心理学には勉強や仕事に活用できる知識がたくさんあります。
プラシーボ効果もその一つ。
こちらの記事では、プラシーボ効果について掘り下げていきます。
プラシーボ効果とは?
プラシーボ効果は医療現場でよく使われる言葉です。
プラシーボ効果とは、症状に対して有効な成分が含まれていない偽薬を飲んだとしても患者が「この薬は効く」と思い込むことのよって症状の改善や回復が見られることを言います。
そんなことあるの?
と思うかもしれませんが、実際ありえるのです。
薬はあくまで脳の治癒能力を高める作用を促進するものです。
なので、脳が思い込めば偽薬だとしても効果を発揮するのはなんら不思議なことではないのです。
子供の時、怪我をしたら周りの大人が
「痛いの痛いのとんでけ~」
って言われたことはありませんでしたか?
完全に痛みが和らぐということはないとは思いますが、痛みが軽減したという経験をした人は多いのではないでしょうか。
あれも一種のプラシーボ効果です。
人間の思い込みの力は侮れないのです。
医療現場においてよく使われるプラシーボ効果ですが、様々な場面にも応用が効きます。
プラシーボ効果をビジネスや勉強に活かしてみてはいかがでしょうか。
勉強や仕事にプラシーボ効果を使う例
実際にプラシーボ効果を勉強や仕事に活かそうと思ってもどのようにすればいいのかあまりピンと来ませんよね。
あなたの状況に合わせてプラシーボ効果を活用しやすくするためにも、2つの具体例を挙げていきます。
一つ目の例は勉強する時。
もし、あなたは何かの勉強方法を真似して勉強しているとします。
その勉強方法は教材の知識を使って問題を作るというもの。
プラシーボ効果を活用するには
「この勉強方法が自分には合っているんだ」
と自分に言い聞かせることが大切です。
なぜなら、勉強方法は探せばいくらでも出てきますし、自分に合った勉強方法を探し出そうとすればキリがありません。
今現在、実行している勉強方法が
「もしかしたらこの勉強方法は自分には合っていないのかもしれない」
と疑いをかけてしまうと、脳が悪い意味で思い込んでしまって勉強の効率が下がってしまいます。
だから、この勉強方法は自分に適していると思い込むことによって、プラシーボ効果を発揮していきましょう。
そして、二つ目の例は仕事に活かす時。
仕事にプラシーボ効果を活用するには、
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成功者の言葉を信じる
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ということが効果的です。
例えば、ソフトバンクの創業者、孫正義の名言で
「口に出して紙に書いてコミットする事。それは成功への近道」
という言葉があります。
あなたは何かの仕事をする前にはパソコンでプランを打ち込むだけにとどまらず、口に出して紙に書くことを実践していました。
それでもなかなか思う通りに結果がでなくて、諦めそうになった時
「でも、孫正義がこれで成功するって言ってたんだから必ず成功できる!」
と思い込むようにするのです。
これだけで、プラシーボ効果を発揮し、成功確率が上がると言われています。
人間は不思議なもので本当に【思い込む】だけで成功しやすくなります。
おそらく、根拠のない自信が湧いてくるからなのでしょう。
自信のある人は周りの人から信頼されやすいですし、判断力も鋭くなると言われています。
だからこそ、思い込みの力を信じてプラシーボ効果を仕事にも活用していかない手はありませんね。
プラシーボ効果にはデメリットもある
先述したことだけを聞くと、プラシーボ効果は良いことだらけにように聞こえますよね。
ですが、違います。
プラシーボ効果にはデメリットもあるのです。
デメリットをしっかり理解した上でプラシーボ効果を活用していくようにしましょう。
どんなデメリットがあるかと言うと、
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思い込みはネガティブなことにも作用する
\
ということです。
【病は気から】という言葉がありますよね。
昔の人が作った幻想のようにも聞こえますが、この言葉は科学的に見ても根拠があります。
例えば、患者が医者の言葉を100%信じているとします。
ここですでに思い込みが発生していますよね。
医者だって人間なので完全な処置はできないはずですから。
ですが、
「医者の言うことは絶対」
と思い込んでいる患者がその医者から
「あなたの余命が3ヶ月です」
と言われたらどうでしょう。
ですが、この宣告は医者の単なるミスです。
その患者は本当に3ヶ月後に自分は死ぬんだと思って、本当に死んでしまうというのです。
恐ろしい話ですよね。
あと、うつ病の人が
「この薬はうつ病によく効く」
と思って、常習的に投薬していたとします。
ですが、この薬はプラシーボ効果を狙っただけでうつを改善するための有効成分は含まれていません。
投薬期間はうつ状態は見られなかったものの、投薬をやめた途端、うつを発症させてしまうのです。
これがプラシーボ効果のデメリットです。
こんなことに陥らないためにも【思い込み】と上手く付き合っていく必要があります。
まず一番最初にできることは
「自分には少なからず思い込みがあるんだ」
と受け入れることです。
人間には必ず思い込みがあるものです。
思い込みとセットで生きていると言っても過言ではありません。
だから、薬を飲むにしても勉強するにしても仕事をするにしても
「自分には思い込みをしている節があるのかもしれない」
という意識を持つようにしましょう。
この考えを持つことによって、より客観的な視点で物事を考えられるようになりますので。
心理学の知識を使えば人生は変わる
医療現場でよく使われるプラシーボ効果はあなたの生活の様々な場面で活用できます。
プラシーボ効果を上手に活用することによって今まで上手くいっていなかった物事がいともかんたんに良い方向へ運ぶようになることだってあります。
ですが、知識だけ知っていても上手く活用できない人のほうが大多数です。
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