新しい事を始めたときのカ・イ・カ・ン

あなたは、最近、何か新しい事をはじめたりしましたか?
もしそうだとしたら、ちょっと思い出してみてほしいのです。

たとえば・・・

ずっとやりたいと思っていたダイエットにチャレンジし始めたとき。
長年、気になってはいたけど、なかなか踏み出せなかったフィットネスクラブの入会。
子どものころやりたいと思っていたギターを買ったとき。
読書習慣をつけようと、一冊の本を手に取ったとき。
英会話を勉強しようと、英会話プログラムを購入したとき。

 

まだ本格的に始めていないにもかかわらず、なんとなく嬉しくなった記憶、ありませんか?

 

もし最近、そんな経験がないとしたら振り返ってみてください。
初めての一人での買い物。
電車に初めて乗ったとき。
祖父母の家に子どもだけで行ったとき。

 

その達成感で、にんまりしてしまった思い出、誰にでもあるのではないでしょうか。
私なんか、人前にもかかわらず、にやける表情を隠しきれず困ったものです。

そんな時、なんだか、今までの自分から一皮むけた感覚というのでしょうか。
今までのオレ、今までの私とは違うんだ。
なんとなく、昨日の自分と違う自分を発見した記憶、あるんじゃないですか?

 

別に、けた外れの成功!ってわけでもないんです。
一気に年収の桁が上がったわけでもないし、30Kgのダイエットを達成したわけでもない。
実は、成し遂げたときよりも、小さな一歩を踏み出せた時の方が、案外うれしい事が多いのではないでしょうか。
このほんのちょっと、自分が進化した感じ。
これが結構うれしいものなんです。

 

このニンマリする感じ、味わうためには、ちょっと躊躇している事に一歩踏み出すだけでOKです。
今まで、やろうと思っていたけど、出来なかったことに取り組むだけでOKなんです。
結果は、あんまり関係ないんですよね。
だって、やり始めたときにはまだ結果は出てないんですから。

 

それでも、何かを始め、続けさえすれば、結果はついてきます。

今の生き方で、何の不満もなければそんなチャレンジ必要ありません。
しかし、もっといい人生をもとめるとか、
今のままではちょっと・・・
という思いがあるとしたら、今までと違った事を始める必要があります。

それは、早寝早起きをするという小さな習慣かもしれないし、転職するとか起業するという大きな決断かもしれない。
人によってそこは様々ですが、なによりまずは小さな変化を起こすことが必要です。
そして、その小さな変化は、あなた自身の悦びにつながります。

 

季節の変わり目を迎えた今、あなたも人生のターニングポイントに立っているのかもしれませんよ。

 

不満はないけど満たされない人生を送っているとすれば・・・

仕事の環境は、絶好調とはいいがたいけど、悪くもない。
幸いに、サザエさんのテーマ曲を聴いても憂鬱というわけではない。
家庭の人間関係も、サイコー!とは言えないものの、悪くもない。

ただ、何かが足りない気がする。

朝目覚めると、歯を磨いて服を着替えて会社に出勤する。
会社では与えられた仕事を粛々とこなす。
休憩時間や昼休みには、周囲の人間と談笑し、時折彼らと飲みに行く。
その時はそれなりに楽しんでいると思う。

ただ、何かが足りない気がする。

趣味といえるものもいくつかある。
休日にはゴルフに行ったり、映画に行ったり。
スポーツジムで身体を鍛え、たまにはおいしいものも食べに行く。
決して、生活に困っているわけでもないし、それなりに楽しんでいる。

ただ、何かが足りない気がする。

 

そう考えて、自己啓発の本などを開いてみる。
目に飛び込むのは、目標を明確にせよ、とのこと。
目標か・・・。
年収が三倍くらいになったら、いいかもな。
思いつくのはその程度。

ああ、マイカーがベンツとかだったらいいかも。
欲しい時計があるんだよな。

それらがなくても、そこそこ満ち足りた生活をしている自分に気づく。
自分が本当に欲しいのは、こんなものじゃないのかもしれない。

 

