高齢者をお年寄りと呼ぶのは失礼?老人は尊敬される存在なのかについても

お年寄りの方の呼び方で困ったことありませんか?

高齢者?ご年配の方?ご老人?

どういう風に呼べば失礼がないのかは呼ばれたことのある高齢者の方に聞くのが早いです。

そして、老人は尊敬すべき存在なのかどうかも疑問視する声も目立つようになってきました。

こちらの記事では、お年寄りのことをどのように呼べば失礼がないのかや老人を尊敬すべきかどうかの議題について掘り下げていきたいと思います。

お年寄りと呼ぶのは失礼?高齢者の声

ネット上で

・「高齢者」と「お年寄り」どちらの言い方が失礼ではないか?

という質問に対して、67歳の方が回答していました。

回答者によると、「お年寄り」と呼ばれるのはかなり抵抗感を感じるようです。

ではなんと呼べばいいのでしょうか?

回答者いわく、「高齢者」という言い方だと自然に受け取れるとのことでした。

この理由としては、お年寄りという言葉は個々人の感覚に依存するものですが、高齢者という言葉は明確に年齢で区切られているからです。

年齢は絶対的な指標ですから文句のつけようがないですもんね。

世界保健機関(WHO)では、65歳以上の方を高齢者と定義付けています。

もっと細かく分けると、65歳から74歳までを前期高齢者、75歳からは後期高齢者としています。

世界規定なので、抗いようがありません。

「高齢者」という言い方のほうが当事者は納得するので、呼ぶ機会がある時には、「お年寄り」ではなく「高齢者」と呼ぶようにしてくださいね。

 

老人は尊敬するべき存在?

老人は尊敬すべき存在なのかについて、疑問視する声が近年では目立つようになってきました。

昔からほとんどの国では、お年寄りは敬うべき存在という文化が浸透しています。

ですが、本当にお年寄りは尊敬すべき存在なのでしょうか?

確かに自分がこの世に生まれてきたのは、祖先がいたからですし、今の社会があるのはご老人の方々が一生懸命働いてきたからというのは納得できます。

 

ですが、実際に全員がそのような人生を送ってきたわけではありません。

社会貢献してきた人もいれば、自分勝手に生きてきた人もいるのです。

となると、尊敬すべき老人は、

・自分の祖先

・社会貢献してきた老人

ということになります。

これはあくまで合理的に考えた時の結果です。

 

もし、ギャンブルや女遊びをして人生を送ってきて、ホームレスのような生活を贈っている老人を見たら尊敬はできないと思います。

でも、ギャンブルや女遊びをしたことによって、お金を稼げた人もいるわけですし、経済が回ってきたのは確か。

この世に生きている人間は少なからずお金を使う経験をしてきたので、社会には貢献してきたということを考えれば、尊敬すべき存在なのかなと思います。

 

これは老人に限ったことではなく、人間なら老若男女問わず、尊敬できる部分は必ずあるはずです。

老人だから尊敬すべき」

という意見には違和感を感じますが

「老人であっても若者であっても尊敬できる部分はある」

という言い方がしっくりきます。

 

尊敬される老人になるためには

若い時の話ばかりして、ふんぞり返っているような存在になっていると嫌な感じです。

イマドキの若いもんは!

と言うご老人も醜いですよね。

どんな老人だったら魅力を感じるでしょうか?

私が思うに

常に挑戦し続ける老人

これだと思います。

「年配の方になんて事を言うんだ!」

「挑戦して死んでしまったらどうするんだ!」

とお怒りの声が聞こえるかもしれませんが、何もアクティブなことをやったほうがいいと言っているわけではありません。

体に無理がかからない程度に新しいことに挑戦することが大切だと思います。

挑戦と言っても、若者や社会に対して勇気を与えるような挑戦がいいですね。

 

スポーツだったら、

「ゲートボールを新しくはじめました」

という老人がいてもあまり魅力は感じないと思います。

それよりも、

「ローラースケートをはじめました」

「スノボをはじめました」

という老人がいたら、「すげえ!」と思うのと同時に元気をもらいますよね。

老若男女関係のないスポーツを老人がやっていると、魅力を感じる対象になる可能性は高いです。

例をあげると、こちらの卓球おじいちゃん。

動画をご覧になれば分かりますが、どんな早いスマッシュに対しても巧みなカットで返しています。

どうですか?

こんなおじいちゃんがいたらかっこいい!と思いませんかね。

 

スポーツを例に挙げて、挑戦すべきものを挙げてきましたがスポーツ以外だったら事業を展開したり地域活性化の活動を精力的にやっていたら魅力を感じると思います。

要は隠居生活にならず、世のため人のための活動をしていることが大切です。

尊敬される老人になるために、今から人のためになるような活動をしているといいですね。

いざやろうと思っても普段からやっていないと難しいので、体に自由が効く年齢の時に事業展開やボランティア活動発足等に手を伸ばしてみることをオススメします。

まとめ

・お年寄りと呼ばれると抵抗感を感じるので、高齢者と呼んだ方が良い

・どんな老人も尊敬しないさいということではない

・老人若者問わず尊敬できる部分を探すべき

・尊敬されるような老人になるためには常に新しい挑戦をしていることが条件

 

いくつになっても人間には心は存在します。

高齢者の気持ちを分かって接していくようにしましょう。

心理学は様々な年齢層で統計をとった学問です。

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