あなたの満足度を測る質問

今日は、ちょっとしたお遊びをしてみましょう。
以下の穴埋め問題の、____のところ、一度埋めてみてください。
あ、じっくり考えてはいけませんよ。
一番初めに頭に浮かんだことを、そのまま書き出してください。
「〇〇円」というところは、自分の収入をイメージしていただければOKです。

では、どうぞ!

私の収入が〇〇円なのは、_______________からです。

さて、____のところにはどんな言葉が入りましたか?

 

 

ここに、例えば自分のスキルが非常に高いから、とかポジティブな内容が一番に思い浮かんだとしたらいい感じですね。
自分の能力と、収入がある程度合致していて、そこそこ満足している状態ではないでしょうか?

 

しかし、実際は、ネガティブな言葉が入った方も多いのではないでしょうか。
たとえば、
「自分の仕事に関する能力が低い」
「会社が自分の能力を正しく評価していない」
「自分の力を使い切れる環境にない」
といった答えが入ったとしたら、収入に不満を持っている可能性が高いでしょう。

 

ここからがちょっとした考えどころなのですが、収入に不満を持っているとして、あなたはそれを解決しようとするかどうかです。
多くの方は、自分が撮れるだけの収入を得られていないとしても、何もしません。
何もしないから、当然、収入は変わりません。
いつか、会社が、世間が、自分を評価してくれる時が来る。
そう信じて待ち続ける人というのが多数派かもしれません。

いやいや、そんなこと言ったって、何をやっても評価は変わらない。
そういう人もいるかもしれません。
これだけ頑張っているのに、会社や上司は評価してくれない。
お客様は自分の努力を分かってくれない。

こうなるとかなりまずいと言わざるを得ません。
なぜなら、他人に結論をゆだねているからです。
会社が、評価する。
お客様が、わかってくれる。
いずれも、主語は他人です。

 

他にも、こんなものがあるかもしれません。
景気が悪い業界にいる。
変化の激しい状況である。

経営者でもよくおっしゃられる話ですが、
「いったい今は、どの業界が景気がいいんですか?私たちの業界はさっぱりで」
と、どこかに楽園があると思い込んでいらっしゃるんですね。

 

こういう方に私はいつもこういいます。
どの業界がいいとか悪いとかより、業績のいい会社は積極的にチャレンジしてるということだけは間違いないと思います。
実際に、そんな風にしか見えないのです。
たまたま扱っている商品が、売れるモノとか、売れないモノとかいうことではありません。
会社として、前進しようとしているか、していないかです。

この穴埋め問題で、主語を自分以外にした方はちょっと考えてみる必要がありそうです。
会社が悪いとか、業界が悪いとか、社会が悪いとか。
そんなことを考える以前に、自分はいったい何をしたのか、ということを。

 

すると、きっと反論されることでしょう。
「俺は、まじめにコツコツやってるよ」
今の時代、そのまじめさは、時に毒になります。
世の中が変わり、特定の業界がごっそり消えていくことが当たり前にさえなっている時代です。
かつての「勝ち組」だったメガバンクでは、数万人単位のリストラ計画が発表されています。
列を正して歩いていると、先頭が海に落ちれば、ドボドボと後続の人も海に飛び込むことになります。

だから今こそ、あなたの行軍が、正しいのかどうかを考える機会が必要になります。

 

「たった一行の穴埋め問題で大げさな」
そんな風に思う方もいるかもしれません。
しかし、このような言葉やイメージを通じて、人は自分の脳をプログラムしています。
こういった言葉によるプログラムの積み重ねが、人の行動パターンを生み出します。
だから、一言一言の言葉がとても大事になります。

 

さて、NLP(神経言語プログラミング)という心理学があります。
これは、脳をプログラムするプログラム言語ともいえる実践的心理学です。
たとえば、今の年収が思うような金額でなく、環境の問題だと考えているのは今のプログラムが
「自分のことは防御し(責めないようにし)、他人のせいにすることで安心する」
というプログラムが走っている可能性があります。
すると、周囲が変わらなければ、あなたの人生は変わりません。

しかし、NLPはあなたのプログラムを書き換えることができる技術です。
「今の環境の中で、自分がとれる最善の方法をとる」
と書き換えることで、行動し、状況を変える事が可能になります。

今まで無意識に書き込まれていた脳のプログラムを、あなたが思うままに書き換える体験をしてみませんか?

