自分を愛そう

いよいよ今年も終わりに近づいてきました。
この一年、皆さんにとっていかがでしたか?

 

きっと、皆さんは”反省”をする癖がついていませんか?

今年は〇〇しようと思っていたのにできなかったな。
年初こんな風に決意したのに、できてないな。
△△を始めようと思ったけど、結局手が付けられていない。

などなど。

 

私たちは、いつのころからか「反省」する癖をつけられています。
さいきんでは、PDCAなんていうことを言われますが、
これ、単なる反省会になっている場合も多いようです。

会議でもできなかったことをピックアップして、犯罪者探しをする。
家でも、家族のできないことに目が行く。

 

こういう習慣って、習慣で身についてきた部分もありますし、
人の特性でもあります。
うまくいかなかったことに目が行くんですね。

よく言う話ですが、人は力を入れたいときに、そこに集中します。
つまり、反省会は、問題に力を与えてしまいます。
問題、うまくいかなかったことばかりに集中してしまい、なんとなくげんなり。

 

フラットに1年を顧みるとすれば、できたこともきちんと検証する必要、ありませんか?
あなたは、この1年で成し遂げたことがたくさんあるはずです。
新しいチャレンジだったり、よりよくするための努力だったり。
なにより、今のあなたが風吹く公園のベンチに寝泊まりしていない状況であるなら、
この一年間、毎日何かをやり遂げているはずです。

もう一つ考えてみましょう。
人は成長した時、成長した自分を基準に物を考えます。
だから、自転車に乗れるようになった人は、自転車に乗れなかった自分を忘れてしまいます。
自転車に乗れるのは当たり前。
もっと上手に乗るとか、力強く焦げるようになるとか、そういう目標を未来に掲げます。
しかし、仮にそれが達成できなかったとしても、少なくとも、自転車に乗れなかった自分からすれば、
格段の成長を遂げていることになります。

 

この「反省」という習慣。
もちろん悪いことではありません。
しかし、自分を承認することなく、悪い部分ばかり見てしまうと、それは自己否定につながりがちです。
ああ、こんなことさえできなかった。
俺ってやつは、私って人は、どうしようもない人間だ・・・と。

いえいえ。
そこまでの自分になったのは、過去のあなたの努力の結果です。
だから、まずは自分をほめたたえてください。
1年でやり遂げたことをリストアップしてみてください。
すると、今の自分が発展途上ではあるけど、きちんと成長していることを実感できるはずです。

 

自分を愛そう。
そんなことを言われてもピンとこないとしたら、ここから始めましょう。
あなたは十分、すごい。
できたことリストを埋めていき、そこに来年何が追加できるかな、なんて楽しい夢を見てください。
人は自分に厳しすぎるのです。

あなたは大丈夫。
それが2017年を締めくくるにあたって、私からお伝えしたい最後の言葉です。

では、よいお年を。

何を言っているかよくわからない人との接し方

いろいろと仕事や、プライベートで接する人の中で、
「何を言っているのかよくわからない人」
というのはいるものです。

これ、傾向としてはNLP的に言うと体感能力が高い人にありがちです。
少し解説します。
NLPでは、人が得意とする感覚で、
3つのタイプに分けることがあります。
これをVAKモデルと呼びます。

Vは視覚(Visual)。
Aは聴覚(Auditory)。
Kは体感覚(Kinesthetic)。

だれしもこの三つの感覚で、環境をとらえているのですが、
特に重視する器官が人によって違うのです。

 

たとえば、視覚が強い人は言葉で聞くより、
文字や図表で説明されたほうがわかりやすい。
聴覚の強い人は、文字を読むより人の話を聞くのがわかりやすい。
体感覚が強い人は、動きなどで理解をしやすい。

一番多いといわれるのが、Vのタイプ。
例えば、電話セールスで話を聞いて、それなりに納得をしたとしましょう。
それでもなお、パンフレットが欲しい。
なにか資料を見せてほしい。
こういった要望をされるのが、Vタイプにありがちなパターンです。

 

