こちらの記事では心理学用語である【初頭効果】について解説していきます。
初頭効果とはどんなもので、どんな場面で活用できるのでしょうか。
ぜひ、あなたの生活で活用してみてくださいね。
それでは参ります。
初頭効果とは
初頭効果とは、初めの印象や特性によって後の評価にも大きく影響してくる心理的効果のこと。
よく「第一印象が大事」と言われますが、まさに初頭効果が影響しています。
この心理的効果はポーランド出身の心理学者ソロモン・アッシュが1946年に行った印象形成の実験によって提唱されました。
実験は、AさんとBさんの二人の特徴を全くおなじ形容詞で紹介します。
この時、Aさんはポジティブな特徴を先に持ってきて、Bさんはネガティブな特徴を先にもってきた紹介したといいます。
紹介の仕方は以下の通り。
- Aさん:知的・勤勉・衝動的・批判的・頑固・嫉妬深い
- Bさん:嫉妬深い・頑固・批判的・衝動的・勤勉・知的
すると、Aさんに対しての印象は「多少のマイナス面があっても能力のある人」となり、Bさんに対しての印象は「実力はあってもうまく能力が引き出せない人」となりました。
この実験結果からは、初めの印象が全体に大きく関わるということが分かったのです。
だからこそ、面接や商談では自分のイメージを相手に良い風に植え付けるためにも、服装や言葉遣いには細心の注意を払うべきなのです。
初頭効果を発揮するのは何秒?
初頭効果は初めの印象がとても大事ということは分かりましたが、初めの何秒くらいを頑張ればいいのでしょうか。
結論から申し上げますと、ピークは10秒だと言われています。
なかには出会ってから2秒でその人の印象が決まってしまうとも言われています。
ですので、10秒間は気が抜けないゴールデンタイムと考えたほうがいいでしょう。
初めさえ上手く乗り切れば、あなたの印象は今後も良いままで接してくれるはずです。
特に出会ってから10秒間は以下のことに注意していきましょう。
- 服装
- 髪型
- 身振り手振り
- 姿勢
- 表情
- 口臭
- 体臭
- 言葉遣い
これだけ見ると意識すべきポイントは多いのですが、事前に準備していけるものも多いです。
なので出会ってから10秒間は「身振り手振り・姿勢・表情・言葉遣い」は気合いを入れていきましょう。
ちょっと胸を張って、微笑みをキープして、ゆっくりとした動作で、ハキハキと喋るようにしましょう。
このような態度をとれば、頼りがいのある人間だと思われるようになる確率が高まります。
恋愛で使える初頭効果の使い方
初頭効果は恋愛でも大いに役立ちます。
例えば、合コン。
合コンでは特に初頭効果は使いやすいです。
なぜなら、初対面の人と出会うことが確約されているからです。
普通の恋愛だったら、初めから恋愛対象として意識するのはちょっとむずかしいところがありますよね。
だから、合コンこそ初頭効果を存分に発揮すべきなのです。
合コンと言えば、自己紹介を必ずすると思いますが、この時だけに力を注いでしまってはいけません。
自己紹介はもう時すでに遅しと考えてもらったほうがいいでしょう。
席についた時から勝負はすでに始まっています。
自己紹介が始まる前から、服装などの身だしなみ、姿勢や言葉遣いを意識して振る舞っていくのが肝心ですね。
ここで失敗してしまうと、自己紹介でどんなに素晴らしいことを話したとしても、あなたの魅力は半減してしまいます。
初頭効果を存分に活用して、意中の相手の心を掴んでいきましょう。
心理学を使って第一印象を良くしませんか
今回の記事では、初頭効果について解説してきました。
あなたの生活の中で使える場面はありますか。
- 面接
- 新たな地域活動
- 新たなコミュニティ
- 合コン
- 入社
- 転職
- PTA
こういった場面では初頭効果は活用していくべきですね。
初めの印象をミスると、今後の関わりにも大きな影響を与えてしまいかねませんから。
ただ
「第一印象を良くするためには~~しましょう。」
と一言で言われても、すぐに自分のものにするのは難しいと思います。
心理学を頭で理解していても、なかなか実生活で活用しきれている人は少ないように思います。
スポーツでも一緒ですよね。
野球で例えるなら、理想とするスイングが頭には入っているのに、いざイメージ通りにスイングしたとしても上手くできないということはザラにあります。
これは、反復練習が足りていないことが原因です。
心理学も同じで、頭では理解していてもその知識を使う回数が少なければ上手く活用することができないのです。
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