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夢は持てば持つほどいい

なかなか思うように、夢が実現しません。
そういう人は多いと思います。
ある日突然、何かが乗り移ったように自分や、周囲の環境が変化している。
何もかもがうまくいく世界ををイメージしているのかもしれません。

では、その時に、あなたにはどんな風景が見えているでしょう?
実は、人は自分の「夢」を理解している人は意外と少ない。
なんとなくうまくいっているイメージはできても、上手くいって何を目指しているかは見えていないことが多いのです。

 

たとえば、6億円の宝くじが当たってほしいと考えたとします。
しかし、6億円の現金はただの紙切れです。
それを使って初めて価値が出るわけです。
口座の金額を見ることだけで幸せを感じることはあるとは思いますが、使えなければ意味がない。
じゃあ6億円をどう使うのでしょう。

たぶん、一番初めに考えるのは、現実的な用途でしょう。
住宅ローンの一括返済とか、車を買い替えるとか、家電製品を買い替えるとか。
その次に、なんとなく、買いたいけど躊躇していたものを買うのかもしれません。
その結果、あなたは何を得るでしょうか?

所有する喜びとか、それを使う幸せ、
また、自分がその商品にふさわしい自分であるという思いに包まれることそのものがうれしいかもしれません。

 

・・・・で?

 

たぶんこういった幸せは、一時的なものです。
実際に、ある調査では、年収300万円の人も、3000万円の人も等しくこういうそうです。
「あと30%年収が上がれば幸せになれる」と。
つまり、物質的な幸せって、どこまで行っても限りがないわけです。
ある側面においては「だから頑張れる」ということもあるでしょう。

 

もう少し想像の世界で遊んでみましょう。
6億円の宝くじが当たるのではなく、あなたが10億円持っていたらどうしますか?
100億円なら?1兆円なら?

その結果、何が出てくるでしょうか?
たぶん、だんだんとつまらなくなってくるんじゃないでしょうか?

実は、「モノが欲しい」「お金が欲しい」という背景には、その者やお金を通じて心を満たしたい、という思いがあるのではないでしょうか?
世の中には、コレクターと呼ばれる人がいます。
何かを集めることに対しては、金に糸目をつけない。
世の中に希少なものを集めているわけですが、その人はそのモノに執着しているように見えて、そのモノを並べてみている自分が満たされているわけです。
モノで満たされているのではなく、心が満たされている。

この心を満たす状態を作る手段として、モノを手にするわけです。
そのことが、現実のモノをたいてい買える金額をもっているとイメージすることでわかりやすくなります。

 

NLPでは、1000年後の自分を考えるワークがあります。
これまた、リアリティのある5年後、10年後のことを考えるだけなら、ある意味現実的な答えしか出てきません。
しかし、100年後、1000年後、という現実にはあり得ないスパンで考えてみたときに、自分が本当に望んでいたことがわかることがあります。

もし、自分の夢が見えない時、そんな「ありえない妄想」をしてみるのはありじゃないでしょうか。
これはぜひ、現実の刺激(電話が入るとか、仕事の相談が入るとか)から遮断された場所で、じっくり集中してやることが重要です。
ぜひ、試してみてください。

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なぜ大企業では不祥事が起こるのか?

大企業では時に、信じられないような不祥事が起こります。
以前、銀行の窓口である手続きをしました。
その際の書類の不備があったと連絡がありました。
その不備は、銀行員のミスによるものです。

電話口で彼は言います。
「〇日までに印鑑と通帳を持ってきてください」と。
いやいや、ミスをしたのはあなたで、困らせられたのは私。
ならば、私のもとに出向いて謝罪をしたうえで手続きするのが筋でしょう。
しかし、彼はそれはできないの一点張り。
まあ、金融機関だけに、いろんなルールがあるのでしょう。
ミスは彼の問題だったとしても、その後の対応は彼ではなくその銀行や金融業界のルール。
だとすると、彼を攻めても何の意味もありません。
仕方なく銀行窓口に出向いたことを記憶しています。

