本当のあなたの実力を知っていますか?

先日、センター試験がありましたね。
毎年のことながら、雪で大荒れで大変だったようです。
受験生の皆さん、お疲れ様でした。

さて、入試っていうのは言ってみれば、勝ち抜き戦ですよね。
誰もが正解できるところは、誰でも解ける。
だけど、ほかの人が正解できないところを正解出来て初めて差がつくわけです。
当たり前の事なんですが、ビジネスではそれが忘れられがちです。

 

「前例がない」とか、「ほかにやってる会社がない」という事で却下されるビジネスアイデア、いったいどれだけあるのでしょうか。
ハッキリ言って、他がやっていないことをやってこそ、ビジネスにおいても成功できる確率が高まるんじゃないでしょうか。

 

誰でもできることは、決して高い評価は得られません。
それはテストでも、ビジネスでもおんなじ。
大抵、低い点数がついている問題は、誰でも解ける問題であることが多い。
ビジネスにおいては、誰もがやってることは、価格競争の中で商売として成り立ちにくくなっていくわけです。

 

たとえば会議なんかで、少し規定外の提案なんかがあるとどんな雰囲気になりますか?
よくあるパターンは、お互い顔を見合わせて、様子見・・・って感じでしょうか。
なにしろ、そこで目立った意見を出したりすると、下手をすれば変な目で見られたり、嫌われたり、仲間外れになるかもしれません。
それでも前に進む人が、結局はあり得ないほどの成果を出しているのではないでしょうか。

 

もし、これを読んでいるあなたが、人生に対してなにかつまづきを感じていたり、悶々とする不足感を感じているとしたら、あなたは自分を抑え込んでいるかもしれません。
その個性を発揮することが、きっと成功への近道です。

 

というのも、人はだれしもペルソナという仮面をかぶっています。
これは、人が社会の中でできるだけ衝突を少なくし、安泰に生きられるように自らまとった仮面です。
仮面生活が長すぎて、仮面の下の本当の自分の顔さえ忘れてしまった大人は相当いらっしゃいます。

みなさんの今の成果は、仮面がつくった成果です。
これ、実はすごい事じゃないかと思うのです。
他人を演じながら、今の状態ですよ。
じゃあ、本当の自分を出したら、もっとすごいんじゃないかと思いませんか?

 

人は、仮面の下に、自分の持つ本当の力も封印している事がほとんどです。
その本当の力を発揮できれば、恐らく今の何倍もの成果が目の前に現れるのではないでしょうか。

その本当の自分に気付く手助けとなるのがNLPです。

やる気が起こらないとき、どうすればいいのか?

この仕事、やらなきゃいけないんだけど、なかなか手が付けられないんだよなぁ。
寒いから、ベットから起きるの、嫌だなぁ。
朝のランニングを始めようと思ったけど、寒そうな景色を見ると萎えるよなぁ。

だれしも、こんな経験ありませんか!?
私なんか毎日です(笑)

 

どうもやる気が起きない、ってことは結構あるものです。
そんな時、心理学的処方箋はいたってシンプルです。

 

とにかく、やり始めなさい。

 

という事。

 

身もふたもないじゃないかー、と怒り出しちゃう人もいそうですね。

 

一応言っておくと、やり始めるだけでいいんです。
完成させなくても。

こういう気軽さが大事です。

 

人って結構まじめにできてるようで、やり始めたらやりきらなきゃいけない、と思い込んでます。そうすると、すごい負担ですよね。

けど、難しい仕事をやりきるのは大変だけど、やり始めることは難しい事じゃない。
難しい本を読み切るのは大変だけど、読み始めることは難しい事じゃない。
書類や、本を開けばいいだけですよね。
それで、やり始め、読み始めたことになります。

 

ここにはいろんな心理作用がありますが、人は変化を嫌う生き物だといわれています。
だから、今までの状態を維持したい本能のようなものがあるんですね。
ベットに入っているときは、ベットにい続けようとします。
そこえお、エイヤ!と布団を蹴り飛ばして起きるには、それなりパワーが必要です。

 

