行動はあなたに必要な情報をもたらす ~NLP的行動の考え方

台風一過、被害などはなかったでしょうか?

 

ビジネスパースンにおいて、会社で必要となる知識以外に勉強している人ってどれだけいるでしょう?
仕事の事だけで精一杯。
朝早くから夜遅くまで、仕事の事で頭がいっぱいで何も手を付けられない。

そんな方が多いのか、会社で学ぶ以外の勉強をする人はごくわずかなようです。
ざっくりいうと、全体の2割以上ではないでしょうか。

 

学ぶといったって、別に資格を取りなさい、とか、
難しい勉強を机に向かってやりなさい、とか言うつもりはありません。
本を読むというのでもいいし、セミナーや研修に参加するのもいい。
どんな形であれ、業務知識以外の勉強をしている人はさほど多くないものです。

だから、そういった事を勉強すると、明らかに差がつきます。
少なくとも知識の面では。

 

たとえば、NLPという技術を学んだとしましょう。
そんなものを学ぶ人は、非常に少ないのですが、この技術はビジネスに直結するものが多い。
代表的なものとして、ラポール(信頼関係)構築ための、
バックトラッキング、ミラーリング、ペーシングなどといったテクニックがあります。
たぶん、社内でそれを使う人なんて、そんなに多くない。
だからあなたは社内でヒーローになれるかもしれないし、後輩の育成にこの知識を役立てることもできるかもしれません。

 

しかし、本を読んだだけでは上手くいくものでもありません。
セミナーで体験しただけでも、効果はピンと来ないかもしれません。
一番大事なのは、セミナー会場を後にして、本を閉じて、実際にやってみる事が重要です。

 

よくあるのが、セミナーに行きまくっているのに人生が変わらないパターン。
それもそのはずで、セミナーで学んだことをキチンと実践していないからです。

実践し始めると何が起こるのでしょう。
実は、疑問がたくさん起こるんです。
ちゃんと学んだつもりだけど、実践レベルでは細かな問題が出てくるものです。
この細かな問題は、実践しなければ永遠に知ることのなかった問題です。

そうやって、一つ一つ対処していく事は、経験値として蓄えられます。
その経験値は、応用力のベースになります。
その結果、あるタイミングから加速度的に成長することはよくあります。

 

つまり
実践→問題→工夫→実践
このサイクルが、人としての能力を高めてくれるのではないかと思います。

 

近年のマネジメントにおいては、上手に失敗して、早く成功に到達する、という考え方が広まりつつあります。ホリエモンの「多動力」ではありませんが、行動による学びは他を凌駕します。

 

色んな所で、「行動」が重視されますが、動かなければ変わらない、という側面だけではないのです。動くことでわかることがあるのです。
小さな一歩、始めてみませんか?

 

 

NLPを現実に活かしていくコツ

NLPを学んだことのある方で、1年たって今一つ使いこなせていない。
そんな人もいるかもしれません。
そんな場合、フォローアップとして研修の再受講を検討したり、
NLPを学んだ仲間で自主勉強会をしたり、
そんな試みも有効かもしれません。

しかし、私がおすすめするのは、もう一度テキストを見返してほしいのです。
そうして、一つのテクニックで良いのでもう一度”習慣づけて”欲しいのです。

 

新しい事を始めるのに、一つ目の壁は、そこに踏み出す決心が必要だという事です。
それを乗り越えられたら、次に迫る壁は、続けるという事の難しさです。
たとえば、2時間程度のNLP体験セミナーでも、いくつもの内容を学びます。
そうしたときに、あれも、これも、と欲張ってしまうと、結局どれも身につかない。

だから、たった一つでいいのです。
その一つを、まるで歯磨きをするかのように無意識にできるようになるまで意識するのです。

一旦身についてしまった習慣は、そうそう消えるものではありません。
そうやって、一つをきちんとできるようになってから、ふたつめを追加していきます。

 

この、「一つに集中する」というのは、人の脳の機能的にも理にかなっていると思います。
たとえば、Aという仕事と、Bという仕事に同時進行で関わっていたとします。
自分では、常に2つの仕事に脳の領域を割り振っているつもりですが、実際は、数分単位でAを考えている時間、Bを考えている時間と、脳は行ったり来たりをしているといいます。

