人間を動かすのは心だ!!

組織について考える時、世の中にはいろんな技術が氾濫しています。
簡単に言うと、権限を委譲するとか、仕組化をするとか。
そうやって、ある程度のルール化をしていく事が、組織をまとめるという考え方です。

しかし、いくら技術を弄してみても、思うように組織が動かない。
他所で上手く行ってるやり方を取り入れても、やはりうまくいかない。
やり方がまずいのだろうか?
徹底できていないのだろうか?
そんな風に悩んでおられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

最近の組織論では、そういった事の根本的な原因を解明しつつある、と言われています。
たとえば、組織マネジメントにおいては多く引用されている、ロバート・キーガン博士の

なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践

という書籍ではある重要な視点が抜け落ちていたことを指摘しています。

 

それは、簡単に言うと、人のココロです。

 

つまり、どんな仕組みもルールも、人の心の状態が整わなければ、組織を変えることは難しいと言えそうです。
考えてみれば、ルールという檻に囲まれた中で、人が変容していくとはとても思えません。いわば、リーダー側の押しつけがましい考え方が世の中に広がっていたのかもしれません。

 

本書では、人が行動を起こさないには、相応の理由があるといいます。
やろう、やりたいと思う感情がある一方で、それを阻害する行動をとってしまいがちです。
その阻害行動の奥底にあるのが、その人の持つ固定概念である、と論じます。

 

この本は、400ページに及ぶ大著で、理解も難しいのですが、根本的なないようとして、組織を変えるためには人を変えなければならない、という大前提が必要という事をまずは理解することが重要かと思います。

 

では、具体的にどうするのか。
これはやはり、組織を構成する人たちとのダイアログ(対話)が重要なように思います。自ら学習し、変容を遂げる組織を作るには、きちんと一人一人のメンバーと向き合う必要がありそうです。

 

そんな際には、NLPのコミュニケーション技術は、きっとお役に立てると思います。

 

個人向けセミナー

SNSは心理学の宝庫

先日、twitterで興味深い投稿を見かけました。
その内容はこんなものです。

ガン保険のCMで男の人が「ガンで入院したら1日10000円もらえるんですか!?それはうれしいですね!」って満面の笑顔で言っていたが、もう少し冷静に考えたほうがいいと思う。ガンだぞお前。

なるほど(笑)

 

私はこのCMを見たことがないのでわかりませんが、おそらくそのCMは”男の人”がガンになっているわけではなく、ガン保険を検討する中で「(この保険料で)1日10000円っていいですね」という意味なのだと想像します。

ですからこのつぶやきは、すこしナナメ目線といえるかもしれません。

 

ただ、このツィートにはけっこう「いいね」がついています。
共感する人が結構いらっしゃる、ってことなのでしょう。

 

きっと、保険業界にいて、ガン保険を販売する立場の人は、このツィートを馬鹿にするかもしれません。けど、消費者の立場から見たこのCMは、そのように映るという事実はあるわけです。

 

保険業界にいる方にとって、お客さんにガン保険を提案し、契約していただいて、その方が本当にがんになったとき、こう感じるでしょう。
「お役に立てて良かった。」と。
これは決して間違いではないと思うのですが、本来のお客様の希望ではないはずです。
本当は、ガンにならないほうがいいに決まってます。

ここの意識のギャップ、結構重要じゃないかと思います。

 

保険に限らず、自分たちの扱う商品を、最高!と思っている人は沢山います。
しかし、お客様は必ずしもそうとは限りません。
この感覚の隙間を埋めていく努力が、営業担当者としては必要になります。

だから、営業に限らず、サービスや商品を提供する業者は、素人であるお客様の感覚を忘れてはなりません。

 

「この商品は最高です!」
この感覚をお客様に押し付けようとすると、お客様は腰が引けてしまいます。
そもそも、皆さんも経験ありませんか?
「なにからなにまで良い」
という営業ほど怪しいものはありませんよね(笑)

 

だから、お客さんに語ってもらわなければならないのです。
お客様の価値観、お客様の商品に対する考え方、お客様が何を求めているのか。
往々にして、営業マンはしゃべり過ぎのキライがあります。
沈黙が怖いんですね、きっと。

 

営業の現場では、お客様にどんどん語ってもらいましょう。
そうすることで、築くことができる信頼関係があります。

 

個人向けセミナー

部下には教えるな気づかせろ

この春、新たに部下を抱えることになった人もいるのではないでしょうか。
課長らしくあれ、部長らしくあれ、とそんなことを意識されているのでしょうか。

で、伺います。
課長の仕事、部長の仕事って何でしょうか?
部署の人間をまとめ、
会社から与えられたノルマを達成する仕事?