さて、Vの人も、Aの人も、目から入るか、耳から入るかの違いがあるだけで、
言語能力はそこそこたけている人が多い。
しかし、Kの人は、一般的に、思いを言葉にするとか、文章にするのが苦手な人が多い。

よく言われるのが、長嶋茂雄さんがこのタイプらしい。
なるほど、「ずばぁと打つんですよ」とか「ビシッと振る」とか、
言葉にその雰囲気が現れていますね。

 

このKタイプの人の特徴は、大体落ち着きなくいつも動いています。
じっと椅子に座って人の話を聞くのが苦手なタイプ。
また、場の空気を読むのが苦手なことも多いようです。
一方で、行動力はぴか一で、とにかく体を動かす実務には圧倒的な能力を発揮します。

こういった部下だったり、友人を持った場合、彼らの能力をうまく引き出せると非常に強い味方となってくれます。
逆に難しいのはコミュニケーション。
相手の言っていることがいまいちわからないのです。

 

そういったときのコツとしては、まずは落ち着いて、
「具体的にはどういうこと?」
と訊ねてみましょう。

たとえば、
「すごいこと思いついたんだ。人を集めてみんなに話をしようと思うんだけど」
なんて言い出したら、
「へー、すごいことなんだ。それって、具体的にどんなこと?」
と聞いてください。

すると一瞬考えて、あれこれと説明する努力をしてくれます。
引っかかったことを一つ一つ、そうやって深く掘り下げていくと、
だんだんと彼(彼女)の言いたかったことの全貌が見えてきます。

 

この「具体的には?」という質問は、結構いろんなシーンで使えます。
相手が言っていることで今ひとつピンとこないことがあれば、
この質問、ぜひ使ってみてください。

きっと、今まで理解できなかったあの人のことも、
より理解できるようになるかもしれませんよ。

 

「成功」は迷路の「ゴール」

私は子供のころ、一時期ずいぶん迷路にはまったことがあります。
まあ、小学生の低学年では、多くの人が楽しんだ遊びだと思います。

迷路には必ず、スタートとゴールがあります。
プレイヤーがやることは、ゴールに向かう道を見つけること。
時には袋小路にはまることもあるし、
時には、ずいぶんと後ずさりしなければならないこともある。
それでも行きつ、戻りつしながらも最後にはゴールにたどり着く。

どんなに難解な迷路でも、簡単な迷路でも、共通しているのは、
必ず一つ、ゴールにたどり着く道順がある、ということ。

 

さて、この迷路。
うまく抜けるコツってあるのでしょうか?
たとえば、リアルな巨大迷路。
人間が入って歩く迷路ですね。
これではよく、
「左手(もしくは右手)を壁にずっとつけながら歩くと、必ずゴールにたどり着く」
と言われます。

しかし、これは誤りです。
迷路の作り方によっては、これではゴールにたどり着かないものもあるのです。
じゃあどうするか。
とにかく、あれもこれも試してみるというのが一番手っ取り早い方法のようです。

 

あれもこれも試すというのは、何をやっているか?というと、
ダメな道を消していく作業です。
思いがけず、すっと通り抜けられればいいのですが、ふつうそううまくはいかない。
すると、あの道はだめだった。
だから次の道を試す。
この連続なんですね。
ゴールに続く道を見つけるには、ゴールに続いていない道を一つ一つ消し込んでいく作業をしているわけです。

 

さて、私たちが学んでいるNLP(神経言語プログラミング)においては、
「行動」が非常に重視されています。
その「行動」を促すことにNLPを活用されている方も多いと思います。

なぜ行動なのかというと、先ほどの迷路の例を見ていただくとわかりやすいと思います。
あなたにとっての「成功」というゴールを定めたとします。
それは例えば、年収1千万円にしたいとか、ベンツを買いたいとか、一軒家を持ちたいとか、
可愛い彼女(彼氏)が欲しいとか、友達を増やしたいとか、資格試験に合格したいとか、
まあいろいろあるんだと思います。

そんなゴールを設定したとしたら、だれしも一直線に成功に至る方法はないか?と探し始めます。
しかし、みんな知っているはずです。
成功につながる一直線の道なんてないことを。
何度もつまずきながら、登っていく。
そのことは、過去の経験から知っているはずです。

