みなさんは、きちんと「決断」してますか?
これ、意外とできる人、少ないんです。
たとえば、今日のお昼は何にしようか?
そんなことを思い浮かべたとします。
「焼肉定食もいいけど、ハンバーグ定食も捨てがたい」
延々と悩む人もいますし、直感で決めちゃう人もいます。
悩むときっていうのは、決定打がないんですね。
あの焼き肉のたれも捨てがたいけど、
ハンバーグと半熟目玉焼きのハーモニーも捨てがたい。
まあ、両方食べれば解決するのでしょうが、そこまでの食欲はない。
結局、「捨てるもの」を選びきれないのが、まさに決められない時でしょう。
多くの選択肢には、たいていリスクや不利益の可能性があります。
たとえば、転職について。
今の会社で仕事を続けていても芽が出ない。
けど、起業するのは怖い。
「芽が出ない」「怖い」というネガティブな要素のうちどっちをとるかです。
だからたいていぐるぐる回るんですね。
転職したい、けどしたくない。
そんなことを数か月続けたり、場合によっては何年も続ける。
けど、その結果選ぶのは、たいてい
「えいや!」
で決めざるを得ないんですね。
論理的に考えたって答えは出ないんです。
だから最後は気合(笑)
締め切りに追われて、決めてしまわざるを得ない。
締め切りがあるときはいいのですが、締め切りがない問題は延々と堂々巡り。
だから、転職や、起業といった決心はなかなかつかない。
10年、20年と悩み続けている人も結構いらっしゃいます。
さて、決めることを躊躇する。
このことにリスクはないのでしょうか。
いまさら言うまでもありませんが、決められないことのリスクもまた少なからずあります。
新たなことを始めていたら得られたであろう恩恵、
時間、
チャンス、
などなど。
面白いことに、何かを始めた人に聞くとたいていはこうおっしゃいます。
「こんなことだったら、もっと早く始めておくんだった」
なんていう言葉ですね。
それはけっこう本質をついているんじゃないかと思います。
今は、新しいことを始める環境が、一昔前より整っています。
副業を解禁する会社が増えてきたり、ゼロ円起業ができるような様々な無料サービスがあったり。
ネットでうまくやれば、事業は拡散し、拡大されていく。
そんな状況を見ていると、決められないことがリスクだ、というのは納得感のある話です。
もしみなさんが決められないことを持っているとしたら、一つ提案したいと思います。
どうせ考えても、論理的には結論が出ない問題だとするなら、ぜひ期限を決めてください。
今月中には決める、今年中には決める、明日には決める・・・などなど。
その期限を順守すべく、考えがまとまろうとまとまらなかろうと、決めてしまう。
そして動き出してしまえば、決めなかったことがうそのように感じることもあるのではないでしょうか。
特に考えてわからない問題は、思い切って決めてしまいましょう!
個人向けセミナー
28歳の時保険代理店業で起業し、保険会社の年間表彰に5年連続で選ばれる会社に育てる。
そのすぐ後、スタッフの半分が一気に会社を辞める事態になり「自分を変えなければ」と発起しNLPや心理学を本気で学ぶ。
『過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる』ことを知り、全国の経営者やビジネスパーソンにもそれを伝えるため、セミナー活動や研修活動をしている。
【保持資格】
全米NLP トレーナー・LABプロファイル®トレーナー
交流分析士・心理カウンセラー・行動心理士