生きていると、さまざまなトラブルに見舞われます。
むしろ、上手くいくことのほうが難しい。
たとえば、私の場合、パソコンを買って各種設定がうまくいったためしがないのです。
自動で認識されるはずのプリンターが認識されない。
で、こちょこちょ設定をイジッて何とか接続する。
この程度のことならいいのですが、例えば新しくやり始めた事業、新たに選んだ会社、学校や学び事などなど、いきなりうまくいくというのは難しい。
何事も、右肩上がりにうまくいくことって少ないんですね。
必ず一旦は下降線をたどる。
たとえば、私はある会員制事業をスタートさせました。
その会員数は、ぐんぐん伸びたか?というとなかなかです。
そして、数少ない会員の一人が先ほど退会届を出してきました。
ガーーンって感じです。
さて、こういった状況に対処するにはいくつかの方法があります。
一つは、それでも成功を信じて、同じように事業を進めていくこと。
二つ目は、がっかりして諦めてしまうこと。
三つめは、何が問題化を究明してやり方を変えていくこと。
この三つは、実は間違いは一つもありません。
「あきらめるなんて!」というと思いましたか?
いえいえ、事業は撤退のタイミングを見極めることは重要です。
辞める決断もまた、正しくもあり、重要でもあるのです。
こういった問題は、普段と違うことを始めるか、状況が変わった時に起こりがちです。
その時に、起こったことをどうとらえるかが、あなたのこれからを作り上げていきます。
ちなみに私は、三つ目を選択しました。
とすると、仕組みを変えるに際して「今までのやり方を変更するということを現在の会員に周知する」必要が出てきます。
そう考えると、これはとても幸いです。
なにしろ、今の会員数は少ないのですから。
これが、何万人の会員を抱えていたなら、なかなかできないことです。
少ないからよかった、というわけなんです。
別に強がりを言っているわけでも何でもありません。
会員数が少ないから失敗だ、というのも一つの考え方。
会員数が少ないから変更しやすい、というのも一つの考え方。
逆に、どう世の中を見るかで、世の中は変化するのです。
この三つ目の価値観で考えていきましょう。
その時、「トラブル」は、物事を変化させるきっかけになります。
壁があることを認識したということは、やり方を変えるタイミングである、ということです。
それに気づいたことは、とても大事なことだと思います。
なにしろ、間違ったやり方で、時間と労力を浪費する手間を省けるのですから。
そういった柔軟性を本来人は持っています。
しかし、「こうあるべき」とか、「これが常識だ」とかいう固定された考えに固執すると、その柔軟性は発揮できなくなります。
人生が難しいのは、この柔軟性を発揮できないからではないでしょうか。
それを取り戻す一助となるのが心理学です。
とりわけ、実践に特化したNLPはあなたの思考はもちろん、行動をも変化させます。
この行動の変化が、世界に違いを生み出し、あなたの人生を変えていくことになります。
もし、いま、人生の壁にぶち当たっているとしたら、やり方を変えるタイミングかもしれません。
違うやり方を知るツールとして、NLPを活用してみるのも一考ではないでしょうか。
28歳の時保険代理店業で起業し、保険会社の年間表彰に5年連続で選ばれる会社に育てる。
そのすぐ後、スタッフの半分が一気に会社を辞める事態になり「自分を変えなければ」と発起しNLPや心理学を本気で学ぶ。
『過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる』ことを知り、全国の経営者やビジネスパーソンにもそれを伝えるため、セミナー活動や研修活動をしている。
【保持資格】
全米NLP トレーナー・LABプロファイル®トレーナー
交流分析士・心理カウンセラー・行動心理士