もちろん会社によって、その役割の在り方に違いはあるでしょう。
けど、私はこう思うのです。
課長や部長といったマネージャーは、自分たちの部下を成長させることだ、と。

 

多くのマネージャーって、部下を成長させないで業績を上げようとする。
だから、無理な仕事をさせたり、ブラック企業というレッテルを貼られてしまったり。
社員の能力が変わらないのに、業績を上げるならたくさん働くしかありませんからね。

今、働き方についていろいろと論じられてますが、シンプルに言うとマネジメント層が人の本質を知らないことに端を発していると思います。
たとえば、キャンペーンやれば売り上げが上がる、
にんじんをぶら下げれば、人はやる気を出すという短絡的な発想。
これ、奴隷を扱うレベルの低俗な話です。

 

それで一時的には、成果は上がります。
しかし、キャンペーンが終われば、モチベーションは以前より下がります。
けど毎年、毎月、締めがあるからモチベーションがさがってもやらなきゃならない。
だからみんな心を病むんです。

「上司は嫌われてナンボ」
なんていう、石器時代からありそうなオトボケアドバイスしかできない上司があなたの上司だとしたら、ちょっとその組織の未来を疑ったほうがいい。

 

では、人を育てるってどういうことでしょうか?
あれやこれやと、口うるさく言うこと?
それは違うと思いますよ。
その教育は、会社のパーツとして社員を「部品化」する教育法です。
ルールから逸脱させず、言われたことを言われた通りのロボットとして扱う方法。
社員はロボット扱いされるわけですから、当然、ヤル気なんて出せません。
ロボットがヤル気出してたら怖いですよ。

 

もし、あなたが、部下の能力を最大限引き出そうとするなら、まずは部下がどんな特技を持っているかを知らなければなりません。
そのためには、コミュニケーションが必要です。
コミュニケーションといっても、あなたがあなたの考えを押し付けるのではありません。
部下が、自分の考えを語る場所が必要です。
それができて初めて、やっとその部下の能力の片鱗が見え始めるはずです。
と同時に、あなたと部下の人間関係ができます。

うまくいくと、部下は「あなたのために働きたい」という思いを持ち始めるかもしれません。

まずは部下を知り、こんどは部下の能力を活かす仕事、伸ばす仕事を与えるようアレンジします。
少し難しめの仕事を任せたほうが、能力を引き出すには有効ですね。
失敗したら責任を取るのは上司です。
部下を守り、失敗してもいい、という雰囲気の中で仕事をさせます。
そうするとあるタイミングで、部下は圧倒的な成長を見せるようになるでしょう。

人がブレイクスルーを起こすとき、必ずそれは自分が経験した「体験」と紐づいています。
コミュニケーションでは、ノンバーバル(言葉以外の)メッセージが非常に重要といわれます。
それと同じで、人が世界を認識する知覚をフルに使うことで、その人の成長は促されます。
そのもっとも簡単な方法が、体験させる、ということです。

上司は、部下の体験をデザインしなければならないのです。
何度言っても聞かない社員がいるとしたら、体験から学ばせるにはどうすればいいか?
そう考えてみてはいかがでしょうか。

 

個人向けセミナー

 

ビジネス心理学NLPコミュニケーションコースIN愛媛

先週の土曜日から始まった、ビジネス心理学NLPコミュニケーションコースの1日目!!
受講生は全員が女性。
うーん、女性に人気があるのかなぁ~。。。
そういえば、先日の弊社主催の占いデーの日にある先生に占ってもらった時に女性とビジネスしたらいいと言われた気がするなぁ~。
そんなことはさておき、ドキドキの受講生さんの前でこちらもドキドキしながら初日を迎えました。