 

この事例に限らず、大企業は時々おかしなことをします。
たとえば、明らかに大企業のミスなのに、まともに謝罪の言葉を口にしないことは多い。
きっと、会社にそれはするな、と止められているのでしょう。

 

こういった会社においては、個別の事例に人としてかかわると出世が遅くなるという都市伝説があります。
たとえばお客さんの心情は理解できる。
しかし、会社の方針は別のところにある。
こういったときに、お客さんの言い分に引っ張られることなく、会社の方針に従う人ほど出世する傾向が高いように思います。
本来、お客さんを大事に、とCMをしている企業が、お客さんより会社の組織としての統制を大事にしているのは多くの人の知るところでしょう。

 

こういったことがなぜ起こるのでしょう。
「ああ、こういうことか」と思ったのが、心理学の世界で名著の誉れ高い「夜と霧」(ヴィクトール・E・フランクル)という本。
これは著者が、アウシュヴィッツ収容所(正確にはその支所)で強制労働の過酷な環境の中で観察した心理学的考察を著したものです。
そこで、強制労働を強いられる人たちは、数日の間で感情をなくしていくといいます。
目の前で、同室の仲間がリンチにあっていても、何の心の動きも生じない。
ただおこっていることを傍観するだけになるそうなんです。

さすがに、強制収容所の話は極端ですが、大きな組織の歯車として働くとき、それに似た心理作用が働くのではないかと思うのです。
個人としての道徳観や、感情よりも、組織としての動きを優先させる。
顧客の叫びに、感情移入しない。
そんな癖がついてしまうのではないかと思います。

 

もちろん、ほとんどの大企業は、まともなはずです。
しかし一部の企業がありえない問題を起こす。
隠ぺいやデータ改ざんなど、場合によってはそれが人の命を脅かすものであったとしても、そこに対して不感症になる環境があるのではないかと思うのです。

 

ということは、企業における社風というか、会社の組織のあり方というのは人としての生き方についても左右しかねない重大な問題です。
近年ブラック企業という言葉が一般化して久しいですが、ブラック企業の問題は長時間労働ではありません。
会社の方向性に関する部分が最大な問題なのです。
人は、人に役立つことをやっている実感を得ているとき、心身を壊すことはそうそうはありません。
人をないがしろにする組織こそが、ブラック企業といえます。

 

さて、件の「夜と霧」では、強制収容所内ではクリスマスを終えると死者が一気に出るそうです。
それは、「クリスマスには、温かい家庭に戻れるはず」という希望が、クリスマスを終えることでついえるからだといいます。
過酷な強制収容所内では、希望が持てるか持てないかが生死の分かれ目だったようです。
会社の中に希望の光がある状態がとても大事なのだといいます。
あなたの会社には、希望はありますか?

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社内でアイデアを出しやすくする5つの方法

会社の中で何か新しいことを始めていこうと思う。
しかし、そもそも何を始めていいかわからない。
そんな時に、どのようにアイデアを出していくか?
ここに関しておすすめの方法をいくつかご紹介します。

アイデアが出やすい場づくり
まずはたくさんの意見を

アイデアを出すと言っても、いきなり名案がポンっと出るものではありません。
思考にはやはり一定の順序があります。
この思考の連鎖を生み出すには、やはりその場の場づくりがとても大事になってきます。
それは、誰でもが好きなことを好きなだけ言える状況を作ることを意識したほうがよいでしょう。

じゃあ、どうすれば意見が出やすい場づくりができるでしょうか。
それは、誰もが恐怖心を持たず発言できる場が必要となってきます。
具体的には、心理的安全性を確保することが重要です。

人は否定や強制されると萎縮する

人の脳の中で、俗に爬虫類脳といわれる部分があります。
脳の奥の部分になるのですが、ここは言ってみれば生存本能のありか。
脳の中でも最も強制力が強い部分です。
この脳が反応するのは、生命を脅かすリスクに対してです。
空腹、暑い・寒いといった環境、支配的な環境、つまり心身にたいるすストレスと密接なつながりを持っています。
この脳がひとたび危険信号を発動すると、視野は狭まり、同じ行動を繰り返す傾向が出始めるといいます。
つまり、新しいアイデアは出にくい状態になります。

