脳のプログラムを書き換えるということ

ある方が、これまでゴルフのスコアがなかなか伸びなかったという話をされてました。
しかし、あるきっかけで、スコアがめちゃくちゃ伸びたんだそうです。
それはなぜ?と聞くと、
「病気になって、手術をしたからです」
というのです。

なんとも不思議な話です。

詳しく伺うと、脇腹の傷口はもうよくなったものの、
やっぱり体をひねるのはちょっと怖い。
ということで、おなかの傷をかばうと、逆に変な力が抜けるんだそうです。
けっか、力まずふわーーーっと、体を回転させるから飛距離は劇的にアップ。
すると心の余裕ができて、その後のアプローチも悪くないんだそうです。

彼は言います。
「ゴルフをやる人で、身体の力を抜いたほうがいいのは誰でも知ってると思います。
けど、実際にそれができる人は少ないんですよね」
これ、なかなか面白い言葉です。
力を入れるのではなく、抜いたほうがいい。
そんな簡単なはずのことができないから、ゴルフがうまくならない。

それを、彼は手術というきっかけがあってできるようになったわけです。

 

じゃあ、なぜ体の力は抜けないのでしょう。
これ、力を入れると飛距離が伸びるという過去の経験が脳内にインプットされているからです。
それは初めて野球をやったときとか、サッカーをやった時かもしれません。
そもそも、何かを動かそうとするとき、力を入れると大きく動くというのを経験した時かもしれません。
なんにせよ、脳というのはズボラな器官で、そういったパターンで行動を作り上げる傾向があるようです。
だから、分かっていてもうまくできない、ということが起こります。

 

そのパターンを変更するには、違った経験を脳にさせることが必要になります。
ごくごく簡単なことで、力を抜いたほうが球が飛ぶ、という経験を繰り返して、
頭の中のプログラムを上書きしていく必要があります。
どうしても、ゴルフ場をラウンドしているときは勝負に頭が厚くなるかもしれませんから、
練習場などでは繰り返し繰り返し、力を入れないスイングを練習する。
過去作り上げたプログラム以上に、力を入れないスイングを体におぼえこませる。

すると無意識に、力の抜けたスイングができるようになるかもしれません。

 

これ、仕事でも同じです。
同じ過ちを繰り返している人は、次も同じ過ちを繰り返すんです。
だからその習慣を断ち切らなくてはなりません。
その行動パターンを作ってきた、頭の中のプログラムを書き換えなければならないのです。

NLPという心理学は日本語で「神経言語プログラミング」と言います。
これ、どういうことかというと、自分の頭の中のプログラムを書き換えるスキルとも言えます。
その本質は、実際のセミナーで触れていただきたいと思います。

ぜひ、一度試してみませんか?

個人向けセミナー

 

自分で進路を決められなかった人、自分で進路を決めた人

私の知人にこんな人がいます。
中学を卒業し、高校を受験。
高校は特にどこに行きたいという希望もなく、
先生から「受かりそうな学校」をピックアップしてもらい、
そこを受験。

高校ではバレー部に所属。
それなりに慎重もあり、実績も残したので、
スポーツ推薦で大学へエレベーター式に進学。
大学では、身体を壊し、居づらくなって学校に行かなくなった。
当然卒業はできず、ぶらぶらしていたところ、
親にとがめられる。

煮え切らない様子を見て、親は自分の知人の経営する専門学校の入学を進める。
彼はそれに従い、無事専門学校を卒業。
その後も職に就くことなくぶらぶらする。
親は見かねて、自分の経営する会社に入社させる。

 

彼は決して不真面目な男ではありません。
やれと言われたことは、それなりにやります。
けど、何か足りないものがあります。

彼に話を聞くとこんな風に言います。
「どんな状況であれ、その中で精いっぱいがんばる」

 

彼には決定的に足りないものがあります。
それは何かというと、自分で考え、選択し、決める、という意志の力。
波が揺れるまま、風が吹くままに任せて生きているのは、
自分の人生ではなく、他人に言われるがままの人生。

彼は自分では気づいていないかもしれませんが、
いつもため息ばかりついています。

さて、彼が仮に明日命を失うとしましょう。
果たして、
「この人生やり切った!」
と爽快な気分でこの世を後にできるでしょうか。
恐らくそうではないでしょう。

今、本人が気づいているかどうかはわかりませんが、
何をするにもどこかモヤモヤとした、
落ち着かないというか、何かやり残しているというか、
言葉には表現しにくい感情があるのではないでしょうか。

 

だから、いつもため息をついているのです。

 

彼は今も、誰かの従者です。
指示されるままに生き、
じぶんでは何も決められない。
決めない癖をつけてしまっているから、
そもそも自分の意志がどこにあるかもわからない。

 