ある時に、無謀なチャレンジをする人たちの事がテレビで報じられていた。
〇歳にしてエベレスト登頂、
一念発起して会社を立ち上げた、
自転車で日本一周!、
激しく政治運動に燃える若者、
仕事をなげうってボランティアに励む人々。

そんな人たちを
「なんでそんなことするんだろう。。。」
と嘲笑気味に眺める自分。
自分は安定している今が幸せ。
そんな風に言い聞かせながら、視線を落とす。

 

それでも消えない、人生に不足しているモヤモヤした感情がある。
その正体が、自分でもわからないのだけど、このままではいけないような気がする。
かといって、独立起業を目指すようなリスクはとりたくないし、
世界を冒険するなんてありえない。
頭の中で否定する。

 

一つ、おせっかいをさせてください。
長い間、なにかモヤモヤしたものを感じているとしたら、
あなたはそろそろ変化をするタイミングなのかもしれません。

そのモヤモヤの原因は、小さいころにあなたが押し込めてからの中に閉じ込めた本当のあなたが殻の奥底でもがいているのかもしれません。
「僕はここにいるよ。僕を出して。」

 

人は成長の過程で、社会と折り合いをつける方法を学びます。
子どものころ素直に、「やりたい!」と主張したことは、「我慢しなさい」とたしなめられていたことがたくさんあるでしょう。仮に歌を歌いたい!とおもっても、頭の中のもう一人の自分がこういいます。「年甲斐もなく・・・。お前には今の仕事があるだろう。」と。

もしかしたら、書くことを仕事にした、絵をかきたい、ダンスをしたい、
いろんな思いを殻の中の自分は駄々をこねているのかもしれません。
しかし、大人になった私たちは、そんな駄々っ子の自分を「見ないふりをする」習慣を身に着けています。

 

だから、あなたの考える常識を外れた欲求は、即座にあなた自身が打ち消すのです。
「自分は本当はこんな仕事がしたい!」と思ったものを「なにをいってる。ここまでの地位をえて今さら転職や起業なんてできるはずない」と押し込めているのです。

抑えたあなたの感情があなたの心を揺さぶります。
あなたが、「何か足りない」と感じるのは、心の中に閉じ込めた本当のあなたなのかもしれません。それを解き放つとき、何が起こるのでしょう。
あなたは本当の意味で、人生を味わいつくすことになるでしょう。

 

こわい?
そのお気持ちはよくわかります。
怖いと感じるという事は、それだけ本当の自分が、自己主張を始めているという事なのだと思います。
その本当の自分と会ってみたいと思いませんか?
のびのびと、やりたいことを躊躇なくやる自分と出会いたい。
そう感じませんか?

 

もし、そうだとしたら、おすすめの講座があります。
あなたの心の中の本当の自分と対話することが可能になる、NLPの全容を学んで頂く実践型の講座です。
今までの人生に、一区切りつけてみませんか?

「ノウハウ」は誰かが通った道

世の中にはいろんな、ノウハウ、ハウ・トゥがあります。
多くの人は、簡単にできて、すぐ効果が出るものを求めます。
そういったニーズがあるので、今や世の中は簡単ですぐ効果が出ることを謳うノウハウがあふれています。

私も、簡単で、すぐ効果が出るノウハウ、大好きです(笑)

そんなノウハウも、だれか試した人がいるわけで、誰かがやらなければそれは世に生まれません。
じゃあ、そのノウハウを開発した人、求めたい結果があってそれに一直線に進めたか?というと恐らくそうではないのだと思うのです。

 

一生懸命考えて、やってみる。
やってみて上手くいかなかったことを変えてみる。
で、気が付いたら何かしら、出来るようになっているわけです。
その道のりを振り返って、まとめたものがノウハウといえるでしょう。

 

ノウハウとして出されるものは、失敗の内容はカットされます。
しかし、実際は、うまく行っていないこともけっこう大事で、うまくいかなかったから成功できた、というケースは結構あるんじゃないかと思うのです。

 

