あなたはメモを手にすることはありますか?
もしかしたらメモ帳が手元にない時は手にメモをしているかもしれません。
ですが、手にメモすることが日常茶飯事となっていたら今後気をつけておいたほうが良いでしょう。
もしかしたら、その行動で周りからの信頼を失っている可能性がありますよ。
こちらでは、手にメモする人の心理について触れながら、手にメモすることで信頼を失ってしまう理由について掘り下げていきます。
手にメモする人は女性の方が多い
手にメモする人は男性よりも女性のほうが多いと言われています。
とある調査では20代から60代の男女1684名に聞いたアンケートでは以下のような結果になったといいます。
手にメモする人の割合
全体 | 31.1% |
男性 | 24.0% |
女性 | 38.2% |
全体では30%を超える人は手にメモをしていました。
つまり3人に1人が手にメモをする計算になります。
なぜ、手にメモをするのかと言いますと、以下のような声があったといいます。
- 覚えておきたい数字は書くこともある(20代女性・主婦)
- ほんとうに、ほんとうに緊急の時だけ(20代女性・大学生)
- これを忘れたら死ぬ!って内容に関しては手にメモする(30代男性・経営者)
- 何回も何回も注意されて、もう忘れたらまずい時、パフォーマンスとして注意された相手の前で手にメモする(30代男性・会社員)
納得できる主張もあれば、ちょっとクエスチョンが浮かぶような主張もありますね。
また、アンケート結果で気になる点といえば、男性よりも女性のほうが手にメモする割合が多いということです。
女性に関しては4割近くの人が手にメモをすると回答しており、男性の1.6倍となっています。
なぜ、女性のほうが手にメモをするのでしょうか?
心理的理由から探っていきましょう。
手にメモする人の心理5選
手にメモする人の心理を探っていけば、女性が手にメモする人が多い理由がわかるかもしれません。
こちらでは手にメモする人の心理を5つ厳選して紹介していきます。
心配性で注意深い
約束や重要事項を教えてもらったとしても
「忘れるんじゃないか」
と心配になって手に書くケース。
手に書いておけばふとした瞬間に思い出すので、記憶に定着しやすいです。
人間の脳は、インプットした情報の50%は1時間後に忘れると言われるくらい忘却の動物です。
この説を提唱したのは心理学者のエビングハウスです。
エビングハウスの忘却曲線によると、
- 20分後には42%忘れる
- 1時間後には56%忘れる
- 9時間後には64%忘れる
- 1日後には67%忘れる
- 2日後には72%忘れる
- 6日後には75%忘れる
- 31日後には79%忘れる
というデータがとれています。
心配性で注意深い人は人間の忘れっぽさに気づいているといっても過言ではありませんね。
面倒くさがり屋
単純にメモ帳を取り出すのがめんどくさいという人は手にメモをするでしょう。
最近ではスマホでもメモをとれるので、
わざわざ手にメモをしなくてもいいのでは?
と思いますが、面倒くさがり屋の人はスマホでメモ帳アプリを開くことですらめんどくさがります。
だから、手っ取り早くメモできる手の甲や手のひらにメモをするのです。
常習的に手にメモをしている人はただめんどくさがっているだけかもしれませんので、メモ帳は空白だらけの可能性が高いです。
誠実で約束を守る
絶対に守りたい約束を手に書く人もいます。
手に書いていたら忘れる確率は一気に下がりますからね。
約束を必ず守ろうとする意志が見られるので、他人に対して誠実な人が多いでしょう。
相手に意思を伝えるため
相手にメモしたことをさりげなく伝えるために手にメモする人もいます。
これは少し打算的な考えかもしれませんが、相手に安心感を与えるという面では良い方法かもしれません。
ただ、メモする行動を見せればいいので、メモ帳でも良い気はします。
「体の一部に刻み込む」
という意味合いがあるので、忘れない本気度が伝わりやすいのは確かですね。
必ず覚えたい意志の強さ
勉強してもいつも同じところでミスをしてしまう時なんかは手に書いてみると記憶に定着するでしょう。
気づいた時に手を見れば思い出すので、記憶の定着にはもってこいの方法です。
「必ず覚えてやる」
という気合が見られる人には、手にメモする習慣が多く見られる印象があります。
以上、手にメモする人の心理でした。
この心理を見て、なぜ女性のほうが手にメモする人が多いのか、感の鋭い方はお気づきかもしれません。
女性脳は保守的にできています。
挑戦するよりも現状を維持したい欲求が強く、ミスを犯したくない思いを強く抱いています。
手にメモをすることで約束を守りやすくなり、絶対に忘れないので現状を守ることができます。
保守的な女性脳にとっては手にメモするという行動は理屈に合っているのです。
手にメモすると信頼を失いダメな人と思われることも
手にメモするという行動は
「必ず覚えてやる!」
という意志が見られる一方で、多用すると信頼を失う可能性もあります。
なぜかと言うと、手にメモするということは、メモ帳を用意していないという風に連想し、だらしない印象を与えてしまうからです。
それに、個人情報や機密情報を手にメモした時にはモラルを疑われてしまいます。
相手の信頼を失わないようにするためには、手にメモをするのはなるべく避けたほうがいいでしょう。
メモ帳を持ち歩き、メモする習慣をつけるだけで信頼される人間になりますよ。
メモ帳にメモしただけでは不安という方は、必ず1日のどこかでメモを振り返る時間を作ってください。
5分でも良いので、1日でメモしたことを振り返れば、記憶にも定着するので、忘れにくくなるでしょう。
信頼を得る言動をとるためには
手にメモをするという行動は、時に相手からの信頼の獲得に繋がり、時には信頼の喪失に繋がります。
同じ行動をとっていても、全く逆の効果をもたらしてしまう事もあるのです。
ややこしい話ですが、これが人間の心理です。
ケースバイケースで手にメモする行動を使い分けていく必要があるのですが、どのように使い分けていけばいいのか、あまりピンとこないかもしれません。
相手の心理を読み取れば、その都度自分のとるべき行動が見えてきます。
ですので、心理学を学ぶことで相手の心理を察する能力を身につけることを推奨します。
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