ところで、私が初めて「意志の力」を発揮したのは高校受験の時です。
中学では勉強する気も起らなく、成績は5段階評価の1~3ばかり。
2教科ほど「3」がありましたが、それいがいは「1」と「2」です。
しかし、高校を決める段階で、決めざるを得ない環境が訪れました。
私の学力で行ける学校は、不良の巣窟のような学校ばかり(汗)
そこに行けば、いじめにあうのは必至。

しかも、高校生活といえばバラ色のイメージを強く持っていた私。
その私が、自分の学力で行ける共学の学校がなかった。
灰色の青春、決定です。

 

ということで、一念発起しました。
学区内では、学力は中の上くらいの公立高校。
ここへ行くためには、成績表は「3」を中心に、「4」と「5」が必要。
そのために、夏休み以降必死で勉強しました。
平日は帰宅してから、4~5時間。
休日は8時間以上は勉強していました。
けっか、2学期の成績はほとんどが「4」。
ときおり「5」と「3」という状態です。

晴れて私はその学校に進学できるようになりました。

 

今まで、まともに机に向かったことのなかった私ですが、
なぜそんなに急に長時間の勉強をするようになったのでしょうか。
恐らくそれは意志の力。
本当にこうなりたい、と思ったときには意外な集中力を発揮できるのだ、
ということを知った初めての経験でした。

 

しかし、高校に進学してからは成績は急下降(笑)
成績を上げたいという欲求がなかったんですね。

 

さて、はじめの話に戻りましょう。
マジメだけど自分で決めることのない彼。
彼が果たして、そういった意志の力を発揮できるでしょうか?
たぶん難しいでしょう。
しかし、意志の力をもたずして、そこそこのことができる実力を持っているわけです。
そんな彼が、意志の力を発揮できたとしたら、ものすごいポテンシャルを持っているように思います。
その意志の力を発動させるには、自分の気持ちに素直になることが必要です。
遠慮して、自分の気持ちを抑え込んでいるのではなく、
どんどん自分の気持ちを外に表現していくこと。
他人の決定に従うだけではなく、自分が決めるという勇気と覚悟を持つこと。

それをやらない生活をしていると、だんだんと自分の意志が見えなくなってくるのです。

 

実は、NLP(神経言語プログラミング)には、こういった見えなくなった自分の意志を穿り出すワークなどもあります。
すると何が起こると思いますか。
その人は、人が変わったかのように目の色を変えて、自分のミッションに取り組み始めます。
けっか、当然成功率は高まっていきます。

この意志の力、活用しない手はありません。
ぜひとも、自分の本当の気持ちに気づいてください。

 

ライバルは必要か? NLP的モチベーションの考え方

人が成長するためには、ライバルは不可欠。
そんな事をよく耳にします。
しかし、それ、本当でしょうか?

 

もちろん、ライバルがいて、お互い切磋琢磨することを否定するつもりはありません。
それはそれで、価値のある事だと思います。
ただ、もう少し本質的なお話をしたいと思います。

 

もっとも、”競わされる”仕事の一つが営業でしょう。
誰かがトップで、誰かが二番。
必然的に、誰かがビリになるのが競争原理です。
こういった順位を決めることで、頑張った人をほめたたえ、そうでない人を奮い立たせよう。
そんな意図で、いろんな工夫がされました。

 

キャンペーンなどの表彰制度、
壁に貼られた棒グラフ、
契約一つにつき配られる粗品など。
まぁ、いろんな仕掛けがあります。

 

これ、燃える人もいれば、燃えない人もいる。
ぎゃくに、どんどん冷めてしまう人もいるのではないでしょうか。
結果として、一番と二番が競い合って、他の人たちは傍観者。
10人の営業がいれば、売上の内
半分近くを1番と2番の人で、残りをほかの人たちで分け合う感じでしょうか。
1位、2位の人はどんどん力をつけて売り上げをあげていくかもしれません。
しかし、結果として、もっと条件のいい会社に移ってしまった・・・なんて笑えない話もよく聞きます。

 

さて、こういった「競争原理」を働かせることは、短期的には人を成長させたり、組織の業績を上げる可能性は高いでしょう。
しかし、社内はぎすぎすして、”協力しあう”という文化は消えていきます。
トップ3くらいの人は、いつも同じメンツで、それ以外の人はみな「その他大勢」になってしまいます。もう、シラケムードですね。

それが嫌になって、トップセールスの人は抜けていくのではないでしょうか。

 

個人の成長としても、微妙な問題が出てきます。
というのも、競争というのは、他人との比較です。
だから、良いときもあれば悪いときもある。
悪いときには焦ってしまって、下手をすればメンタルヘルスの問題を生み出します。
他人の基準で頑張っても、どこか無理が出てくるのです。

 