 

そこでやるのが、行動なのです。
どんなものでもいいから、とにかく成功につながりそうな行動をとってみる。
あとは、迷路と同じです。
成功というゴールにつながっていなさそうな道を消し込んでいけばいい。
そうやって、消して、消して、消した挙句に残った道こそが、成功というゴールにつながる道です。

それをより早く見つけるには、より多くの行動を迅速に行う必要があるわけです。
NLPという心理学を学んで成功する人はたくさんいます。
その理由は、他人のことがわかるとか、他人を操ることができるとかいうことではなく、
本当のところを言えばNLPによって自分の行動を促すことができるからです。

 

あなたも、成功への道を見つけたいとすれば、
より多くの行動を行ってください。
それがおそらく、最短距離で成功につながる道なのだと思います。

 

NLPの終極の目的とは?(私見)

もし、NLP(神経言語プログラミング)が
ビジネスの上で使えるとしたら、
何に使いますか?

営業に活用する?
それとも社員のマネジメント?
銀行や外部の業者との交渉?

もちろん、コミュニケーション技術ですから、
これらのいずれにおいても活用可能です。

 

ただ、ちょっとだけ考えてほしいのです。
それはあくまで、個人の技術としての活用です。
つまり、自分がやるという範疇を超えていない。

 

こういった視点で見ていくと、
NLPを使って、人をコントロールしよう、
という考え方になっていきます。
仮にです。
仮に、NLPが人を操り人形のように操る
魔法のようなスキルであったとして、
あなたがその手綱を握っているとします。

 

そこには、実は限界が生じます。
なぜなら、あなたが考える以上の変化は起こせないからです。
例えばあなたが組織で実現したいことがあるとします。
その方法はあなたが知っているかもしれないし、
知らないかもしれない。
いずれにおいても、何かしらの方法でそれを実現しようとする。
その手足として部下を使う。

けど、ほかにもいっぱいプロジェクトはある。
人は同時に複数のことを考えられるほど器用ではありません。
プロジェクトの数だけ人が増え、
人が増えるほどに一人一人に何をさせるかを考えなければならない。
あなたの指示がなければ、そこここで動けずに困る部下が出る。

なんとも非効率ですね。

 

NLPを使う一つの目的は、
人を操ることでもなければ、
人を動かすことでもない。
私はそう考えています。

 

それは何かというと、その人の可能性を引き出すこと。
それこそがNLPの究極のミッションなのではないかと思います。

 

自分自身の核心に触れ、自分のミッションを見つけると、
人はだれかに指示されずとも自ら動き始めます。
そしてその動きは非常に強い。
あなたが手綱を話す瞬間です。

いちいちあなたが指示を出さなくとも、
どんどん動き始めます。

 

NLPというのは、そういった人の可能性を引き出すツール。
私はそんな風に考えています。
それだけ強力だからこそ、悪用もできてしまうかもしれません。
しかし、NLPを学ぶ過程で、ご自身のライフワークを見出すセッションのようなものもあります。
そこに気づいてしまえば、破滅的な考えは入る余地がない。
私はそう考えています。

 

そして、まんトレこと、トレーナーの満田はそんな世界を目指しています。
あなたが目覚めることで、世の中はよくなる。
少なくとも、世界の変化が始まります。

一緒に、世界を変えていきませんか?

 

できるまでやるか、時間を決めてやるか。

 

 

12月ともなると、何もなくても気ぜわしい(笑)
けど、いろいろあるから忙しい。

 

さて、そんなときの仕事の進め方、どうされてますか?
たとえば、仕上げてしまわなければならない仕事が目の前にあります。
これをやるには相当時間がかかりそうだ。

こんな時、二つの方法が考えられると思います。
一つはとにかくできるまでやろう、と決意する。
そしてもう一つは、時間を区切ってやる、ということ。

私は多くの場合後者をお勧めしています。
例えば、目の前の仕事を仕上げるのに、ざっくりとどれくらい時間がかかるかを見積もります。
1時間ぐらいでできそうかな・・・
とか
3時間はかかるかも・・・
とか
そんな感じです。

 

