「お客様のため」という想いは伝わるのか?

機会をいただき、ある営業セミナーに参加してきました。
さすがに有料のセミナーですから、詳しい中身をお話しすることはできませんが、ちょっと興味深い話があったのでご紹介します。

その営業コンサルティング会社は、独特の営業スキルを教えるビジネスをやっています。
そこで驚いたのは、正式なコンサルティング契約を結ぶと、飛び込み営業の同行までやってしまうらしいのです。
これは自信の表れですよね。

非常にロジカルに組み立てられた営業理論がベースになっているのですが、そこが何より大切にしていることってなにかわかりますか?
それは、

お客様の前に出たら、自分の数字のことは一切忘れて、お客様の幸せだけを考えなさい。

という考え方なんです。

 

精神論とか、スピリチュアルとか、そんな匂いを感じてしまいそうですが、講師はこうおっしゃってました。

お客様の前で、「この契約ができれば、コンテスト入賞だ」なんて考えた瞬間、お客様は引いてしまいます。

という事なのだそうです。

 

いい子ぶりっこしてるんじゃない?なんて思いがちですが、実はこれ、NLP的には明確に説明できるんです。

例えば、初めてあった人に対して、あなたは一瞬にその人を判断していませんか?
怖そうな人とか、優しそうな人とか、裏がありそうな人とか、真面目そうな人とか。
これって、自分で意識をしていないんですが、無意識(潜在意識)が、相手の表情や小さな動き、視線なんかをしっかり観察しているんです。
もちろん無意識でやっていることなので、自分では意識してませんよ。
けど、あなたの脳は一瞬にして相手の細かな情報を察知しています。

 

これはもちろんお客様も同様です。
あなたがお客様の事を本当に考えているときと、自分の数字の計算をしているときのわずかな違いを、お客様の無意識(潜在意識)はしっかりととらえています。
あなたが、お客様の事から施行がそれた瞬間を見逃すことはありません。
その瞬間、ふっとお客様は買う気が遠のいてしまうのです。

これ、実はNLP(神経言語プログラミング)という心理学の中では、割と基本的な知識です。
NLPは、こういった相手の無意識を読み取り、こちらから相手の無意識に語り掛ける手法が体系化されています。
こんな奥義を知っているか、知っていないかで当然大きな違いが出てくるのは想像に難くありません。

 

「お客様の事だけ考えよう」という事を言うだけなら、あくまで精神論レベルでとどまってしまいますが、それを具体的にどう表現するかを体系化したものがNLPです。
そんな世界をのぞいてみると、ビジネスが一変する可能性もありそうな気がしませんか?

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