歯磨きをマジメにやりだしたやる気スイッチ

 

私はあまり歯並びが良くない。
だから定期的には医者さんに行って、クリーニングしてもらっています。
とはいえ、年々歯ぐきからの出血なんかも増えてきて、ちょっと困ってました。
ぼんやりとした悩みではあったのですが、まあ大して深くも考えず放置していました。
歯医者さんにいくたび、出血箇所を指摘され、ため息をつく。
そんな感じです。

あるとき、高齢な方とお話しした時、ひどい口臭にげんなりしました。
彼とて、口のケアを怠っているわけではないでしょう。
高齢者にありがちな独特の口臭です。
わかる人はわかるんじゃないでしょうか。

 

ある時、高齢者の口臭と、自分の歯ぐきの出血が妙に結びついたことがありました。
きっとあの独特のにおいは、歯槽膿漏じゃないか、と。
もう慌てふためきました。
このままでは、いや、もうすでに、自分は彼らと同じ口臭を発しているのではないか、と。

 

そこからの行動は早かった。
毎日の歯磨きに加えて、糸ようじや歯間ブラシでのケア、モンダミンでの口をゆすぐ習慣。
一気に習慣化してしまいました。
おかげで、調子がいい(ような)気がします。

 

もともと私は、歯磨きとかは好きではないし、できればやらずに済ませたいと思っています。
けど、こんなきっかけで、もう嫌々やることというより、やることが重要なミッションになってしまいました。
今までいくら歯科医に言われても、歯間ブラシなんて1カ月に一回くらい気が向いたらやる、という程度。
歯医者に行くたびに、新しい歯間ブラシを買って、洗面台にたくさんたまってました。
それがこの数週間で、どんどん消費していきます(苦笑)

 

これ、動機なんですね。
あんな口臭を自分が発するというのは、耐えられない。
だから、ケアする。
単純な話なのですが、それを本気で考え、自分で決めた瞬間、習慣は変わりました。

 

これは別に、歯のケアだけに限った話ではありません。
どれだけ人に言われたり、すすめられたりしても、なかなかやろうという気は起らないもの。
それを強制的にやらせよう、というのが今までの上司のパターンです。
だから、「鬼のマネジメント」なんていう言葉が出てきたりします。

しかし、その人が、自発的に何かをやりだすよう仕向けると、あとは何の矯正をすることもなく、人は動き続けます。

そしてそれは、画一的なマニュアルでは対応できないもの。
もし、部下をもって、彼らを自在に動かしたいと思うなら、彼らのことを知らなければなりません。
どこかのCMではありませんが、やる気スイッチは人によって違います。
そのスイッチを探し当て、押してやるのが上司の務め。
その人の持っているものを最大限生かしきることが重要なのです。

そのためには、「人間」というものを知る必要があります。
そして、人間をつくるのは脳です。
脳は主に過去の記憶、つまりプログラムをもとに動きます。
それを書き換えることができるのが、神経言語プログラミングといわれるNLPの神髄です。

あなたもNLPをまなんで、やる気スイッチを見つけませんか?

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