また、目的に沿った結果が出たわけじゃなくて、ある目的に向かって試行錯誤してきた。
しかし、実はできたことは、当初の目的とは違うものだった、という場合もあるようです。
違う場面で使ってみたら、すごくいいノウハウだったって感じですね。

 

どんな形にしても、ノウハウができる過程というのは、間違いなく言えるのは、はじめの一歩があるってことです。
目的をもって、一歩踏み出す。
すると、経験知(経験値ではありません)が見につく。
それをもとに次のステップを踏み出す。

一つ一つ階段を上っていく感じですね。

読者の方は、新しいノウハウを生み出したい、と思っている人ばかりではないでしょう。
それでも、何かを始めて、それを上手にやろうとすると、ノウハウとしてまとめるかは別として、コツを知る必要があります。
それは、実は机上の知識ではなかなか得られないものです。

また、今までと同じことをやっている限りにおいては、結果はそうそう変わるものではありません。
ゴルフの成績が振るわなければ、わずかでもクラブの持ち方、振り方を変えるでしょう。
変えた結果、何が起こったかを分析し、次に何を買えるかを考えるわけです。

 

人生、仕事、勉強、すべてにおいて同様で、まずはやってみる。
そしてそこで知った経験知をもとに次のステップを考える。
それを積み重ねた結果が、ノウハウと呼ばれるものになっていくのではないでしょうか。
経験なくしてノウハウは生まれません。

 

ぜひ、はじめの一歩を踏み出してみてください。
そうすれば、あり得ない刺激に、驚く事でしょう。

その一つとして、NLPも加えて頂けると、とてもうれしく思います。

 

急ぎの仕事が溜まっているときに限って机の掃除をしたくなる心理

○日までに資料を準備しなければならない。
わずかな期間でこの仕事をやりきらなければならない。
締め切りがある仕事なのに、一向に進まない。

こんな時に、なぜか余計なことが気になる。
例えば、机の上を整理したくて仕方がなくなったり、
日頃は気にも留めないのに急にギターが弾きたくなったり、
長い間積みっぱなしだった資料が気になったり。

 

私の場合、学生時代のテスト前にこんな行動をとりがちでした。
今もまた、早く仕上げなければならない資料があるのに、このブログ書いています(笑)

 

これを、セルフ・ハンディキャッピングと言います。
余計なことをやって、
・準備する時間がなかった
・忙しすぎた
などという自分に対する言い訳を作っているのだと言われています。

能力の問題ではない、と自分を納得させたいのでしょうね。

 

とはいえ、自分に言い訳ができようが、出来まいが、出てくる結果は同じ。
出来れば避けたいところですね。

 

テストの場合はともかくとして、仕事に関しては必ずしも、セルフ・ハンディキャッピングとは言えないような気がします。たとえば、シンプルに表現するなら現実逃避ですね。
向かい合いたくない仕事から、目をそらすという行為。
どちらかと言えば、こっちの方が多いのかもしれません。

 

こういったときには、ちょっとした息抜き・気分転換というのは有効だと思います。
一定時間仕事から離れて、頭を切り替えてもう一度立ち向かってみる。
こういう時に瞑想や、ヨガというのは硬貨があるものだと思います。
スティーブ・ジョブズやGoogleが瞑想をすすめているのは有名な話ですが、煮詰まったときにはとてもいいと思います。

 

また、締め切りがある仕事というのは、やはりストレスを呼び込みます。
ストレスは短期的なものであれば、脳を活性化させるスパイスでもありますので、しっかり向き合ってみるというのが大事な時期もあるでしょう。

 

どんな形であれ、ちょっと気がそれたな・・・
そういうことをまずは、自分で感じ取ることが大事なのではないかと思います。
そういったときに、いっその事気分転換として、掃除をしてみるのもアリですし、
ちょっと外を散歩するとか、違う仕事を少しの時間やってみるとかは、一つの解決策ですね。

もちろん、キチンと元の仕事に戻ってくるという前提ではありますが。

 

もし許されるなら、その日でかたずけてしまおうと出ず、明日の朝いちばんにやってみるというのもお勧めです。朝の脳の状態は、クリアな状態なので朝の重要な時間を使ってかたずけていくというのも試してみてください。

