もう~、いーくつねーるーとー、おーしょうがーつー♪
という歌があるくらい、日本人にとってお正月は待ち遠しいものです。
正月といえば、正月花。
これが飾られてあるだけで一気に正月ムードに切り替わります。
ところで、正月花はいつから飾って、いつまで飾り続けれいいのか、正確な期間はご存知でしょうか。
また、正月花には多様な種類があって、それぞれ意味もあります。
各花の意味を理解した上で花を選んで飾りたいですよね。
こちらの記事では、正月花はいつからいつまで飾るべきなのかや正月花の種類について掘り下げていきます・
正月花とは
正月花とはこのようなものです。
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見たことありますよね。
正月になると、家の外や家の中で飾られていると思います。
玄関先に飾られているケースが多いですよね。
写真のような大きいものもあれば、小さくて可愛らしいものもあるので、家の裕福さがバレてしまいますね(笑)
そもそも正月花とは何のために飾るものなのでしょうか。
正月には以下の3つが代表的に飾られます。
・松飾り(門松)
・しめ縄
・鏡餅
正月花は松飾りのカテゴリーに当たりますね。
こういった飾りをするのは、年神様を家にお迎えするためだと言われています。
年神様の「年」とは稲の実りを表していたり、農耕の成功と飢餓を回避するための春を迎える事を祝うといった様々な意味があります。
また祖先が家を守護してくれる事を願って新年の幸運を願うために正月の飾りは存在しています。
まとめると正月飾りは、家に訪ねてくる神様に見つけてもらうための目印ということですね。
そして正月花を飾る場所は玄関と床の間には生花、仏壇には彿花を飾るようにしてくださいね。
ただ、別にここに飾りましょうという明確な決まりがあるわけではないので、テーブルの上やトイレに飾っても問題ないそうですw
飾る場所に迷ったら、神様に見つけてもらいやすい所に飾るのがいいでしょう。
正月花はいつからいつまで飾るべきなのか
正月花を使って飾る正月飾りは年神様をお迎えするためのものです。
神様に捧げるものですから、準備して正月を迎えなければなりません。
それではいつから準備しなければならないのでしょうか。
実は、12月13日から「正月事始め」と言われる準備期間が始まります。
え?じゃあ、本来は12月13日から飾り始めないといけないの?
と思いかもしれません。
ですが、あくまで準備期間なだけで、この日から正月飾りを取り付けないといけないというわけではありません。
この期間から正月飾りを始めとする正月に必要な備品を揃え始めましょうということです。
正月飾りは12月28日までに飾ることが一般的とされています。
なぜなら、日本では12月29日から31日の期間は縁起が悪いとされているからです。
それぞれの日付は以下のような意味があります。
29日…「二重苦」と発音するため縁起が悪い
30日…旧暦の大晦日であり、大晦日に飾ることは「一夜飾り」と呼ばれており、縁起が悪い
31日…大晦日に飾ることは「一夜飾り」となるので縁起が悪い
こういった縁起の悪い日には、正月花を飾って悪運を寄せ付けない意味が込められているのです。
正月花は一般的に1月7日まで飾るのが普通です。
1日から1月7日までは「松の内」と呼ばれる期間で、この間は正月花を飾っておくといいでしょう。
関西地方の松の内は1月15日までとなっているようですが。
地域によって松の内の期間は微妙に異なってくるので、正確な松の内を知りたい方は、地域の習わしに詳しい人に聞いてみるのが良いですね!
正月花の種類と各花の意味
続いて正月花の種類とそれぞれの意味について見ていきましょう。
ご家庭の状況に合わせて相応しい花を選ぶようにしてくださいね。
菊
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出世や開運の案じを意味しています。
これから仕事に力を入れていきたい人や、ビジネスを起こしたばかりの方は菊を使いましょう。
松
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長寿と健康の象徴となっている松。
枝の曲線美が美しいですよね。
高齢の家族や病気がちなお子さんなどがいたら必ず松を飾りましょう。
もちろん、みんな健康体だとしても、健康を害することがないようにという意味を込めて飾ってもOKです。
竹
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竹は生命力の象徴です。
まっすぐに天に向かっている様子からこのような象徴となったのでしょう。
生き生きとした人生を送りたいならこの正月花で決まりですね。
梅
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出世や開運の案じを意味しています。
こちらは菊と同じ意味なので、梅を飾る時は菊とセットで飾ると効果倍増しそうですね。
水仙
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真冬にキレイな花を咲かせることから正月花に使われるようになりました。
特に深い意味は明らかにされていません。
正月花を華やかに彩りたい時には使用してもいいかもしれません。
南天
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「難が転じて福となる」という言葉と南天という花の名前と掛けられています。
不幸なことや嫌なことがあったら、福となるように願って飾るようにしましょう。
椿
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椿は繁栄を象徴しています。
子宝に恵まれたかったり、裕福な暮らしがしたいという方は椿を選んでみてはいかがでしょうか。
紫牡丹
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紫牡丹には紅と白の2色が混ざっています。
つまり、めでたい時の色を表しているということです。
お祝い事には欠かせない色の組み合わせですよね。
喪中に正月花を飾っても良いのか
正月花を飾る時に気になるであろう、喪中に飾っていいのかという疑問は誰しもが抱えたことがあるのではないでしょうか。
喪中だと年始の挨拶や年賀状を控えるのが一般常識として通っています。
なので、正月でお祝いをしてはいけないのです。
ですが、これは神道の考え方からすると間違っているようなのです。
神道では、新年のお祝いをしないのは、喪中ではなく、「忌中(きちゅう)」となっています、
忌中の日数は、ケースバイケースではありますが亡くなってから最大50日とされています。
喪中は無くなってから約1年ですね。
むしろこの忌中が終わったら、神様に新年の挨拶をしにいかなければ失礼に当たるというのです。
ですが、忌中が終わったからと言って、喪中であるならば外に正月飾りをするのは控えたほうがいいでしょう。
なぜなら、いくら神道の教え的には問題なくても、
「なんであそこの家では喪中なのに正月花を飾っているんだ!けしからん!」
と近所から白い目で見られる可能性があるからです。
ですので、正月花を飾るとしたら、外からは見えない屋内で飾るのがいいでしょう。
まとめ
正月花の意味や種類について解説してきました。
正月は日本の伝統的な文化ですから、きっちり準備して迎えたいですよね。
ですが、張り切りすぎて疲れてしまわないように気をつけてくださいね。
また、伝統に縛られすぎると、精神的にも参ってしまう恐れもあるので、うまく自分の心と付き合っていくようにしましょう。
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