現実は思考でできているという不思議

よく、思考は現実化する、という話があります。
それって本当なの?
なんか怪しくない?
そんな風に思う人はけっこういると思います。

 

さて、私たちは世界を五感で認識しています。
視覚、味覚、聴覚、触覚、嗅覚です。

その中でも、影響度の大きい「視覚」について考えてみましょう。

 

今みなさんの目の前には、スマホなりPCの画面があると思います。
このブログの背景は「白色」です。
そこで一つ考えてみてほしいのです。
あなたが見ているこのブログ背景の「白色」と、
例えば別の人が見ているブログ背景の「白色」が、
まったく同じ「白色」に見えていると、どうやって証明できるでしょうか?

 

たとえば、あなたが「白色」と思っている色が、Aさんにとっても「白色」だったとします。
しかし、あなたがいう白色と、Aさんのいう白色が違う可能性はないでしょうか?
あなたが白色と思っているものは、Aさんにとっても白色という名前の付いた色なのだけど、
Aさんの脳内で見えている色は、あなたが言うところの白色ではなくて、黄色であるかもしれないし、赤色であるかもしれない。
あなたとAさんがまったく同じ認識をしているとは、誰も言い切れないのです。

 

じゃあ、白色って何なのでしょう。
Wikipediaによると、

物体がすべての波長の可視光線を(ほぼ)100%乱反射するとき、その物体は白いという。

とのことですが、そもそも可視光線を100%反射する物体は存在しないとも書かれています。
存在しないものに便宜上の名前を付けて、コミュニケーションをしているわけです。

 

その辺は難しく考えすぎても意味がないので、少し話を戻しましょう。
私たちは、こういった自分の知覚でしか、世界を把握していません。
そしてその知覚は、けっこう人の思い込みで左右されます。

例えばこの文字、何と読むでしょうか?

普通の日本人なら、「いろは」と読むでしょう。

 

じゃあ、これは何と読むでしょうか?

「123」ですね?

 

ここで見比べてほしいのは、うえの文字の「ろ」と下の文字の「3」です。
これは同じものをコピペしています。
まったく同じ手書き文字ですが、うえは「い3は」とは読まないし、下も「12ろ」と読み間違えた人はいないでしょう。

 

何が言いたいかというと、人はこういった意味付けをしながら目の前のものを知覚しているわけです。
これが、たとえば日本語を知らない外国人が見ると、下は「123」と読めますが、上は「3」だけを認知するかもしれません。
そういった過去の記憶や、知識、経験を通じて、私たちは現実世界を認識しています。

すると、同じことが起こっていても、私たちが知覚を通じて取り込んだ世界だけが自分にとっての世界といえます。
私の見ている世界を、あなたは見ていないし、その逆もしかりです。
実は世界は、それぞれの人の心の中にしか存在しない、と言える可能性があります。

 

ということは、心の中が変化すれば現実世界も変化します。
すくなくとも、あなたが知覚する現実世界は、あなたの感じ方次第で自由自在なわけです。
そしてその知覚を牛耳るのが、脳のプログラムです。
脳は、どういったものを見るかを決め、それにどんな意味付けをするかを決める。
このプログラムは、人が子供のころから作ってきた脳内にある文脈です。
今まではそれを意識しなかったので、周囲の刺激があなた自身のプログラムを作ってきました。
大人になった今、そのプログラムを書き換えるのは、あなたの意識と経験です。

NLPが脳の取扱説明書と言われるゆえんは、こういったプログラムの書き換えができるからです。
プログラムを書き換えれば(少なくともあなたが知覚する)世界は変わり、現実は変わります。
その一歩を踏み出すか、踏み出さないか。
このブログを読んでいるとすれば、その境目にいるのがあなたではないでしょうか。

ほんのちょっと勇気を出して飛び込んでみると、あなたの世界は音を立てて変化していくかもしれません。

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