やろうと思うけど、一歩が踏み出せない方の処方箋

よし、やるぞ!
そんな風に決心して、何か新しい事を始めようと決めたとします。
しかし、いざそれを始めようとなると、なかなか動き出せない。
ついつい後回しにしてしまう。

そんなこと、ありませんか?

 

たとえば、涼しくなってきたし、フィットネスクラブに入会しよう!と思ったとしましょう。
けど、いざお店に行って手続するとなると、ちょっとしり込みしてしまう。
そもそも、どこがいいのかわからない。
で、気が付けばそんな決心もはるか昔の話になってしまっている。
あーあ、結局何もできてないじゃん、とガッカリ。
自分を責めたりもするんでしょうね。
「俺ってやつは。」「私ってやつは。」

 

さて、こういった決心って、物事を前に進めることは確かにあります。
しかし逆に、固い決心をすればするほど、はじめの一歩が重くなることもあります。
あなたが過去にやったことで、「よくこんなこと、気軽にやったよなー」と思う事ってありませんか?
大きな買い物とか、大変な仕事を受けたとか。
何も考えず、ポンっと思い付きでやる事って、意外とできたりするものです。
逆に、真剣に考えて考えて、調べて調べつくしたものほど、実際には行動にできなかったりすることも多いものです。

 

スタートは軽やかに。
これが、新しい事を始める時のコツです。
フィットネスジムに通うのも、絶対痩せてやる!とか、絶対ムキムキになってやる!とかを目標にするより、ま、とりあえずやってみるか。
そんな感覚の方が続きやすいようです。

 

まずは、入会手続きに行く。
別にできなくてもいいんだけどね。

初めてのトレーニングに行く。
別に無理しなくてもいいんだけどね。

雨の日はどうしよう。
まあ、いやだったらやめておけば?

そんな風に、ちゃんとできなくてもOKである事を自分に許すと、意外と新しい事を始められたり、続けられたりします。
いちいち、罪悪感を抱かない事です。

 

今日いけなかった。
ダメだよなぁ。次回は2回分がんばらなくっちゃ。

あ、今日もいけなかった。
まったく俺ってやつは。

あ、またまたいけなかった。
ホント、どうしようもないよね。

となってくると、段々と行くのがつらくなってくるわけです。
もはや動機は、自分が自分に責められないために行く、となるわけです。
イヤイヤ行くんですから、続くわけもないし、楽しくもない。

 

そんな事を意識してみてください。
すると、気づいた頃には「ずいぶん長い事やってるなぁ」となるものです。

 

例えば、私はあるブログをもう12年も書き続けています。
12年前と言えば、「ブログって何?」という人が大半な時代です。
その時から、ある時期は毎日書いていたし、ある時期は月に1~2回くらいしか書いてないし。それでも別に罪悪感は持たないから、思い立った時にまた書き始めることができます。

けっかとして12年。

これ、例えばブログブランディングセミナーなんてやったら、
12年間ブログを書き続けてきました!
なんていう自己紹介には使えそうですね(笑)

 

とにかく、何が言いたいかというと、新しい事を始める時には、気合いを入れない。
上手くいかなくてもオッケー。
できる事をできるだけやっていこう。
そんな感覚が長続きさせるコツです。

ぜひ試してみてくださいね。

行動心理捜査官・楯岡絵麻

9月に入って、一気に涼しくなってきた感じがします。
私は、秋と言えば、読書の秋。
年がら年中、ビジネス書や専門書ばかり読んでますが、
この時期ばかりはなぜか小説を読むんです。

 

そこで、たまたま本屋さんで平積みになっていたこの本、手に取ってみました。

ストレンジ・シチュエーション 行動心理捜査官・楯岡絵麻 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

 

あらすじはシンプルで、いわゆるサスペンス系なんですが、
登場人物が面白い。

行動真理捜査官 楯岡絵麻、つうしょうエンマ様が主人公。
なぜ、美しい女捜査官がエンマ様なのかというと、名前もそうなのですが、
100%自供を引き出すという豪腕だから。
このエンマ様を前にすると、ウソが付けないのです。

 

本書の中でしきりに繰り返されるのは、「マイクロジェスチャー」と言われる行動。
嘘をつこうとして、首を横に振ってもそのまえに、小さなうなずきがあるというのです。
その理由は、本音を語る脳と、ウソをつこうとする脳では、本音を語る脳の方が1/5秒反応が早い。
だから、頭でウソをつこうと考える前に、とっさに早い反応をする脳(大脳辺縁系)が即座にうなずいている、というのです。
その小さな仕草を見落とすことなく、捉えることで相手を追い込んでいく、という心理戦。
これがなかなか面白い。

 

エンマ様が使う、ウソを見抜く方法や、相手の信頼を勝ち取る方法は、NLPと共通する部分もあります。

 

著者の略歴を見ると、本格的に心理学を学んだわけでもないようですが、心理学の世界の対価の引用があったりと、相当勉強しているようにも見受けられます。こういった行動心理学をより一般的に使いやすくし、体系化したのがNLPと考えると、NLPを理解するのにはわかりやすいのではないかと思います。

 

心理学を実生活で生かすという意味では、こういった小説からの知識というのも、悪くないかもしれませんね。

 

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