けど、そうし始めると、ついついその行動、続けてしまうものです。
外に出るのが嫌だなぁ、と思っていても、ランニングを始めてしまえば、やっちゃうわけです。しかも、思ったより気分は爽快なわけです。

 

多くの人は、やり始める前に「やる気を高めよう。やるのはそのあと。」なんて考えるから、新しいチャレンジが難しいんですね。やる気があろうがなかろうが、とにかくやり始めてみる。

すると、気が付けば夢中になってることも結構あるはずです。

 

いかがですか?
騙されたと思って、目の前にあるかたずけなければならないこと、
エイヤ!で始めてみてください。
完成させるつもりじゃなくて全然いいんです。
やり始めた自分、すげぇや!って称賛してください。

思った以上に、楽しめると思いますよ。

 

身を危険にさらしてなおやりたい事

モチベーションって言葉、今では一般的になりました。
じつは、私は何に対しても、今一つ夢中になれず悩んでいたりしたんです。
ある本の中で、やる気を奮い起こすのは、
正しい目標設定だ!
という事が書いてありました。
たしかに、そうだろうな・・・と思います。

 

たとえば、時々いますよね、こんな人。

  • 衛生状態のよくない国で現地の子供のために身を粉にして働く人
  • 危険な紛争地域の様子を世に広めようとカメラ片手に世界を旅する人
  • 無謀な冒険を次々と行う冒険野郎

挙げればきりがありませんが、彼らは今一つやる気が起こらないのに、無理やりモチベーション上げてるようには見えないわけです。
やらないわけにはいかない、というくらいに自然に活動しているように思えます。

 

しかし、多くの人は、目の前の仕事にうんざりしながら、いつかは成功したい。
そう思いながら、重い心と体を引きずって仕事をしています。

先の箇条書きの例のような人たちだって、普通に仕事して、普通に収入得て、それなりに幸せな暮らしはできるはずです。
しかし、そんな世界をかなぐり捨ててなお、命を脅かされるような環境で仕事をしようとするわけです。
「月曜日がゆうつだなぁ」なんて考えてたら、その瞬間、死んじゃいそうな環境です。

 

このちがいって、どこにあるんでしょうか。

 

ある考え方によると、彼らは、
心の叫びに素直に耳を傾けた
という事になるのです。

 

ほとんどの人は、子供から大人になる過程で、

  • 社会の常識
  • 集団の中での和

といったものを学びます。

 

常識を知っている人からすれば、
「衛生環境が最悪で疫病が蔓延する地で、現地の人のために働きたいなぁ」
という思いが湧いて出てもすかさず否定します。
「そんなことは現実的ではない」
と。
誰でもない、あなた自身が自分の想いにブレーキをかけます。

 

次第に、その思い付きが浮かんだことも気づかないくらい、素早く常識的なあなたが否定するものだから、頭の中には常識的な事しかないように感じ始めます。
本当の想いを、完全に隠してしまうわけです。
他人からも、自分からも。

そうやって、目の前にあること、常識的なこと、親や周囲の人から認められることを、自分はやるべきだと思い込む。
つまり、やる気が起こらないのは、そういった偽りの目標に従うからだ、と考えられます。

 

この誰の心にも巣食う、常識的な自分を破るのは並大抵ではありません。
なにしろ、その常識的な自分こそが本当の自分だと思っているのですから。

そこを打ち破るには、自分との対話が必要です。
自分の心の奥底深くにしまい込んだ、本当の自分。
これを掘り出すことで、自分がこの世で行うべき使命が見えてきます。
その使命が見えれば、やる気を出す必要なんてありません。

勝手に体が動き出します。

 

しかし、自分との対話には技術が必要です。
その技術の一つがNLP(神経言語プログラミング)です。

 

あなたも、NLPで本当の自分を取り戻しませんか?