どんなに慣れていても、初日だけは緊張しまくりです。
それを、察知されないようにするのが難しい・・・。

バレてなきゃいいけど。。。。。

初日のテーマは、ラポールスキル。
そもそも、コミュニケーション力というのは後天的に身につけるものだと知っていましたか?
多くの人がコミュニケーション力というのは先天的なものと勘違いしているようですが、コミュニケーション力は学んで実践することでいくらでも身に付けられます。

影響力は話が上手い人ではない

これも勘違いの1つです。
影響力のある人は、会話がうまいという大きな勘違い。
例えば、あなたの話を聞かずに一方的に話をしてくる人とあなたの話に真剣に耳を傾けてくれる人とではどちらに寄って行きたくなりますか?
たぶん、大方の人が後者の人に寄って行くのではないでしょうか?
ということは、その人にとって影響があるのは話を聞いてくれる人ということになります。
子どもに至ってはとても正直ですから、怒り散らす母親よりも話を聞いてくれる父親の方が影響力があります。
合コンにおいても場を盛り上げる人よりも、一生懸命に相手の話を聞いてくれる人の方が圧倒的にその後の関係が続いたりします。
当然、会社においても一緒です。
ガミガミ言う上司や経営者よりも、話を真剣に聞いてくれる上司の方が影響力があります。

相手の話をちゃんと聞くというのは

そもそも、相手の話をちゃんと聞くということは幼いころから幾度となく耳にしてきたことですよね。
ただし、ちゃんと聞くというちゃんとという部分が何も定義されていないために、多くの人が相手の話をちゃんと聞けてないのが現状です。
ちゃんと聞くというのは、相手の目を見てうなずきながら聞くなんてそんな甘いもんではありません。
ちゃんと相手の話を聞けるようになるとすぐに影響力が増していきます。
人の話をちゃんと聞けて、影響力を持ちたければ次回のセミナーに申し込んでくださいね!!

個人向けセミナー

社員から会議で意見が出ないときどうすればいいか?

中小企業経営者の悩みを聞くと、割と多いのが社員に自主性がない、というお話。
たとえば、会議においても、アイデアを出そう!といってもなかなかアイデアが出ない。
それを見た社長はこう思うわけです。
「こいつら、真剣に考えてないな!」

もうすこし場の空気を読むのがうまい社長はこう考えるかもしれません。
会議の場がシーンとしている。
この中で意見を言うのは、なかなか難しいよな。
もう少し会議の場を活発にしたほうがいいな。

しかし、やり方がわからない。
そんなお悩みが多いようです。

 

さて、まずアイデアが出ないのには理由があります。
それは、どうしても頭が固まってしまっている状態だと考えられそうです。
その原因の一つとして考えられるのがストレス。
人はストレスを感じていると、自由な発想が難しくなります。

後者の、「場」の空気の問題については、社員さんがリスクを感じているのでしょう。
たとえば、こんなことを言ったら叱られるかもしれない。
こんなことを言ったら、バカにされるかもしれない。
こんなことを言ったら、無知・勉強不足と言われるかもしれない。
こんなことを言ったら、却下されるかもしれない。
そんな恐れを感じるから、頭に浮かんだ言葉も口にできなくなってしまいます。

 

逆に考えてみましょう。
皆が平等な、友達同士の場合はいかがでしょうか。
バカにされるとか、勉強不足とか、却下されるとか、
気にせずに発言できる空気というのがあったりしませんか?

そしてそういう場所では、ちょっとズレた話でも、
遠慮なく言えたりしますから、少し大胆な意見が出ることもあります。

 

 

ところで、心理学のある実験では、こんなことがわかっています。
何か解決したいことがあるとき、現実的な意見をブラッシュアップしていくより、
はじめはあり得ない解決策からスタートしたほうが画期的なアイデアになりやすい、
という現実があります。

たとえば、会議において何か問題を解決したいときに、
・できそうなことでなければ発言してはいけない
・無茶な意見は却下
という姿勢をとっていると、画期的なアイデアは出にくくなります。

 

この状態を緩めるには、本来的には会議の中だけではなく、
常に社内でのコミュニケーションを頻繁にすることが必要となります。
また、社長なり、上司なりが、部下を受け入れる姿勢が必須です。
部下は、この上司になら、何を言っても安全、と感じる状態が必要になります。

