行動心理捜査官・楯岡絵麻

9月に入って、一気に涼しくなってきた感じがします。
私は、秋と言えば、読書の秋。
年がら年中、ビジネス書や専門書ばかり読んでますが、
この時期ばかりはなぜか小説を読むんです。

 

そこで、たまたま本屋さんで平積みになっていたこの本、手に取ってみました。

ストレンジ・シチュエーション 行動心理捜査官・楯岡絵麻 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

 

あらすじはシンプルで、いわゆるサスペンス系なんですが、
登場人物が面白い。

行動真理捜査官 楯岡絵麻、つうしょうエンマ様が主人公。
なぜ、美しい女捜査官がエンマ様なのかというと、名前もそうなのですが、
100%自供を引き出すという豪腕だから。
このエンマ様を前にすると、ウソが付けないのです。

 

本書の中でしきりに繰り返されるのは、「マイクロジェスチャー」と言われる行動。
嘘をつこうとして、首を横に振ってもそのまえに、小さなうなずきがあるというのです。
その理由は、本音を語る脳と、ウソをつこうとする脳では、本音を語る脳の方が1/5秒反応が早い。
だから、頭でウソをつこうと考える前に、とっさに早い反応をする脳(大脳辺縁系)が即座にうなずいている、というのです。
その小さな仕草を見落とすことなく、捉えることで相手を追い込んでいく、という心理戦。
これがなかなか面白い。

 

エンマ様が使う、ウソを見抜く方法や、相手の信頼を勝ち取る方法は、NLPと共通する部分もあります。

 

著者の略歴を見ると、本格的に心理学を学んだわけでもないようですが、心理学の世界の対価の引用があったりと、相当勉強しているようにも見受けられます。こういった行動心理学をより一般的に使いやすくし、体系化したのがNLPと考えると、NLPを理解するのにはわかりやすいのではないかと思います。

 

心理学を実生活で生かすという意味では、こういった小説からの知識というのも、悪くないかもしれませんね。

 

関連記事

あなたのそばにもいる!クレクレ星人の恐怖!?

あなたのそばにもいる!クレクレ星人の恐怖!?

ビジネスにおける”質問力”のパワー 人を知るためのNLP

ビジネスにおける”質問力”のパワー 人を知るためのNLP

リーダーシップのツボ~人生の切り売りをしていないか?

リーダーシップのツボ~人生の切り売りをしていないか?

褒め上手の管理職になるために出来る簡単な方法

褒め上手の管理職になるために出来る簡単な方法

点が三つあれば顔に見えるという錯覚

点が三つあれば顔に見えるという錯覚

NLPセミナーを一度体験してみたいと思われている方へ

NLPセミナーを一度体験してみたいと思われている方へ

なぜNLPを学んだのか?

なぜNLPを学んだのか?

生活の未来、お金の未来 FPが今考えたいこと

生活の未来、お金の未来 FPが今考えたいこと

お花見の今の風習だと何する?世界のお花見のやり方についても

お花見の今の風習だと何する?世界のお花見のやり方についても

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Google口コミ

Google口コミ