中小企業売上10億円の壁と経営者のメンタル

実は、人に任せるというのは、とても難しいこと。
それを象徴する考え方があります。
中小企業、売上10億円の壁って聞いたことがありませんか?
これは、中小企業が成長する過程で、10億円を間近に控えて、
一気に会社が失速して今うというもの。

最近の起業は、ある程度の基礎ができれば一気にスケールすることも多く、
こういった話はあまり耳にしませんでしたが、
20年、30年とじっくりと時間をかけて成長する企業は多くの企業が経験すると言われています。

 

実はこれは、社長のメンタルが非常に大きく影響している可能性があります。

 

業種にもよりますが、売り上げ10億円の手前くらいまでは、
ある程度、社長が全社的なコントロールを握っていてもうまくいきます。
しかし、10億円を超えようという規模になってくると、もはやすべてを社長がチェックすることは不可能。
そんなこともあって、社内がいっぱいいっぱいになり、一気に失速する。
そういうことが多いようです。

そういったことを改善するために、コンサルタントはこういいます。
「仕組化しましょう」
「社員に任せる風土を作りましょう」
「エンパワーメントを進めましょう」
こういった試みは、理論上正しいのでしょう。
しかし、こういった取り組みがうまくいかないことが往々にしてあるのです。
それはなぜかというと、社長が自分の仕事を手放さないからです。

 

その背景には、
「自分でなければならない」
という思いが背景にあるのでしょう。
もう少し深いところで言うと、社長は自分が役立つ場所を無意識で作ろうとします。
つまり、社員に任せてしまって、会社が回るようになってしまうと、
社長の自己重要感が満たされにくくなってしまうのです。

少し遊び心のある社長であれば、そんなタイミングをうまくとらえて、
新たな事業を立ち上げたり、新たなコミュニティに参加したり、
ビジネスを伸ばすネタ探しをしたりしています。
けっかとして、会社はさらに成長する・・・。

 

しかし、それができない社長も多くいらっしゃいます。
マジメで、今までの仕事への想いの熱い人。
こういう人は、どうしても会社の今までの仕事に強い思い入れがあるため、
そこから離れることができないのです。
けっかとして社員は育たず、会社は失速気味になる。
そんなカラクリが見えることが多いようです。

そしてこれは、事業承継がうまくいかない一因ともなるのでしょう。

 

一昔前、大企業では退職年齢に近づいた幹部に、強制的に長期休暇を取らせる、という話を聞きました。
1か月単位の休みを与えられた幹部は、
「俺がいなくて大丈夫か?」
なんて言いながら休みに入るのですが、休みを終えて出社したころには自分なしで会社はうまく回っていた。
何の問題もなかった、という現実を知って愕然とするのだとか。

まあ経営者においては、そういった話とは無縁なのかもしれませんが、あえて自分の居場所を次のステージに変えていく、というのは意識したいところ。
とはいえ、いきなり新しいことをバリバリやる、というのが難しいなら、小さなことでいいのでいつもと違うことを試してみてはいかがでしょうか?
月に一回は、今まではあまりコミュニケーションをとらなかった人たちとの飲み会に参加するとか、
今まで土日にかかわらず仕事をしていたのに、平日に旅行をするとか。
なんでもいいので、小さな変化をつける習慣をつけてはいかがでしょうか。

けっか、会社はよくなり、自分の人生も豊かになる。
それであればうれしいですね。

ちょっと違った人生、のぞいてみませんか?

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