結果として、一つずつじっくり集中して取り組んだ方が効率がいい、という説もあります。

もちろん、同時進行を否定するつもりはありません。
関連性のないAとBの仕事を並行して行うことで、相乗効果を生むことはありますから、どちらがいいかという事を言いたいのではありません。
何かをマスターする、という気持ちがあるときは、一つずつこなしていくほうが上手くいくことが多いという事です。

 

どうしても、人は早く変化を実感したいと考えます。
だから同時進行で、いくつものNLPテクニックを同時にマスターすれば効果が実感できるだろう、と感じるのかもしれません。しかし、一つのテクニックをしっかり使いこなせるのと、中途半端なテクニックを5つかじっているのとを比べれば、影響力の強さは前者にあるような気がします。

 

もし、NLPの効果を実感できないとすれば、あなたが得たい結果に近づけるテクニック、もしくは関心の高いテクニックを一つ、集中的に習慣になるまで繰り返し練習してみてください。そうすれば、3週間ほどで無意識にそのテクニックを使いこなせるようになっているでしょう。

集中すること。
この力は、偉大です。

 

 

 

営業に心理学を使うのは善か?悪か?

営業に心理学を使う。
こう表現すると、未だに顔をしかめる方がいらっしゃるのも事実です。
なんだか洗脳みたい・・・
ちょっと人をコントロールするみたいでいやだな・・・
なんて考える方も少なからずいらっしゃるのでしょう。

 

ただ、意識するとしないとにかかわらず、ビジネス上では誰もが心理テクニックを使っています。
たとえば保険の販売の現場を見てみましょう。

・入院すると、これだけの費用がかかる。
・さらにがんの治療ではこんなにも抗がん剤費用がかかる。
・その間、収入が途絶えたらどうしますか?

色んな言葉を使いますが、形としてはお客さんを恐怖のどん底に突き落とすところから入ります。火事があったら、自動車事故がおこったら・・・。
そんな風にして、お客さんに恐怖心を抱いてもらいます。

 

その上で、商品説明に入るわけです。
このがん保険なら・・・
この火災保険なら・・・
という風に。

 

この流れ、どこかで聞いたことがありませんか?
たとえば、ここで怪しい壺をだしてきて、
「これさえ買えば、あんしんです。」
と言ってしまえば、怪しげになってきます。

 

解決策として、保険という社会に認められた商品を出すか、
社会に認められていない特殊な価値を持った商品を出すか、
その違いしかないわけです。

 

それをかたやセールスといい、かたや悪徳商法という。
こういうと叱られるかもしれませんが、両者でさほどの違いはないわけです。

 

じゃあ、逆のパターンを考えてみましょう。
顧客のAさんは、かなりがんになる確率が高そうだ。
子供も小さく、奥様は専業主婦。
この人にこそ、がん保険は必要だ、と考えます。

それをストレートに、Aさん、あなたには絶対このがん保険が必要です。
だからどうか、検討してみてください。

 

Aさんは、首を縦に振りません。
しかし、営業マンは必至です。
誠意をもっている(つもり)で、Aさんに「頼むから話をきいて」と懇願します。
何度も電話を掛けたり、訪問したり。
当初は、相手にしてくれたAさんも愛想をつかし、「二度と来るな!」とドアをぴしゃりと占められてしまいました。

Aさんはこの時以来、「保険屋」と聞いた途端、どんな相手にも心を閉ざしてしまいました。
なぜなら、保険屋はしつこい、というレッテルを貼ってしまったからです。

 

この営業マンは、今後当面、Aさんが保険の話をきく機会を奪ってしまいました。
営業マンが心理学を知っており、Aさんの心理変化を知っていれば、Aさんは保険に入ったかもしれません。
しかし、今後数年間、Aさんが保険を検討する機会を奪ったのです。

 

暫くして、Aさんにがんが見つかり、多額の治療費が必要となりました。
件の営業マンは「ほらみろ、いわんこっちゃない。」というかもしれません。
しかし、その状況に追い込んだ責任の一部は、その営業マンにあるのかもしれません。

 

もし、この営業マンに、心理学の知識があったら。
ただがむしゃらに正面からAさんと向き合うのではなく、Aさんがどんな心理変化をたどってモノを買うのかを知っていたら。
Aさんがどんな価値観に反応するかを知っていたら。
Aさんは今頃、保険に助けられていたのかもしれません。

 