そういう意味では、朝一番の時間の使い方はとても重要です。
つまらない作業に費やす事より、創造的な仕事に充てるよう工夫してみてください。

NLPを学ぶと、無意識にやっていたことを意識的に感じ取ることができるようになります。(もちろんそういう意識を持ち続けていれば、という話ですが)
そうすると、身体の使い方、頭の使い方を、論理的に理解し、考えていく事が可能になります。

ただ、ぼんやりと「やる気が出ないなぁ」ではなく、なぜやる気が出ないかがわかります。
そうすると対処する方法もある程度は明確になってきます。
そうやって自分の心や体と上手く付き合っていく方法、つかみ取れるといいですね。

では、わたしも、そろそろ元の仕事に戻ります・・・

 

お金に関する目標しかなければ「つましい生活」を送るって本当!?

先日読んでいた本、
『自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング』(アラン・ピーズ)
に書かれてあった事が余りに衝撃的だったので、ここで共有したいと思います。

・目標や計画をきっちりと紙に書いているアメリカ人      3%
・人生の目標についてしっかりした考えを持っているアメリカ人 10%
・お金に関する目標しかないアメリカ人            60%
・目標がなく、将来の事もほとんど考えていないアメリカ人   27%

一方、同じ調査でこんなことがわかっているそうです。

・かなりの成功を収めている人                3%
・まあまあ順調な人生を送っている人             10%
・いわゆる「つましい生活」を送っている人          60%
・公的支援や施しを受けて何とか生活している人        27%

この奇妙な数字の符合。
皆さんはどう考えられますか?

もちろん、目標や計画を書いている人が3%で、かなりの成功を収めている人が同一人物かどうかはわかりません。
とはいえ、これだけ数字が符合しているというのも何らかの関連性を疑わずにはいられません。

 

とはいえ、目標や計画を紙に書いたからと言って、それが100%かなう訳ではないのでしょう。かなう人もいれば、かなわない人もいるはずです。しかし、とても大事なのは、そういった意識を持っているか、そういった目標に集中できているかという事ではないかと考えています。少なくとも、目標を全く持たない人と比べて、目標を持っているほうが感覚的に「うまくいきそう」な気がします。

 

すこしNLP的に考えると、目標や計画が明確になることで、人は無意識にその答えを探し始めます。脳は有能なナビゲーションシステムですから、その目的地設定をしてやればそこへの道筋を見つけるため、フル回転し始めます。その機能を発動させるスイッチが、目標や計画を紙に書く、という事なんだと思います。

 

たとえば、私たちは仕事を「生活の糧を得るために」やっている、と考えている人は多いようです。逆に言えば、私たちは毎日の半分以上を、生命活動のために過ごしているわけです。これでは、狩猟時代と何ら変わりません。いえ、むしろ、狩猟時代の方が自分の時間を持つことができていたと言えそうです。

もはや世捨て人として生きたほうが、よっぽどか楽なのかもしれません。

 

しかし、私たちは毎日働きます。
じゃあ、その意味はどこにあるのでしょうか。
生活の糧を得るため、と考えている人は、生活の糧を得ることを目標にしているのです。
だから、仕事がつまらないし、苦痛だし、出来れば辞めたい、やりたくないことリストのトップに入ってしまうわけです。
月曜日がゆうつなのであれば、まずは、働く意味を考えていく事が重要なのかもしれません。

NLPのワークなどを活用して、色々と自分に問いかけてみると、意外なことがわかることがあります。子供のころからこんなことがやりたかったのに、いつしか社会に適合するため、やりたくもない職業に就いたとかいう話もあるかもしれません。

それも、そもそもやりたくない仕事というより、いやいややるからやりたくない事なのかもしれない、という事を考える事はあったでしょうか?実は、この仕事を通じて、こんなことがやりたかったんだ、とかいう話もある。逆に、こんな仕事は今すぐやめて、違う仕事を得るべき、起業すべき、と考える事もあるでしょう。

 

