皆さんこんにちは。皆さんこんにちは。
まんトレスタッフ”中の人”です。
お盆休みも終わり、これから下半期への踏ん張りどころ。
とはいえ、なんとなく休みのぼんやりしたムードが抜けない・・・なんてことありませんか!?
さすがにそれはないとしても、社内の雰囲気が今一つよくないといったお悩みを持たれている、経営者・マネージャーの方は結構多いものです。
その会社の雰囲気を、NLPのある効能を使った方法でずいぶんと改善する方法があります。
といっても難しいことは一切ありません。
かかるコストは、せいぜい2,000円。
いかがですか?
騙されたと思って、やってみても損はないですよね?
荒廃した学校を短期間で立て直した手法
現実をポジティブな側面からとらえる
今回ご紹介する方法は、「Good&New(グッド・アンド・ニュー)」と呼ばれるものです。
様々なところで、紹介されているので、名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれません。
この方法を考案したのは、アメリカのピーター・クライン博士。
当時、校内暴力が多発する学校を、この簡単なワークを使う事により、短期間で校内の雰囲気を激変させたといいます。
とてもシンプルなワークなのですが、その中にはリフレーミングという考え方がベースにあり、これを習慣化させることが目的で考案されたと考えられます。
リフレーミングとは何か?
リフレーミングというのは、「枠組みを変える」という意味がありますが、簡単に言ってしまえば事実のとらえ方を変えることです。
例えば、恋人が待ち合わせ時間になっても現れなかったとします。
あなたは、そのことに対してどんな風に思うでしょうか?
- 彼(彼女)、また寝坊したな?
- 約束があった事も忘れているのでは?
- そもそも自分との約束を重視していないのでは?
こんな感じで、事実は「恋人が時間に遅れた」という事一つなのに、人は様々な受け止め方や想像をします。
上記の箇条書きのようなネガティブな想像をしてしまうと、勝手に腹を立ててしまいます。
物事には、裏と表があるものです。
しかし、多くの場合、人はそのネガティブな側面ばかりを見がちです。
これは言ってみれば、癖のようなもので、心配性な方などは普通に起こることに常に不安を感じていたりもするようです。
しかし、一方で、ポジティブ(前向き)な解釈も可能なはずです。
時間通り現れない恋人が、自分のために念入りに着飾っていたからとか、化粧をしていたからと考えられたら、少しはストレスが緩和しますよね。
社内が暗い原因
もし、社内やチームが暗いという事であれば、社内全体にネガティブ思考が蔓延している可能性があります。
そういうムードに一度陥ると、自分に与えられた良い環境を見ることをせず、悪い部分ばかりに目が行くようになってしまいます。
いくら給与が上がっても、嬉しさ度合いはほどほど。(良い面には注目しない)
なにか気に入らないことが発生すると、そのよくない状況ばかりに気をとられてしまいます。
本来的には、マネージャーがそういったチームメンバーと個別にコミュニケーションをとることができれば、それに越したことはないのですが、時間をとるのも難しいでしょう。
そこで、Good&Newという手法が多くのチームで活用されるようになったのではないかと思います。
Good&Newの実施方法
用意するもの
クッシュボールと呼ばれる特殊なボールです。
Amazonなどで2,000円までで購入可能です。
用意するのはこれだけでOK。
実施方法
- 朝礼など全員が集まる場で行います。(人数が多い場合部門別で行ってもOK)
- 一人がクッシュボールを手に持ち、24時間以内に自分の身の回りに起こった「良かったこと」もしくは「新しい経験」について発表します。一人当たり1分程度で結構です。
- 話が終わると全員で拍手をします。
- 話をした人は、次の人を指名して手に持ったクッシュボールを投げ渡します。
- 以下、2~4のステップを繰り返し、全員が発表を行います。
注意点
- どうしても発表することがない場合に、良くなかったことを発表する人が出てきます。これでは意味がないので、そのよくなかった事実にどんなポジティブな意味づけをする事ができるか?といった風に(こじつけでもOK)ダメ出ししてください。
- 発表内容は、仕事内容だけでなく、プライベートの経験でもOKです。
- 毎日やっていると、「○○しようと思います。」「○○することを決意しました。」というような、発表が散見されるようになります。この場は、決意表明の場ではないので、起こった事実を発表するとともに、その事実にどんな良い点を見出したか発表するように誘導してください。
- 趣旨に反する発表へのダメ出しは必要ですが、雰囲気を壊さないよう、激しく叱るといった行為は慎んでください。
なぜこんなシンプルなことが組織の活性化に寄与するのか?
