社員教育にビビってませんか?

先日、ある経営者の集まりにオブザーバーとして参加してきました。
そこで、びっくりしたことがあるんです。

その顛末をお話ししましょう。

この経営者の集まりは、同業者の経営者の会合で、お互いの経営上の悩みを共有し、ともに解決していこう、という趣旨のものです。

A社長はおっしゃいます。
「営業担当者は、私の指導通りの事をしないんですよ。けど、怒っちゃいかんと思ってグッと飲み込むんですけどね。」
それをきいたB社長はこう同意しました。
「そうそう、ウチの社員も時間にルーズなんで困ってるんです。怒るとよくないというから、注意するにとどめてるんですが。」

なんかおかしくないですか?
どうやら、社員を叱ることはまかりならん!という風潮がこの業界には蔓延してるんでしょうか。

この話、私的には2つの点で違和感を感じました。

まず、言葉の使い方です。
「怒る」と「叱る」はマネジメントにおいては、区別してとらえるべき問題です。
辞書で調べると、その違いは見て取れるともいます。

【怒る】

1 不満・不快なことがあって、がまんできない気持ちを表す。腹を立てる。いかる。

 2 よくない言動を強くとがめる。しかる。

デジタル大辞泉

【叱る】

目下の者の言動のよくない点などを指摘して、強くとがめる。

デジタル大辞泉

簡単に言うと、怒るというのは不快な感情を相手にぶつける、という事。
叱るというのは、部下の悪い点をとがめるという事。

「怒る」というのは、それだけで管理者失格の烙印を押されても仕方のないぐらい、大人げない行為というのがご理解いただけると思います。
だから、確かに、社員に対して「怒って」はいけないのです。

しかし、会話の流れからすると、A社長もB社長も、「叱る」事さえもよくないことと考えているようです。
そりゃあ、叱らずに済むならそれに越したことはありません。
とはいえ、上司の指示に従えなかったり、時間にルーズだったりというのは不注意で起こるミスではありません。
たまたま起こったミスをいきなりしかりつけるのはどうかと思いますが、根本的な考え方が誤っていることに対して叱らないというのは、ある意味無関心ととられかねない状況です。

なぜこの経営者の方々は、叱ってはいけないと考えるのでしょう。

恐らく、社内の雰囲気が悪くなるとか、一方的に叱っても前向きには変わらないと思うとか、パワハラで訴えられるとか、理由はいろいろあると思います。
けどそれって、やっぱり社員との線を引いて、距離を置いていることの言い訳のようにも思えます。
早い話が、きちんと社員とのコミュニケーションが取れてない、ってことなのではないでしょうか。

本気で向き合えてないから、叱ることができないんじゃないですか?と思うのです。

社員との関係で、腰が引けてる状態でいきなり叱る(というより怒る)から、パワハラだ!なんて訴えられるんです。
まずはその前に、きちんとした関係づくりを学んでみてはいかがかな?と私的には思うのですが。

NLPで、叱れる経営者になりませんか?

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