アイデアが出やすくなる方法その①環境を整える

そこから導かれるのは、空調の調整や、空腹を避けるためのおやつや飲み物(水が望ましい)の準備が必要となります。
また、議長による強制的な雰囲気や、社内での力関係などの支配的雰囲気は禁物。
さらにいえば、人は手を動かすと、脳が刺激される傾向があります。
てもとに、いつでも触れるようなカラフルなおもちゃを置いておくことで、発想が豊かになったりもします。

平等に発言できる環境を
仕切り屋の出現

会議の場ではありがちな仕切り屋や、自分の持論を長々と話し出す人というのがアイデアを出にくくしてしまいます。
というのも、先にお話しした「心理的安全性」を確保するためには、誰もが平等に発言できなければなりません。
ここで、何かしらの断定的な意見を、さも決定事項のように言い出す人がいると他のメンバーはしらけてしまいます。
ですから、一人一人の意見は尊重し(といっても必ずしも採用する必要はありません)、きちんと耳を傾ける必要があります。

アイデアが出やすくなる方法その②グランドルールを決める

たとえば、人の意見を否定しない、一人発言時間は1分以内、他人が発言中に意見を遮らない、などのグランドルールの設定が重要です。
「人の意見を否定しない」となれば、会議は結論が出ないじゃないか?と思われる方もいると思います。
これは、意見を出し合う時間と、その可能性を検討する時間に分けることで解決可能です。
意見を出すときは、とことん出す。
実現可能性を検討する段階とは分けて考えればOKです。

思考を活性化させるために

アイデアが出やすくなる方法その③マインド・マップの活用

マインド・マップというノート術をご存知でしょうか?
これは中心にメインテーマを置き、そこから放射状にアイデアを書き留めていく記述方法です。
ネットで調べると、本や事例がたくさん出てきます。

このマインドマップを活用した板書をすることで、参加者個々人の発想が放射状にどんどん伸びていく可能性があります。
これをうまく活用することで、どんどん数多くのアイデアの種が出てきます。

アイデアが出やすくなる方法その④発想のきっかけを用意する

ところで、グループで何かしらを考えていく際に、他人の意見を聞いて「ああ、それならばこんなアイデアもいけるかも」と連想した経験は誰しもあるのではないでしょうか。
これは、自分の脳の奥底にしまわれた知識や思考が、なんらかの言葉や意見で刺激されて引き出されてきた状態です。
これを意識的に起こすために、例えば一人一人に本を配っておくのもいいかもしれません。
内容はどんなものでもいいのですが、ビジネスミーティングであればビジネス書がなじみやすいと思います。
アイデアに詰まった時に各自、ぱらぱらと手元の本をめくってみるのです。
「今のテーマのヒントとなる1行はどこか?」という問いを立てながら本をぱらぱら読みすると、ある一行に目が釘付けになることがあります。
そこから連想するアイデアが使えることって結構あるものです。
本にはこんな使い方もありますよ。

アイデアが出やすくなる方法その⑤楽しんでやる

仕事上のアイデアだしとなると、皆さん顔をしかめてウーーーーンと考え込みがちです。
しかし、そこはあえて、楽しんでやりましょう。
「ありえない意見、面白い意見ほど重要!」というおふざけモードでやるのがコツです。
実は、アイデア出しをするとき、まじめに「現実的な案」だけを考えるより、「めちゃくちゃな案」を出したうえで現実とのつじつま合わせをするほうが、画期的なものが出る傾向があることが心理実験で明らかにされています。
みんなで大笑いをしながら、めちゃくちゃな案を出しまくりましょう。

十分な数の案が出たら現実化を
夢物語を現実なものに

当然のことですが、ここで行ったアイデア出しはたいてい、荒唐無稽なもの。
そのまんまリアルには使えないものがほとんどでしょう。
しかし、これを「もしできるとすれば?」という視点で、現実レベルに落とし込んでいきます。
すると、だんだんと自分たちにできること、やるべきことが見えてきます。

