当たり前のように毎年クリスマスではお祭り騒ぎしている人が多いですが、あなたはそもそもクリスマスの意味についてご存知でしょうか?
本来の意味について知らないとクリスマスを楽しめないというわけではありませんが、もし子供や彼女に
「クリスマスってどんな意味なの?」
と聞かれた時に答えられなかったらみっともないですよね(笑)
こちらの記事では、クリスマスとはそもそもどんな目的のためにあるのかについて掘り下げていきます。
クリスマスの本来の目的と名前の由来
クリスマスを英語で表記すると、「Christmas」です。
Christはキリスト、masはmassを省略した形でミサ、つまり礼拝を意味しています。
キリストを礼拝する日として、クリスマスが定められています。
だから、クリスマスの本来の目的は、イエス・キリストを礼拝する、崇めるための日ということになります。。
この事だけでも、クリスマスはキリスト教の文化だということが分かりますよね。
日本では、クリスマスになるとプレゼントを贈りあったり、パーティしたりと自分たちで楽しむための日として浸透していますが、本来はキリストを奉るための日だったのです。
なぜ、12月25日がクリスマスとなったのかは後述するので最後まで読み進めてください^^
クリスマスと聞くと、ポップに楽しむイメージですが本来の目的を聞くととてもお硬い感じがしますよねw
クリスマス・イブの本当の意味
クリスマスの話には必ずついてくるクリスマス・イブ。
クリスマス・イブは前日の12月24日の夜を指しており、「イブ=前日」と認識している人も多いのではないでしょうか?
ですが、イブの本当の意味は「イーブニング(evening)」です。
つまり、「晩」を表しています。
昔の1日の始まりは日没からで日没後の事を午後と呼んでいました。
太陽が沈んだ頃に1日が始まるので、クリスマスの始まりは12月24日の日没からなのです。
だいたい夕方4時から夜11時を指します。
だから正確にはクリスマスとは、12月24日の日没から12月25日の日没を指しています。
12月25日の0時になったら「メリークリスマス!」という人が多いと思いますが、実は12月24日の16時ごろから「メリークリスマス!」と言ってもいいのですw
今では1日の始まりは太陽の位置で測ることはせず、時計で測るようになったので、今まで日没からクリスマスが始まっていた時間はイブという呼び方になったのでしょう。
クリスマスには怖い意味もある?
クリスマスは聖なる意味が主に知れ渡っていますが、実は怖い意味もあったことをご存知だったでしょうか?
いくつかあるので一つずつ紹介していきます。
もみの木の意味
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クリスマスツリーといえば、もみの木をイメージするかと思います。
このもみの木は「生命力の象徴」でもあります。
もみの木は、旧約聖書に記されているアダムとエバが近づいてはいけないとされていた「知恵の木」の象徴とも言われていました。
結局、エバは知恵の木から禁断の実をとって食べてエデンの園を追放されてしまいます。
なぜエバは知恵の木から禁断の実を食べてしまったのかと言いますと、蛇にそそのかされて誘惑に負け、食べてしまったのです。
この蛇は人間の的である悪魔・サタンを象徴しています。
こういった経緯もあるので、もみの木にはサタンが潜んでいるという噂も囁かれています。
もみの木でクリスマスツリーを飾る際には、サタンの誘惑に負けないように気を引き締めてくださいね。
赤いオーナメントの意味
飾り付けに使うオーナメント。
クリスマスだと赤や緑、そして白や金色を使う事が多いと思います。
それぞれの色の意味は、
赤………キリストの血、神の愛
緑………永遠の神の愛
白………純血、純粋な心
金………ベツレヘムの星、高貴、希望、富
となっております。
赤はキリストの血を象徴しているということなので、ちょっと怖いですよね。
クリスマスの飾り付けはポップ調に仕上がっているので、まさかイエス・キリストの血を象徴していたなんてとうてい想像できないですよね。
ちなみに緑は常緑樹を象徴していて、冬になっても枯れない様子から永遠を象徴しているようですよ。
七面鳥の意味
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クリスマスの定番料理といえば七面鳥が思い浮かびますよね。
なぜ、クリスマスに七面鳥が食べられるようになったのでしょうか?
キリスト教との関わりが深そうに思いますが、実はキリスト教とはなんら関係がありませんw
17世紀頃、ヨーロッパの人々がアメリカ大陸へ移民しましたが、冬を迎えた際、移民たちは食べ物に困ってしまいました。
そんな時、アメリカ大陸の先住民であるインディアンたちが移民たちに七面鳥を与えた事がきっかけとなってクリスマスの定番料理になりました。
これだけ聞くとすごく良い話で終わりますが、裏には闇の深い話もあります。
移民たちがインディアンから七面鳥を振る舞ってもらったくらい、飢餓状態にあったということです。
餓死していった移民たちも多かったのだとか。
そういったことから、七面鳥を囲む人々には餓死した移民の怨霊がついているのではないかという噂もあるのです。
この話を聞くと、七面鳥が食卓に並べられても、手を伸ばしづらいですよねw
悪いサンタもいる?
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クリスマスと言えばサンタクロース。
サンタクロースにはどんなイメージがありますか?
