経営に携わっていると、仕組みづくり、という事についていろいろと考えさせられるシーンがあります。
この仕組みづくり、上手く行ってますか?
- 仕組み作りに着手したものの、思うように仕組みが動かない。
- システム化することで仕組化しようとしたものの、社員がついてこれない。
- 仕組みを作った自分がその後の仕組のサイクルを意識しない間に自然消滅してしまった。
結局残ったのは、無駄な会議とシステム投資だった・・・なんていう事も経験があるのではないでしょうか。
まず、システム化についてお話ししましょう。
私たちは、何かとシステムを過信する傾向があります。
しかし、システムを操るのは人間です。
アナログでできないことを、システム化で対応できると考えるのは少し早計でしょう。
そもそも、人は、何か新しい事を始めるぞ、といわれると、必ずと言っていいほど免疫反応がおこります。
異質なものを排除しようとするんですね。
たとえば、システムへの顧客情報の入力を義務付けられれば、いい加減な意味のない情報しか入れていなかったりします。
それが次第に、わざと「入力忘れ」を起こします。
結果、それでも叱られないとわかると、入力忘れが日常になり、システム投資をしたものの、何の意味もなかった、という状況が様々なところで繰り返されています。
ある高名なコンサルタントいわく、
「仕組がバカだと、それをシステム化する事でバカが加速する。」
と言い切っています(苦笑)
仕組化しても、リーダーが常に目を凝らしていなければ動かない仕組み化にどれほどの意味があるのでしょうか。
仕組化には、実は人の感情や、人の行動の特性に着目する必要があります。
たとえば、人は一つの事に集中すると、別の事がおろそかになりがちであったり、
習慣化は難しいけど、習慣化するとやめるほうが難しかったり。
そんな行動特性をうまく仕組み化に活かしていくことが前提でなければ、強制するだけではなかなか動きません。
逆に言えば、強制されてやることは、強制の圧力がなくなればやらなくなるという事実があるわけです。
そんな人の特性を学ぶにおいて、例えばNLPのような心理学を知ることで、そのかけはしができることがあります。
常々、心理学はビジネスにおいての必須科目だと考えていますが、あまりに心理学を学ぶリーダーが少ない。
そんな状況を変えるために、今日もまんトレは日本を飛び回ります。
28歳の時保険代理店業で起業し、保険会社の年間表彰に5年連続で選ばれる会社に育てる。
そのすぐ後、スタッフの半分が一気に会社を辞める事態になり「自分を変えなければ」と発起しNLPや心理学を本気で学ぶ。
『過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる』ことを知り、全国の経営者やビジネスパーソンにもそれを伝えるため、セミナー活動や研修活動をしている。
【保持資格】
全米NLP トレーナー・LABプロファイル®トレーナー
交流分析士・心理カウンセラー・行動心理士