たとえば、NLPでは外発的動機付けと、内発的道義付けにモチベーションの根源を分けて考えます。
外発的動機付けというのは、まさに外からの刺激に対しての反応。
内発的動機付けというのは、自身の内から湧くもの。
一般的には、後者の方が普遍的に力を発揮しやすいと言われています。

たとえば、リーダーとして営業チームを引っ張る方、また、自身が営業スタッフとして力を発揮したいと考える方。
ともに、この内発的動機付けをもとにした仕事の仕方を考える事で、あり得ないほど景色が変わることがあります。

他人と競うのではなく、自分の中から湧き上がる感情でがんばる。
これ、とても大事だと思います。
なぜならば、他人と比べる相対評価ではなく、自分自身の成長という絶対評価にコミットできるからです。

 

競争ならば、自分の成績が良くても、他の人間がもっと良ければ上には上がれません。
しかし、昨日の自分をこえるという事であれば、間違いのない評価が可能です。

 

この内発的動機に火をつけるためにも、NLPを学び、人の内面を学んでみてはいかがでしょうか。

営業チームの業績を簡単に伸ばす方法

営業チームを同業績をあげさせるか。
これ、リーダーの悩みの一つですね。
良くやるのが知識研修。
知識の幅を持たせて、色んなバリエーションの問い合わせに対応できるようにしよう。
そんな意図をもってされるのかもしれませんね。

しかし、それではなかなか上手くいかない現実があります。
客層がマッチしていなかったり、今一つ自身がなくて踏み込めなかったり。

 

そこで一つ提案があります。
それは、最も優秀なセールススタッフのマネをさせるという事。
成績が優秀な人間の振る舞いを、一から十まで真似をさせるのです。

これ、NLP的にはモデリングといいます。

よく、ロープレとかはやりますよね。
お客さんのところに行って、どんなやり取りをするのかを練習する。
これも悪くはないのですが、「言葉」だけに頼りすぎると効果は限定的です。

 

たとえば、自動車の運転をしたことのない人が、フェラーリの魅力を語ってもしっくりきませんよね。
それと同じで、単に言葉をなぞるだけでは、人を動かすほどの力を持ちません。

 

何度かご説明したことがありますが、NLPに限らず、心理学においては人の印象は言葉だけではないことがわかっています。というより、何を話すかよりも、その人のしぐさや見かけ、表情などを相手は読み取っていると言われています。

 

それを証明するために、ある実験が行われました。
それは、音声をカットした映像を見せられます。
その映像は、セールスパースンとお客さんの動画です。
被験者は、その音声のないセールスのシーンを見て、セールスが成功したかどうかを判断します。実はこの判断は、かなり正確であったといいます。

何を言っているかがわからなくとも、セールスが上手くいったかがわかるわけです。

 

皆さんも、経験ありませんか?
自分には聞こえない場所で話をしている人たちを見て、なんとなくその内容がわかる、という事。
つまり、私たちは、物事を言葉以上に、視覚情報で判断している事が多いわけです。

 

となると、言葉だけをなぞっても上手くいかない。
だから、トップセールスパースンの振る舞いを全員が真似るのです。
それだけでチームの売り上げが30%もアップしたケースもあるようです。

 

これは、一度や二度の練習ではできるものではありません。
毎朝、5分でも10分でも練習する時間をとってみてください。

 

さて、その時にコツのようなものが発見できるかもしれません。
それこそまさに、NLPで学ぶコミュニケーション技術そのものであることが多いようです。
私たちは何を言うかばかりに気を取られていますが、五感に訴えなければならないのです。

NLPはそのヒントを提供してくれます。
一度体験していただくと、その意味が解ると思います。

 

お客様が「お客様」でなくなる 究極のコミュニケーション術

なぜNLPを学んだのか?

受講者様の体験談

私自身は、普通に大学も卒業し、普通に仕事に就きました。
しかし、仕事に就いた途端、物事が上手くいかなくなったんですね。

実は、中学の時には成績が悪すぎてまともな高校に入れない、と言われてました。
それでも一念発起して、勉強したらまぁ中くらいの高校には進学できました。
さらに、高校でもまたどんどん成績が下がり、大学もなかなかまともなところに行けないと言われました。
これもまた、高校3年から勉強を始めて、なんとかそこそこの大学の受験に成功しました。

 

この時は、なんとなく「やればできるじゃないか、自分」なんて思っていたわけです。
しかし、就職してからはやることなすこと上手くいきません。
例えば、営業の仕事をしても、何軒訪問しても契約が取れない。
何の当てもなく、街をふらつくのですが、だんだんと営業が成功するとは思えなくなって、仕事をさぼり始めます。
朝、営業に出ると言って会社を出てから自宅に直行。
一日中、本を読んだり、居眠りをしたりして、夕方になると会社に戻る。
適当な営業日報を書いて、一日が終了。