しかし、それらは衝動的に考えるのではなく、自分の本質的なコアにアクセスした上での結論が必要になります。その時でた答えなら、きっと紙に書きさえすればかなう夢なのでしょう。なぜなら、本当にやりたい事だからです。

 

お金が欲しい、というのは往々にして、見かけの目標です。
もちろん、初めのうちはそれを目標にしてもいいのですが、お金自体は何の価値もありません。得たいのは、お金を使って何かをする、という状態ですよね?
フェラーリが欲しいなら、お金がなくても手に入れることができるかもしれません。
彼氏や彼女が欲しいというのも、お金がなくてもできるかもしれません。
マイホームだって、何かの拍子でポンっと手に入れられることもあるかもしれません。

手段は今はどうだっていいのです。
まず、そもそもあなたはどんな状態になれば幸せなのか?
そこを掘り下げていく事から始めてみてはいかがでしょうか。

そうやって出てきた目標は、達成の価値があるし、きっと達成するものだと思います。

 

あなたは、どんな人生を望みますか?

 

やろうと思うけど、一歩が踏み出せない方の処方箋

よし、やるぞ!
そんな風に決心して、何か新しい事を始めようと決めたとします。
しかし、いざそれを始めようとなると、なかなか動き出せない。
ついつい後回しにしてしまう。

そんなこと、ありませんか?

 

たとえば、涼しくなってきたし、フィットネスクラブに入会しよう!と思ったとしましょう。
けど、いざお店に行って手続するとなると、ちょっとしり込みしてしまう。
そもそも、どこがいいのかわからない。
で、気が付けばそんな決心もはるか昔の話になってしまっている。
あーあ、結局何もできてないじゃん、とガッカリ。
自分を責めたりもするんでしょうね。
「俺ってやつは。」「私ってやつは。」

 

さて、こういった決心って、物事を前に進めることは確かにあります。
しかし逆に、固い決心をすればするほど、はじめの一歩が重くなることもあります。
あなたが過去にやったことで、「よくこんなこと、気軽にやったよなー」と思う事ってありませんか?
大きな買い物とか、大変な仕事を受けたとか。
何も考えず、ポンっと思い付きでやる事って、意外とできたりするものです。
逆に、真剣に考えて考えて、調べて調べつくしたものほど、実際には行動にできなかったりすることも多いものです。

 

スタートは軽やかに。
これが、新しい事を始める時のコツです。
フィットネスジムに通うのも、絶対痩せてやる!とか、絶対ムキムキになってやる!とかを目標にするより、ま、とりあえずやってみるか。
そんな感覚の方が続きやすいようです。

 

まずは、入会手続きに行く。
別にできなくてもいいんだけどね。

初めてのトレーニングに行く。
別に無理しなくてもいいんだけどね。

雨の日はどうしよう。
まあ、いやだったらやめておけば?

そんな風に、ちゃんとできなくてもOKである事を自分に許すと、意外と新しい事を始められたり、続けられたりします。
いちいち、罪悪感を抱かない事です。

 

今日いけなかった。
ダメだよなぁ。次回は2回分がんばらなくっちゃ。

あ、今日もいけなかった。
まったく俺ってやつは。

あ、またまたいけなかった。
ホント、どうしようもないよね。

となってくると、段々と行くのがつらくなってくるわけです。
もはや動機は、自分が自分に責められないために行く、となるわけです。
イヤイヤ行くんですから、続くわけもないし、楽しくもない。

 

そんな事を意識してみてください。
すると、気づいた頃には「ずいぶん長い事やってるなぁ」となるものです。

 

例えば、私はあるブログをもう12年も書き続けています。
12年前と言えば、「ブログって何?」という人が大半な時代です。
その時から、ある時期は毎日書いていたし、ある時期は月に1~2回くらいしか書いてないし。それでも別に罪悪感は持たないから、思い立った時にまた書き始めることができます。

けっかとして12年。

これ、例えばブログブランディングセミナーなんてやったら、
12年間ブログを書き続けてきました!
なんていう自己紹介には使えそうですね(笑)

 