 

 

習慣の怖さ

当社の事務所には、ドアが二つあります。
一つはお客様用、一つは社員通用口です。
そのうち、社員通用口の調子が悪く、危ないので修理がすむまでは鍵をかけておこう。
社員もお客様用ドアを使って出入りしよう。
そう決めたんです。

その5分後、私は鍵のかかったドアを必死に開けようとしてました(;^_^A
何も考えずに動くと、身体が勝手に習慣に従って動いてしまうんですね。

 

ある、自動車修理工場のスタッフの方に聞いたのですが、彼らも似たようなことがあるそうです。
というのも、同じ自動車でも国産車はウィンカーのレバーが右についています。
ワイパーは左側ですね。

しかし、輸入車は逆。
ウィンカーレバーは左で、ワイパーは右。

 

彼らはプロですから、器用に頭の切り替えができるので、めったなことでは間違う事はないようです。
しかし、考え事なんかをしているときには、輸入車に乗ってるときに、ウィンカーを出そうとして右のレバーを操作することもあるそうです。
ワイパーが、動き出して慌てて気づくことがあるそうです。

 

「身体が覚える」という表現をすることがありますが、まさにそんな状態。
人は、意識していないときは、身体が覚えた通りに動いてしまうんですね。

 

 

さて、こういった習慣は、身体の動きだけではありません。
心の動きにも、やはり習慣というか、クセが必ず出てきます。

たとえば、車の運転をしていて渋滞に巻き込まれたり、乗ろうとする電車が遅れたり。
すると、とたんにイライラしてきたりしますよね。
急いでいるときならともかく、別に急がなくてもいい時でもなぜかイライラ。

 

誰かと待ち合わせをしていて、時間にはかなり余裕がある。
渋滞がなければ、結局は現地で待つことになるのはわかっていても、なぜかイライラ。

 

しかし、時と場合によっては、違うとらえ方もできますよね。
よく、自動車を運転しながら、雑誌を読んだりスマホを触っている人がいます。
安全上、決して良い事ではないのですが、彼らにとっては「渋滞ラッキー」と思えるかもしれません。
電車の遅れだって、遅れてくれたおかげで「読みかけの本が随分読み進められた」と喜ぶ人もいるかもしれません。

結局、起こっている事と、あなたの持つ感情は必ずしもリンクするものではないはずなんです。
しかし、人は「渋滞はいらいらするもの」と考えるクセがついているので、意味もなくイライラしてしまいます。

 

これ、「運がいい人、悪い人」というところにもかかわってきます。
「渋滞にあったおかげで、現地での待ち時間が減ってよかった!」と思える人は、自分の事を運がいい、と言えるでしょう。
「渋滞なんて勘弁してよ。」と思っている人は、自分の人を運が悪いと考えます。
結局、本当のところ、運の良しあしがあるのではなく、事実をどう捉えるかの違いがあるだけだといわれています。

 

こういった思い込みで、あなたは自分を「運の悪い人」と決めつけているのかもしれません。
これってもったいないですね。

 

NLPを学んで、人生の質を向上させませんか?

 

「締め切り」の威力

皆さんの職場でも、
営業をしたり、
DMを送ったり、
広告を出したり、
アンケートを取ったり、
といった販売活動をされていると思います。

 

社外での販売に限らず、
総務において社員に提出をお願いしたい書類など。

 

とにかく、誰かに動いてほしいとき、
「締め切り」
というのは絶大なパワーがあります。

 

たとえば、あるサービスをお客様に紹介するとしましょう。
このサービスが、いつでも申し込めますよ、
というものであればお客さんはこう思います。
「ま、今決めなくてもいいから、ゆっくり考えよう。」
そうして、その話は忘却の彼方。

忘れたころに、
「あの件、ご検討状況はいかがですか?」
と営業マンから言われても、面倒くさくなって、
「あ、もういいよ、あれは。また、その気になったらこちらから電話します。」
という事で終了です。

 

テレビショッピングを見てみると、よくわかりますよね。
「限定〇名様!〇時~〇時の間にお電話ください。」
こういわれると、お客さんは今すぐ考えないと、乗り遅れる!という不安に駆られます。
で、慌てて電話をするわけです。
これが、締め切りがない話だと、きっとそのお客様はその商品を買う事はないでしょう。

 