営業における心理学は、お客さんの判断能力を失わせて販売する能力ではありません。
お客さんが心を開き、忌憚のないやり取りを行うためのものです。
もちろん、自分が良いと思うものを買っていただく方向に心を動かす技術ではありますが、お客さんには判断力があるので断ることは可能です。
催眠術でも、洗脳でもありません。

 

私に言わせればむしろ、あなたとあなたの商品を嫌いになる、Aさんの前に現れた営業マンの方が、社会的悪ではないかと感じています。
極端な考え方に見えるかもしれませんが、業界や商品に対するブランドイメージを毀損する行為に他ならないような気がしますが、いかがでしょうか。

お客様が「お客様」でなくなる 究極のコミュニケーション術

自分の感情の選択 ~NLP的考え方

唐突ですが、もし、100万円のセミナーに参加したとします。
この100万円のセミナーが、思ったほどよくないような気がする。
そんな風に考えたとしましょう。
あなたはどうしますか?

多くの人は、100万円もするセミナーで、しかもたくさんの人がやってきている。
すると、きっといいものであるはずだ、と思い込もうとします。
その結果、100万円で知りえたことを無駄にしないように頑張ります。

そうすると、仮につまらないセミナーでも、それなりに価値が出てくるわけです。

 

ブランド物でもそうですよね。
高い服や時計、車やお家。
どんなものであれ、値段が高ければ、それなりの価値があるはずだと考えようとします。
実際は大したものでなかったとしても・・・。

 

この”値段のマジック”は、面白いものです。
たとえば、同じものを少しパッケージを変えて、100円のもの、10,000円のものとして売り出すとすると、普通は100円のものの評価が高そうに感じるかもしれません。
100円なのに以外と良い、なんていう評価ですね。
けど、意外なことに、10,000円でうると、それはそれで
さすが10,000円なんて言う話になることもよくあります。

 

ワインなんかは最たるものでしょう。
1,000円のワインを、由緒正しき高級ワインとして出されたら、
芳醇な香りだ、なんていう人がけっこういるでしょう。
そういえば、そんなテレビ番組もありましたね。

 

こういった思い込みのパワーはなかなかに強力です。
たとえば、雨の日はうっとおしい。
そんな風に思う人がいるとしましょう。
雨で体調がすぐれないとか、外出の予定があるとか、そういう人が言うならわかります。
体調にも影響が出ず、外出もしない人が言うなら、ちょっと変な感じですね。

 

さて、これをみてみて感じるのは、人は自分の受ける感情を自分で決めているのです。
1000円のワインも、高級ワインも、おいしいと思って飲めばおいしいし、まずいの思って飲めばまずい。

100万円のセミナーも、5000円のセミナーも、いいと思えばいいし、悪いと思えば悪い。

 

つまり、出来事は一つ(中身は1000円のワイン)であっても、私たちはいかようにも感じる事ができるわけです。

それは、おいしいものである、という前提で飲めば、おいしいと思える部分を探すからです。
100万円のセミナーが内容が悪いわけがない、とおもえばつまらなかったとしてもその中身の中から、自分にとって必要なものを必死で探し出します。

自分の感情に責任を持つべき。
NLPではそんな考え方を推奨しています。
事実は事実ですが、感情はあなたが選んでいる心の状態です。
その選択をほんの少し変えるだけで、今まで灰色に見えた人生が輝き始めるということは決して珍しい事ではありません。

NLP的感情のとらえ方。
学んでみませんか?

 

 

NLPで自分探し

高速道路などで、事故で止まっている車を見かけたとしましょう。
ついつい視線はそちらに吸い寄せられる。
すると気が付くと、ハンドルもそちらに向けて少しずつ自分の車が事故車両の方向に向かっていた。
ハッと我に返って、ハンドルを修正する。

そんな経験ありませんか?
そういった事から、二次災害が起こることは結構多いそうです。
別に心霊現象でも何でもなく、人の脳に備わった機能によるものです。

 

人は注目したところに、身体が動くような仕組みがあるようです。
以前書いたことがありますが、右手に力を入れようとすると右手に意識を集中しますよね。

 

さて、意識を集中させると、身体はそこに向かっていく。
この体の動きは、無意識(潜在意識)が自動的に体を動かしていると言われています。
よく、「目標を明確にしよう」という事が言われますが、目標を設定し、そこにコミットすると体はその目標に向かって、無意識に動きます。

