USPってご存知ですか?
会社の戦略やマーケティングを考える際に使われる言葉。
手っ取り早く言うと、その会社なり人の独自の強み、という意味です。
こういうと、たいていの中小企業経営者はこうおっしゃいます。
「ウチの強み?思いつくものはないなぁ」
そして次にはたいていこんな言葉が続きます。
「専門性を高めるために頑張ってはいるんですけど・・・」
「迅速な対応がでいるように努力はしてますが・・・」
いやいや、別に反省会やってるわけじゃないんですから(-_-;)
何かと人は自分を責める傾向が強い。
だからこんな話になりがちなんですが、USPをもう一度考えてみましょう。
それが思いつかないのは、たいていまじめに考えすぎているからです。
たとえば、保険代理店がUSPとして「おれ、ゴルフ上手いよ」と言ってもいいんです。
ある方は、年間100日以上ゴルフをやりながら、保険料数千万円単位の生命保険契約を頂いているそうです。
ゴルフで人と出会って、保険につながるという必勝パターンを持っているわけです。
このかたに、USPは?と聞けば、きっと「ゴルフ」というでしょう。
そもそも、保険の専門知識の深さなんて、お客さまにはわかりえません。
なのにお客様がわからない価値ばかりを訴求しようとする。
これ、おかしくないですか?
専門知識は裏でバッチリ勉強すればいいんです。
それよりも、お客さんがわかりやすい価値を提供することを考えればいいのです。
ゴルフがビジネスに効くなら、テニスでもいいし、囲碁や将棋、麻雀でもいいかもしれません。
アニメが好きとか、音楽が好きとか、BBQが得意とか、山登りが好きとか、もはや何でもいいんです。
それで新たな出会いをつくれるなら、それはビジネスチャンスを生み出すことになります。
特に保険という商品は、お客さんから見ればどこも同じですから。
後はどこで加入するかだけですよね。
だったら、一緒にゴルフする仲間から・・・となるのは当然です。
ファイナンシャルプランナーも同様ですよね。
たとえば、相続に強いとか、シングルマザー専門とかいう切り口ももちろんあります。
しかし、お金を含めた人生相談なわけですから、やっぱり相手が人となりがわかるほうがいい。
だとすれば手芸教室を開くでもいいし、シングルマザーの副業講座でもいい。
何かしら自分の得意なこと、自分が経験したことをうまく顧客との関係構築に使う方法はあるのではないでしょうか?
専門家が、専門分野で差別化しなければいけないという法律はどこにもありません。
むしろ、あなたの人柄勝負。
とくに、シングルマザーを顧客に持つなら、「生き方」という意味でのアドバイスは必須でしょう。
そんな時に、人生の波乗り方法をお伝えできると、めちゃくちゃ強くないですか?
あなたにも必ず人と違った強みがあるはずです。
NLPのワークで、強みを発見してみませんか?
28歳の時保険代理店業で起業し、保険会社の年間表彰に5年連続で選ばれる会社に育てる。
そのすぐ後、スタッフの半分が一気に会社を辞める事態になり「自分を変えなければ」と発起しNLPや心理学を本気で学ぶ。
『過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる』ことを知り、全国の経営者やビジネスパーソンにもそれを伝えるため、セミナー活動や研修活動をしている。
【保持資格】
全米NLP トレーナー・LABプロファイル®トレーナー
交流分析士・心理カウンセラー・行動心理士