これ、とても重要です。
特に、他人に何かしら決断を促す際には、期限というプレッシャーを与えることで、
決断から逃げない姿勢を保つ事ができます。
少なくとも、一定期間は、そのことについて真剣に考えるのです。

 

 

私もこんな経験があります。
仕事がらみで出したDMに、締め切りを設定しました。
1月31日締め切り、という感じです。

 

締め切りの理由を明示したわけでもないのですが、
DMが届くや否や、お客様からの電話やFAXが続々入りました。
お客様は大抵言います。
「いやぁ、今月締め切りだと書いてあったから、慌てて電話したんだけど、
まだ大丈夫?」

ですから、セールスでも、DMでも、お客様が検討モードに入ったら、
ぜひ締め切りを設定頂くのがいいと思います。
それは、出来れば根拠のあるものがいいと思います。
たとえば、〇月〇日を過ぎると値上げしてしまうんです、とか、
ちょうど決算セールのタイミングなので、〇日までにお決めいただければ〇〇がついてきます。

といった感じですね。

 

もちろん、ウソはだめですよ。

 

もう少し軽い感じにしたいなら、
「ご検討いただく時間を1週間として、〇月〇日に結果を伺うためにお電話をさせて頂いていいですか?」
ということで、軽い締め切り設定になりますね。

 

本来、営業やその他の販売は言葉の力で、人の心を動かす事が仕事の根っこにあると考えています。
人の心を動かすのには、人の心がどの様なタイミングで、どのような傾向で動くかを知るのはとても大事です。

今年こそ、NLPを学んでみませんか?

 

 

目標設定で知っておきたいコツ

新年といえば、心新たに何かを決意すること、ありますね。
たとえば、

●今年こそタバコを止めるぞ
●〇kgのダイエット!
●スポーツジムに通うぞ
●可愛い彼女(彼氏)を作る!
●営業成績〇〇万円達成!

などなど、ひとそれぞれ何かしらあると思います。

この、目標を定める、という行為。
実は、殆どの人はその方法を習った事がないはずです。
そこで、目標設定のセオリーとして有名な、
SMARTの法則について少しお話をしたいと思います。

このSMARTというのは、以下の頭文字です。

-----------------------------------
Specific  具体的
Measurable 計測可能
Agreed upon 同意している、達成可能な
Realistic 現実的
Timely 期限が明確
-----------------------------------

たとえば、経営者が会社の目標を定めるとしましょう。
顧客満足度向上を目標に掲げたとすると、少しこれでは足りない感じがしますね。

顧客満足度は、具体的にはどういう状態になればいいのでしょうか。
また、それを測る指標は何をもって達成を測るのでしょうか。
こういった部分が曖昧な状態では、残念ながら目標としては少し足りない要素がありそうです。

また、売り上げ120%達成、という場合はどうでしょうか。
この場合、具体的で、計測しやすい数値です。
しかし、どうやったら売り上げ120%が達成できるのでしょうか。
ここの議論なしに、単に、120%といても、達成できそうにありません。

さらに、「同意できるか?」というところは、モチベーションにかかわってきます。
その目標に向かう意義が明確でなければ、人はそこへ向かう原動力がない状態です。

いかがですか?
目標設定というのは、結構難しいものですね。

もちろん、このSMARTの法則が、常にベストか?と言えばそうでないときもあります。
たとえば、根本的なやり方を変えようとするとき、「達成可能な」小さな目標より、桁が一つ違うくらいの大きな目標が有効なことがあります。
目標を桁違いにすることで、視点を切り替えることができるからです。

用途やシーンに応じて、うまく使い分けて頂けるとよいのではないかと思います。

ちなみに、NLP(神経言語プログラミング)の中でも、目標を立てるコツというものがノウハウ化されています。

とくに、目標とモチベーションを連動させる視点で、8フレームアウトカムという手法があります。
詳しくは、こちらのページで解説していますので、ご覧ください。

アウトカム(NLP用語集)

では、本年もよろしくお願いいたします。

窓が割れると街が荒れる

年齢によっては、中学時代に結構な校内暴力真っただ中で育った人も多いと思います。
私の学校も、良く教室の窓が割られていました(;^_^A

さて「割れ窓理論」という言葉、聞いたことはありますか?