 

古くから、「イメージしたことが現実となる」とか、「ポジティブ思考」と言われるものは、意識をポジティブな状況に集中させることで、行動を底に向かわせよう、という考え方がベースになります。

しかし、この無意識というのが厄介で、無意識の中で私たちは成功を拒絶している事もあります。

 

たとえば、営業の人であれば、売上を上げてトップになりたい、と考えたとします。
トップとなり表彰された自分をイメージするとか、年収が上がるとか、そんな事を頭に描いたとしましょう。
それで、トップになれるか?というと、それはごく一握りなわけです。

 

ではなぜ、思い描いた状態になれないのでしょうか。

 

そこには、無意識に成功を拒絶する自分がいます。
たとえば、売上を上げるためにはたくさんの人に会い、たくさんの人から拒絶されるという恐怖があるかもしれません。トップになったらなったで、他者から追われる立場の恐怖を察知しているかもしれません。

実は、無意識の中で、そういった恐怖への対処を行うから、イメージ通りに成功しない可能性があるわけです。

 

この、無意識に感じている恐怖というのは、なかなか認識しにくい部分があります。自分では見ないようにしている部分だったりしますので、なかなか気づけないのです。
しかし、実際には、その成功を遠ざけるような行動をとっていたりするので、厄介なのです。

 

こういった、無意識に成功を拒否する心というのをあぶりだすには、自身との対話が必要になってきます。自分が無意識に隠そうとしている感情や記憶を呼び起こし、それを乗り越えるにはからの中に閉じ込められた本当の自分との出会いが必要となります。

近年、心理学であったり、スピリチュアルといった分野で、こういった「本当の自分」を知る、という事が注目されています。それは、恐らく今の時代を反映しているのではないかと思います。
今の世の中、仕事はどんなものでも食べるだけなら何とかやっていけます。一昔前のように飢え死にすることなどは、心身が健康でさえあればまずありえない時代です。すると、働くことに”意味”が必要となってきます。

 

そう、かつては、仕事はどんなに理不尽であっても、苦しいものであっても、それを続けるのには理由はいらなかったのです。それをやらなければ飢え死にするからです。しかし、今の時代は、自分にとってお金を稼ぎ、生活を守ることは大事ですが、そこに加えて何のために1日の大半をつぎ込んで働くかが重要な時代になってきています。

単に「食べるために」やる仕事が、「何か別の動機のために」やる時代になってきている結果だと思います。それを知るために、多くの人が自分探しを始めます。

 

働くことの意義。
これに何を求めるのか。
普通の生活の中ではなかなか知りえないことを、NLPではワークを通してご自身に語り掛けて頂くプログラムがあります。
多くの人たちが、生き方のヒントを得るためにNLPを学ばれます。

これだけ短期間で、NLPが世の中に広まったのは、きっとそういった時代の要請があったからではないかと思っています。皆さんも、「何のために生きているのかわからない」という事がを考える事があるなら、ぜひNLPの門をたたいてみてください。
何かヒントを得られると思います。

 

アンカリングでいつでも最高の状態を ~NLP的実力発揮術

ある方から相談を受けました。
それは、近々、社内でプレゼンテーションをする機会がある。
しかし、あがり症で、キチンと話ができるか不安で仕方がない・・・と。

 

実は、”中の人”ももともと結構なあがり症の赤面症。
小学校の時には、「3分間スピーチ」が国語の時間に行われました。
自分の順番が近づくと、手には汗がジワリと滲み、ドクドクと脈打つ心臓の音が自分でも聞こえていたのを覚えています。

すたすたと、クラスの前(学年ではなく40名ほどのクラス内での発表です)に立つと、
もう目の前は真っ白になり、膝ががくがくふるえます。
手に持つ原稿は、手の震えに合わせてゆらゆら揺れる。
定まらない焦点で何とか前を見ると、40名の目が私を見ています。
その瞬間気絶しそうになったのを覚えています。

3分間スピーチは1分で終わり、残った時間をどうやり過ごすか途方に暮れて固まってしまいました。
見るに見かねた先生が、次の人を呼び、何とか難を逃れました。
しかし、失敗だ・・・という劣等感でその日一日ブルーでした。

 

それが今では、なんだかんだ言って1000名規模の人の前でお話しする事さえあります。
緊張しないか?と言われればそんなことはありません。
それでも、程よい緊張の中で、自分を見失うことなく、自分に与えられた役割をこなすくらいはできるようになりました。

