どんな人にも考え方の癖はあるものです。
良い癖もあれば、悪い癖もあります。
どうせ癖をつけるなら、悪い癖ではなく良い癖をつけたいですよね。
それに悪い癖をそのままにしている健康被害を引き起こす恐れもあります。
こちらの記事では、治すべき考え方の癖について紹介しながら、改善する方法について紹介していきます。
考え方の癖が引き起こすリスク
「考え方の癖」と聞くと、一番始めに思い浮かぶのが「マイナス思考」ではないでしょうか。
マイナス思考とは、どんな事もこじつけて悲観的に考えてしまう思考パターンのことを指します。
有名な話で言うと、コップに半分の水が入っている様子を見て
- もう半分しか残っていない
- まだ半分も残っている
と回答する人が分かれると思いますが、前者のように回答したらマイナス思考気味です。
普段からマイナス思考で考え方の癖がついていると、気分が落ち込むだけでなく健康に被害を引き起こす恐れもあるのです。
代表的な疾患は
- うつ病
- 神経症
- 不眠症
などです。
生活がどんどん苦しくなるので、もっと気分が落ち込んでしまい、負のループに陥ってしまいます。
なので、悪い考えの癖は直ちに治していけるように努めていきましょう。
そのためにはどんな思考が悪いのかを見ていく必要があるので、下記でチェック項目を用意しました。
精神的に害を与える考え方の癖チェック項目
心身へ害を与えかねない代表的な考えの癖は下記の通りです。
- 先読み
- べき思考
- レッテル貼り
- 深読み
- 自己批判
- 白黒思考
一つずつ解説していきます。
先読み
まず一つ目は先読みです。
先読みすること自体は別に悪いことではないのですが、ネガティブに先読みする人は多い物です。
未来の事を考えると多くの人は「不安」に駆られます。
人間はまだ、起こっていない出来事に対して、不安を感じやすくなっているのです。
ですが、不安を抱いていたとしても、その不安通りに起こるのは1割未満だと言われています。
先読みしすぎて気疲れしまいようにしましょう。
べき思考
べき思考になっている人は精神が病みやすいです。
完璧主義的な素質があります。
「私は主婦だから料理はおいしく作るべき」
「男だから嫁よりも収入は高くあるべき」
こういったべき思考は自分の首をしめるだけです。
発奮材料にして成長するのであればいいのですが、べき思考をする人の多くは高い理想を掲げ、現実とのギャップに気が滅入ってしまいます。
ありのままの自分を受け入れるように意識してみてください。
レッテル貼り
他人に対しても自分に対してもレッテルを貼るのはよくありません。
レッテルとは、「あの人はこうだ」と決めつけることですね。
例えば、
- 自分の部下は仕事ができない奴だ
- 僕はシステム周りの仕事しかできない
- 公務員は安定しか求めていない
こういった考え方が当てはまります。
人間は成長していく生き物ですから、時間が経てば変化しているものです。
過去のその人で評価するのではなく、現在のその人を見てあげるように努めましょう。
また、どんな人にもレッテル貼りの思考はあるので、そういったことを理解して許容する広い心も持ちましょうね。
深読み
深読みしすぎると、臆病になってしまいます。
例えば、ノートパソコンを購入する時、
「このパソコンを買ったら、他のサービスを無理矢理つけられて高値で売られるんじゃないだろうか」
「もっと安いところが他にあるんじゃないだろうか」
とあれこれ考えこんでしまいます。
確かにそういった可能性は考えられますが、全ての情報を手に入れることは不可能なのでキリがありませんよね。
深読みしすぎると、臆病になり行動に移せなくなるのでほどほどにしましょう。
自己批判
自分自身のことを批判するのはやめましょう。
批判ではなく、何か誤ったことをしたら自己責任を持つようにしましょう。
責任を持つことと批判することは別物です。
自分を批判することは改善にはつながりません。
自分で責任を持つということは、次に繋がる行動をとれるようになります。
批判ではなく責任感を持つように心がけましょう。
白黒思考
物事はグラデーションです。
ですが、0から100、物事に白黒はっきりつけたがる人は大変です。
少しでも欠けていることがあれば、気になって仕方なくなってしまいます。
このような考え方を持っていると物事の進行スピードが遅くなってしまいます。
現代社会ほど、完璧主義である白黒思考は役に立ちません。
なぜなら、ネット社会となりスピードが求められるからです。
完成度よりもスピード感を大切にしていくと、仕事ができる人という認識を持たれるようになります。
考え方の癖を治すための対処法
悪い考え方の癖は直していったほうがいいですよね。
どんな風にすれば治せるのでしょうか。
いろんな手法があると思いますが、ここで提案する方法は
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嫌な気分になる直前にどんな事を考えたのかを振り返ることです。
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負の感情が発生するという事は、何かのきっかけ(トリガー)があるものです。
嫌なことを聞いたり、見たりして気分が沈んだのなら、何がきっかけになったのかを整理するといいですね。
例えば、グロテスクなものを見たら気分が沈んでしまった。
というケースがあったとします。
そしたら、自分の中でマイルールを決めるといいですね。
グロテスクなものを見た時には、強制的に最近幸せを感じたことを思い出す
という風に決めるんです。
幸せなことを思い出しただけで人間は良い気分になれます。
嫌な気分になるトリガーを避けられれば最も良いのですが、100%避けるのは不可能なので、遭遇した時の対処について考えておくといいですね。
考え方の癖を根本的に治すなら
考えの癖を治すのには根気が必要です。
一朝一夕ではなかなか治すことはできません。
だから、治し方を知ったとしても治せない人がほとんどです。
でも、サポートがあったり、同じ目的に向かって頑張る人が一緒にいたら達成率は格段とあがります。
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