ムラ社会を救うのは誰か?

ある講演依頼をいただき、地方の小さな町に伺うことが決まりました。
そこで、依頼者に聞いてみたんです。

「そこに集まる人たちは、どんなことで悩んでますか?」と。
要は、その人たちが抱える悩みを知ることで、そこにどんぴしゃりな話ができれば、という思いがあったからです。
すると、彼はこう言います。

「さぁ。特に悩みとかはないんじゃないかと思います」

じゃあ、皆さんの関心ごとは?

「いやぁ、特にないんじゃないかなぁ」

 

え???

 

いや、ちょっと不思議です。
というのも、講演する以上は一定程度の経費が発生します。
私自身、安くない講師料を頂きます。
お金と時間をかけて、何の変化を求めないってどういうことなんでしょう。

 

「地元の人間は、今まで通りというのが一番なんですよ」

 

詳しく聞くと、こんな感じでした。
地方では、人から頭一つ出ることに大きなリスクがある。
いわゆるムラ社会なのでみんなおんなじ、歩調を合わせ、お互いがお互いを監視しあう。
ムラのおきてを揺るがさないように。

そんな中で変わったことをやり始める人は、ムラの秩序を乱すものとして村八分にあいます。
昔ほどあからさまではないにしても、陰口を言われたりするわけです。

言ってみれば、鎖国状態を続けているわけです。

確かに、鎖国というのは村の中の安定を促すには優れた政策です。
江戸時代が300年も安定して続いた背景には、鎖国が大きな要素としてあったという話もよく聞きます。
変わらずにい続けるために、ムラ単位で鎖国をする。

 

じゃあ、現地の人は何一つ関心ごともなく、ぼんやり日々を過ごしているのでしょうか。
地元の方はこんな風におっしゃいました。

「しいて言えば、少子化とか過疎化は関心のある問題かも」

なるほど。
ムラの存続が危ぶまれる問題には、心が動かされるわけです。

ヨソ者を排除した結果おこるのは、若者の流出です。
夢を持つ若者の中には、窮屈な監視社会がツラい人もいる。
すると、そんなムラ社会を飛び出してしまう人が出てきます。

一方で、都会での生活に疲れた起業家が、田舎生活を始めるのも最近の流れです。
PC一つで仕事をしながら、カントリーライフを楽しむ。
そんなムラとは違った文化を持ち込む人もこれから増えてくるでしょう。

 

つまり、ムラは、ムラのままでは存続するのが難しい時代に差し掛かり始めています。
いつまでも村人としての既得権益を守り切れるとは思えません。
そんな時に誰かが動き始めると、一人、二人と仲間が増え始める可能性があります。

少子化、過疎化をとめるのは、たぶん外の人間ではなく、中の人間でなくてはなりません。
外の人間がやり始めると、いいとこどりされちゃいますからね。

 

つまり、地方の人たちも、そろそろムラ社会の改革を始めなければならない時期に差し掛かっているのではないでしょうか。
その最初の一人を、ムラは求めているはずです。
そのひとりにだれがなるのか。
そこを考えてみる必要があるのではないでしょうか。

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