で、一応、時間を図ります。
1時間でできると見積もったとしましょう。
1時間でアラームを鳴らす。
その時に、仕事の進捗状況を見て、まだ終わらないな、とおもったら、
その時点であとどれくらい時間が必要かを決めます。
あと30分くらいかな・・・
と見積もったとしましょう。

そうすれば、30分後にまた進捗状況を確認し、残り時間を設定します。

 

これは何をやっているのかというと、脳に適度なプレッシャーを与えているのです。
自分で決めた時間があるなら、脳はその時間内に終わらせようと、フル回転を始めます。
これが何の縛りもない状態だと、だら~っとやってしまいますが、時間の区切りをつけると割と効率的に仕事を進められることが多い。

ただ、このプレッシャーも度が過ぎれば単なるストレス。
だから、その時間内にできなければ、延長してもいいよ、という許可を与えることでストレスを一定程度回避できます。

また、こうやって、時間を見積もって仕事をすることで、だんだんと自分の仕事のペースを把握できるようになってきます。
ああ、この程度の仕事なら1時間あればできるな、とか、
これだけの複雑な仕事は、2時間かかるかな、とか。
これを何度も繰り返しているうちに、だんだんと正確な見込みができるようになってきます。

 

年末の大掃除も同じですね。
この部屋の掃除は、30分で済まそう。
窓ふきは、20分でできるかな。
そんな風に時間を見積もってやると、その時間内の作業の濃さは断然濃くなっていきます。

 

会議といった、共同作業でも同様。

 

この「タイムプレッシャー」をかけて仕事をする。
そんなことを続けることで、効率はずいぶんよくなるし、パフォーマンスは上がる。
まあ、これは私の個人的な感覚ではあるのですが、一度お試しください。

 

来年の決意!成功率の高い決意の方法

いよいよ年末。
年末年始の予定にワクワクしたり、
仕事納めに向けて忙しかったり。
いろんな意味で気ぜわしい時期です。

さて、この時期、ちょっと耳に入れておきたい話があります。

 

この時期、1年を振り返って、来年に思いをはせたりすること、あると思います。
来年はこんな風にしよう。
来年こそはこれを始めよう。
来年は・・・

さて、そんな1年の決意をするときにお勧めしたいのが、
頑張りすぎないこと
なのです。

 

たとえば、ダイエットを決意したとしましょう。
毎日のトレーニング、
食事制限、
生活習慣の改善。
あれもやって、これもやって。
すぐに結果を出したいから、いろいろと頑張ってしまいがち。

 

しかし、これ、心理学的にはちょっと微妙です。
なぜかというと、人は変化を好まない生き物だからです。

 

脳は、人が安全に生きることを無意識に選びます。
まず、今までの行動。
これをやっていて、今、無事に生きている現実があります。
脳はその状態を学習していますから、
今の状態を保とう、保とうとします。

意識の上では、出っ張ったおなかを何とかしたい、と思うかもしれないけど、
脳の深い部分で「変化を起こすことは、もしかしたら危険があるかもしれない」
という危険信号を発し続けます。

結果として、トレーニングを続けるのが嫌になったり、
食事制限が、ある日突然ばかばかしくなったり、
そんな風になるのです。

 

短期的にみれば、体重がグングン減ったかもしれないけど、
リバウンドが生じて、食欲は前以上。
そんな風になる人が多い。
これは、脳がそうさせているのです。
元の体重に戻そう、戻そうと働くのです。

 

かつて、90日間続ければ習慣化するとか、
21日間続ければ習慣化すとかと言われていました。
しかし、最近の研究では、本当の意味で習慣化するには、
数百日必要なことも多いようです。
ちょっとがっかりですね。

 

ではどうすればいいか。
それは、スタート時には目標を小さな小さなものにする、ということ。
たとえば、ダイエットをするというなら、ご飯を一口分だけ残すとか、
おかずの盛りをほんの少しだけ減らすとか。

トレーニングをするのであれば、腕立て伏せ1回だけするとか、
腹筋を1回だけするとか。

 

で、できたら自分をほめてあげましょう。
今日もできた。
すごいね、って。

 

