親子とのコミュニケーションで悩んでいる親は多いです。
なぜ血のつながっている家族なのにも関わらず、コミュニケーションでの問題を抱えてしまうのでしょうか。
一緒に暮らす家族だからこそコミュニケーションを円滑にして幸せな家庭を築いていきたいですよね。
こちらの記事では親子のコミュニケーション不足を解決するために、その原因と改善対策についてご紹介いたします。
子どもとのコミュニケーション不足を感じている親は多い
そもそも、どれくらいの親が子供とのコミュニケーション不足を感じているのでしょうか。
KIDNAが実施した「親子のコミュニケーションが不足していると思った瞬間はありますか?」という質問アンケート調査結果では、以下のような結果となりました。
回答 割合 はい 93.5% いいえ 6.5% 【調査概要】
・対象:KIDSNA読者へアンケート調査を実施
・調査期間:2019年5月13日~2019年5月15日
なんと、子供とのコミュニケーション不足を感じている親は93.5%にも及んだのです。
かなり多いですよね。
親子関係で悩みを抱えていない家庭は非常に少ないのです。
この結果を見て、
「自分だけじゃないんだ」
と思えば、ちょっとは気が楽になりませんか。
ですが、コミュニケーション不足であることには変わりありませんので改善する必要はありますよね。
なぜ、こんなにも親子でのコミュニケーション不足が発生してしまっているのでしょうか?
親子間のコミュニケーション不足の原因5選
親子間のコミュニケーション不足の原因は多々ありますが、以下の5つが主な原因だと考えられています。
- 親の仕事が忙しい
- 何を話せばいいか分からない
- 親・子がスマホに依存している
- 子供が思春期を迎えたから
- 家庭でコミュニケーション関連の決まり事がない
心当たりのあるものはありますか?
それぞれの項目について掘り下げていきます。
親の仕事が忙しい
親の仕事が忙しい人は増えてきています。
家族よりも仕事が優先となってしまう人は子供とのコミュニケーション不足を感じやすいと言えますね。
特に共働きなら子供とのコミュニケーションの機会は激減してしまいます。
欧米諸国のように、仕事よりも家族を優先する文化が浸透するといいですよね。
そのためには、在宅で仕事ができるようにするとか、定時で上がるとか、最低限の月収を決めるとか工夫をしなければなりません。
何を話せばいいか分からない
子供とのジェネレーションギャップを感じて話せない人も多いようです。
子供が関心のあることが分かれば、話す内容は見えてくるはずです。
まずは子供が好きなものを聞いてみましょう。
基本的に子供の関心事について質問すれば、コミュニケーションの幅は広がっていきますよ。
親・子がスマホに依存している
これは現代においてあてはまることですが、親や子どもがスマホに依存していることが原因として挙げられます。
家でもスマホを眺めている時間は多くないですか。
スマホの画面よりも家族に目を向けることを意識しましょう。
スマホも使い方次第ではコミュニケーションの機会を作り出すことができますので上手に使っていきましょう。
子供が思春期を迎えたから
子供が思春期を迎える頃には、親子とのコミュニケーションが不足しがちです。
これは嘆くことではなく、子供の成長と捉えることができるので仕方ないことです。
ある説では、思春期を迎えた子供が親とのコミュニケーションを避けるのは、近親相姦を避けるためだと言われています。
- 思春期の息子と母親
- 思春期の娘と父親
- 思春期の子供を持った同性の親子
いずれも性を感じる年頃は言葉数が少なくなるのが人間のサガだと言えます。
同性に関しては、同性の親に対してライバル視するからとも言われています。
家庭でコミュニケーション関連の決まり事がない
家庭でコミュニケーション関連の決まり事はありますか?
どんなものかといいますと、
- おはよう
- おやすみ
- いただきます
- ごちそうさま
- ただいま
- おかえり
この辺ですね。
生きていれば自然と身につくと思っていたら、大間違いです。
これは家庭でしっかりと決まり事として共通認識を持っていなければなりません。
自然とできるようになるまではしっかりと家庭内でルールを決めるようにしましょう。
親子間のコミュニケーション不足を改善する対策5選
親子間のコミュニケーション不足を改善する対策を5つ厳選すると
- 夫婦間のコミュニケーションを増やす
- 親子の会話を意識的に増やす
- スマホを見ないような工夫をする
- 家事の役割分担をする
- 家族の夢を応援する雰囲気を作る
こちらが挙げられます。
一つずつ掘り下げていきましょう。
夫婦間のコミュニケーションを増やす
子供とのコミュニケーションが少ないのは、夫婦間のコミュニケーション不足が原因となっているケースもあります。
子供は両親の様子を見ていないようでよく見ています。
円満な夫婦関係を築けているなら、子供との関係もよくなるものです。
子供との関係を良くしたいなら、まずは夫婦仲を良くするところに焦点を当てましょう。
親子の会話を意識的に増やす
親子の会話を意識的に増やしましょう。
例えば以下のようなものがあります。
- ハグやハイタッチなどのスキンシップ
- おはようやおやすみの挨拶
- 食事は家族全員で食べる
- 恒例行事を作る
何もしなければ決してコミュニケーションが増えるということはありません。
意識して、親子のコミュニケーションが増える工夫を施しましょう。
それと、コミュニケーションを増やすなら数字での基準を決めるといいですね。
1日30分は話す機会を持つ
といった時間で区切ると、コミュニケーション不足は解消されていくでしょう。
スマホを見ないような工夫をする
自宅にいてもスマホばかり見ているとコミュニケーション不足の原因となってしまいます。
なので自宅にいる時にはスマホをみないような工夫をしましょう。
- リビングにいる時はスマホを使わない
- 19:00~21:00は機内モードにする
- 食事中はスマホを使わない
といったルールを決めましょう。
仕事からの連絡があったとしても家族団らんの時間はスマホをとらないようにするといった工夫も必要ですね。
家事の役割分担をする
家事の役割分担をすると、共通の目的のために行動するので団結感が生まれます。
自分は組織の一員なんだという自覚も芽生えてきます。
家族でいうと家事の役割分担をふると効果的です。
- 母親:料理
- 父親:ゴミ出し
- 長男:洗濯
- 長女:掃除
- 次男:家計簿をつける
こんな感じで役割を振ると一体感が生まれてきます。
役割をこなしていると、それぞれ気づきもでてくるので、家族内で情報共有する機会を持つことができます。
家族の夢を応援する雰囲気を作る
家族の夢を応援する雰囲気を作るといいですね。
これは、親が率先してこどもたちを巻き込みましょう。
例えば、長男が野球部で甲子園を目指しているのなら、自宅に素振りができるスペースを作ってあげたり、試合当日に家族からの応援メッセージを渡したりといったことです。
こんなことをすると、素敵な家族になりそうですよね。
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親子でのコミュニケーションで悩んでいる方は多いです。
人の悩みの全ては人間関係からくると言われており、これは親子関係でも例外ではありません。
親子関係の改善には、心理学はとても有効です。
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