上司と部下との信頼関係をたった一言で深める方法をNLP心理学に学ぶ

この記事でわかること

  • 部下の能力を最大限に引き出すには心理的安全性を高める必要がある。
  • そのためには上司と部下の信頼関係を築く必要がある。
  • 最も簡単な方法としては「”いつも”ありがとう」と感謝の言葉を伝えること。

こんにちは、満トレからビジネス心理学を教わっているうっちゃんです。

先日は満トレの法人向けオンライン研修をお手伝いしてきました。

研修の中で、企業の社員からこんな質問がありました。

質問

  • 自己理解を深めることで自分の感情をコントロールする方法を学ぶと、他者とのコミュニケーションも円滑になると研修で学びました。
  • 職場で使えるコミュニケーションスキルについて、もっとお聞きしたいと思います。
  • 上司と部下の信頼関係を効率的に構築するには、どうしたらよいでしょうか?

今回は「上司と部下の信頼関係を効率的に構築する方法」について、満トレから教わったことを紹介します。

上司と部下の信頼関係は最大の能力を発揮して効率的に業務を進めるために必要

上司と部下の信頼関係は最大の能力を発揮して効率的に業務を進めるために必要

多くのリーダーやマネージャーを悩ますのが、部下との信頼関係です。

一昔前なら「上司は部下から嫌われてナンボ」というのが常識だと思われてました。

しかし、いまや時代は変わり、上司と部下は信頼関係を構築して業務を効率的に進める考え方が重視されています。

まずは上司と部下の信頼関係がなぜ必要なのか説明します。

上司と部下の信頼関係は最大の能力を発揮するために必要とされている

上司と部下の信頼関係は最大の能力を発揮するために必要とされている

上司と部下の信頼関係がなぜ重視されているかご存じですか?

一言でいえば、部下の能力を最大限に発揮できる環境をつくるためです。

これはGoogleの「効果的なチームとは何か」を知るプロジェクトで、優れた上司の条件として明らかにされています。

「チームのパフォーマンス向上のためには、心理的安全性を高める必要がある」

この心理的安全性とは、「一人ひとりが恐怖や不安を感じることなく、安心して発言・行動できる状態」を指します。

より身近な表現として、次のように言い換えられます。

  • チームの中で自分が自分らしく働いている状態
  • 安心して何でも言い合えるチームだと感じる状態

心理的安全性が不足している場合、部下は不安となり積極的に行動ができなくなるといわれています。

(参考:心理的安全性が不足しているとどうなる?

  • 「こんなこともわからないのか」と相手に無知だと思われることへの不安。
  • 自分の欠点をさらけ出すことに恐れ、なんか行動を起こしたときに「こんなこともできないのか」と相手に思われることへの不安。
  • チームメンバーに嫌われるのではないか、あるいはチーム内で議論するときに「あの人のせいで議論が進まない」と相手に思われることへの不安。
  • 自分がチームの和を乱すのではないか、ネガティブな人だと思われることへの不安。

つまり部下は不安を感じているため、積極的な発言や行動ができず、パフォーマンスが低下するのです。

ここで、人の行動に大きく影響するニューロロジカルを見てみましょう。

不安を感じている部下は積極的に発言や行動することに抵抗を感じている

不安を感じている部下は積極的に発言や行動することに抵抗を感じている

ニューロロジカルの詳細な説明は別の記事で紹介しています。

人の行動の9割は無意識に支配されているとも言われ、自己認識や信念、価値観が能力や行動、環境に大きく影響します。

無意識は「安全・安心・楽・快楽」が大好きで、これらから遠ざかる行動や環境には強く抵抗します。

先ほどの心理的安全性が不足している場合を考えると、どれも不安を感じていることがわかります。

つまり自分が無能だと思われることなどの不安を避けるために発言や行動をしないのです。

したがって、部下の積極的な発言や行動を促すには心理的安全性を高める必要があります。

具体的には部下が安心して発言や行動ができる環境が必要です。

そのためには上司と部下の信頼関係は不可欠でしょう。

NLP心理学にはミラーリングやペーシングなどのコミュニケーションスキルはたくさんあります。

今回は誰でもできて、普段の言葉にたった一言を付け加えるだけでよい方法を紹介します。

部下との信頼関係を築くには感謝の言葉に「いつも」を付け加えよう

部下との信頼関係を築くには感謝の言葉に「いつも」を付け加えよう

上司と部下の信頼関係を築くには感謝の言葉に「いつも」を付け加えるのが最も簡単で有効です。

まず前提として、相手に何かをしてもらったらお礼をすることが必要です。

社内の関係が上手く行っていないとき、こんな常識レベルの事が出来ていません。

きっと上司的には「仕事なんだから、当たり前だろう。」という思いなのかもしれません。

しかし、誰かがやらなければならないことを部下がやってくれたなら、お礼を述べましょう。

その時のちょっとしたコツをお教えしましょう。

「ありがとう。」

これだけでもよいですが、ほんの一言付け足してみてほしいのです。

いつもありがとう。」

たったこれだけです。

この「いつも」という言葉が付くだけで、言われた側は安心感が得られます。

「今だけではなく、これまでやってきたことも正しかったんだ。」

これを習慣にするだけで社内の雰囲気はグンッとよくなります。

心理学的に解説すると、言われた相手は自己承認欲求を満たされることになります。

そして、内的なモチベーションを高める一助となります。

こういった小さな信頼関係の積み重ねが会社の雰囲気を作り上げるのです。

そして社員一人ひとりの気持ちが、会社を強くします。

人間関係づくりの小さなコツの集大成がNLPなのです。

質問

  • 自己理解を深めることで自分の感情をコントロールする方法を学ぶと、他者とのコミュニケーションも円滑になると研修で学びました。
  • 職場で使えるコミュニケーションスキルについて、もっとお聞きしたいと思います。
  • 上司と部下の信頼関係を効率的に構築するには、どうしたらよいでしょうか?

回答

  • 上司と部下の信頼関係を構築するには、ペーシングやミラーリングといったスキルがNLP心理学にはあります。
  • 最も簡単な方法としては、感謝の言葉に「いつも」を付け加えるとよいでしょう。
  • 例えば、「いつもありがとう」「いつも気が利くね」と声をかけるとGoodです。

あなたの職場でも良好な人間関係を作るために満トレに相談してみませんか?

法人向けのコミュニケーション研修がありますので、どうぞご覧ください。

 
上司と部下の信頼関係を築くなら満トレの法人向け心理学研修を受ける

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