とても大事なのは、メンバーがアイデア出しに参加し、その過程を全員が経験していること。
もともとこういう夢のようなアイデアが、今の現実的な案に落とし込まれているという背景を知っておいたほうがよいでしょう。
特に、こういった楽しんでゲームのようにやるアイデア出しは、チームビルディングにも良い影響を与えます。
その雰囲気を壊すことなく、現実的で実行可能なプランに落とし込めば、メンバーのモチベーションも少なからず高い状態を保てるはずです。

 

このアイデア会議、ぜひ一度試してみてくださいね。

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「なりきる」ということ

監獄実験という有名な心理実験があります。
これは、看守役と囚人役のチームに分けて、簡単に言うと「監獄ごっこ」をさせました。
看守役は看守らしく振舞え、囚人役は囚人らしく振舞え、と。
するとどうでしょう、日を重ねるごとに看守は囚人を見下す言動を行い、
囚人役は自分を卑下した言動を行う。

この実験は、あまりにエスカレートしすぎたためストップさせられました。

 

実験を終えるころには、被験者は精神的に非常に危険な状態だったとか。

 

ところで、たとえばお金持ちになりたいとしたら、一張羅を着てホテルのラウンジでコーヒーを飲め、という話があります。
成功したいなら、あこがれる成功者のふるまいを真似せよ、ということも言われます。
実は、これは先に話した監獄実験とも通じる部分があると思っています。

お金持ちになりたければお金持ちのようにふるまえ。
成功者になりたければ、成功者のようにふるまえ。
これ、NLPという心理学では「モデリング」というテクニックの1つとして紹介されています。

 

バカバカしい・・・
そう思う人もいるかもしれません。
しかし、もう一度監獄実験を思い出してください。
善良なる市民が、たった数日で残虐な看守になったり、卑屈な囚人になる。
逆のパターンだってあり得るわけです。

 

その時に大事なのは、「なりきる」ということが一つ。
そして二つ目に、場面設定が大事だと思います。
自分がどうふるまうということももちろん大事なのですが、周囲の環境を整えるのはとても大事だと思います。
人は、そういった肌で感じる雰囲気というのでしょうか、私は「場」と呼んでいますが、これが「なりきる」ためにはとても重要なものの一つだと思います。

高級ホテルのラウンジでコーヒーを飲むというのも、周囲に高所得らしき人が行き交い、高級な調度品があり、卓越したサービスがあるという状態が重要なのだと思います。
そういった環境で、目指す人のとるであろう仕草、目指す人がとるであろう選択を行う自分を認識した時、あなたは成功の階段を一歩上がるのでしょう。

監獄ごっこはいただけませんが、成功者ごっこは悪くない遊び。
月に一度は試してみてはいかがでしょうか。

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ものの見方を一瞬で変える方法

ちょっとイメージしてみてください。
もし、宝くじで100万円当たったらどうしますか?
3分以内で使い道を決めてください。
しかも使い切らなければなりません。
そうしなければ、その権利は失います。

そんな風に言われたらどうするか、手元のメモ用紙にでもパパっと書き出してみてください。
まあ、100万円程度だったら、すぐに使い道、決まっちゃいますよね。
ローンの繰り上げ返済するとか、夏に備えてエアコンを買い替えるとか、かなり現実的な用途が浮かんでくるんじゃないでしょうか。

 

じゃあ、1000万円だったらどうでしょうか?
1億円なら?
この辺までなら、割と現実的な話が多いと思います。
都市部に住んでいたら、ちょっといい住宅を買えば、5000万円とかしますからね。

 

で、ここで一気にレベルを上げちゃいましょう。
1兆円なら?
10兆円なら?
100兆円なら?

