生活のための仕事から抜け出すために

皆さん、「ライスワーク」って言葉、きいたことありますか?
「ライフワーク」じゃないのか?ですって?
いえいえ、「ライスワーク」です。

これ、ライフワークと対になって語られることが多いです。
簡単に言うと、
「ライスワーク」というのは生活を支えるための仕事。
「ライフワーク」というのは自らが成し遂げたい仕事。

 

今まではどちらかというと、これらは別物でした。
ライフワークでは食べていけないから、
ライスワークで生活を確保する。
ライスワークが忙しいから、だんだんとライフワークの時間は浸食される。
結局は、無味乾燥な日常に支配されてしまう。
そういった大人が多かったのです。

 

しかしいまは、個人が何でもできる時代です。
このライフワークとライスワークの境界はかなりなくなりつつあります。

 

さて、一時話題になった「サザエさん症候群」ってやつ。
サザエさんのテーマ曲を聞くと、月曜日のことを考えて、
気分がどんよりしちゃうって話ですね。
これがあるっていうのは、今の仕事、楽しくないってことですね。

 

なんとなく仕事はつらいもの。
それを我慢してやるからお金が得られる、
という思い込みを持っている人が多いと思います。
だからそこから飛び出せない人は多数。

 

 

ところで、同じことをやっていれば、同じ結果しか得られない。
これは誰でもがわかる簡単な公式ですね。
だから、違う結果が欲しければ、違う行動をしなくてはならないわけです。
サザエさんの曲を聞くと憂鬱になる。
それでも頑張って会社に行く。
これを延々と繰り返したいなら、それでいいと思います。
しかし、それを変えるとしたら、何かの行動を変えなければなりません。

 

仕事が楽しくなるよう工夫するとか、
心の持ちようと変えるとか。
場合によっては職場を変えるとか、
新しい何かにチャレンジしてみるとか。
方法はたくさんあります。

けど、たいてい人は言います。
「そんなことできないし・・・」
そしてそのあとに続く、できない理由はまあ立派なものです(笑)

 

なまじそこそこ安定しているから、そこから飛び出せない人は多い。
けど何かを変えたいなら、不安定に飛び込まなくてはなりません。
だって、「予測不可能な未知の世界」にしかあなたの未来を変えるものはないのですから。

 

もし、大きく飛び出すのが不安なら、ちょっとずつ慣らしていく方法が考えられるでしょう。
たとえば、「学生時代は、バンドやってたし、音楽で身をたてたかったんだよねー」
という人がいたとしましょう。

一日のうち数時間を、楽器の練習に充てる。
友達を誘ってバンドをまずは趣味レベルで始める。
PCで音楽を作ってみる。

まずはここからですね。

 

で、それができたらオリジナルの曲を作ってみる。
これを人に聞かせてみる。
あ、そうだ。
YouTubeにアップしてみよう。

たとえば、昨年話題になった
「ペンパイナッポーアッポーペン」
はYouTubeにアップしてたからこそ、
世界的ヒットになりました。
また、「歌い手さん」「ボカロP」といった、
にこにこ動画などで活躍するシンガーや作曲家も、
のちにメジャーデビューした人はたくさんいます。

どの人たちも楽しみながら、好きなことを追求してきたから、
ある日突然チャンスがやってきたわけです。

 

平日、家に帰ってぼんやりテレビを見て時間を浪費してるとしたら、
それほどもったいない話はありません。
あなたのやりたいことに向けた時間を、毎日1時間でも30分でも
取ることから始めてみてはいかがでしょうか。
どんな小さな行動でも、しないよりはましでしょう。

 

いきなり大きなことをする必要はありません。
小さなことでOK
あなたの思考回路を変え、行動を変える。
NLPという行動心理学は、そんなあなたの背中を押してくれるのではないかと思います。
それもまた新たな行動です。
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10秒台の壁

皆さんは、”10秒台の壁”ってご存知ですか?
陸上競技の花形、100メートル走での記録を紐解くと、
1960年に10秒0が記録されました。
そのご、実に8年にもわたってその記録は破られませんでした。

1968年、
1977年、
それぞれ10秒を切る記録が出ました。
しかし、それは「高地記録」として記録されたそうです。

 

平地での10秒を切る記録は
1983年カール・ルイスによるものでした。
9秒97という記録です。
これが平地における10秒を切った初めての記録とされているそうです。

その後は、1988年、1989年、1991年、1992年、1993年・・・
続々と9秒台の記録が達成されています。

 

この変化を、トレーニングの変化だったり、
ある時期にはドーピングの疑いがかかったり、
いろんな説明がされています。

 

しかし、こんな側面はないでしょうか?
不可能と思われていたことが、誰かが成し遂げたことで可能だとわかった
ということです。

 

たとえば、ビジネスで考えてみましょう。
海外展開なんて、俺たち零細企業には無理、なんて思っていたとします。
しかし、仲間の一人がチャレンジした。
彼を応援する気持ちもあるけど、どうせうまくいかないだろう。
そんな風に眺めていたとしましょう。
彼はとても苦労した。
会うたび、大変な状況を話してくれる。
けど、やり遂げてしまった・・・。

すると、仲間のうち、もう一人がチャレンジを始めた。
一人、また一人と海外展開を進めていく。
こんな輪の中にいると、私たちは、そのことが
あたりまえ
の現実としてはなされる。

 

別のたとえを考えてみましょう。
自転車です。
子どものころ、自転車の練習をだれもがします。
倒れてけがをしたりするけど、乗れない、とはだれも思っていません。
なぜならば、友達のアイツも、コイツも、みな当たり前に自転車に乗っているからです。
乗ることができる、それが当たり前。
そう思って練習するから、誰一人脱落することなく自転車に乗れるようになります。

 

人間が変化をするには、付き合う仲間を変えよ。
そんな風に言われることがあります。
それはもっともな話です。
現状に愚痴を言うだけの人たちの中にいたり、
小さなコミュニティで満足している人の中にいたり、
今以上の発展はないと考える人の中にいて、
果たして自分は成長できるだろうか。

私たちは、自分の成長を望むなら、
前を向いてチャレンジする人と付き合わなければなりません。

私たちは付き合う相手を選ばなければなりません。
もし、少しでも良い人生を送りたいなら、ですけど。
あなたが「できる」ことを見せてくれる人、
あなたが「できること」を見せてあげる人、
そんな仲間の中に飛び込もう!

 

なれ合いの中で、変化は訪れません。

 

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