最近、女性起業家の方とお話しする機会が増えました。
そこで、彼女たちに共通することがあります。
それは「男っぽい」と言われることを喜ぶこと。
普通の感覚から言えば、女性だから女性らしいと言われるのが筋だと思うのですが・・・。
なぜそうなのでしょう。
これはたぶん、男性と肩を張り合っているんじゃないかと思うんです。
これまで女性であることで、困ったことがあるということでしょう。
女性だから、軽くみられるとか、
女性だから、いい仕事をもらえないとか、
女性だから、苦労が絶えないとか。
そうやって、
私は強い女
私は男に負けない
私は女性としての魅力は使わない
ということを心に決めて、男まさりの自分を演出する。
しかし、そういう人に限って、女性らしさを武器にする人を毛嫌いします。
たしかに、今もなお、社会では女性の活躍の場はまだまだ限定的だと思います。
女性にとってはいばらの道が多い。
それはよくわかります。
ところで、「勝つ」ための戦略を考えるとき、普通はどんなことを考えるでしょうか?
たぶん、多くの場合は自分の強みを活かすことでしょう。
そしてその強みというのは、もしかしたらあなたが弱みと思っていることかもしれません。
そう、女性であること。
これを最大限生かすということを選択肢の中に入れてはどうでしょうか?
いえ、別に色気で仕事をとれなんて言うつもりはありません。
ただ、やっぱり男性と違って女性は華やかに見えます。
どこか安らぎを感じさせる一面もあります。
特に講師業においては、女性というだけで3割は印象が良い、という講師仲間の話もよく耳にします。
男性だとどこか怖いのだけど、女性だと弱い部分も含めて見せやすい、というのが講座などの参加者の多くが抱く印象です。
まあ、ご自分で女性性を捨てる、と覚悟した方にはこんな話は耳に入らないことかもしれません。
しかし、ご存知かどうかはわかりませんが、無理に女性性を捨てようとしている人は、見ていて痛々しいものがあります。
そういった痛々しさに引き寄せられる受講生は、多くの場合が依存心を持っている人が多い。
たしかにビジネスとしては、依存させたほうがお金になります。
とはいえ、あなたが目指したいのは決してそんなものではないのではないでしょうか。
今は、男に負けない稼ぎを、ということで金銭的な価値に力を入れているかもしれません。
しかし、それが本当の望みなのでしょうか。
人は、自分が関心の高いものに投資する傾向があります。
お金が好きな人は、貯蓄を行うはずです。
しかし、きっとあなたは貯蓄より、まずは自分を飾り、自分の気持ちを満足させたいのではないでしょうか。
だから洋服にお金をかけたり、美を追求してみたり、グリーン車で移動したりする。
もしそうだとしたら、あなたが最も大事にしたいものは、自分のはずです。
ならば、本来の自分を愛せないというのは、やっぱりビジネス上も大きなハードルになるのではないでしょうか。
だからもう一度、自分を見つめなおす機会を持ってみてほしいのです。
その機会として、NLPはきっとあなたのお役に立てるはずです。
そしてまた、あなたの生徒を救うスキルの1つにもなりえるのではないでしょうか。
28歳の時保険代理店業で起業し、保険会社の年間表彰に5年連続で選ばれる会社に育てる。
そのすぐ後、スタッフの半分が一気に会社を辞める事態になり「自分を変えなければ」と発起しNLPや心理学を本気で学ぶ。
『過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる』ことを知り、全国の経営者やビジネスパーソンにもそれを伝えるため、セミナー活動や研修活動をしている。
【保持資格】
全米NLP トレーナー・LABプロファイル®トレーナー
交流分析士・心理カウンセラー・行動心理士