実際にやってみました。
100兆円あったら何するか。
さすがに3分では難しいので、30分くらいかけてもいいでしょう。
けどね、100兆円なんて早々使えるものではありません。
そこそこ有名な企業だって、時価総額数百億円くらいですよ。
大企業を買っても、まだまだ余る。
GoogleとかAmazonとかの世界企業、2社買うとさすがに100兆円をオーバーしてしまいそうですが、1社なら何とか・・・。

 

何を馬鹿なこと言ってるんだ?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実際に手元に100兆円があるわけではないし、100兆円といえば日本の国家予算。
それを「たら、れば」ばなしで夢想して、何の意味があるのか、と。

 

けどやってみるとわかるんです。
そんなありえない単位のお金のことを感じ始めると、自分の今の望みがどれだけ小さいかを実感します。
かんがえても見てください。
サラリーマンの夢であるマイホームが、5000万円だったとします。
50,000,000円です。
100兆円を表してみると、
10,000,000,000円です。
並べてみると、こんな感じ。

50,000,000円
10,000,000,000円

ケタがこれだけ違います。
この程度の家を何件買えば、100兆円使い切るのでしょうか(笑)

 

ここで大事なのは、自分の基準をどこに持つか、ということです。
自分は、5000万円のマイホームを買うのもやっとなんだ、と思っていたら5000万円って大変なことです。
けど、自分は100兆円の価値をもつ人間なんだと思えば、5000万円なんて鼻くそレベルです。

さらに重要なのは、意識が変われば行動が変わるということです。
売り上げ目標が1億円の時と、100億円の時なら、同じ行動はとりませんよね?
自分の最終目標が、5000万円の人と、100兆円の人なら、やっぱり全然行動が変わるわけです。

たまたまお金という価値がわかりやすいから、お金の話をしていますがこんな考え方もできます。
私たちは多くの場合、1年からせいぜい5年後を見ながら今の行動を決めてます。
しかし、このタイムスパンを100年とか1000年にしたらどうでしょうか。
実はそんなワークがNLPにはあります。
現実の枠を外したときに、本当に自分がやりたいことがわかるもの。

 

この「枠を外す」というのは意外に簡単にできるものです。
コツは、非現実的な妄想の中に身を置いてみる、ということ。
そうすることで、現実に立ちはだかる問題が、小さな小さなことに見えてくる。
そういう視点を獲得した時点で、目の前の問題はもはや解決したも同然になってしまうのです。
嘘っぽく見えますか?(笑)
これは記事を読んでるだけではピンとこないかもしれませんが、実際に、そういう空気の中でワークをやってみると「そういうことか!」というアハ体験を感じることができます。
ぜひ、気軽な体験セミナーを体感してみてください。
きっとあなたは一瞬で変わることができますから。

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静岡8期ビジネス心理学NLPプラクティショナーが始まりました

4月7日から始まりました、「静岡8期ビジネス心理学NLPプラクティショナー」の受講生さんです!!

当然と言えば当然ですが、まだまだ表情も固い感じですね。

8月まで講座は続きますが、最後にはどんな表情を見せてもらえるのか楽しみです。

 

点が三つあれば顔に見えるという錯覚

皆さんは、「パレイドリア」という言葉を聞いたことはありますか?
以下、weblioから引用します。

意味のない対象に、特定の意味を認識してしまう幻視(錯覚)の一種。例えば、壁のしみや雲の形などが人の顔に見えてしまう現象は、パレイドリアの代表的な例である。
weblio

 

ごちゃごちゃ説明するより、画像を見ていただくのが理解の早道だと思います。
「パレイドリア」というキーワードで画像検索をしていただくと、「ああ、こういうことか」と合点がいくと思います。

パレイドリア 画像検索

その中でも特に、点が三つあったら人の顔に見える、的な心理効果をミシュラクラ現象と呼んでいるそうです。

なぜこんなことが起きるのでしょうか。

 

そもそも、人は、目に映る風景に何かしらの意味付けをしている。
だから、何の意味もない画像から、人の顔や動物の顔をそこに見て取ります。
画像検索を見てみるとわかるのですが、もはや顔以外に見えないくらいです。

 

ここで注目したいのは、私たちが見ている世界は「自分たちで意味づけした世界」以外の何物でもない、ということ。
ある意味、自分たちが見たいようにしか見ていないわけです。
点が三つあれば顔に見える、というのはある説によると、人間の生存本能がそうさせていると言われているそうです。
大自然の中で暮らした私たちの祖先に迫りくる危険の1つが、生物だった。
そしてそれはけっこうな存在感があったわけで、だから、そういった生き物の顔をいち早く察知するために脳に備わった機能だというのです。