 

 

こういった緊張は、根っこの部分では「上手くやらねばならない」「失敗してはならない」という思いからくるものだと言われます。
失敗してもいいじゃないか。
そう思えると、一気に楽になるのですが、あがり症の人にはそれは難しいのかもしれません。

 

そこで、NLP的テクニックを一つご紹介しましょう。
それがアンカリングです。
たとえば、NLPで有名なアンソニー・ロビンスも、セミナー内で何度もこのテクニックを使い、参加者の最高の状態をいつでも引き出せるように作りこまれています。

 

やり方は簡単で、まず、自分が一番いい状態をイメージします。
活き活きと、胸を張って人前で発表する姿でもいいでしょう。
そのイメージの中への没入感を感じたところで、自分だけの合図を決めます。
たとえば、左耳を右手で触るとか、はなを触るとか。

すると、イメージした状態と、合図をしている状態がセットで脳内にインプットされます。
いわば、「やる気スイッチ」のようなものと考えればいいでしょう。

 

そうして、緊張したときには、その時の合図を試すわけです。
左耳を右手で触るのが合図だとすれば、それをすることでその時の感情が沸き上がるという事です。

 

アンソニー・ロビンスは、これを音楽でやっています。
大声を出し、踊り狂え!とみんなのテンションをあげ、その時にはいつも同じ曲がかかります。次に、この曲を聞いたときには、このテンションがよみがえる、という寸法です。

たとえば、オリンピック選手が、「いつも試合前にはこの曲を聴いている」なんていうインタビューを聞いたことがありませんか?彼らもまた、自分が最高の状態で試合に臨める作法を決めているわけです。

 

もしかしたら、1度や2度では実感しにくいかもしれませんが、都度都度、この合図を試して体に覚えこませていくと、いざというときに結構使えるようになります。

 

もう一つ、効果的なのが、これ。
「私はできる」
これを繰り返し呟く事です。

 

なんだか、怪しい・・・
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、言葉が脳に与えるパワーは想像以上のものがあります。実は、ある世界的に有名なコンサルタントの方も、セミナー講師として壇上に立つ前には必ずやっているとか。

これもまた、アンカリングの一面もありますが、繰り返し呟くことで潜在意識をプログラミングするようなものです。
潜在意識というのは、人が意識しない心の奥底にある意識。
これのパワーは絶大で、よく例えられるのが車の運転。
初めての運転は、「顕在意識」がやるため、動作の一つ一つを確認しながらです。
それが浸透してくると、潜在意識が運転動作を行うので、まさに無意識にやってしまえるわけです。

この力を使うために、私はできる、という言葉を繰り返し呟くわけです。

 

効果が実感しにくいかもしれませんが、私は何度かためしてみました。
講師として壇上に立つ際、呟いた講演と呟かなかった講演では、圧倒的に前者の評価が高かったのです。

 

NLPは、この潜在意識に語り掛ける技術。
ぜひその基本を学んで頂きたいな、と思います。

ライバルは必要か? NLP的モチベーションの考え方

人が成長するためには、ライバルは不可欠。
そんな事をよく耳にします。
しかし、それ、本当でしょうか?

 

もちろん、ライバルがいて、お互い切磋琢磨することを否定するつもりはありません。
それはそれで、価値のある事だと思います。
ただ、もう少し本質的なお話をしたいと思います。

 

もっとも、”競わされる”仕事の一つが営業でしょう。
誰かがトップで、誰かが二番。
必然的に、誰かがビリになるのが競争原理です。
こういった順位を決めることで、頑張った人をほめたたえ、そうでない人を奮い立たせよう。
そんな意図で、いろんな工夫がされました。

 

キャンペーンなどの表彰制度、
壁に貼られた棒グラフ、
契約一つにつき配られる粗品など。
まぁ、いろんな仕掛けがあります。

 

これ、燃える人もいれば、燃えない人もいる。
ぎゃくに、どんどん冷めてしまう人もいるのではないでしょうか。
結果として、一番と二番が競い合って、他の人たちは傍観者。
10人の営業がいれば、売上の内
半分近くを1番と2番の人で、残りをほかの人たちで分け合う感じでしょうか。
1位、2位の人はどんどん力をつけて売り上げをあげていくかもしれません。
しかし、結果として、もっと条件のいい会社に移ってしまった・・・なんて笑えない話もよく聞きます。

