NLPを学びたい。
そして、NLPのセミナーに参加したい。
しかし、いざその会場に行ったとき、どんなことをするか不安。
そんな方はいらっしゃると思います。
ここでは、NLPのセミナーでは具体的にどんなことをするのかをご紹介しましょう。
NLPセミナーの構成
NLPは実践的セミナー
私どもの開催するNLPセミナーは、ほとんどの場合「机」を用意しません。
椅子だけで行います。
なぜなら、NLPは頭で知識を学ぶというより、「使える」ことに重点を置くからです。
もちろん、ケースごとにどんな心理背景があるのか、学術的にどんな研究の結果生み出されたテクニックか?といった講義はあります。
そういった知識体系の前提で、スキルをお伝えしますが、それは全体の半分以下。
どちらかと言えば、セミナーという安全な環境で、まずはそのスキルを試していただくことを重要視しています。
NLPセミナー紙上再現
たとえば、信頼関係を構築するスキルとして、「バックトラッキング」というテクニックがあります。
心理カウンセラーも使うテクニックで、わかりやすく言うと「オウム返し」です。
これをお伝えする際は、比較的短い時間でバックトラッキングがなぜ有効か、そのやり方はどうすればいいかをまずはお話しさせていただきます。
その後、受講生でペアを作っていただき、そのバックトラッキングを使った場合と、そうでない場合の会話を体験していただきます。
その過程で、バクトラッキングを使う側は、その難しさや、引っかかる点、やってみて出てくる疑問点などが認識されるでしょう。
一方、そのペアの相手は、バックトラッキングというスキルを使った場合と、使わなかった場合の違いを体感することができます。
そのうえで、役割を交代して同じようにバックトラッキングを使っていただきます。
最後にお互い感想や、気づいた点の意見交換を行い、そのセンテンスを終了します。
NLPセミナーではなぜ実体験を積むよう計画されるのか?
安全なセミナー会場で「失敗」していただく
NLPのスキルは、一見簡単そうに見えて、やってみると難しいものも結構あります。
たとえば、基本的なテクニックともいえる「バックトラッキング」は、単に「相手の言葉をオウム返しで繰り返す」といってもやってみると結構大変です。
具体的にはこんな感じです。
「昨日の台風は大変だったね。おかげで夜も眠れなかったんですよ」
「ああ、夜も眠れなかったんですね」
こんな風に相手の言葉を繰り返します。
これ、文章にすると簡単ですが、目まぐるしく行われる会話の中でやってみるというのはけっこう大変です。
どのタイミングでオウム返しを入れればいいのか、とか、
自然な言い回しはどうすればいいのか、とか、
初めてやる方は一様につまづきます。
しかし、つまづいていただくのがNLPセミナーの1つの目的でもあります。
そのことで、初めて疑問点が明確になったり、実施に際しての難しさがわかります。
NLPセミナーの会場で解決できる
そういった失敗をNLPセミナー会場内で経験していただくことで、即座にトレーナーに質問していただくことが可能です。
これが例えば、セミナーでは座学ばかりで、実際にリアルな現場でこういったテクニックを試してみるとします。
すると、失敗は許されません。
しかも失敗しても、それをどう改善するかを尋ねるトレーナーはリアルな社会にはいないのです。
予行演習をセミナー会場でやっていただく、というのがNLPセミナーの目的の一つと言えます。
NLPを本で学んでもわかりにくい理由
実際「知る」と「やる」は大違いです。
NLPに関する書籍はずいぶん出版されていますから、そういった書籍でNLPを学ぶことは可能です。
しかし実際に「じゃあ、やってみよう」となると、自分なりにやってみても正しいかどうかが今ひとつわからない。
上手くいかなければ、何がうまくいかないのかがわからない。
そこで、セミナー会場でトレーナーとともに経験していただくことが、NLPセミナーの醍醐味と言えるでしょう。
NLPセミナーから実社会で活かすステップ
NLPセミナーはゴールではない
これまで見てきたように、NLPは学んだからと言ってすぐにやり切れるのものではありません。
一定程度の練習は必要になります。
たとえば、自動車の運転は、教習所で習えますが、免許証を手にしてすぐに車庫入れが上手になるわけではありません。
そのためには、日ごろの鍛錬が必要になるはずです。
それと同じで、NLPもセミナー内で一定程度の知識とやり方はマスターできます。
しかしそれを磨いていくのは、セミナー会場を出てからです。
だからNLPトレーナーが気を付けているのはこういうことです。
受講生が「今後も、自分で自分をコーチできるような状態」になる事です。
そのために、NLPセミナーでは、「実技」を重視するのです。
社会でNLPを活用していく
NLPセミナーの中では、安全な環境で試し、失敗する機会を用意しているといいました。
しかし、その安全な場所を出た瞬間から、あなたは一人です。
あなたのコーチはあなた自身。
NLPセミナーでは、その社会の荒波に立ち向かう力をお渡しできるようトレーナーが最善を尽くします。
ですから、ぜひともNLPセミナーに参加される方は、どんどん失敗してほしいのです。
それがあなた自身の学びになるのはもちろん、同じ場所で学ぶ人たちの学びにもなります。
NLPセミナーは理論を学ぶ場ではありません。
実社会でNLPを活用していくための実技訓練の場なのです。
そんなNLPセミナーへのご参加は、以下のリンクより。
28歳の時保険代理店業で起業し、保険会社の年間表彰に5年連続で選ばれる会社に育てる。
そのすぐ後、スタッフの半分が一気に会社を辞める事態になり「自分を変えなければ」と発起しNLPや心理学を本気で学ぶ。
『過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる』ことを知り、全国の経営者やビジネスパーソンにもそれを伝えるため、セミナー活動や研修活動をしている。
【保持資格】
全米NLP トレーナー・LABプロファイル®トレーナー
交流分析士・心理カウンセラー・行動心理士