と思うと安心をする。
さらにその人となりを知っていると、さらに安心度は高まる。
人間は未知なものを恐れるので、知っている状態があると安心するわけです。

じゃあ、何を知っていればいいかです。
名前、職業、勤め先、住所や年齢、風貌なんていうのは基本情報。
さらに一歩進めたときに、例えば趣味がおんなじだったとか、故郷がおんなじだったということで親近感は高まります。
そういった共通点を探すうえでも、自分のことはオープンに知らせたほうがいい。

さらに言うと、人は10歳前後の話をすると、親密度が増すと言われています。
ちょうど子供から大人の階段を上り始めたころ合い。
まあ普段、なかなか子供のころの話なんてする機会はないのですが、それだけに効果は抜群です。
自分はこういう子どもだったんです、という話を共有することで、今のその人の「素」を知ることになるからなのかもしれません。

 

そういったことを話し、伺うことで、隠し事がないことを無意識に確認する。
その結果、あああの人はこういう人なんだな、というのがわかると未知から既知に代わります。
その過程において、自分のことをお話しし、相手のことを伺う。
まさに「胸襟を開く」というのが、人付き合いのコツでもありそうです。

 

そしてこれは、ビジネスにも効きます。
同じ売り込みをしたとしても、まったく相手とこういったコミュニケーションがない場合とある場合では圧倒的に結果に差が出ます。
ぜひ試してみてください。

 

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