人間、生きていればいろんな問題が起こります。
特に仕事に携わる中では、本当にいろんなことがありますね。
その中でも、自分のミスが原因ならいざ知らず、ミスがなかったのに巻き込まれてしまうようなこともあります。
たとえば、
- 上司とのやり取りで上司のミスを自分のせいにされた
- お客様に説明したはずの事で後日お客様にお叱りを受けた
- やっておいたはずの事ができていなくて大問題に発展した
など。
プライベートにおいても、けがや病気、事件・事故など私たちの周囲には、常にトラブルが付きまといます。
こういったとき、皆さんはどう感じ、そのトラブルにどう接するのでしょうか?
ブルーな気分になる?
泣きたい気分になる?
ついつい人に当たってしまう?
いろんなパターンはあるでしょう。
ところで、NLP(神経言語プログラミング)では、目の前に起こる事をどうとらえるか?という考え方をします。
たとえば、理不尽な結果が目の前にあるのは事実かもしれません。
しかし、これをどうとらえるかが重要なのです。
皆さんは、小さな子供が重病に侵されて苦しんでいるドキュメンタリーを見たことがありませんか?
あの子供たちは、私からすると見た目は子供なんですが、中身は「大人」だな、って気がしませんか。
自分は大変な病気をしているというのに、周囲に目配りができることが多い。
しかも、この病気は自分へのギフトなんだ、と話す子供が結構多いと感じませんか?
私はそう感じるんです。
障害ややまいをもって生まれた子供たちは、その状況を受け入れてむしろそれを自分の個性だと考えています。
そうして、限りある状況の中、それを自分の力として力強く生きています。
レモネードスタンドってご存知ですか?
ここにその物語を引用します。
自らも小児がんと闘う少女アレックス。彼女は4歳になったとき、「レモネードを売ったお金で病気の子ども達を助けたいの!」と、自宅の庭にレモネード・スタンドを開くアイディアを提案します。「病院に研究費を寄付するためにレモネードを売る」という噂は近所の人たちに広まり、当日は2,000ドルを売り上げます。その後、アレックスの話題はマスコミにも取り上げられ、彼女の活動は全米に知られることとなります。
2004年、アメリカ全州で少なくとも1つはレモネードスタンドを設置して一斉にレモネードを売ろうというイベントが大成功を収めます。この日、アレックスのオリジナルスタンドでは、わずか3時間で38,000ドルを売り上げ、全米に広がったスタンドの売り上げと事前に郵便などで寄せられた寄付を含めると、なんと40万ドル以上を集めました。
アレックスは、2004年中に100万ドルを集めることを目標にしていましたが、8月1日、自宅で家族に見守られながら、静かに息を引き取りました。わずか8年半の命でした。その時点で集まった寄付は、70万ドル以上に達しており、その後もアレックスの遺志を引き継いだ両親や友人、また全米の子ども達がアレックスのレモネードスタンドを守り続けています。
現在では1,000以上のスタンドが設置されていて、2005年中に500万ドルの寄付を集めるという目標に向け、6月12日は「アレックスのレモネードスタンド・デー」と定められました。
“When life gives you lemons, just make lemonade.”<酸っぱいレモンをもらったら、甘くて美味しいレモネードを作ればいいのよ>という言葉は、「たとえどんな困難に遭っても、それを転換する方法はある」という意味を持っています。アレックスは、小児がんと闘いながら、常に前向きに生きようとしていました。
自らも小児がんに侵されていたアレックスは、自分と同じ境遇の子供たちを助けようとして、レモネードスタンドを設置しました。
たった4歳の小児がんの子供による起業です。
がんという病気で苦しい思いと失意に枕を濡らす日々を送ることもできたでしょう。
しかし、彼女は、子供たちを助けようと立ち上がった。
そして、彼女の心は今も生き続けています。
たった8年半の命だったようですが、彼女は普通の人が経験する何倍もの事をこの8年半に経験したのではないでしょうか。
話を戻しましょう。
あなたの目の前にある問題は、もしかしたらあなたが成長すべきサインなのかもしれません。
あるいは、あなたがこれからやるべき生きがいへつながる道かもしれません。
単にそのトラブルに悩み落ち込むために、そのトラブルが起こったとは思えないように思うのですがいかがでしょうか。
多くの場合問題の中には、次のステージへ進む種が潜んでいるといわれています。
ビジネスの成功者のインタビューや、偉人の伝記を一度注意して読んでみてほしいのですが、大きな成功を納める人たちは必ずと言っていいほど挫折を経験しています。
ほとんどの場合は、どん底になった後に大成功が成就しているような気がしませんか?
NLPには、どん底になったときにあきらめず前に進めるようなワークもあります。
トラブルに負けず前に進める成功者に近づきたいとすれば、そのようなワークがとても重要になってくるでしょう。
28歳の時保険代理店業で起業し、保険会社の年間表彰に5年連続で選ばれる会社に育てる。
そのすぐ後、スタッフの半分が一気に会社を辞める事態になり「自分を変えなければ」と発起しNLPや心理学を本気で学ぶ。
『過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる』ことを知り、全国の経営者やビジネスパーソンにもそれを伝えるため、セミナー活動や研修活動をしている。
【保持資格】
全米NLP トレーナー・LABプロファイル®トレーナー
交流分析士・心理カウンセラー・行動心理士