今の時代なら、精神科の病院に駆け込めば、うつ病の診断書はもらえるんじゃないかと思います。

 

ただ、そんな日々を続けていて上手くいくはずがないのはわかっています。
だから、気力を振り絞って、また営業に出ようとするのですが、お客さんの会社の前に立つと足がすくんですすめなくなってしまうわけです。

 

そんな時、いろんな勉強をしていた中にあったのがNLPです。
本屋さんに行くと、NLPの関連書籍が並んでいます。
日本語訳は「神経言語プログラミング」。
何となく感じたのは、ああ、自分のプログラムを書き換えることができる技術なんだな、という印象でした。

 

負の思考スパイラルを変えることができるなら。
そんな思いで、その本を手に取りました。
しかし、書いている事って、どことなくピンとこないものが多い。
例えば、モデリングという技術。
簡単に言うと、自分が目指す人の真似をするという事がかかれているわけです。
なんだ、これ、バカバカしい。
正直なところ、初めの印象はそんな感じでした。

 

人の真似すりゃ、成功するなんて言われても、にわかには信じられないですよね。

 

本で読んだとき、実はNLPなんて仰々しい名前の割には大したことない。
そんな風に思っていたんです。
しかし、どうもおかしい。
例えば、神田昌典さんや勝間和代さんをはじめとして、ビジネスの世界で活躍する人の中でNLPを学んでいる人は結構多いわけです。
これは、自分が思った以上の何かがあるかもしれない。
そう感じたのです。

 

そこで、いくつかのNLP体験セミナーのようなものを経験することにしました。
するとですね、本で読んだものと同じワークを、実際にやってみると全然違うわけです。
ただ単に、知識として本から感じ取ったNLPと、リアルな場で感じるNLPでは天と地ほどの差があります。

もしかしたら、これは人生を変えるほどのインパクトがあるかもしれない。
そう思い始めたわけです。

 

その後、様々な形でNLPに触れるわけです。
たとえば、NLPといえば、世界ナンバーワンコーチの誉れも高い、アンソニー・ロビンス。
彼の来日時のセミナーには参加しましたし、彼のフリークである方からある動画を見せられました。
何千人ものセミナー参加者の中から選ばれた一人。
彼が指され、彼の人生について語り始めます。
どうやら彼の人生は悲惨なこと続き。
家族とも別れ、孤独な人生を歩んでおり、自分は死のうと思っているといいます。
最後の望みを託して、全財産をかけてアンソニー・ロビンスのセミナーに参加したとか。

アンソニーは、彼の話を一つ一つ聞き、いくつかの問いかけをします。
その問いかけは、孤独にさいなまれた人が望む状態についてであったり、周囲の人への感じ方であったり、決して難しいものではありませんでした。
その過程で、孤独な人はみるみると表情が明るくなるのです。
まさに、一瞬にして、自殺を考えていた人が、希望の人になったのです。

 

NLPは人を一瞬にして変えることができる。
この事を知ったとき、私もNLPを本当に信頼し始めたのかもしれません。
私自身も確かに変化しています。
少なくとも、営業が嫌で自宅に閉じこもっている人間ではなくなりました。
すべてがNLPのおかげとは言いませんが、そのきっかけづくりには大きな役割を果たしていると思っています。

NLPは、本で学ぶより、実際に触れたほうがいい。
私はそう思っています。
できれば、体験講座などへ足をお運びいただけると、その片鱗を感じて頂く事ができると思います。

 

そのきっかけづくりとして、私どもをご活用いただければ嬉しく思います。

自分を成長させたいとき簡単にできる事

先日、あるお誘いがありました。
そのお誘いの場には、そうそうたる経営者がそろう予定。
こんな中に自分なんかがいてもいいんだろうか?
そんな風に、ちょっぴりしり込みしてしまいそうな場所です。

今回は、思い切って飛び込むことにしました。

人が変わる方法として、大前研一さんの有名な言葉があります。

人間が変わる方法は3つしかない。1つ目は時間配分を変えること。2つ目は住む場所を変えること。3つ目は付き合う人を変えること。どれかひとつだけ選ぶとしたら、時間配分を変えることが最も効果的。

私自身、意識して時間配分は変えました。
棲む場所も変えました。
そして付き合う人も変えました。

じゃあそれで終わりか、といえば決してそうではないわけです。
それでレベル3がレベル4になったとしても、その次には、レベル5もレベル10もあるわけです。
一度それを意識すれば終わる、というものではないのです。

 

とりあえず、時間配分や付き合う人を変えても今度は、そこに落ち着き始めたら次のステップへ移る。常に、同じ場所に安住しないことを意識することが大事なんだと思います。
いきなり、レベル3の人が、レベル100には行けるものではありません。
であれば、ひとつづつ階段を上るしかないのです。

