影響力とは相手を喜ばせてあげること!

「人を動かしたければ、人の話を聞け」
これってどういうことなのでしょう?

たとえ話で考えてみましょう。
例えばあなたが強烈に尊敬する人、会いたいけどなかなか会いたい人がいたとします。
スティーブ・ジョブズでもいいし、松下幸之助でもいいし、天皇陛下でもいいし、AKB48でもいい。
とにかくあこがれを持っているけど、手の届かない人を一人イメージしてみてください。

 

さて、その人のtwitterでもブログでもいいし、メールでもいいのですがあなたが何かしらのコメントを送ったとします。
「あなたの事を尊敬してます!」という内容だったと仮定しましょうか。
あなたは、そんな人から返信があるとは思わないでしょう。
期待しないとはいえ、ちょっとドキドキした気持ちでいると、数日後返事が返ってきました。
「○○さん、素晴らしいメッセージありがとう。励みになります。」
あなたはその時、どんな反応をしますか?

きっと目を丸くして、驚き、飛び跳ねるかもしれませんね。
そこまでいかなかったとしても、心の中にともる炎のようなものを感じるかもしれません。
なによりも、
あなたはこれまで以上にその人の事を好きになるのではないでしょうか?

 

これは、返事をくれたことも重要なことですが、それ以上に、雲の上の存在のような人があなたのことを認識してくれたことが最も大事なことなのではないでしょうか?
あの世界的ヒーロー(ヒロイン)が、あなたの事を大勢のファンの一人としてではなく、あなたの固有名詞で認識してくれたことが大きな喜びにつながるのです。

 

さて、現実の世界に戻ってきましょう。
あなたは、あなたの部下にとって手の届かない遠い存在ではないかもしれません。
しかし、重要なことは、人は自分の事をきちんと認識してくれる人に好意を抱きます。
その積み重ねが、影響力なのです。

トム・クルーズのようなハリウッドスターの中の大物でさえ、ファンに接する際には目を見てひとりひとり声をかけるといいます。
その行為こそが、さらに影響力を増していくのです。

 

さて、ではあなたの事をもう一度チェックしてみてください。
最近社員から受けた相談、どういう姿勢で受けましたか?
書類に向かって、PCやスマホを気にしながら聞いてませんでしたか?
相手の目を見て、きちんと相槌を打ちながら聞いていましたか?
相手の言葉を途中でさえぎることなく、最後まで聞きましたか?

たったそれだけのことを満たすだけで、社員との関係は劇的によくなります。
そして、好きな相手には「何かしてあげたい」と思うものです。
そんな時に、あなたが打ち出すビジョンが明確で、あなたが一生懸命だったとすれば、
あなたにきちんと話を聞いてもらえた社員は、進んで協力したいと思うはずです。

「和気あいあいとやろう」なんていいつつ、それが実現しない経営者がいるとすれば、
その原因はあなたがつくっていることをまずは自覚すべきなのです。

影響力とは偉い人にあるのではなく、どれだけ相手に対して親身なってあげれるかなのです。

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