とにかく、何が言いたいかというと、新しい事を始める時には、気合いを入れない。
上手くいかなくてもオッケー。
できる事をできるだけやっていこう。
そんな感覚が長続きさせるコツです。

ぜひ試してみてくださいね。

行動心理捜査官・楯岡絵麻

9月に入って、一気に涼しくなってきた感じがします。
私は、秋と言えば、読書の秋。
年がら年中、ビジネス書や専門書ばかり読んでますが、
この時期ばかりはなぜか小説を読むんです。

 

そこで、たまたま本屋さんで平積みになっていたこの本、手に取ってみました。

ストレンジ・シチュエーション 行動心理捜査官・楯岡絵麻 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

 

あらすじはシンプルで、いわゆるサスペンス系なんですが、
登場人物が面白い。

行動真理捜査官 楯岡絵麻、つうしょうエンマ様が主人公。
なぜ、美しい女捜査官がエンマ様なのかというと、名前もそうなのですが、
100%自供を引き出すという豪腕だから。
このエンマ様を前にすると、ウソが付けないのです。

 

本書の中でしきりに繰り返されるのは、「マイクロジェスチャー」と言われる行動。
嘘をつこうとして、首を横に振ってもそのまえに、小さなうなずきがあるというのです。
その理由は、本音を語る脳と、ウソをつこうとする脳では、本音を語る脳の方が1/5秒反応が早い。
だから、頭でウソをつこうと考える前に、とっさに早い反応をする脳(大脳辺縁系)が即座にうなずいている、というのです。
その小さな仕草を見落とすことなく、捉えることで相手を追い込んでいく、という心理戦。
これがなかなか面白い。

 

エンマ様が使う、ウソを見抜く方法や、相手の信頼を勝ち取る方法は、NLPと共通する部分もあります。

 

著者の略歴を見ると、本格的に心理学を学んだわけでもないようですが、心理学の世界の対価の引用があったりと、相当勉強しているようにも見受けられます。こういった行動心理学をより一般的に使いやすくし、体系化したのがNLPと考えると、NLPを理解するのにはわかりやすいのではないかと思います。

 

心理学を実生活で生かすという意味では、こういった小説からの知識というのも、悪くないかもしれませんね。

 

あなたが「やりたいこと」を見つけられない理由

人が行動する最も強い動機は、痛みから逃げることです。
単純な話ですと、熱いやかんをさわってしまったら、とっさに手を引きます。
転びそうになったら、思わず手をつきます。
もうこれは、本能。
自分を守るため、人として、生き物として備わった生きるための機能です。

 

それだけならいざ知らず、私たちは肉体的な痛みだけでなく、精神的痛みを遠ざけようとします。

○○すると、親から(先生や上司から)叱られるから○○しない。

もうすこし応用すると、

○○しないと、親から(先生や上司から)評価してもらえないから、(しかたなく)○○する。

 

学校の宿題、仕事上の課題、家事や、その他の習慣。
よく考えてみると、多くの事が精神的な痛みを感じないために、やっている事ではないでしょうか。
これを「強制」されている、としましょう。
以下に、自分でやると決めた風に見えても、動機の根っこが誰かによる評価や、叱責を避けるためである以上、自分からやろうとしている「自発的」行動ではなく、強制された行動と捉えることができます。

 

今、日常的にやっていること、一つ一つ考えてみましょう。
朝起きてからの動作を見ていきます。
「学校や会社に行かなければならないから」決まった時間に起きる。
「虫歯になる(のがいやだから)」歯磨きをする。
「お腹が空くから」朝ご飯を食べる。

「変な奴と思われたくないから」服を着替える。
「生活のため(お金のため)だから」会社に行く。

 

もうこの時点で、毎日の行動のほとんどが、仕方なくやっていることだらけです。

たとえば仕事。
一昔前は、出世するというのは一大事で、
「お父さんが課長となったよ!」
といえば家庭では大騒ぎしていたようです。
(サザエさんではそんなシーンがあったような・・・)

 

