自分よりも良い暮らしをしていたり、実力のある人をみるとつい自分と比較してしまうのが人間の性とも言えます。
そして、比較してしまった後には
「なんて自分は駄目なんだろう」
と劣等感を感じることも。
そんなことを繰り返さないためにも、こちらの記事では他人と比較しないための秘訣や劣等感を感じた後にできる対処法について紹介していきます。
他人と比較しないためには?
他人と比較すると自分のメンタルにおいて良いことはあまりありません。
人生の中で他人と比較しなくなればとても生きやすくなるので、そのテクニックを紹介します。
それは、
自分のやるべきことに集中する
ということです。
人間の脳は同時に複数のことを考えられるようにはできていません。
なので、何かに没頭して集中状態を作り出している時は他人と比較する余地ができないのです。
この状態は、スポーツをしている時は顕著に現れます。
例えば、サッカーをしている時、目的はゴールを決めることでそのために一生懸命走ってプレーします。
サッカーのプレー中に「なんであいつと比べて俺は背が低いんだろう」と思い悩んでいる場合じゃありません。
そんな考えがよぎっているうちは、サッカーに集中できていない状況ですし、プレーが散漫になるので怒られます。
というか、集中しないでプレーしてたら普通に危ないですよね。
人間は何かに没頭している時は目の前のことに集中するので悩む暇がないのです。
だから、自分のやるべき事を毎日作り出すためにも夢や目標を持つといいですね。
夢や目標を決める時には他人と比較して相対的に決めるのではなく、自分がどんな人生を歩みたいのか、その理想に近づくための絶対的なものにするようにしましょう。
誰かがドバイに住んでているのを見て羨ましいから自分もそのためにお金を稼ぐ!という目標の立て方はあまり良くありません。
自分が何をしている時に幸せを感じるのかを振り返り、それを満たすための条件をクリアするような目標を立てていってくださいね。
他人と比較して劣等感を感じた時の3ステップ対処方法
他人と比較しなければ、人生において一気に悩みは減ると思います。
劣等感を感じずに生きれるのですから、相当心が軽くなります。
とはいえ、人間一人では生きていけないものですから、どうしても他人と比較してしまう場面があると思います。
これは、どんなに他人と比較しないように意識しても避けられないことでしょう。
他人と比較しない回数を減らすことはできたとしても、他人と比較してつい劣等感を感じてしまった時の対処の3ステップを紹介します。
ステップ1:まず比較した事を認める
他人と比較してしまったらまず、比較してしまったことを認めましょう。
人間が前進するためには、まず現状把握しなければなりません。
お金の管理も毎月の収支を洗い出して、無駄な出費と向き合ってこそ、貯金ができるようになってきます。
現状を打破するためには、フラットに物事を見る必要があるのです。
フラットに見るためには数値化すると良いとされています。
他人と比較してしまって劣等感を感じたら、その劣等感に数字でレベルをつけるといいですよ。
「今までの人生で最も劣等感を感じたらレベルを100だとしたら、今の劣等感レベルは20ぐらいだな」
といったレベルをつけていくと、冷静に自分自身の感情と向き合えます。
ステップ2:比較した原因をつきとめる
次に、なぜ比較してしまったのか、その原因を分析してみましょう。
比較したということは、自分の人生において何か関わりのあることだからです。
もし、自分の人生と全く別の世界で生きている人がめちゃめちゃ良いライフスタイルを確立していたとしてもあまり劣等感は感じないと思います。
世界の投資家、ウォーレン・バフェットの豪勢な生活を見ても
「それに比べてなんて俺は貧相な生活をしているんだろう」
といった気持ちにはならないはずです。
これは、自分の生活レベルとかけ離れすぎていて、関係ないと思えるからです。
でも、身近な人がちょっといい生活をしていたら、羨ましく感じて劣等感を感じることもあると思います。
むしろ、他人を比較する時はたいてい、自分にも手が届きそうなレベルだと思っている状態なのです。
比較したということは、自分も手に入れたいという思いや実現したいという思いが少なからずあるので、その気持ちと向き合って細かく比較した原因を分析してみましょう。
ステップ3:比較対象に近づくためのアクションプランを練る
最後に比較した相手に近づくためにはどんなことを実現すればいいのかを考えてみましょう。
どれくらい収入をあげればいいのか、どれくらい痩せればいいのか、どれくらい賢くなればいいのか、、、、、
といった項目を数値化するといいですよ。
そして、目標値を決めたら日々の行動量を算出できるはずです。
これにより、先述した「比較しないためには自分のやるべきことに集中する」という状態を作り出すことができるのです。
何事も自分が動かなければ悩みの種が消滅することはありません。
自分が行動することで、だいたいの悩みは解決するので思い悩んだ時は行動が足りないと認識して、アクションに移していきましょ0う。
全ての悩みの根源は人間関係
アドラー心理学の考えでは、『全ての悩みは人間関係である』と言い切っています。
世の中を生きていると色々な事で悩むと思います。
一見、人間関係以外のところでの悩みに思えるのは以下のものがあります。
・借金を抱えていてつらい
・スポーツが上達しなくて思い悩んでいる
・あの人はスタイルが良いけど自分はデブ
これらの悩みは全て人間関係から来ていると言うのです。
もし、人間が自分以外にいなければこういった悩みは生じることがないと言っています。
人間が存在していなければ、上記で挙げた例は、
・そもそもお金という概念が存在しないから、お金について悩むことはない
・スポーツにおいては、競争相手がいないので上手い下手という概念がないから悩むことはない
・比較対象がいないのでデブかどうかも分からない
と、悩みを抱えることはなくなるのです。
このように元をたどれば人間関係が悩みの根源だということが分かります。
だから、人間がいなければ悩みなんて抱えるこてゃなくなるのです。
とはいえ、人間を根絶やしにすることはできません。
逆を言えば、根本となる人間関係の悩みを解消するところに精を出していけば、大概の悩みはなくなるということです。
人間関係を良好にしていくためには、自分が他人を愛することが最も有効な手段だと言われています。
人間の脳は矛盾を嫌う性質があるので、誰かに親切にしたらその人のことを大事な人だと思いこむようになります。
嫌いな人には親切にはしないですよね。
でも「親切にする」という行動は好きな人に対してするものですから、人間の脳は矛盾をなくそうとして、嫌いとか苦手とかいう感情をもみ消そうとすると言われています。
ちょっと苦手だなと思う人でも自分から歩み寄ることで周りを取り巻く人間関係は良くなっていきますよ。
まとめ
・他人と比較しないためには、自分のやるべきことに集中する
・比較して劣等感を感じたら、比較したことを認めて分析して行動に移すのが最善策
・全ての悩みの根源は人間関係なので人間関係を良くするところに力を入れると生きやすくなる
自分の人生は自分のもの。
他人に振り回されて人生を棒に振らないためにも、堂々と自分の人生を全うしていきましょう。
そのためには、自分の心と上手に向き合っていく必要があり、心理学はとても有効です。
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