 

建物の窓が割れているのを放置すると、誰もそこに注意を払っていないという意識が働きます。
すると、ほかの窓を割ることに対する心のハードルが下がり、やがてすべての窓が割られます。
窓が割れたのを放置したビルのある町では、犯罪に対する配慮がないという意識が働き、犯罪が増えるといわれています。

 

では、逆のケースもあるのでは?と考えたのが、元ニューヨーク市長のジュリアーニ氏です。
地下鉄の落書きや、信号のない道路の歩行者の横断などを厳しく取り締まったところ、犯罪都市だったニューヨークを、見事治安の行き届いた街に変身させました。

皆さんもこういうとわかりやすいと思います。
汚れきった道路に、吸い殻やごみを捨てたとしても、さほど罪悪感は大きくない。
しかし、ピカピカに磨かれた代理的の床を汚すのは、ちょっと勇気がいりますよね。

私は、保険の仕事をしていたので、この事はよくわかります。
たとえば、社有車で事故の多い会社というのは、軽微な事故に対する扱いが緩いのです。
ちょっとした自損事故でも、経営者やリーダークラスの人がきちんとそのことの重大性を認識している会社は事故が少ないのです。

 

この事は、マネジメントでも生かせるでしょう。
たとえば、小さなお客様とのいさかいを、
「あのお客、ちょっとひどいよね。」
なんてやってると、それはどんどんエスカレートして、お客様を大事にする気持ちが薄れてきます。

小さな目標の達成をおざなりにしていると、大きな目標にチャレンジすることはできません。

 

これは、取り締まるという意味ではありません。
そういったルールに対して、どういう姿勢で向かうか?という事です。

 

たとえば、小さな目標が達成できなかったとき、
「バカヤロー、もっと真剣に働け!」
なんてやってしまえば、今の時代パワハラとか、ブラック企業といわれて終了です。

 

誰かのせいにするというより、リーダーとしての責任と真摯に向き合うという事です。
目標が達成できなかった。
これは、チームをまとめる自分の責任だ。
だから、あとわずかな期間だが何とかしたい。
その思いを、言葉だけでなく、行動で示すのです。

 

その時に、きちんとメンバーとコミュニケーションが取れているリーダーなら、部下はついてくるはずです。
ちょっとシラケたムードが漂うとすれば、部下とのコミュニケーションに問題があるかもしれません。

 

コミュニケーションは、NLPの得意分野です。
ぜひ、一度体験セミナーでNLPの世界を体感しませんか?

環境レベルから自己認識レベルへ 忘年会・新年会で経営者の視点を見抜く

そろそろ忘年会シーズンも終焉に向かいつつあります。
そこで、ちょっと忘年会での会話を少し振り返ってみてほしいのです。

経営者同士が集う忘年会だったとすれば、恐らく仕事の話が少なからず話題に上ったでしょう。
その際に、どんなレベルの話だったかを振り返ってみるのです。

たとえば、保険代理店の場合はどんな話でしょうか?
保険会社はこれから、どんな戦略を強いてくるのだろうか?
手数料体系はどうなるのだろうか?
金融庁の規制はどうなるんだろうか?
なとなど。
こんな話が多く語られたかもしれませんね。

では、この話を、昨日お伝えしたニューロロジカルレベルで検討してみましょう。

①自己認識
②信念・価値観
③能力
④行動
⑤環境

そしてスピリチュアルでしたね。

この分類で考えてみると、上記の話題は
全て環境レベルの話
という事になります。

つまり、ニューロロジカルレベルで考えると、非常にレベルの低い話と言わざるを得ません。
経営者の会話が果たしてこれでよいのでしょうか。

環境の話という事は、他責、つまり自分で責任を持つという事と対極にあります。
景気が悪いから、働く環境が悪いから、〇〇できない、という話と同じレベルなのです。
こうやって見てみると、ちょっとまずい気がするのは私だけでしょうか。