それはそれとして努力するとしても、今すぐ会議を何とかしたい。
そういう要望もあるかもしれません。
そんな時には、会議の本来の話とは別に、「雑談」をうまく仕掛ける必要があります。
以前紹介したことがありますが、Good&Newというワークがありますが、それも方法の1つです。
24時間以内に自分に起こった、よかったことや、新しい経験を共有しあうワーク。

 

大事なのは、全員が、同じ分量だけ、平等に話をする機会を意識するということ。
また、彼らの発言を無条件に受け入れるということ。
これが仕事の話だと、常に受け入れるというのも難しいかもしれないので、仕事以外の話がベストです。

他にもこんな方法があります。
もはや会議を遊びやゲームにしてしまうということ。
解決策を議論したいとすれば、その課題解決に近いことが優秀なのではなくて、
最も面白いアイデアを出した人を表彰する、といったもの。
チーム制にして、アイデアを競わせると面白いかもしれませんね。

 

ということで、会議の場づくりというのは、結構難しい。
難しい一方で、やれることはけっこうあります。
とはいえ、あくまでその場しのぎで終わらないよう、日頃のコミュニケーションを見直してみましょう。

個人向けセミナー

 

NLPの終極の目的とは?(私見)

もし、NLP(神経言語プログラミング)が
ビジネスの上で使えるとしたら、
何に使いますか?

営業に活用する?
それとも社員のマネジメント?
銀行や外部の業者との交渉?

もちろん、コミュニケーション技術ですから、
これらのいずれにおいても活用可能です。

 

ただ、ちょっとだけ考えてほしいのです。
それはあくまで、個人の技術としての活用です。
つまり、自分がやるという範疇を超えていない。

 

こういった視点で見ていくと、
NLPを使って、人をコントロールしよう、
という考え方になっていきます。
仮にです。
仮に、NLPが人を操り人形のように操る
魔法のようなスキルであったとして、
あなたがその手綱を握っているとします。

 

そこには、実は限界が生じます。
なぜなら、あなたが考える以上の変化は起こせないからです。
例えばあなたが組織で実現したいことがあるとします。
その方法はあなたが知っているかもしれないし、
知らないかもしれない。
いずれにおいても、何かしらの方法でそれを実現しようとする。
その手足として部下を使う。

けど、ほかにもいっぱいプロジェクトはある。
人は同時に複数のことを考えられるほど器用ではありません。
プロジェクトの数だけ人が増え、
人が増えるほどに一人一人に何をさせるかを考えなければならない。
あなたの指示がなければ、そこここで動けずに困る部下が出る。

なんとも非効率ですね。

 

NLPを使う一つの目的は、
人を操ることでもなければ、
人を動かすことでもない。
私はそう考えています。

 

それは何かというと、その人の可能性を引き出すこと。
それこそがNLPの究極のミッションなのではないかと思います。

 

自分自身の核心に触れ、自分のミッションを見つけると、
人はだれかに指示されずとも自ら動き始めます。
そしてその動きは非常に強い。
あなたが手綱を話す瞬間です。

いちいちあなたが指示を出さなくとも、
どんどん動き始めます。

 

NLPというのは、そういった人の可能性を引き出すツール。
私はそんな風に考えています。
それだけ強力だからこそ、悪用もできてしまうかもしれません。
しかし、NLPを学ぶ過程で、ご自身のライフワークを見出すセッションのようなものもあります。
そこに気づいてしまえば、破滅的な考えは入る余地がない。
私はそう考えています。

 

そして、まんトレこと、トレーナーの満田はそんな世界を目指しています。
あなたが目覚めることで、世の中はよくなる。
少なくとも、世界の変化が始まります。

一緒に、世界を変えていきませんか?