子どもたちにプレゼントをくれる優しいおじさんという印象が根強く広まっていると思います
ですが、悪い子の家には怖くて厳しくするサンタが来るという説もあります。
ヨーロッパの一部の国ではいい子だけがプレゼントをもらうことができる一方で、悪い子はお仕置きをされ、しまいには食べられてしまうという言い伝えが残っています。
恐ろしや、サンタ…
このサンタはクランプスと呼ばれ、恐怖のサンタクロースとして知れ渡っています。
まるで「わるいごはいねえが~」と言う日本のなまはげに似ていますね。
良い子にしてないとサンタさんは来ないよ
と言って、戒めるための話かもしれませんが。
クリスマスはいつから12月25日になったのか
12月25日がクリスマスで、イエス・キリストの生誕を祝う日ということになっていますが、実際は12月25日に誕生したわけではありません。
じゃあ、いつ誕生したの?
という話になってきますが、実際のところ、イエス・キリストの誕生日は明確に分かってはいないのです。
だから、もしかしたら本当に12月25日に生まれているかもしれませんね。
では、なぜ12月25日をキリストの生誕日として定めたのかということですよね。
昔のローマ帝国にとって、クリスマスである12月25日は冬至でした。
4世紀頃の北半球は12月25日が最も日が短くなっていて、この日を堺に太陽が顔を出す時間が長くなってくということです。
この頃のローマ帝国ではミトラ教という宗教が主流で太陽崇拝をするのが慣習となっていました。
ですので、これから日照時間が長くなる冬至の日を『太陽が復活する日』として祝っていたのです。
イエス・キリストは「正義の太陽」とか「世の光」と呼ばれていたこともあり、日照時間が長くなるのと掛けたのです。
そして、西暦336年に協会で12月25日をイエス・キリストを祝う祭日として設けるようになりました。
ミトラ教は5世紀頃、キリスト教に迫害され、消滅します。
そこからクリスマスはキリスト教のものと言う認識が浸透していき、今のクリスマスがあります。
国ごとにクリスマスの過ごし方が違う
クリスマスと聞くと、恋人と過ごすロマンチックな日というイメージがありますが、国によってはクリスマスの定番の過ごし方は異なってきます。
イギリス、アメリカ、フランスではクリスマスといえば、家族と過ごすものという認識が定着しています。
クリスマスイブは家族そろって食卓を囲み、深夜は教会に足を運んで、礼拝を捧げるのです。
また12月24日の夜にサンタクロースが来てプレゼントをもらうのが定番ですが、フランスでは1月6日に子供がプレゼントをもらう慣習になっています。
これは1月6日にキリストが復活した日であることがきっかけで、公現祭として記念日となりました。
イタリアの多くの地域では、サンタクロースの代わりに魔女のベファーナがプレゼントを持ってきてれるようです。
魔女からもらうプレゼントって裏がありそうで箱の中身を見るのが怖いですよね(笑)
オランダやドイツの一部地域ではプレゼントをもらうのは12月6日なのだとか。
これは12月6日がサンタクロースのモデルとなった聖ニコラスの誕生日というのが由来となっています。
ちなみに日本にクリスマスの文化が入ってきたのは1888年だと言われています。
海外からクリスマスのアイテムを輸入し始めたのです。
クリスマスを取り入れたのはビジネス目的だったことがうかがえますよね。
1900年には日本の物語にサンタクロースの元となる登場人物が表れます。
物語の内容はおじいさんが少年にクリスマスにプレゼントを贈るというもの。
おじいさんの名前は「北國の老爺 三太九郎」です。
完全にサンタクロースを当て字にした名前なので、ちょっと笑ってしまいますw
1902年には銀座の商業施設でクリスマスの装飾が始まり、1930年にはクリスマスの大イベント「MERRY Christmas」が開催されました。
戦前からクリスマスの文化が脈々と受け継がれていると思うと、素敵ですよね。
本来の目的通りにクリスマスを過ごしたいなら
クリスマスの本来の目的は、キリストの誕生を祝う日ということでしたが、クリスマスにイエス・キリストの誕生日を祝う日本人は少ないと思います。
もし、本来の目的通りにクリスマスを過ごしてみたいのなら、教会に足を運んでみるのもいいかもしれませんね。
そこで、どのようにお祝いをすればいいのか、牧師や神父に聞いてみてもおもしそうですよね。
おそらくお祈りを勧められると思いますが、どのようにお祈りすればいいのかも聞いてみてくださいw
また、キリストの事をお祝いすると言っても赤の他人だと祝いづらいと思います。
キリスト教の教典である聖書を手にとって読んでみるだけでもなぜキリストが人類の救い主なのかも分かるかもしれません。
聖書には旧約聖書と新約聖書がありますが、イエス・キリストが出てくるのは新約聖書から読んでみるといいですよ。
聖書は世界のベストセラーと呼ばれるくらい読まれている本なので、これを機会に学んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
必ずしもクリスマスには本来の目的通りに過ごすべきという事ではありませんが、人生の中で1度は目的通りに過ごしてみてもいいかもしれませんね。
家族と過ごすのよし、恋人と過ごすもよし。
1年の中でも最も大きなイベントなので悔いの無い日を過ごしてくださいね。
ブラック・クリスマスにしないためにも恋人や家族と円滑なコミュニケーションを心がける必要があります。
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