もちろん、人は環境の生き物といわれるくらいですから、それは致し方ないのかもしれません。
しかし、会社の成長=経営者の成長を考えるとすれば、このままでいいとは思えません。
世の中がどう動くかとか、保険会社がどう動くかとかいう以前に、
あなたはどうしたいのか?
あなたはどうありたいのか?
という問いを自分に向けて発する必要があるのではないでしょうか。

実は、こういった「環境」思考に陥りやすいのには理由があります。
それは、自分の会社の事を、自分で考えるクセがないというところにあります。
保険代理店という仕事は、メーカーである保険会社と切っても切れない縁があります。
そして、保険会社は、過保護の親のように「代理店はこうあるべき」「代理店経営をよくするにはこうすればいい」と、何でもかんでも指導します。
その指導を、なんの検討も失せず受け入れてしまうクセがついているのです。

では、ブレイクするためにはどうすればいいのでしょうか。
簡単です。
思考のレベルを上げるという事です。

環境のせいにするのではなく、行動レベルにおいて私たちは何をしたいのか。
能力レベルとして、企業としてどんな能力を持とうとするのか。
企業としてどんな価値観を重んじ、企業の存在意義はどこにあるのか。
それを自問自答し始めることが初めの第一歩です。

新年会の席では、ぜひ、環境レベルの話ではなく、自社が作り上げたい世界の話をできるよう、お正月ゆっくり検討してみてはいかがでしょうか。

「使う言葉」で探る、相手の生き方

リーダーとして、部下に伝えたい思いがある。
しかし、どうも部下はリーダーの想いをくみ取ってくれない。
「会社として世の中に貢献したい」といえば、社員は「それって、ボランティア活動するってことですか?」と言われたりして会話がちぐはぐになることがあります。

こういったとき、双方の意識があるニューロロジカルレベルが違うのでは?という事を疑う必要があるかもしれません。
ニューロロジカルレベルというのは、人間の意識(視点と言い換えるとわかりやすいかもしれません)を6つに分類したものです。
この6つのニューロロジカルレベルは、層をなしていて、上位の概念は下位の概念に影響を与えるといわれています。

 

・・・といっても何のことだかわかりませんね(^^;
具体例を引いて考えてみましょう。

ニューロロジカルレベルの最下層にあるのが、環境という視点です。
たとえば、「景気が悪い。」「社内の雰囲気が悪い。」「先輩に恵まれていない。」という不平不満は、環境の視点になります。

そこから一つ上に上がると、行動の視点があります。
どんな環境にあったとしても、自らがどの様な行動をとるかのほうが重要なはずです。
実質的な行動だけでなく、身の回りに起こったことをどのように捉えるか?という事も「行動」の層に属します。
自分が行動することで、「環境」における不平不満は解消する可能性がありますし、
「環境」が変わらなかったとしても、「環境」をどのように捉えるかで、自分の在り方は随分変わってきます。
たとえば、景気が悪い、雰囲気が悪い、と不平を漏らすのではなく、だからこそ自分にできる事があるのではないか?と考えられるようになります。

さらにもう一つ層を上がると、能力の視点があります。
能力を向上させると、行動が変わります。
景気が悪い中でも、売り上げを上げる能力(スキルやノウハウ)を持つことで、当たって砕けろ式の営業(行動)は、変化する可能性があります。
社内の雰囲気が悪い中でも、コミュニケーションスキルを磨くことで、チームのモチベーションを上げる(行動)は、変化します。

さらにさらに、もう一つ層を上げると、信念・価値観というレベルがあります。
景気の悪い中で、販売活動を強化するという行動の背景にある、たとえば「自分たちの商品が多くの人を救う」といった価値観を明確にすると、能力・行動・環境を変えることができるようになります。

まだ上の層があります。
それは、自己認識の層。
言い換えれば、自分がもつ「使命」といえるでしょう。
自分は、これを成し遂げるために生まれてきたという思い。
これを持つことで、もはや障害に阻まれても、ひるむことない原動力を得ることができます。

 