すると、そういう状況を夢見て頑張る。
嫌な状況から逃げるためというより、なりたい状態になるために働くわけです。
すると、少しは仕事にもやりがいが出てくる。
単にこなし仕事ではなくなるわけです。

 

現代人は、「やりたいことを一生懸命やる」という機会が減っています。
妙に大人ぶって、音楽が好きでも「バンドでは食えないから」と自分を抑え、
文章を書くのが好きでも「小説書いて食べていくなんて難しいから」と自分を抑え、
世の中を変えたいと思っても、「自分にできる事なんてわずかだから」と自分を抑える。

 

しかし、世の中のルールを守り、叱られないように暮らすのが上手になってくると、やりたい事さえもわからなくなってしまいます。なにしろ、外からの評価を判断基準にする癖がついていますから。

たとえば、人間嫌いの人がいたとします。
この人は本当に人間嫌いなのでしょうか?
もしかしたら、人一倍人間好きである事も、実は多い。
人が好きだから、人に嫌われたくない。
嫌われないためには、深い付き合いをしないほうがいい。
付き合いを広げないほうがいい。
で、結局付き合いが悪い人になっていくわけです。

 

好きだからこそ、不器用な人、けっこういるんじゃないでしょうか。
こういう人は、本当は人間が大好きでしょうがない。
しかし、人付き合いが苦手という表面的な現実のせいで、自分が本当は人が大好きというのを気が付かなくさせられているわけです。

 

実は、苦手と思っていることほど、実は大好き。
こういう方は結構多いのです。
そこにふたをしていて、その周りをグルグル回っているため、本当にやりたいことが見つからない人が多いのではないでしょうか。

これを心のブロックと言います。
これを打ち砕く第一歩は、そもそもそのブロックがある事に気づくことから始めなくてはなりません。そこにはちょっとしたスキルが必要なわけです。

 

このスキル、いくつかの方法はありますが、NLP(神経言語プログラミング)もまた、非常にそこに役立つスキルの一つです。多くの人が、NLPを学んだ結果、「見える世界が変わった」と感じる理由の一つに、本当の自分を知ることができた、という事があります。

「共感」のありえないパワー

あなたが会社の経営者で、
社員が「やめたい」と言ってきた時、
どう対処するでしょうか?

理由を聞けば、
「給料が安い」
とか
「仕事の内容が納得できない」
とかいう理由をあげます。

 

これ、言葉通りの意味でしょうか?
もちろんそういう事はあります。
しかし、実際のところは、
「自分が大事に扱われていない」
ことをお金という理由にすり替えている可能性があります。

 

心理セラピーなどで基本となる行動、
どんなものかご存知ですか?
それは、相手の話をきき、共感する、という事です。

 

この「共感」という感覚、人間関係においてはとても重要です。

ああ、そんな事があったんだ。
大変だったね。
そんな一言で、不満になるはずだった話が、
一気に氷解することだってあります。

 

人間関係において、人が人に相談したり、主張したりするとき、
必ずしも解決策を求めているわけではありません。
時には、自分の話をきいてくれるだけでも、
とても心が軽くなる経験、皆さんもあるのではないですか?

結果として、人は、自分の話をきいてくれる人に惹かれます。

 

逆に、共感を引き出すと、あなたのフォロワーになってくれるかもしれません。

たとえば、足のニオイを抑える消臭スプレーを売ろうとしたとします。

単純に、
「○○成分配合の強力な効き目!」
といわれても、ふーんって感じじゃないですか?

それが、
「居酒屋で、1日中はいたブーツを脱ぐときの恐怖!
足のニオイを丸1日抑える方法があるんです」

「彼の前で靴を脱ぐとき、一瞬頭をよぎる不安
解消したいなら」
といった、ありそうなシチュエーションをだされると、
「そうそう、困ってるんです。で、その方法は?」
と、次を知りたくなったりしませんか?

