ストレス社会という言葉があるほど、仕事をしすぎてストレスにやられている社会人は多いのではないでしょうか。
楽しいことがあれば、ストレスがかかったとしても休日に楽しいことをしてリフレッシュできるのでなんとか仕事はできると思います。
ですが、最近は楽しいことが何もないという人も多いです。
なぜ楽しい事がなくなっているのでしょうか。
こちらの記事では、楽しいことがない人は一体どういう状況なのか掘り下げつつ、ストレスを軽減する方法を紹介していきます。
楽しいことが何もないという状況は危険
楽しいことが何もない状況はストレスが極限状態までたまっている可能性があります。
もともと楽しいことがあったのに楽しかったことをやっても楽しくないという方はちょっと危険です。
実はこの状態、うつ病の症状でも同じことが言えるからです。
楽しいことがないということは感情が「無」になっている状態ともいえ、脳内では幸せホルモンが分泌されていない状況ともいます。
この幸せホルモンは脳内モルヒネとも言われ、正体はエンドルフィンです。
エンドルフィンは強い幸福感を与え、鎮痛作用があり、快感や幸せ気分の元でもあります。
このエンドルフィンは、笑った時に脳内で分泌されると言われています。
笑った時には、エンドルフィンの他にドーパミンやセロトニンといった脳内物質も同時に分泌されるようになります。
ドーパミンは、ストレスの原因となっているコルチゾールを抑える働きをし、うつ病の発祥リスクを激減させる効果があります。
セロトニンは、心にやすらぎを与え、自律神経を整える効果があり、睡眠の質を高めてくれます。
人間が幸せに生きるためには、
「エンドルフィン」「ドーパミン」「セロトニン」
を正常に分泌させる必要があるのです。
楽しいことが何もないという状況は、これらの脳内物質が正常に分泌されていない恐れがあるので、笑うことを心がけてください。
とはいえ、ストレスがたまっていては以前は笑えていたような事でも笑えないから辛いのだと思います。
心身ともに疲弊している時なので、ストレスを軽減させる行動をとるようにしましょう。
ストレスを軽減する方法5選
ストレスを生活から軽減するためには、”意識的に”習慣にしなければなりません。
探せばいくらでもストレスを軽減する方法はありますが、その中でもオススメのストレス軽減方法を5つだけ紹介していきます。
まずは全て試してみて自分のライフスタイルに合うストレス軽減方法を見つけてくださいね。
適度に運動をする
適度に運動するとストレスは解消されます。
昔やっていたスポーツを復活させるのも良いでしょう。
最もオススメな運動はリズム運動です。
リズム運動とは、一定のリズムで体を動かす運動のことを言います。
例えば、ランニングとかウォーキング、水泳とかはリズム運動に当たります。
リズム運動は、自律神経を整える効果があり、睡眠の質も高めてくれます。
生活の質が格段と上がるので適度な運動は生活の中に取り入れていきましょう。
泣ける映画やドラマを見る
「泣く」という行動は感情が解放された時に起こるものです。
感情が解放という言い方を変えるとリラックス状態にあると言えます。
人間には自律神経というものがあり、これは交感神経と副交感神経から成ります。
交感神経が優位になっている時は、緊張状態にあるので、なかなか泣けません。
泣く時って緊張が解けた時ですよね。
つまり、泣くという状況が作り出せれている時は体の中で副交感神経が優位になっている状態なのです。
副交感神経が優位になっていると、休息モードに入れるのでストレスが軽減されるのです。
自分の感情を紙に書き出す
自分の感情をとにかく紙に書き出すのが良いです。
なぜわざわざ紙に書き出さないといけないのか。
それは、人間は頭でだけ考えているとどんどんネガティブな方向に物事を考えてしまう生き物だからです。
今生き残ってきた人間はネガティブな人種たちです。
むしろネガティブだったらからこそ生き延びてこれたと言えるでしょう。
原始時代のような世界ですと、マンモスや野獣に襲われないかいつもびくびくしていた人種は、対策を練っていました。
だからいざ襲われた時には、対抗できたので生き延びることができたのです。