冒頭の例で言うなら、リーダーが言う「会社として世の中に貢献したい」といのが信念や自己認識の層に属するセリフなのですが、
「それってボランティア活動をするってことですか?」という社員の言葉は行動レベルのセリフといえるでしょう。

 

仮に、あなたの部下が、会社の中での不平不満を漏らしているとすれば、最下層の視点しか持ち得ていないという事です。
彼らに、行動させるには、彼らの上位のニューロロジカルレベルを刺激する必要があります。
たとえば、彼らが行っている仕事が、一つ完了するごとに世界の飢えた子供を死から救い出すとします。
そこを認識すれば、先輩がどうとか、景気がどうとか言ってる場合ではないはずです。

もちろん、実際には日本で行う営利企業の活動がこのような分かりやすい価値を社員に示すことは難しいかもしれません。
ただ、実務でどれだけの人が幸せになれるのか、社員が行う営業活動の結果どれだけの人にどんな幸せをもたらすかを明確にするのは、リーダーの役目でしょう。

それが、会社としての使命、つまり理念なのではないでしょうか。
理念が、社員を動かす原動力となるというのはこういう事だと私は考えています。

なのに、残念ながらほとんどの企業の理念は、単なるお題目です。
そこにそもそも経営者がコミットしていない事さえあるでしょう。
また、理念という名目ではあるものの、実際は「行動」レベルの視点しか持ち得ていないケースもしばしば見受けられます。

 

経営者やリーダーは、個々人のニューロロジカルレベルを見抜き、会社全体のニューロロジカルレベルを高めていくことが役割の一つです。

ぜひ、NLPプラクティショナーコースで、このニューロロジカルレベルについて学んでみてください。

 

*ニューロロジカルレベルには、さらに「スピリチュアル」の層がありますが、今回はその説明は省いております。

 

仕組化に取り組む前に必要な事

経営に携わっていると、仕組みづくり、という事についていろいろと考えさせられるシーンがあります。
この仕組みづくり、上手く行ってますか?

  • 仕組み作りに着手したものの、思うように仕組みが動かない。
  • システム化することで仕組化しようとしたものの、社員がついてこれない。
  • 仕組みを作った自分がその後の仕組のサイクルを意識しない間に自然消滅してしまった。

結局残ったのは、無駄な会議とシステム投資だった・・・なんていう事も経験があるのではないでしょうか。

 

まず、システム化についてお話ししましょう。
私たちは、何かとシステムを過信する傾向があります。
しかし、システムを操るのは人間です。
アナログでできないことを、システム化で対応できると考えるのは少し早計でしょう。

そもそも、人は、何か新しい事を始めるぞ、といわれると、必ずと言っていいほど免疫反応がおこります。
異質なものを排除しようとするんですね。
たとえば、システムへの顧客情報の入力を義務付けられれば、いい加減な意味のない情報しか入れていなかったりします。
それが次第に、わざと「入力忘れ」を起こします。
結果、それでも叱られないとわかると、入力忘れが日常になり、システム投資をしたものの、何の意味もなかった、という状況が様々なところで繰り返されています。
ある高名なコンサルタントいわく、
「仕組がバカだと、それをシステム化する事でバカが加速する。」
と言い切っています(苦笑)

 

仕組化しても、リーダーが常に目を凝らしていなければ動かない仕組み化にどれほどの意味があるのでしょうか。

 

仕組化には、実は人の感情や、人の行動の特性に着目する必要があります。
たとえば、人は一つの事に集中すると、別の事がおろそかになりがちであったり、
習慣化は難しいけど、習慣化するとやめるほうが難しかったり。
そんな行動特性をうまく仕組み化に活かしていくことが前提でなければ、強制するだけではなかなか動きません。

逆に言えば、強制されてやることは、強制の圧力がなくなればやらなくなるという事実があるわけです。

 

そんな人の特性を学ぶにおいて、例えばNLPのような心理学を知ることで、そのかけはしができることがあります。
常々、心理学はビジネスにおいての必須科目だと考えていますが、あまりに心理学を学ぶリーダーが少ない。
そんな状況を変えるために、今日もまんトレは日本を飛び回ります。

 

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