 

「断れない」性格の根源にあるもの

人の頼みごとを断れず、いつも大変になるんです。

こういう方、結構いらっしゃいますね。
けど、国語的に言うと正しくない。
人の頼みごとを断る方法はだれしも知っています。
単に「NO」といえばいいだけです。

 

しかし断り切れない。
これは断ることができないではなく、断らないのです。
やりたくないけど、断らない。
人間って不思議な生き物ですね。

 

じゃあ、なぜ断らないのでしょうか。
そこは少し事情が複雑で、
・断って嫌われたくない
・仲間外れにされたくない
・嫌な奴と思われたくない
・断ることで罪悪感を感じたくない

エトセトラ、エトセトラ・・・

 

つまり、断らないことで享受できるメリットがあるわけです。
断らなければ
・嫌われない(かもしれない)
・仲間外れにされない(かもしれない)
・嫌な奴と思われない(かもしれない)
・罪悪感を持たない(かもしれない)
という自分に有利な状況がある事を想像しているわけです。

 

このように、習慣化している行動の影には必ず何かしらのメリットがあります。
逆に、メリットがなければ同じ行動をとり続ける事ができません。

 

さて、ここで考えたいことがあります。
それはNLPでもよく使う言葉「ビリーフ」についてです。
ビリーフという言葉、訳すと「信念」となります。
信念なんていうと、「信念をもってやり抜く」なんていう使い方をイメージすると思いますが、NLPでは微妙にニュアンスが違います。

どちらかというと、「思い込み」といったほうが理解しやすいと思います。

 

この思い込みというのが、時に厄介です。
先程の話に戻ると、前提として、頼みごとを断れば、
・嫌われる
・仲間外れにされる
・嫌な奴
・頼みごとを断るのは良くない事
という前提があります。

 

果たしてそれは本当ですか?
多分事実ではないでしょう。
出来ることと出来ない事をハッキリ主張することで、「この人ははっきりしていてわかりやすい」と評価を受ける事だってあります。
また、頼み事なんて、先方の都合で行ってくるものですから、それを断ることが悪い事だなんて、洗脳めいた思い込みです。

他人をよく観察してみてください。
意外と、あなたが思うよりあっさりと、頼まれごとをスルーしている人、けっこういると思いますよ。

 

ただやっぱり、関係性によっては嫌われることもあります。
けど、単にこちらの意志で物事を断っただけで嫌われるって、相手はあなたを友達としてじゃなくて、奴隷としてみてるんじゃないですか?という風にも考えられます。
あ、もちろん、極論ですけどね。

 

こうやって見ていくと、「断れない」原因は、自分の中のビリーフにある。
そしてビリーフを突き止めると、実は子供のころなどの心の傷や、
常に言い聞かされてきたことに突き当たることがあります。

たとえば、長子の場合「しっかりしなさい」という親の期待の中で育っている。
だから人に頼るのが苦手だったり、失敗することに異様に恐怖を感じ、そのせいで新しい事にチャレンジできなかったりすることもあります。

 

「やりたいことがわからない」という人も同様で、自分の奥底にあるビリーフに気づかないよう感情にふたをすることで自分の本心を見えなくしてきています。そうやって自分を守ってきたのです。
信じられないかもしれませんが、常にダメ男ばかりと付き合っているとか、付き合う女性は自分を金づるにしようとする人ばかり、というケースもビリーフと深い関係性があることが多いのです。

 

さて、実は大人になっても、自分自身のビリーフに気づいている人は少数派です。
だから常に同じような問題に頭を悩ませるのです。
勘のいい人は、その事に気づき、自分の奥に深く沈めたビリーフを掘り起こそうと頑張ります。
ヨガ、瞑想、内観、セラピーやカウンセリングなど、アプローチ方法は様々です。
自分に合ったものを選択すればよいと思いますが、NLPを学ばれる過程で、多くの方がご自身のビリーフに気づきます。

NLPを学ぶと、人生のステージが上がると言われるのは、NLPで対人関係をよくする以上に、自身のビリーフに触れられることの方が大きいのではないか、と私は感じています。

 

そんな自分に触れるために、NLPを学んでは見ませんか?

「共感」のありえないパワー

あなたが会社の経営者で、
社員が「やめたい」と言ってきた時、
どう対処するでしょうか?

理由を聞けば、
「給料が安い」
とか
「仕事の内容が納得できない」
とかいう理由をあげます。

 

これ、言葉通りの意味でしょうか?
もちろんそういう事はあります。
しかし、実際のところは、
「自分が大事に扱われていない」
ことをお金という理由にすり替えている可能性があります。

 

心理セラピーなどで基本となる行動、
どんなものかご存知ですか?
それは、相手の話をきき、共感する、という事です。

 

この「共感」という感覚、人間関係においてはとても重要です。

ああ、そんな事があったんだ。
大変だったね。
そんな一言で、不満になるはずだった話が、
一気に氷解することだってあります。

 

人間関係において、人が人に相談したり、主張したりするとき、
必ずしも解決策を求めているわけではありません。
時には、自分の話をきいてくれるだけでも、
とても心が軽くなる経験、皆さんもあるのではないですか?