 

これをマネジメントに当てはめてみましょう。
ご自分の部下を成長させたい、とします。
すると、この三つの要素を一度かえただけで、ハイおしまい、というのではわずかな変化しか起こりません。

これを何度も何度も繰り返すうちに、人は成長していくわけです。
しかし、気を付けなければならないのは、自身の成長にコミットして、そういった状況を楽しめる人もいれば、そうでない人もいる、という事です。
中には、変化を嫌い、ただ黙々と同じ作業を繰り返すのが好きな人もいるわけです。

 

ただ、この場合も、本質的に変化を嫌っているというより、その変化を好まない理由があります。

 

リーダーは、常に変化を組織内に起こすことと同時に、こういった人たちひとりひとりに目配りをする必要があります。多くの場合、明確に言葉を発する人は決して多くはないと考えられます。であれば、一人一人の様子を観察し、どんな価値観を持っているかを知り、彼らの価値観に合わせた提案が必要となってきます。

単なる、ポジティブ野郎を貫くと、必ずと言ってほど対抗すべく超ネガティブ社員が出てきたり、社員が心身の異常を起こすことがあるのです。

 

私たちが、コミュニケーションのスキルとしてのNLPだけでなく、LABプロファイルという、あいての価値観を探り、その価値観に沿ったコミュニケーションが取れるような技術を合わせてお伝えしているのは、そういった理由からです。

活発なチームを生み出すためには、NLPとLABプロファイルを合わせて学んで頂ければと思っています。

この二つの組み合わせは、営業の技術を磨くだけではなく、マネージャーのマネジメントスキルの向上に必ずや役立つものと信じています。

 

本当の自分はどこに?

あなたの事を説明してください。
こういうと、あなたはどんな風に説明されるでしょう?

 

私は○○株式会社の社員(もしくは役員)です。
私は、××という場所に住んでいます。
私は、△△という名前です。
私は・・・

 

さて、どこまでいっても、これはあなた自身の説明ではありません。
あなたが所属している会社、あなたの住む場所、あなたの名前。
すべてあなたの本質をあらわしているのではなく、あなたが社会の中での相対的な位置だったりを説明しているわけです。

これらの情報で、たくさんの人の中から、あなたを特定することはできるかもしれません。
しかし、あなたの事を正しく説明しているとは言えないでしょう。
あなたがどんな生い立ちで、どんな経験をして、どんな考えを持っているのか。
まさにあなたの皮をかぶった”中の人”の事を言葉で説明することは難しいのです。

 

実は、あなたの”中の人”は、あなた自身もよく知らない可能性もあります。
例えば、あなたの思考はあなたのものでしょうか?
きれいな海でダイビングをする写真を見たとしましょう。
その写真を見て、「あ、自分もやってみたい。」と思うのは、もしかしたらあなた自身かもしれません。

しかし、多くの場合は即座に否定する何かが頭の中に住んでいるわけです。
「仕事があるのに休みなんて取れないだろう」
「こんな年になって、ダイビングを始めるなんて現実的じゃないだろう」
「お金がかかりそうだけど、どこからお金を工面するんだ?」
「どうせすぐ飽きるんじゃないの?」
などなど。
まあ、いろんな声が玉の中にこだまするわけです。

 

こういった思考は、多くは生まれて間もないころから身に着ける習慣だと言われています。
社会に適合するために、常識的な考え方をするようしつけられてきているのです。
皆さんは、小さなころ抱いた夢の一つや二つあるのではないでしょうか。
ミュージシャンやアイドルになりたい。
ケーキ屋さんになりたい。
マンガ家になりたい。
こういった夢は、たいてい、大人たちに否定されます。

「それでは食べていけないから。」
「どうせお前には無理。」
「まっとうな仕事に就け。」

こういった心無い言葉は、大人たちの愛情でもあります。
自分の周囲にいる子供が、お金で困らないよう、心配しているのです。

 

しかし、心配は立場を買えれば呪いと言われています。
この呪いの呪縛に囚われて、何の変哲もない、社会生活に適合していくわけです。

 

時代は、随分と変わりました。
一昔前なら、到底仕事とは思えないユーチューバーが人気職業として名前が上がるようになりました。
自分で作曲した曲をネットで公開する「ボカロP」、
自分の歌を録音してネットで公開する「歌い手さん」、
自分で描いた絵を公開する「絵師さん」。

そんな中からメジャーデビューすることもだんだんと当たり前になってきました。
自分で作った小物を販売する仕組みもあったり、自分で撮った写真を販売する仕組みもあります。

 

今の時代はもはや、大人が言っていた「まっとうな仕事」とは全く別の次元で世の中が動いています。逆に、まっとうな仕事に就いた人が、うつ病を患ったり、身体を壊したり。
もうすでに、世の中は大きく変化しているのです。

 

はじめの話に戻しましょう。
あなたは誰ですか?