「ご飯を一口残しただけで、ダイエットにならないじゃないか!」

そう思われるかもしれません。
確かにそうです。
しかし、別に、毎日一口だけ残す必要はありません。
その日はあまりおなかがすいていないなら、たくさん残せばいい。
腕立て伏せも、気分が乗ったなら10回でも100回でもやればいい。
けど、決めるのは「1回だけでいい」という状態にしておくのです。

ただし、どんなに気が乗らない時でも、
一口でも、一回でも、これだけは最低限守る。
これを半年、一年と続ければ、
やらない日は気持ち悪い、というくらいの習慣になります。
そして、そうなる前に、楽しくなってくるはずです。

 

やりはじめる、変化を起こすときの心理的な障害を取り除くシンプルでパワフルな方法です。

 

ぜひ、試してみてください。

10秒台の壁

皆さんは、”10秒台の壁”ってご存知ですか?
陸上競技の花形、100メートル走での記録を紐解くと、
1960年に10秒0が記録されました。
そのご、実に8年にもわたってその記録は破られませんでした。

1968年、
1977年、
それぞれ10秒を切る記録が出ました。
しかし、それは「高地記録」として記録されたそうです。

 

平地での10秒を切る記録は
1983年カール・ルイスによるものでした。
9秒97という記録です。
これが平地における10秒を切った初めての記録とされているそうです。

その後は、1988年、1989年、1991年、1992年、1993年・・・
続々と9秒台の記録が達成されています。

 

この変化を、トレーニングの変化だったり、
ある時期にはドーピングの疑いがかかったり、
いろんな説明がされています。

 

しかし、こんな側面はないでしょうか?
不可能と思われていたことが、誰かが成し遂げたことで可能だとわかった
ということです。

 

たとえば、ビジネスで考えてみましょう。
海外展開なんて、俺たち零細企業には無理、なんて思っていたとします。
しかし、仲間の一人がチャレンジした。
彼を応援する気持ちもあるけど、どうせうまくいかないだろう。
そんな風に眺めていたとしましょう。
彼はとても苦労した。
会うたび、大変な状況を話してくれる。
けど、やり遂げてしまった・・・。

すると、仲間のうち、もう一人がチャレンジを始めた。
一人、また一人と海外展開を進めていく。
こんな輪の中にいると、私たちは、そのことが
あたりまえ
の現実としてはなされる。

 

別のたとえを考えてみましょう。
自転車です。
子どものころ、自転車の練習をだれもがします。
倒れてけがをしたりするけど、乗れない、とはだれも思っていません。
なぜならば、友達のアイツも、コイツも、みな当たり前に自転車に乗っているからです。
乗ることができる、それが当たり前。
そう思って練習するから、誰一人脱落することなく自転車に乗れるようになります。

 

人間が変化をするには、付き合う仲間を変えよ。
そんな風に言われることがあります。
それはもっともな話です。
現状に愚痴を言うだけの人たちの中にいたり、
小さなコミュニティで満足している人の中にいたり、
今以上の発展はないと考える人の中にいて、
果たして自分は成長できるだろうか。

私たちは、自分の成長を望むなら、
前を向いてチャレンジする人と付き合わなければなりません。

私たちは付き合う相手を選ばなければなりません。
もし、少しでも良い人生を送りたいなら、ですけど。
あなたが「できる」ことを見せてくれる人、
あなたが「できること」を見せてあげる人、
そんな仲間の中に飛び込もう!

 

なれ合いの中で、変化は訪れません。

 

NLPは相手を操作する方法なのか?

初歩的なラポール(信頼関係)構築テクニックの一つに、
バックトラッキング」というものがあります。
やることはシンプル。
相手が言いたいことの一部を、同じようにオウム返しするだけ。

たとえば、こんな感じ。
「今日は、ヤマダ電機に買い物に行ったんだ」
「へえ、ヤマダ電機に買い物に行ったのか」

言うと簡単です。
けど、実際やってみてください。
すると、思ったほど簡単ではないことがわかります。

 

こういったテクニックは、相手によそよそしい印象を与えれば効果は半減・・・
どころか下手をすれば、悪影響さえ及ぼします。
だから、注意深く、相手の言葉を繰り返すタイミングを計ります。
相手の言葉を一つ一つ吟味します。