結果として、人は、自分の話をきいてくれる人に惹かれます。

 

逆に、共感を引き出すと、あなたのフォロワーになってくれるかもしれません。

たとえば、足のニオイを抑える消臭スプレーを売ろうとしたとします。

単純に、
「○○成分配合の強力な効き目!」
といわれても、ふーんって感じじゃないですか?

それが、
「居酒屋で、1日中はいたブーツを脱ぐときの恐怖!
足のニオイを丸1日抑える方法があるんです」

「彼の前で靴を脱ぐとき、一瞬頭をよぎる不安
解消したいなら」
といった、ありそうなシチュエーションをだされると、
「そうそう、困ってるんです。で、その方法は?」
と、次を知りたくなったりしませんか?

 

そうそう。
この人、良くわかってる!
まさにそんな気持ち。
こういえる状態って、人間関係においてとっても重要なのです。

自分の気持ちを言語化し、代弁してくれる。
そうすると、その相手は
「自分の事を理解してくれる人」
としてその人を信用し始めます。

 

共感というのは、人間関係において、
非常に大事なものなのです。

 

さて、これを作り出すには、やはり正しいコミュニケーションが必要です。
本来は、学校で習っても良いんじゃないか、と思うほど社会において重要なちしきであり、スキルなのに、まだまだ学ぶ場所は限定的です。

 

今回は、静岡で、NLPの体験会を行います。
NLP(神経言語プログラミング)というのは、
天才的な心理カウンセラーの行動を体系化したもの。
人の話をきき、人を知り、人の行動と心理を解きほぐす行動心理学の一つです。

このNLPが得に重要視しているものの一つが、
コミュニケーションスキルです。
他人との対話、自分との対話。
このわずかな姿勢が、人生を大きく変えていく可能性を持っています。

 

営業を楽にするには、顧客の○○にフォーカスする

営業をする際、何を話しますか?
いちど、自分が話をする内容を、ICレコーダーなんかにとってみるといいと思います。
すると、商品の話ばかりしてるんじゃないでしょうか。

私自身、営業を始めてやり始めたころ、それではいかん、と先輩に叱られました。
じゃあどうすればいいのですか?と聞くとこういわれました。
「自分を売り込め」

あははは。
いや、社会経験もない自分に、売り込む自分なんてありませんよ。
心の中ではそう思いつつ、「はい、そうなんですね」と返事をした記憶があります。
とかく、営業の世界では、アドバイスも具体性を欠きます。

「私は、30歳男性、独身です!学生時代には・・・」

何て話し出したって、相手には響きませんよね。
お見合いじゃないんだから。
自分を売り込むのは、もう少し後だと思います。

 

私自身、飛び込み営業の経験があります。
その時には、商品を売ろうが、自分を売ろうが、上手くいかないのです。
逆の立場で考えてみましょう。
いきなりやってきた営業スタッフ。
その人の身の上話、聞きたいですか?
そんなの勘弁!って感じですよね。

 

じゃあ、どうすればいいのでしょう。
明確に言えるのは、相手が夜も眠れないほど悩んでいる事への対処法をお伝えするんです。
は?ってかんじですね。
飛び込み営業であれ、ルートセールスであれ、相手が耳を傾けるのは自分にとってメリットのある話です。
自分が得するか、困りごとを解決してくれるか、そのどちらかしかありません。

 

その困り事って、なんなんでしょう。
こんな時に超能力が使えたらいいのですが、きっとほとんどの場合そうではない。
すると、想像するとか、観察するとか、聞いてみるとか、そういう事しかないわけです。

たとえば、経営者ってどんな悩みがあるのだろう?
知っている経営者にインタビューしてみると、たいていは3つくらいの悩みに集約されるといいます。
一つは、売上をあげたいのに上がらない。
二つ目は、お金がなぜか残らない。
三つめは、従業員等の人の問題。