思考のクセを変える習慣
まず、第一に、特に日本人の場合、物事をネガティブに受け止める傾向が強いといわれます。
上司に叱られた、という事実に照らしてみると、上司から見捨てられたとか、上司に嫌われたとか、それが高じて人のあら捜しをする上司なんていう連想が出たりすることもあるようです。
しかし、逆に考えると、上司は自分に期待しているからこそ叱るんだとか、叱られたことで成長できるんだ、という考えには至りにくい傾向がありそうです。
社内で起きる様々な出来事に、マイナス感情の意味付けをしていくときりがありませんし、会社という場がぎすぎすしたものになります。
それを防止し、起こる出来事に対してプラスの感情を持つ事ができる社員に育てていくためには、毎日このような形で、
物事のプラスの部分を見る
習慣をつけて頂く練習が必要となります。
みんなの前で発表しなければならない、というプレッシャーの中でメンバーは必死で「良かったこと」を探します(笑)
初めは大変な苦行です。
これこそは、日ごろ物事の良い側面を見ることが少ない証なのでしょうが、次第に慣れてきます。
毎日発表を聞いていると、そんな意識の変化を実感することができますが、それは90日を待たずやって得来るものと思います。
会話のきっかけ
もう一つは、会話のきっかけとなります。
多くの場合、発表内容はプライベートに関することが半分以上になるのではないかと思います。
そうすると、チームメンバーの意外な側面を知ることができたり、意外な考え方を知ることができます。これは相互理解のためには非常に、良い効果を生みます。
今時、大きな組織では社員のプライベートに入っていくことに神経を使う事も多いですが、ご自身が自ら発表された内容に関してならさすがに問題にもならないでしょう。
もちろん、プライベートを閉ざしたい人は仕事の事だけ発表すればいいのですから、選択肢は本人にあります。
クッシュボールの効能
このワークで使う、世にも奇妙なボールであるクッシュボール。
これをほかのもので代用することは可能ではありますが、このカラフルで、変化に富んだボールは脳を刺激してくれるといいます。
実際に、発表者はこのボールをそれぞれのやり方で手の中でもてあそんだりしています。
色や触感に加え、手を使う事で脳を活性化させる作用もあるので、わずか数千円ですから正式なクッシュボールを入手していただければと思います。
やりますか?やりませんか?
ざっとここまでが、Good&Newの説明です。
ネットではほかでも様々な形でこのワークが紹介されていますので、わからないことがあれば調べて頂ければよいでしょう。
中には、「こんなことで上手くいくはずない」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
その心の動きがあった人は、ちょっと気に留めて頂けるとよいのではないかと思います。
なぜかというと、コストもわずか、簡単で、わずかな時間を確保するだけでできることですから、やってみればうまくいくか行かないかは明確になります。
それでもやってみない、という選択をされる方は、「あなたの行動を止める」何かブロックのようなものが働いている可能性があります。
そのブロックを突き止めることは、実はあなたの人生における大きなテーマかもしれません。
それを突き止めるために、NLPを体験してみるという事は、もしかしたら何かのきっかけになるかもしれませんよ。
28歳の時保険代理店業で起業し、保険会社の年間表彰に5年連続で選ばれる会社に育てる。
そのすぐ後、スタッフの半分が一気に会社を辞める事態になり「自分を変えなければ」と発起しNLPや心理学を本気で学ぶ。
『過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる』ことを知り、全国の経営者やビジネスパーソンにもそれを伝えるため、セミナー活動や研修活動をしている。
【保持資格】
全米NLP トレーナー・LABプロファイル®トレーナー
交流分析士・心理カウンセラー・行動心理士