 

さて、こういった「競争原理」を働かせることは、短期的には人を成長させたり、組織の業績を上げる可能性は高いでしょう。
しかし、社内はぎすぎすして、”協力しあう”という文化は消えていきます。
トップ3くらいの人は、いつも同じメンツで、それ以外の人はみな「その他大勢」になってしまいます。もう、シラケムードですね。

それが嫌になって、トップセールスの人は抜けていくのではないでしょうか。

 

個人の成長としても、微妙な問題が出てきます。
というのも、競争というのは、他人との比較です。
だから、良いときもあれば悪いときもある。
悪いときには焦ってしまって、下手をすればメンタルヘルスの問題を生み出します。
他人の基準で頑張っても、どこか無理が出てくるのです。

 

たとえば、NLPでは外発的動機付けと、内発的道義付けにモチベーションの根源を分けて考えます。
外発的動機付けというのは、まさに外からの刺激に対しての反応。
内発的動機付けというのは、自身の内から湧くもの。
一般的には、後者の方が普遍的に力を発揮しやすいと言われています。

たとえば、リーダーとして営業チームを引っ張る方、また、自身が営業スタッフとして力を発揮したいと考える方。
ともに、この内発的動機付けをもとにした仕事の仕方を考える事で、あり得ないほど景色が変わることがあります。

他人と競うのではなく、自分の中から湧き上がる感情でがんばる。
これ、とても大事だと思います。
なぜならば、他人と比べる相対評価ではなく、自分自身の成長という絶対評価にコミットできるからです。

 

競争ならば、自分の成績が良くても、他の人間がもっと良ければ上には上がれません。
しかし、昨日の自分をこえるという事であれば、間違いのない評価が可能です。

 

この内発的動機に火をつけるためにも、NLPを学び、人の内面を学んでみてはいかがでしょうか。

禁断の”人を動かす”テクニック NLPで人として成長しよう

ある実体験をお話しします。

仕事上の取引関係にある、某企業の担当者の方といくつかやり取りがありました。
基本的な取引とは別で、相手の方の人脈を考えて一つ頼みごとをしました。
もし、Aさんという方をご存知だったら、紹介してほしい、という内容です。

Aさんは本の著者です。
有名な方でもあるので、そもそもダメもとのお願いです。
少なくとも、自分よりかはその方に近い人脈を持っているんじゃないか?
という勝手な想像でお願いしてみました。

 

相手の方は、同僚にいろいろ聞いてくれた結果、こう返事をくれました。
「いろんな部署に聞いてみたが、直接の知り合いはいなかったようです。
お役に立てずごめんなさい。」

 

さて、それからしばらくたって、別の事でもう一度お願いごとをしました。
それも半分はダメもとでのお願いです。
その前提でお話をしたのですが、やはり予想は的中。
「今の段階では、お役に立てそうにありません。」

 

その後、その方は事あるごとに申し訳なさそうにこういいます。
「いつも仕事上ではお世話になりっぱなしなので、何かお返しできればとおもってはいるのですが。」

 

ドライに考えるなら、仕事上のお話は、契約に則って納品し、その対価としては報酬を頂いているわけです。時に、短納期で苦労することもありますが、お互いの仕事を円滑に進めるための最低限の気配りをしている程度です。
それでも、相手は、何かしら罪悪感を感じているわけです。

 

ここでまた何かをお願いしたとすれば、きっと相手の方は
「今度こそ!」
とかなりがんばってくれるのは想像に難くありません。

あなたも経験があるのではないでしょうか。
例えば、気の進まない飲み会も、1度断り、2度断るうちに、3度目はそろそろお付き合いしなきゃ、なんていう心境になったりします。

 

 

実は、これをドア・イン・ザ・フェイス・テクニックといいます。
NLPでも交渉術や営業に役立てられるテクニックとして紹介されるものの一つ。
断られるという前提をもとに、作られる話法です。

特に初めに、断られても仕方のない事を頼み、相手が「次は良い返事をしてあげなくては」という心境になっているときに、少しハードルの低い頼みごとをする。
これで、こちらの要望が通る可能性が高まる、というものです。

さて、これがなぜ”禁断”なのか。
それは、その効果ゆえ、という部分もありますが、相手に罪悪感を抱かせることが前提にあるからです。

 

