カフェで勉強すると捗るホーソン効果とは?社会的促進を発揮させる方法も

あなたは【ホーソン効果】という心理学用語をご存知でしょうか。

勉強する時に

「家では集中できないけどカフェに行くと集中できる」

と言ったことをよく聞きますよね。

もしかしたら、それはホーソン効果が働いているからなのかもしれません。

ホーソン効果の特徴を理解すれば、様々に応用ができるので覚えておいて損はないです。

こちらの記事では、心理学でよく使われるホーソン効果について掘り下げて解説していきます。

プラシーボ効果を使えば勉強や仕事の成績を上げられる?被るデメリットについても

ホーソン効果とは

ホーソン効果とは、周囲からの注目を浴びることで、相手の期待に応えたいという思いが強まり良い結果をもたらす効果のことを言います。

ホーソン効果は1924年にアメリカの通信機器メーカーがかまえるホーソン工場で実施された大規模実験によって発見されました。

元々は、「期待されることで良い結果をもたらすのか」という仮説のもとで実施されたわけではなく、「照明の明るさによって生産性に違いは出るのか」という仮説のもとで実施されたのです。

 

実験は以下の2つのケースで生産性の向上は見られるのかというものでした。

  • 照明の明るさを一定にする
  • 照明の明るさを段階的に明るくする

どちらも生産性には違いはありませんでした。

 

そして、いずれの実験も実験前よりも生産性は向上していたというのです。

これは、工場で働く被験者に前もって「実験をする」と告知していたことが原因だと考えられました。

自分たちが実験の対象に選ばれたことで、注目されて期待されている感覚を抱くようになったため、意欲的に仕事をするようになったのです。

このことから、誰かに注目されていたり、期待されているという事実を認識しているだけで対象者の行動に変化が起こるということが明らかになりました。

 

そして、この効果を実験場所の工場名からとって『ホーソン効果』と呼ぶようになります。

実験としては期待した結果を得られたわけではありませんでしたが、新たな知見を得ることができたのです。

ホーソン効果は勉強にも大いに役立てることができます。

カフェでの勉強が捗るのはホーソン効果が働いている

よく

「家では仕事や勉強に集中できないからカフェでやったほうが集中できる」

といった声があります。

あなたも体感したことはないでしょうか。

 

スタ-バックスなんかに行くと、ノートパソコンを開いて作業している人が多いですよね。

いかにも仕事ができそうなビジネスマンが多い印象があるでしょう。

スタバで仕事をすると捗るというのは、まさにホーソン効果が影響していると言えます。

人は「社会目」があると、気が引き締まります。

 

だらけている自分を見せてはいけないという心理が働くのでしょうね。

だから、そういった人間の心理的機能を利用して、カフェを利用するのは賢いやり方だと思います。

カフェに行ってコーヒー代を払うことは、作業の生産性との代価だと思うといいかもしれません。

 

コーヒー代すら払うのが惜しいのであれば、図書館を利用するのも一つの手ですね。

ですが、パソコンのカチカチする音がうるさくならないように最新の注意は必要ではあります。

勉強するだけなら図書館でやったほうが金銭的にも優しい感じがしますね。

社会的促進を発揮させる方法

なにかの課題に取り組む際、周囲に他人がいることで課題への遂行量が増加したり、成績が上がったりすることを「社会的促進」とも言います。

ホーソン効果とも通づるものがありますよね。

社会的促進を発見したのは心理学者のオルポートです。

オルポートは被験者に対してテストをする実験を行いました。

 

被験者に与えたテストは以下の2つ。

  • 単語連想課題
  • 意見創出課題

各課題を被験者に溶かせるのですが、2つのグループに分けました。

 

一つのグループでは被験者一人に取り組ませ、もう一方のグループでは集団で取り組ませました。

すると、一人で取り組ませた場合よりも集団で取り組んだ場合の方が課題の遂行量が多くなったといいます。

 

このことから、『他人がいるだけ』で作業量に効果をもたらすことが明らかになりました。

たとえ、【人と人とが干渉しなくとも】です。

一人で作業するような状況にいる人でも、作業量を増やしたい時には「社会的促進」つまり、「他人の目」を利用して、場所を変えるのも有効な手段だと言えるでしょう。

心理学を使って仕事や勉強に活かそう

今回はホーソン効果、社会的促進について解説してきました。

勉強や仕事に活用できそうですよね。

心理学にはホーソン効果のように仕事や勉強に使える知識が山程あります。

なので、心理学は全ての人に学んでほしいと思うくらい、素晴らしい学問だといえます。

 

ですが、心理学をかじっただけではなかなか自分の身にはならず、生活に変化が起きないという人の大多数います。

知識と実践は学び方が違うから、こういったことが起こってしまうのです。

 

実践の学びを得なければなりません。

そこで、オススメするのがNLP。

NLPは心理学を実践に移すことを目的とした学問です。

 

ぽるとでは、専属トレーナーがNLPセミナーを実施しており、多くの反響を頂いています。

もちろん良い反響です笑

「心理学を使って営業成績を上げたい!」

「勉強に集中するための心理学知識を使いたい!」

という方は一度、NLPの受講を検討してみてください。

興味のある方はまずセミナーページを御覧ください。

あなたとセミナー会場でお会いできることを楽しみにしています。

 

 

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