今こそ、これまでまとってきた、社会に適合するための殻を破るタイミングではないでしょうか。遅すぎることはありません。
そういったからの中でひっそりと眠る、あなたの本当の姿を見る一助となるのが、NLPのコミュニケーション技術です。

 

あなたも、NLPを学んでみませんか?

 

外発的動機と内発的動機~NLP的考え方

論理的な説得、正面からのお願い

「情」で動く人

まんトレも”中の人”も、保険業界に多くの知人・友人がいます。彼らは、保険会社の商品を販売することで収入を得ている人たちです。
この人たちのほとんどが感じている事があります。
「保険会社が、私たちの会社の経営云々を言うと腹が立つ。」
という事です。

どういうことか、具体的に説明しましょう。
保険会社は、代理店(販売店)に対して、販売促進の話をするわけです。もっと頑張って売ってください、と。これが一昔前だとシンプルだったのです。

●とにかく頑張ってやりましょうよ。
●私の立場もあるから、何とかお願いします。

なんていう風に、いわばお願いされて保険代理店は動いたものです。

情に訴えられると、仕方ない・・・と言いながらも動くものなんです。
なぜなら、自分を頼ってくれるからなんだかんだ言ってうれしいのです。

「理」で嫌悪感を抱く事

ただ、情で動く以上は、それに応じた人間関係が必要となります。それを作るのは、営業社員の力量でもあるので、誰にでもできる事ではないのです。そこで、頭のいい保険会社は考えました。「情」という非合理な感情に訴えるより、「理」で代理店を動かそう、と。

彼らは何をやったかというと、代理店の経営分析シートなどを作り、こう言う訳です。「あなたの会社は、この部分が弱い。だからここを補強しなくてはならない。」こういった物言いに、カチンとくる代理店の社長は多いようです。

少し難しい話ですが、中小企業の戦略は、小さな範囲で強みを作るのが定石です。あれもこれもとやっていれば、大企業との競争に勝てるわけがありません。小さい範囲で深いかかわりを持つから中小企業であるからこその価値が出るわけです。

話を戻します。
理詰めの話は、相手の頭を納得させることはできます。確かに反論の余地はないよね、と。しかし、腹落ちすることは難しいのです。やりたい、という衝動を形作りにくい営業推進スタイルと言えます。

「イヤ」から始めるか、「ヤリタイ」から始めるか

NLP的モチベーションの考え方

人の行動の動機は、主に二つあると言われています。
●嫌な事や苦痛から逃げるために行動する
●快楽を求めて行動する
というものです。

どちらかといえば、前者の方が強い、と考えられています。
ならば、前者を使ったほうが行動につながりやすい、と考えがちですがそこには落とし穴があります。

これもNLPで学ぶことですが、モチベーションには別の観点から二つのものがあります。
●外発的動機(外からの刺激に反応して行動に移す)
●内発的動機(内から湧き上がる刺激に反応して行動に移す)
たとえば、外発的動機は、
「これをやらなければ叱られるからやる。」「これをやれば給料が上がるからやる。」
といったものです。

逆に、内発的動機は、
「ワクワクしてやりたくてしょうがない」
といった状態でしょう。

前述の例を当てはめてみると、「理」による説得は、
やらざるを得ない理由が提示されており、その理由をなくすために行動する、
という事になりそうです。

つまり、外発的動機です。

じゃあ、「情」による行動はどうでしょう。
営業の人を助けてあげたいから行動する
という、自発的な行動、つまり内発的動機です。

一見、時代遅れに見える営業スタイルが、人を自ら動かしていたのかもしれません。

外発的動機は寿命が短い

もうひとつ、外発的動機の問題点があります。
外発的動機は、その危機が去ってしまえば、モチベーションも消えてしまうという事です。たとえば、保険会社が「理」で代理店を説き伏せたとします。その時にはいやいやながらもやるしかないか、と思うわけですが保険会社の人間が去った瞬間からモチベーションはどんどん落ちていきます。

逆に、その「危機」は次第に記憶から薄れ、保険会社に対する憤りのような感情だけが残ります。こういった憤りをどんどん積み重ねているのが、保険会社が代理店に対して行っている”営業”なのです。

私たちが社員に課す、営業ノルマもまた同じです。年度末をとりあえずしのげば一気に士気は下がります。4月、5月と緩やかなムードですごして、第一四半期の締めになって慌て始めるシーン、結構あるんじゃないでしょうか。

内発的動機は如何にして発動するか

じゃあ、お願い営業をすればいいのか。
となると、少し短絡的です。
お願い営業が有効になるのは、様々な条件が関与します。
例えば、相手の方が営業担当者に対して、何かしらの好意を持っている必要があります。行為というより信頼関係とでもいったほうが近いかもしれません。全く人間関係のない人の頼みごとであれば、聞けないものの方が多いのですから。

