部下や社員が、ヤル気がない。
そう悩んでおられる、経営者・マネージャーは非常に多い。
しかし、そのヤル気っていったい何なのでしょう?
ある経営者は、とにかくガツガツ仕事に向かう姿勢をやる気という。
あるマネージャーは、積極的に発言する姿勢をやる気という。
たしかに、どちらもやる気がある風の姿です。
しかし、おとなしく考えている人はやる気がないのでしょうか?
やたらと走り回ろうとしない人はやる気がないのでしょうか?
それは一概に言えないように思います。
さて、ヤル気ってどこから出てくるのでしょうか?
それがわからないと、刺激する方法も見つかりません。
昔から、「上司は嫌われてナンボ」といわれてきたように、メンバーを怖がらせて仕事をさせますか?
これをやり切らなければ、首だ!とか、降格だ!とかいうとか、
恥をかかせるような罰を与えるとか。
残念ながら今までのマネジメントって、そういう恐怖支配だったわけです。
だから、メンタルヘルス不全が発生します。
実は、会社で起こるうつ病は、労働時間の長さが問題ではありません。
だってそうじゃないですか。
起業家は、睡眠時間3時間~4時間で、土日もなく働いてますよ。
彼らがうつ病というのはあまり聞きません。
なぜかというと、そこにはウィルパワー(意志の力)があるからです。
意志の力、つまりここに到達したい、これをやり遂げたい、という強い思いがあるかないか。
それが本質的なやる気となります。
その思いを奮い立たせることができれば、いちいち強制しなくてもひとりでにやり始めます。
逆に、止めるのが難しいくらいになります。
本来、経営者やマネージャーは、そのウィルパワーを引き出すことが仕事の1つです。
しかし、その方法をだれも教えてくれない。
なぜならば、みんな知らないからです。
工業化の社会の中では、強制され、統率された中で仕事をするのがベストでした。
だから恐怖で人を従わせました。
これは奴隷制度にもみられる方法ですね。
しかし、今の時代は、未来が不確定。
そうなると、それぞれが意見を出し合って新しい道を模索する必要があります。
その時に、恐怖支配はうまく機能しないんですね。
だから、ヤル気を出させたい、積極的に発言させたいのに、強制するからますます発言がなくなる。
そんな負のスパイラルが発生しています。
じゃあ、そのウィルパワーを引き出すものは何なのか。
一つが、経営理念やミッションといったものです。
それが単なる掛け軸として埃をかぶっているわけですが、それを呼び覚ます必要があります。
もう一つの方法は、一人一人の人間として備わっているうちなるものを呼び覚ますわけです。
これはNLPで学ぶことができます。
よかったら、一度覗いてみてください。
まずはあなた自身の燃えるような思いを見出してみるところから。
28歳の時保険代理店業で起業し、保険会社の年間表彰に5年連続で選ばれる会社に育てる。
そのすぐ後、スタッフの半分が一気に会社を辞める事態になり「自分を変えなければ」と発起しNLPや心理学を本気で学ぶ。
『過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる』ことを知り、全国の経営者やビジネスパーソンにもそれを伝えるため、セミナー活動や研修活動をしている。
【保持資格】
全米NLP トレーナー・LABプロファイル®トレーナー
交流分析士・心理カウンセラー・行動心理士