 

あれ、あれ、あら不思議。
そうしてると、もう相手の話にかぶりつきです。
はっきり言って、相手のこと傾聴しなきゃ、
こんなテクニック使えません。
だから、もう真剣勝負。
余計なことを考えず、ただただ相手の話に耳を傾けます。

 

実際にやってない人は、わかりません。
だから、NLPは単なるテクニックで人を操るなんていうわけです。
また、商業的に成功しようとNLPを教えてる人は、
いかにも簡単に効果が得られますよ、と強調します。
たしかに、とっかかりは簡単です。
だけど、結構奥が深いのです。

 

とにかく身近な人に試してみてください。
すると、大縄跳びに入ろう、入ろう、とタイミングを計るけど、なかなか入れない状態に似た感じを受けると思います。
うまく相手の話が途切れたタイミングでオウム返しをしようとするのだけど、なかなかそれができない。
だから、もう前のめりで話を聞いちゃうわけです。

つまり、傾聴しなければこんなテクニックは使えない。
話半分で聞いたふりができるわけではないんです。
大事なのは、傾聴していることを、ちゃんと相手が認識してくれること。

 

ところで、NLPでバックトラッキングと呼ばれる傾聴の技術は、
心理カウンセラーの世界でも普通に使われます。
この効果は、信頼関係構築だけではなく、相手の自己重要感も高める効果があります。
私のこと、ちゃんと見てくれてる。
そう思えるので、不登校のお子さんやそのご両親(特に母親)と接する場合には、必ず使いたい手法です。
うつ病などの相手にも有効ですから、周囲に心を病んだ人たちがいる場合は、必ずマスターしていただくと多少なりとも状況が改善することがあります。

つまり、このテクニックは、あなた自身の利だけではなく、周囲の人たちをも強く育てていく効果を持っています。
結果として、あなたは身近なところから、世界を変えていく一歩を踏み出すことになります。
いかがですか?
素敵じゃないですか?

まんトレがNLPを世に広めたいのは、そんな理由からなのです。

 

 

見えている事と、見えてない事

あなたが日頃見るもの・・・
たとえば腕時計でもいいし、スマホのSNSの画面構成でもいい。
あるいは、お気に入りの洋服でもいいし、自分のマイカーでもいい。
これをできるだけ緻密に絵にしてください。

そういわれたとき、どれだけの人が正確な絵を描くことができるでしょうか。
うまい下手の問題ではありません。
おぼえているか、覚えていないかです。

 

毎日触る自宅ドアの取っ手、自転車のデザイン、車のナビ画面の構成、よく読む雑誌の表紙。

 

どれを取ってみても、詳細に描いた絵と実物はそうとう違うものなのではないでしょうか。
いえ、そもそもその形や、色を思い出す事さええ難しいのではないですか?

 

ここからわかることは、人は言うほど物事を見ていない。
見ているようなつもりであっても、見ていないのです。

 

時々こんなことはありませんか?
自宅の鍵がなくなった、といってあちこち探しまわる。
結局諦めて、予備のカギで戸締りしよう、と探すのをやめた瞬間、目の前に鍵が現れる。
なんだ、こんなところにあったのか。
まさに灯台下暗しです。

 

これがなぜ起こるかというと、一節によると
鍵を「なくした」と思い込んでしまった事が、あえて目の前のカギを見えなくしてしまっている、という考え方があります。
思考は現実化する、といいますが、まさに思考を現実にしようと人は無意識に見えなくしてしまうのです。

 

目は、機能としては入る光をすべて脳に伝えているようですが、脳では「今必要ない情報」をカットして意識に認識させるようです。
なぜならば、すべての情報を脳で認識してしまうと、忙しすぎるからです。

 

つまり、自分が必要だと感じない情報は、見えていても見えなくする。
他人の言葉も、入らなくする。
そうやって、莫大な情報量をコントロールしているのです。

では、なくした鍵を見つけるにはどうすればいいか。
鍵が見つかった自分をイメージするわけです。
すると、その状態に近づけるために、脳は情報収集の内容を変えます。
鍵が見つからない自分を作り出すのではなく、鍵が見つかった自分を作り出そうと必死に探すわけです。

 

先の例で行くと、「鍵をなくした自分」というイメージを放棄して、「さがすのやーめた」となった瞬間脳が緩んで、目の前にあるものが普通に頭に入ってくるという不思議現象が起こったのではないかと思います。

 

あなたが描くセルフイメージというのはそれほど重要です。
いま、あなたの頭の中にいる自分は、どんな自分ですか?