ネガティブは何も悪いことではありません。
ネガティブ+対策
このセットがあると生きていくうでは最強なのです。
ですので、紙に書き出す時にはネガティブな感情を書き出すと共に、解決策も一緒に書き出すといいでしょう。
解決策を考えるのはネガティブな人間が得意とする分野なので、思い当たることはどんどん書いてみてください。
信頼できる友人と会話
一人で抱えこんでいると、あまり良い方向に転がることはありません。
なぜなら、自分の目線でしか物事をとらえられないからです。
いくら客観的に物事を見ようとしても、自分は自分なので主観的な考え方しかできないものです。
そういった時は誰からから新しい観点をもらうとフラットな見方ができるようになります。
相談する相手は誰でもいいというわけではなく、信頼できる友人を選びましょう。
どんな人が信頼できるかと言うと、
感情的にならず、合理的に物事を判断できる人
です。
相手の顔色をうかがって良いことしか言わない人は信頼できないですし、感情的になってイライラする人のアドバイスも参考になりません。
あくまで合理的な意見を聞きだすのが目的なので、耳障りの悪いアドバイスをもらっても受け止めるように覚悟していくようにしましょう。
半身浴をする
半身浴もストレスを軽減する方法としては最適です。
半身浴は、38~40℃のお湯を胸が出るか出ないかぐらいまで浴槽にはります。
浴室の気温も重要で26~28℃に設定するといいです。
入浴時間は20~30分と長めにとることで、リフレッシュ効果を期待できます。
半身浴で得られる効果は、
・血行をゆるやかに促進する
・自律神経を整える
・老廃物を排出する
といったものがあります。
リラックスすることが目的なので、半身浴をする時にはゆっくり読書をしたりするのもいいでしょう。
興奮するような言動はしないようにしてくださいね。
仕事が忙しい社会人でもストレスを無くすには
まずは時間を作る努力をしましょう。
サボりテクニックを身につけるべきです。
サボりなんてとんでもない!
と思う方もいるでしょう。
サボりという言葉を使うとイメージ悪いですが、言い方を変えると無駄な仕事をなくしていきましょうということです。
会社で働いているなら組織で動いているので絶対に個人のスケールで見たら、時間の余裕が生まれているはずです。
実際、何も生み出さない仕事なのに一生懸命やっていることはありませんか?
会社という集団の中にいると、思考停止してなんとなく作業しているものがあるかもしれません。
周りの人がやっているから自分もやらないと!
という気持ちで取り組んでいる仕事はだいたい必要のない仕事です。
こういった仕事はサボるようにしましょう。
とはいえ、自分だけやらないようにすると、周りの目も気になると思うのでメンタルを鍛える必要があります。
周囲の人間から何を言われても物怖じをしないメンタルを手に入れれば、サボることができるようになりますし「無駄な作業を削減しましょう!」と上司に提案もできるようになります。
そして、強いメンタルは内からみなぎる自信が表れるので周りにも信頼されやすくなります。
信頼されれば、自分の意見も通りやすくなるので、状況は改善されるでしょう。
メンタルを鍛えたからと言っていとも簡単に一歩踏み出せるというわけではありません。
どんな状況でも「勇気」は必要です。
勇気を持った人間だけが、現状を打破することができるのです。
まとめ
・楽しいことが何もない状況はうつ病と同じ症状なので早めの対策が必須
・意識的にストレスを軽減する習慣を取り入れよう
・仕事で忙しい社会人は現状を打破する「勇気」が必要
どうせ人生を生きるのなら楽しい時間を増やしていきましょう。
楽しい時間を増やすためには迫りくるストレスと上手に付き合い、軽減する工夫もしていく必要があります。
そして、現状を乗り越えてストレスのないライフスタイルを作るためには、「勇気」を持たなければなりません。
心理学を学ぶことで勇気の絞り出し方を学ぶことができます。
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