営業に「理」は必要です。しかし、「理」だけで人を動かすことはできません。そこに、「情」が絡まなければ人は動かないのです。
考えても見てください。
報酬を得られる仕事をするのが嫌で会社を辞め、ボランティアにいそしむ若者の事を。
彼らは、報酬の対価として働くという外発的動機に飽き飽きしています。むしろ、報酬がないからこそ、自分の価値を認められる内発的動機が発動するわけです。

で、リーダーである方が、こういった人たちを動かすには、彼らの心を動かさなければなりません。その最短距離といえるのは、「リーダーであるあなたのために働きたい」とメンバーに思わせる事です。その秘訣は、NLPを学ぶ過程で発見できるはずです。実際に多くの方が、部下に対するリーダーシップを強く発揮できるようになっています。

NLPはテクニックというイメージが強いし、それは否定しません。しかし、そのテクニックを超えた先には、人間そのものの本質を理解するプログラムがあります。ぜひともその門をたたいていただきたいと思います。

人は一瞬で変われるのか?

人はそう簡単に変われるわけがない。
そういわれることが多いのですが、これは本当でしょうか?

結論から言いますと、人は一瞬にして変わることができます。

 

まず、良くないほうの例をあげてみましょう。
なんだか今日は気分がいいな、と思って一日の半ばに差し掛かったとしましょう。
何もかもが上手くいっていたというのに、お昼休みが明けると上司が自分のところに来るように、とメモが残されていました。

「もしかしたら、今まで頑張ったことを褒められるのかな?」

と思えるならいいのですが、たいていはそうではありません。

過去の記憶をたどって、
「なぜ上司に呼び出されるのだろう?」
という原因を必死に探ります。

 

こういったときは、たいていはネガティブな記憶が思い出されるものです。
いいことがあるかもしれないけど、悪い事があるかもしれない。
そういう時には、悪い事の記憶が優位に立つ傾向があるようです。

 

もうこの時点で、朝の、なんとなくウキウキした気持ちは一転、
どんよりとした重い気持ちになってしまいがちです。
そうすると、頭の中は、心配事で占領され、ツラい一日として記憶されるのかもしれません。
ハッピーモードは、わずかな情報で一瞬にして、暗い状態に叩き落されてしまいがち。

 

だとすると、どんよりした空気も一瞬で吹き飛ばせるはずなんです。
しかし、人はどうしても嫌な事や、危険に対するセンサーの感度のほうが強く設定されているため、嫌な思いに頭が占領されることが多いのです。
これは、人が生きるために備わった機能ともいえます。
危険を自分から遠ざけるために、危険や不快に強く反応するのです。

 

逆に、良かったことを頭の中に強く印象付けるには、ちょっとした習慣を心がけるといいでしょう。

まず、この一日で、良かったことはたくさんあったんじゃないでしょうか。
少なくとも、午前中は気分が良かったわけです。
上司に呼び出されて思い起こされる記憶は、自分が叱られる原因ばかりです。
褒められることを叱られること以上にやっているはずなのに。

 

人は、自分に対して厳しい目を持っています。
他人からうらやましがられるような能力も、
「こんなの当たり前でしょ?」
と簡単なこととして片づけがちです。

 

たとえば、
「あなたは、人前で話すのが上手だね。」
と言われると、
「いやいや、まだまだです。」
なんていう風に考えがちです。

 

そう考えるから成長する、という見方はもちろんあります。
しかし、まずは、それを認めてみてはいかがでしょうか。
過去を振り返って、自分が褒められた経験をすべて書き出してみてほしいのです。
「絵がうまい。」「カラオケがうまい。」「アイデアマン。」
「仕事が丁寧。」「手先が器用。」

などなど、何でもいいのです。

 

すると、ちょっと自信のない自分は、こういいます。
「そんなことできたって、仕事の役にも立たないし。」

 

いえいえ、そんなことはないはずですよ。
カラオケや絵がうまい事で、それがきっかけで人間関係が円滑に進むかもしれない。
あなたを頼ってくる人がいるかもしれない。
こういった効果は、すぐには表れないかもしれません。
しかし、まずは、自分が得意なことをまずは認めてあげることが大事です。
そうすると、その事が好きになり、もっともっと追求したくなります。

こういった、「好き」「得意」を見つけた時点で、あなたはもうさっきのあなたとは別人です。

 

日本の学校教育では、何でもできるように、すべてを平均以上に、という事がベースになっています。しかし、人生の勝負においては、なんでも一通りできるより、たとえ狭いジャンルでもスペシャルな特技を伸ばすことの方が重要です。

あなたにも、他の人がなかなか出来ない事を、いとも簡単にやってのけることがあるのではないですか?