 

NLPでそこの書き換え、行っていきませんか?

 

同じところをグルグル回っている原因はどこにあるのか?

今ある状況、満足してますか?
さすがにすべてにおいて満足しているという人は、あまりいらっしゃらないかもしれません。
じゃあ、それを良くしたい、という思いがあるでしょう。
しかし、残念ながら動けない。
それはなぜなのでしょうか。

 

ここでは、営業成績を上げたい営業マンの例で考えてみましょう。

①現状

まず、今が満足のできない状態だったとしましょう。
売上をもう少し上げたい。
けっして、成績が悪い方ではないけれど、このままでは終わりたくない。
だから、もっともっと営業成績を上げたい。
こんなふうに思っていたとしましょう。

②対策

じゃあ、どうすればいいのか。
いろいろ考えた結果、訪問件数を増やそう!となる。
しかし直面するのは、手元にある顧客リストには一通り連絡を取った。
自分の顧客数では足りないことに気づきます。
よし、もう新規開拓をするしかない。
そんな風に決心しました。

③苦難

とはいえ、新規開拓は決して楽ではありません。
未取引企業のリストを目の前にして、いまいち気乗りがしない。
けっきょく、数本の新規の営業電話はしたものの、早々に切り上げて、既存のお客さんのところへ訪問することにしました。

次の日も、電話を前に少し悩んだものの、電話するのをやめて既存客への営業に出かけました。今日は既存のお客さんから注文をもらった。やっぱり既存のお客さんをフォローするのが一番効率がいいに違いない。

そしてその次の日には、新規開拓の事などすっかり忘れてしまいました。

④現実

そうこうしているうちに日々は過ぎていき、月末が近付いてきます。
やはり思ったような成績には至りません。
あ、やばい。
そう思って、色々と考える。
圧倒的に成果を上げるには、やはり新規開拓しかない。
しかし、またもや電話の前でぼんやりするばかり。

 

・・・ということで、けっこうありがちな営業マンの日常。
これ、俯瞰してみてみると、何が起こっているかというと、
行動は何も変わっていない
ということです。

自分なりに、悩み、前に踏み出そうと努力したものの、やっている事は何も変わらない。
とうぜん、行動をしなければ現実は変化しない。
けっきょく、同じところをグルグル回っているばかりなのです。

下手をすれば、こんなことを何年も何年も続けている人、普通にいます。

 

これを抜け出す方法の一つは、エネルギーを充てんする事です。

 

たとえば、どうしても友達との飲み会を断りたくない。
けど、財布の中身は少し心もとない。
ここで飲みに行けば、月末キツイだろうなぁ、と思いながらも飲み会への誘惑を断り切れず言ってしまう。

今ここで、これ以上食べたらお腹壊すよなぁ。
だけど、どうしてもデザートも食べたい。
すると心配しながらもてざーとをたべる。

 

これ、やりたい!というエネルギーが、それを引き留める気持ちより強い、ということです。

 

じゃあ、営業成績を上げたい営業マンのエネルギーはどこから来るのでしょう。
一番をとって称賛されたい?
給与を上げたい?
誰かに褒められたい?
そんな気持ちもあると思いますが、そのエネルギーがまだまだ足りない。
その時に、あなたはどんなものを得ていますか?
どんな気持ちになっていますか?
そこまで突き詰めて考えてみてください。

それがあなたの本当の望みであり、それがリアリティをもってイメージできるものであれば、動かずにはいられないはずです。飛び出してるわけです。

 

そのエネルギーにアクセスする。
これにはちょっとしたコツがいります。
NLPでは、そんなコツも知ることができます。

まもなく締め切りです。

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