つまり、私たちの脳は、自分の身を守ることに全力を傾けて物を見ている。

 

では、例えば人間関係においてはどうでしょうか。
私たちは、自分を守ることに全力を傾けている、という前提で見ていくと、人間関係が見えてくることもあります。
たとえば、Aさんが会議で発言しました。
Bさんがその発言を執拗につぶそうとします。
そのBさんは、Aさんに、自分の意見(というより自分自身)を否定された、と感じたといいます。
すると、Aさんの意見に徹底抗戦します。
どんどん頑固になります。
みんながBさんを説得しようとすればするほど、Bさんはかたくなになります。

Bさんに映る世界は、「みんなして俺を否定している」という世界なのかもしれません。
それを解消するためには、きちんとBさんの懐に入る必要があります。
私たちは敵対しているわけではないんだよ、ということを知ってもらわなければなりません。

その時に、たとえばNLPでいうところのバスストップ理論というものが使えるかもしれません。
相手の価値観の中に入っていき、敵対的なポジションから、共感のポジションに場を移すわけです。
そうして初めて、本来の議論ができる。

誰かが悪いのではなくて、AさんにはAさんの世界があり、BさんにはBさんの世界がある。
ある神経学者は、世の中は主観と錯覚でできてる、といいます。
それはあながち間違いではないな、と思うのです。

 

私たちが見ている世界は、別の人が見ているのとは違う世界。
逆に、見えているものの意味付けを変えると、世界が変わります。
この深い世界の入り口を拓くのが、NLPだと私は感じています。

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ティール組織

会社や、チームなど、組織を運営している人は、いろんな悩みを持っておられると思います。
そりゃあ、顔も考え方も違う人が集うのですから、まとめるのは大変。
そんな中、ある本が話題になっています。
その本のタイトルは「ティール組織」というもの。

この本で紹介される企業は驚きです。
売り上げ目標、上下関係、予算などない。
これが、まあ10人未満の会社ならありそうな話です。
しかし、ここで取り上げられる企業は、上場企業だったりするわけです。

経営企画部門もなければ、中間管理職もいない。
すべての物事は、現場の人間が決めています。
たとえば、数万ドルの機械設備を敷設しなければならない時、この判断を現場の労働者がするわけです。
社員の解雇もチームで判断します。

リーマンショックで大打撃を受けた企業が、コストの削減を余儀なくされました。
生産現場で人を減らさなければならなくなったのです。
その時、そのチームがとった行動は、「全員が給与を減らし、コストを削減することで社員の雇用を守ろう」という結論だったといいます。
普通で考えればあり得ないですね。

これらの会社は、性善説で運営されています。
しかし、今、多くの日本の企業は、性悪説で運営されています。

なぜかというと、ルールを厳しく決めて、それを守らせる、という前提ですべての機能が作られています。
ノルマを設定して営業させる。
その背景には、そうしないとさぼる人がいるとか、営業成績が上がらないから、といった前提があるからです。
放っておいても精いっぱい販売活動をする、とわかっていればノルマなどいらないわけです。
これを撤廃するとどうなるか、怖くてできませんよね。

 

しかし、一方で、管理をやめると自発的な行動が目立ち始めると言われています。
やらねばならぬと言われれば嫌なことも、自主的にやり始めると、けっこう責任をもってやるものです。
たとえば、学校の体育を「面倒」と思う人はたくさんいたと思います。
しかし、友達と集まってボール遊びをするとか、ダンスをするとかいうことにはみな熱心です。
体育は嫌でも、クラブで体を動かす人はたくさんいました。

音楽の授業は嫌いでも、バンドをやる人もいました。
美術の時間は嫌だけど、絵を描くのは好きな人もいます。

管理を辞めて、責任を与えるとうまくいく。
世の中はそれほど単純ではないのかもしれませんが、いとも簡単にやっている企業が普通に存在するわけです。

 

組織というものを考えたとき、いろんなマネジメント手法があります。
本書の前提は、読み手が一定程度の段階に到達していなければこの本の内容が本当の意味で理解できない、と断言しています。
表面的な部分のみをとらえて、できないかも、なんていう風に思ってしまうのかもしれません。