 

そう。
企業は、基本的にお客さんの悩みを解決してお金を頂きます。
それなのに、お客さんの悩みを意外と私たちは意識をしていないんです。
たとえば、車を買い替えたい、という背景には古い車はもう嫌だとか、もう少し広い車がいいとか、燃費が不満とか、ステイタスが欲しいとか。
そんな背景があるから車を買い替えたいわけです。

そこをしっかりと指摘したり、聞きだせることでセールスは非常に楽になります。

なのに、そこを飛ばして「私たちの商品はこんなにいい」と言われてもお客さんはウンザリなわけです。

 

それでもついついやっちまう。
それは、他のコミュニケーションの方法に慣れていないからです。
お客さんの前に出たとき、何とか自分の商品をアピールしなくちゃ、と焦ってしまっている一面もあるかもしれませんね。

いずれにせよ、質問の技術を磨くのはとても大事なことです。
そこから話は発展しますし、相手の言葉を聞く(というよりしっかりと受け取る)事ができるだけで、それは信頼関係の始まりとなります。

 

そんなコミュニケーションの方法を、一度学んでみませんか?

お客様が「お客様」でなくなる 究極のコミュニケーション術

「あなたは思った通りの人間になる」は本当か?

ちょっと面白い実験があります。

あるグループの人たちに、
「白髪」「忘れっぽい」
といった老人をイメージさせるキーワードを見せ、
これを使った文章を作ってもらいました。

その後、このグループの人たちに暫く歩いてもらったのですが、
この作業をしなかったグループの人たちに比べ、
明らかに歩くスピードが遅かったそうです。

 

この事が何を示しているのか?
といえば人は扱った言葉に影響される、
という事です。

 

さて、みなさんなら、この法則をどう活用されますか?

 

たとえば、子育てにおいて、
「ダメな子ね」「なぜこれができないんだ?」
何ていう声掛けをしていたとしたら・・・
これはとても恐ろしい事です。

管理職の方が、社員の方に対して
「これだけの事がなぜできない?」
何て言っていると、出来ない人になっていきそうです。

 

それよりなにより、その言葉を使っている本人こそが、常にその言葉にふさわしい人間になっていきます。

 

少し前から、「口ぐせで人生が変わる」なんていう事も言われるようになりましたが、どうやらこれは心理学的に見ても正しいようです。

 

 

実は、これは言葉だけではありません。
たとえば、苦しくても無理やり笑顔を作ってみる。
前かがみの姿勢を正し、胸を張ってみる。
とぼとぼ歩いているのをスキップに変える。
これだけの事で、あなたは自分の感情をコントロールすることができます。

これは脳科学的にも証明されており、姿勢や表情を変えることで、
ホルモンの状態が変わることが確認されています。

 

さて、NLPでもよく使われる、モデリングという手法があります。
これは、簡単に言うと、あこがれの人を真似すること。
その人のように考え、その人のように振る舞い、その人のように行動する。
これもまた、非常に効果の高い方法と考えられます。

 

NLPというのは、どちらかと言えば外部とのコミュニケーション技術として有名な側面があります。
だから営業に役立つとか、組織の中での自分の立ち位置を確保するのに役立つとか、そういうイメージを強く持たれている方も多いようです。

もちろん、それはNLPの一つの側面です。

 

しかし、NLPにおける真髄の一つは、あなた自身を内面から変えていくという事。
これはつかみどころのない、怪しい話でも何でもない。
上の例でご紹介したとおり、科学的に実証された手法です。

だれがやっても、一定の成果が上がるからこそ、NLPは瞬く間に世界に広がりました。
もし、さまざまな成功法則を試しても、今一つ実感がない方がいらっしゃるとすれば、ぜひいちどその一端に触れてほしいと思います。

 

スピリチュアルな方法論も否定はしません。
しかし、それもまた、あなた自身がどうあるか?が重要である、と認識しています。
つまり、はじめの一歩、変化への一歩を踏み出すのは、誰でもないあなた自身です。
これまで歩んできた道から分岐した場所が存在するとしたら、それを見てみたいと思いませんか?

その入り口として、NLPの体験会にぜひお越しください。
世界は、あなたの決断を待っています。

Google口コミ

Google口コミ