できる事なら、やはりそういった相手のネガティブな気持ちを使って、こちらの要求を通すようなことはしないに越したことはありません。しかし、例えば、どうしても病院に行ってほしい人がなかなか行こうとしないとか、ここさえ乗り越えれば相手にとってとてもいい経験になるはずなのに、というときに、拒絶をかいくぐる一つの手法として使う事が可能です。

 

NLPで教わるテクニックは、強力なだけに、その使い手のモラルが試されます。
そういう意味では、NLPを学ぶとともに、人としての成長も意識していく必要はあります。
当然、NLPの中にはそういったカリキュラムもあり、人を育てるという一面も持っています。

そんな強力なNLPのツールを、あなたも体験してみませんか?

100万分の1秒単位のコミュニケーションをコントロールするNLP

今や、スマホやタブレットの普及で、どこででも仕事ができる。
そんな環境になってきました。
リモートワークなんていう言葉もよく耳にするようになりました。

特に、物を書く人やプログラムを書く人などは、どちらかといえば一人こもってやる作業だけに、場所を選ばないイメージがあります。
しかし、そんな中、ちょっと驚くコメントを見つけました。

 

以下、『POWER OF TWO二人で一人の天才』(ジョシュア・ウルフ・シェンク)から引用します。

米ヤフーは従業員に、在宅勤務をやめてオフィスで働くように指示している。
グーグルのパトリック・ピシェットCFO(当時)は在宅勤務をしている従業員がどのくらいいるかと聞かれて、「出来るだけ少なくしている」と答えた。

いずれもIT企業で、特にグーグルなどは非常に自由な社風が有名です。
合理的に考えれば、通勤時間をカットして、在宅勤務にしたほうが効率がよさそうに見えるし、かつてはそういった試みをいち早く試してきた企業でしょう。
しかし、結果として、それではむしろ効率が落ちる、というのが彼らの考え方のようです。

それはなぜなのでしょうか。
同書では、2010年に行われたある調査結果を持ち出して説明しています。

ハーバード大学の研究者が1人以上名を連ねる生物医学の論文3万5000本について、物理的な距離が近い共同執筆者の論文の方が、遠く離れている共同執筆者の論文より引用される回数が多かった(引用回数は研究の重要度の指標とされる)。

要は、物理的距離が近いパートナーと組んだ方が、パフォーマンスが高い、と言いたいわけです。

 

さて、電話やメールはもとより、チャットやその他色んな通信手段があるご時世。この世の中で、物理的な距離が仕事のパフォーマンスに影響を及ぼすというのも不思議な話です。
こういった事があるからヤフーもグーグルも、在宅勤務を減らそうとしているようです。

 

さらに、同署ではその糸口をこんなところに見出しています。

会話をしている人を録画してコマ送りで再生すると、言葉以外の要素が同調している事がわかる。
~中略~
私たちの脳は1000分の1秒、100万分の1秒の単位で情報を処理するから、身体の動きも数分の1秒単位で同調する。

 

一般的に、こう言った、言葉以外のコミュニケーションをノンバーバルコミュニケーションといいます。仕事の成果にも目に見えて現れるほどに、人と人は、言葉以外のこういったコミュニケーションを無意識にとっていると考えられます。

 

皆さんも実感としてあると思うのですが、メールなどの文字情報によるコミュニケーションは結構難しいといいます。それは、言葉の抑揚等を伝えにくいから、といった理由をあげることが多かったのですが、どうやらそれだけでもないようです。

文字より声、
声だけより会って、
より、距離感を近づけたほうが真意が伝わりやすいという感覚はお持ちの方が多いと思います。

 

それは、普段認識できる声や、表情ももちろんですが、その裏に莫大な情報のやり取りをすることができるリアルな面談が圧倒的に強いつながりを作り出すのかもしれません。

 

さて、こういった無意識で行っている、お互いの情報の交換ですが、実はNLPというのはこの無意識の情報交換を意識的に行うノウハウといえるでしょう。一瞬の目の動きや表情を読み取る、というのはまさにNLPの一つの技術です。さらには、相手との信頼関係を築くために、何を言うかだけではなく、どうふるまうかを学ぶのがNLPです。

 