 

まあ、誰でもできてしまえば、まんトレの仕事は激減してしまうのでしょうが・・・笑

 

しかし、多くの職業は「自分を失業させるために」存在していると思います。
それはどういうことかというと、仕事のほとんどは世の中での困りごとを解決するものです。
失業するということは、その困りごとがなくなることにほかなりません。
結果として、自分たちが力を注いだ分野で、困りごとがなくなるというのは私たちにとっての理想。

世の中の企業の多くが、人の問題を抱えることなくビジネスを続けられること。
それがまんトレが目指す世界です。

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部下には教えるな気づかせろ

この春、新たに部下を抱えることになった人もいるのではないでしょうか。
課長らしくあれ、部長らしくあれ、とそんなことを意識されているのでしょうか。

で、伺います。
課長の仕事、部長の仕事って何でしょうか?
部署の人間をまとめ、
会社から与えられたノルマを達成する仕事?

もちろん会社によって、その役割の在り方に違いはあるでしょう。
けど、私はこう思うのです。
課長や部長といったマネージャーは、自分たちの部下を成長させることだ、と。

 

多くのマネージャーって、部下を成長させないで業績を上げようとする。
だから、無理な仕事をさせたり、ブラック企業というレッテルを貼られてしまったり。
社員の能力が変わらないのに、業績を上げるならたくさん働くしかありませんからね。

今、働き方についていろいろと論じられてますが、シンプルに言うとマネジメント層が人の本質を知らないことに端を発していると思います。
たとえば、キャンペーンやれば売り上げが上がる、
にんじんをぶら下げれば、人はやる気を出すという短絡的な発想。
これ、奴隷を扱うレベルの低俗な話です。

 

それで一時的には、成果は上がります。
しかし、キャンペーンが終われば、モチベーションは以前より下がります。
けど毎年、毎月、締めがあるからモチベーションがさがってもやらなきゃならない。
だからみんな心を病むんです。

「上司は嫌われてナンボ」
なんていう、石器時代からありそうなオトボケアドバイスしかできない上司があなたの上司だとしたら、ちょっとその組織の未来を疑ったほうがいい。

 

では、人を育てるってどういうことでしょうか?
あれやこれやと、口うるさく言うこと?
それは違うと思いますよ。
その教育は、会社のパーツとして社員を「部品化」する教育法です。
ルールから逸脱させず、言われたことを言われた通りのロボットとして扱う方法。
社員はロボット扱いされるわけですから、当然、ヤル気なんて出せません。
ロボットがヤル気出してたら怖いですよ。

 

もし、あなたが、部下の能力を最大限引き出そうとするなら、まずは部下がどんな特技を持っているかを知らなければなりません。
そのためには、コミュニケーションが必要です。
コミュニケーションといっても、あなたがあなたの考えを押し付けるのではありません。
部下が、自分の考えを語る場所が必要です。
それができて初めて、やっとその部下の能力の片鱗が見え始めるはずです。
と同時に、あなたと部下の人間関係ができます。

うまくいくと、部下は「あなたのために働きたい」という思いを持ち始めるかもしれません。

まずは部下を知り、こんどは部下の能力を活かす仕事、伸ばす仕事を与えるようアレンジします。
少し難しめの仕事を任せたほうが、能力を引き出すには有効ですね。
失敗したら責任を取るのは上司です。
部下を守り、失敗してもいい、という雰囲気の中で仕事をさせます。
そうするとあるタイミングで、部下は圧倒的な成長を見せるようになるでしょう。

人がブレイクスルーを起こすとき、必ずそれは自分が経験した「体験」と紐づいています。
コミュニケーションでは、ノンバーバル(言葉以外の)メッセージが非常に重要といわれます。
それと同じで、人が世界を認識する知覚をフルに使うことで、その人の成長は促されます。
そのもっとも簡単な方法が、体験させる、ということです。

上司は、部下の体験をデザインしなければならないのです。
何度言っても聞かない社員がいるとしたら、体験から学ばせるにはどうすればいいか?
そう考えてみてはいかがでしょうか。

 

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