 

そうそう。
この人、良くわかってる!
まさにそんな気持ち。
こういえる状態って、人間関係においてとっても重要なのです。

自分の気持ちを言語化し、代弁してくれる。
そうすると、その相手は
「自分の事を理解してくれる人」
としてその人を信用し始めます。

 

共感というのは、人間関係において、
非常に大事なものなのです。

 

さて、これを作り出すには、やはり正しいコミュニケーションが必要です。
本来は、学校で習っても良いんじゃないか、と思うほど社会において重要なちしきであり、スキルなのに、まだまだ学ぶ場所は限定的です。

 

今回は、静岡で、NLPの体験会を行います。
NLP(神経言語プログラミング)というのは、
天才的な心理カウンセラーの行動を体系化したもの。
人の話をきき、人を知り、人の行動と心理を解きほぐす行動心理学の一つです。

このNLPが得に重要視しているものの一つが、
コミュニケーションスキルです。
他人との対話、自分との対話。
このわずかな姿勢が、人生を大きく変えていく可能性を持っています。

 

営業を楽にするには、顧客の○○にフォーカスする

営業をする際、何を話しますか?
いちど、自分が話をする内容を、ICレコーダーなんかにとってみるといいと思います。
すると、商品の話ばかりしてるんじゃないでしょうか。

私自身、営業を始めてやり始めたころ、それではいかん、と先輩に叱られました。
じゃあどうすればいいのですか?と聞くとこういわれました。
「自分を売り込め」

あははは。
いや、社会経験もない自分に、売り込む自分なんてありませんよ。
心の中ではそう思いつつ、「はい、そうなんですね」と返事をした記憶があります。
とかく、営業の世界では、アドバイスも具体性を欠きます。

「私は、30歳男性、独身です!学生時代には・・・」

何て話し出したって、相手には響きませんよね。
お見合いじゃないんだから。
自分を売り込むのは、もう少し後だと思います。

 

私自身、飛び込み営業の経験があります。
その時には、商品を売ろうが、自分を売ろうが、上手くいかないのです。
逆の立場で考えてみましょう。
いきなりやってきた営業スタッフ。
その人の身の上話、聞きたいですか?
そんなの勘弁!って感じですよね。

 

じゃあ、どうすればいいのでしょう。
明確に言えるのは、相手が夜も眠れないほど悩んでいる事への対処法をお伝えするんです。
は?ってかんじですね。
飛び込み営業であれ、ルートセールスであれ、相手が耳を傾けるのは自分にとってメリットのある話です。
自分が得するか、困りごとを解決してくれるか、そのどちらかしかありません。

 

その困り事って、なんなんでしょう。
こんな時に超能力が使えたらいいのですが、きっとほとんどの場合そうではない。
すると、想像するとか、観察するとか、聞いてみるとか、そういう事しかないわけです。

たとえば、経営者ってどんな悩みがあるのだろう?
知っている経営者にインタビューしてみると、たいていは3つくらいの悩みに集約されるといいます。
一つは、売上をあげたいのに上がらない。
二つ目は、お金がなぜか残らない。
三つめは、従業員等の人の問題。

 

そう。
企業は、基本的にお客さんの悩みを解決してお金を頂きます。
それなのに、お客さんの悩みを意外と私たちは意識をしていないんです。
たとえば、車を買い替えたい、という背景には古い車はもう嫌だとか、もう少し広い車がいいとか、燃費が不満とか、ステイタスが欲しいとか。
そんな背景があるから車を買い替えたいわけです。

そこをしっかりと指摘したり、聞きだせることでセールスは非常に楽になります。

なのに、そこを飛ばして「私たちの商品はこんなにいい」と言われてもお客さんはウンザリなわけです。

 

それでもついついやっちまう。
それは、他のコミュニケーションの方法に慣れていないからです。
お客さんの前に出たとき、何とか自分の商品をアピールしなくちゃ、と焦ってしまっている一面もあるかもしれませんね。

いずれにせよ、質問の技術を磨くのはとても大事なことです。
そこから話は発展しますし、相手の言葉を聞く(というよりしっかりと受け取る)事ができるだけで、それは信頼関係の始まりとなります。

 

そんなコミュニケーションの方法を、一度学んでみませんか?

お客様が「お客様」でなくなる 究極のコミュニケーション術

Google口コミ

Google口コミ