ITの最先端企業が認めた、「顔を合わせることの大事さ」。
その背景には、無意識で行われる超高速なノンバーバルコミュニケーションがある。
そしてそのノンバーバル(非言語)コミュニケーションにおけるノウハウを体系化したNLP。
こう考えると、NLPを学ぶことで予想以上に人間関係が改善するカラクリが見えてくるかもしれません。

 

このノウハウは、各種セミナーで体感して頂く事が可能です。

詳細については、セミナー開催要項、もしくは直接お問い合わせください。

本当に望む人生に近づくには?~NLPで紐解く生きがい

すこし、イメージの世界にお付き合いいただければと思います。

 

あなたは、車通りの少ない広い道をマイカーを運転しています。
あなたの前には、一台の白いセダン。
単調な道を延々と走っていると、そのセダンは突然にハンドルを右に切りました。
車線を乗り越え、反対車線に飛び出します。

このシーンを見て、この白いセダンの運転手は何を思ってハンドルを切ったか考えてみてください。

 

もしかしたら、道に障害物を見つけたのかもしれない。
くしゃみをして手元が狂っただけかもしれない。
スマホをいじっていて集中できていなかっただけかもしれない。
場合によっては、居眠りをしていたという事もあるかもしれません。

 

理由はどうあれ、ハンドルを切ったことは事実で、車が右にそれたのも事実です。

これを分解すると、
ハンドルを切ったきっかけ = 動機

ハンドルを右に切ったという事実 = 行動

車が右に動いたという事実 = 結果
という風に考えられます。

 

小さな違いはあれど、動機に関わらず、行動すれば結果が出る。
この事は動かせない現実です。

 

さて、人は人生の中で、結果を重視することが多いと思います。
年収1000万円になりたい。
大きな家を買いたい。
高級外車に乗りたい。
サラリーマンをやめて自由な暮らしがしたい。
これらは結果ですよね。

 

車の運転の例を考えると、行動を変えなければ結果は変わりません。
まぁ、当たり前の話ですよね。
しかし、逆に言うと、行動を変えれば結果は変わるわけです。
ハンドルを左に切れば、車は左に動く。
非常にシンプルな仕組みです。

 

これが例えば、NLPでいうと
モデリング(なりたい人の真似をする)
アンカリング(感情をコントロールする方法)
など、行動を容易にする助けとなるワークが数多くあります。

最近では、ホリエモンの著書「多動力」がかなりの勢いで売れているそうです。
行動を重視するのはどうも理にかなっているように思えます。
特に、未来の見えにくい今のような時代ならなおさら、様々なチャレンジが必要なのでしょう。

 

では、ここまで無視されてきた、”動機”は必要ないのでしょうか?
実はそんなことはなく、すべての行動の起点は動機にあります。
先の車の例で言えば、同期がなければハンドルは切らないわけです。
けっか、車が動くという結果も生まれない。

 

確かに、動機が伴わなくとも、行動さえすればある程度の結果は現れます。
しかし、意味なく動くというのはなかなかの苦行です。
それを進んでやろうとするエンジンこそが動機です。

特に最近の若い人は、この動機を見失っている人が多いと思われます。
だから、行動ができず、結果も出ない。
その動機を探すために、自分探しをしたりするわけですね。

 

この動機というのは、終局のところはNLPのニューロロジカルレベルで言うところの、
信念・価値観や、自己認識という非常に高次なレベルです。
そうそうそこに到達するのは難しいので、一般的には、
「ワクワクするか?」「楽しいか?」といった基準で判断するよう勧めている事が多いように思います。
これが明確にさえなれば、戦争中の国にボランティアに行くことだってできてしまうほど強力です。

 

しかし、今すぐこれを突き止めようとするより、まずは小さな動機を探る。
もしそれさえもわからないとすれば、とりあえず行動してみる。
そうすることで、少なくとも結果は現れます。
そういった事を繰り返す中で、あなたが本当に望む使命のようなものを見つけられるんだと思います。

これは、何層も奥に隠された部分にあるため、段階を追って、という事になります。
しかし、これもまた、今までと同じことをしていても、見つかるものではありません。
様々なジャンルの物事に首を突っ込んでみて、初めてわかるものです。

 

長期的には人生における「動機」を探りつつ、
行動→結果(変化)を繰り返す。
これが、本当に欲しい結果にたどり着く一つの道ではないかと思うのです。

 

その探求を行うにあたって、NLPはあなたのお役に立てるものと思っています。

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