まずは、出来ない事よりも、人よりできる事に注目してください。
そしてそのことを受け入れ、その特技を生かす決意をしてください。
別に転職するとか、起業しなくても、その特技を生かす方法はいくらでもあるはずです。
その事に気付いた瞬間、あなたはさっきまでのあなたとは違うはずです。

 

ぜひ、自分を愛してください。

 

そんな、本当の自分を知る手掛かりとなるのが、心理学です。
特に、NLPにおいては、自分の内面との対話のスキルなども学んで頂きます。
そこで、涙を流し、つらかった自分を手放し、活き活きとした自分を手に入れる方をたくさん見てきています。

 

ぜひ、一歩踏み出していただきたいな、と思います。

 

個性心理学とLABプロファイル

皆さん、個性心理学ってご存知ですか?
羊とか、ペガサスとか、ライオンとか、コアラとか。
あまり詳しくはないのですが、動物占いと同じような枠組みのようです。

私の周囲の人間が結構ハマっていて、いろいろ教えてくれます。
これがなかなか面白いのです。

 

個性心理学は、まず、生年月日でその人の属性をみます。
たとえば、本質は羊で、外に出す部分はペガサスで・・・
みたいな感じで、人の本質、前面に出やすい性質、一人に一つの診断というよりその人自身の様々なシーンでの特性を読み解くようです。

 

そうやって、自分の個性を知ります。
そして、相手の個性も知ります。

 

たとえば、未来の心配事が気になってしょうがない人と、
そんな思考は全く持ち合わせない人がいたとしましょう。
未来が心配の人の事は、未来の心配をしない人には全く分かりません。
だから気楽に言うわけです。
「そんな、起こるかどうかわからい事、しんぱいしたってしょうがないじゃない!」

なんてバンバン背中を叩かれる。

しかし、心配なものはしょうがない。
心配するなと言われても、そういう思考回路なのだから仕方がない。
なぜあの人はわかってくれないのだろう…。

 

そんなところから、仲の良い人、良くない人が出てくるわけですね。
あの人はわかってくれない、と。

 

いろいろ話をきいていて、この個性心理学、なかなか面白いな、と思いました。
四柱推命学なんかをベースにしているという事ですから、いわば統計学ですよね。
今でいうビッグデータなわけです。

 

さて、これにハマった知人は、周囲の人間の生年月日から、どの動物に当てはまるかを次々とチェックしていきます。その結果を見ながら、
「なるほど~。」
「あの人を見ててイライラするのはこういう事だったのか。」
「うんうん、あの人、そういう部分ある。その背景にはこんな思いがあったのか。」

そんな風に人間理解を深めているようです。
合う人、合わない人がいて、合わない合わない理由がある。
そんなことがわかり始めると、今までなら
「なんであの人はあんな振る舞いをするの!」
と腹立たしかったことが、今なら納得できるといいます。
「あの人にはああいう個性があり、価値観があるから、ああいう行動がとれるんだな。」と。

 

どちらかといえば、ネガティブ思考で、なぜ自分だけがこんな苦しい思いをしなければならないのか?と言っていたその知人。
見る見るうちに、表情が明るくなるのがわかりました。

 

しかし、この個性心理学で、困ったことがあるといいます。
相手の生年月日がわからないと、相手のタイプを明らかにすることができないのです。
もちろん、やっているうちに、なんとなくあたりをつけることはできるようにはなるようです。けど、やっぱりちゃんと確認したい。
そんな思いがつのって、生年月日を聞くそうです。

聞ける相手ならいいのですが…。

 

この話をきいて、ある事を思い出しました。
それが、LABプロファイルというものです。
LABプロファイルも、分類の仕方は個性心理学と同じかどうかはわかりませんが、人をある程度特性に応じて分類します。

その分類を判定する方法は、生年月日ではなく、相手が使う言葉です。

 

つまり、SNSやブログへの投稿、メールやLINEでのやり取り、そして日常交わされる会話。
こういったものを手掛かりに、相手の価値観を明確にしていきます。
ですから、今目の前で会話していなくとも、ある程度習熟すれば過去の会話を振り返る事でも、相手のタイプを概ね判定することが可能です。

知人は今のところ個性心理学に夢中です。
そこからもう一歩追求したくなった時には、LABプロファイルを学ぶことをお勧めしたいな、と思っています。

 

面白いのは、ネガティブ思考を無理やりポジティブにしなくとも、人を知ることで考え方が前向きになるのはよくある話です。なぜなら、人の悩みのほとんどはお金と人間関係である、と言われているからです。

そんな悩みのループから抜け出したいなら、NLPやLABプロファイルを学ぶのは、人生のショートカットにもなりえる事じゃないかな、と思います。

 

あなたも、一歩踏み出してみませんか?

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