社内のコミュニケーションをどう考えるか? リーダーが学びたいNLP

今日は、朝から豪雨で、学校が休みになると喜んだ子供も、
すぐにやんでしまってぬか喜びだったようです。

 

”中の人”は、随分前に飛び込み営業をやっていたことがありました。
企業への保険の飛び込み営業だったのですが、一歩入ったときの空気間で、勢いのある企業とそうでない企業は明確に違いが出ます。
なにより、賑わいが違うのです。

 

たとえば、ある企業では社内が水を打ったように静かです。
シー―――ンとした中に、「こんにちは!」と訪問すると、誰も顔をあげません。
そそくさと受付担当らしき人間が、「なんだろう?」といった顔つきでつかつかと寄ってきます。
要件を告げると、名刺をもって奥へ下がっていく・・・。

 

一方、ある企業では、「こんにちは!」と訪問すると、結構大きな声を出さなければ聞こえないくらいにぎやか。別に、パーティーをやってるわけではありません。
彼らは、常にだれかとコミュニケーションをとりながら仕事を進めている。

 

前者の場合、一見、社員は集中しているように感じます。
しかし、言葉を交わすことなく仕事が成立しているという事はすなわち、
新たな工夫もなく、ただ決められたことを決められたようにしかやっていない
という風には考えられないでしょうか?

もちろん、静かな企業が悪いという訳ではありません。
ただ、一営業マンとして伺った私にとっては、活気のない企業としてしか映りません。
実際に、その後、10年たっても、20年たっても、その企業の業績は決して上がりません。
どちらかといえば、どんどん売り上げは下がっています。

 

一方、にぎやかな企業は、次々と新しい事を始めておられます。
もちろん失敗もたくさんあり、撤退した事業もありますが、今では、20年前の商品の売上はわずか30%。その当時スタートした新規事業が、売り上げ全体の50%を超えているといいます。

 

企業やチームとして何も変えないつもりなら、静かな会社もいいでしょう。
しかし、今の時代、何も変えずに生き残れるほど世の中は安定していません。

 

では、そのにぎやかに情報や意見交換ができる場をどのようにすれば作り上げる事ができるのでしょうか。
一つのキーが、社員の立場の安全確保だといいます。
心理的な安全性を確保することで、間違った意見でも、上司に対する意見でも、躊躇せず発言することが可能となります。

そして、失敗を奨励すること。
新しい事を始めるにあたって、失敗せずにできるとは思えません。
ならば、たくさんの失敗を積み重ねなければなりません。
その時に、失敗を恐れて前に勧めないようでは、会社は発展できないでしょう。

 

そんな状態を作るために、もっとも実践しやすいのが、リーダーの振る舞いを変える事です。

直接話のできる、親しみやすい人になる。
(リーダー自身が)現在持っている知識の限界を認める。

こういった事は、社内の心理的安全性を担保するためには、欠かせないものと言えます。

 

では、具体的にはどうするのか。
特に、親しみやすい人になるというのは、ぼんやりしていて難しい。

こういった事を体系化したのが、NLPの一つの側面でもあります。
どの様に他社との信頼関係(ラポール)を構築するか?というのはNLPの基礎として早い段階で学ぶスキルです。

 

こういった形で、まずはリーダーとメンバー一人一人の関係を作る。
そうすることが、コミュニケーションの絶えない組織を作り出すはじめの一歩です。

 

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